芽室町長の交際費の公開に関する要綱

（趣旨）

第１条

この要綱は、芽室町が保有する情報を公開し、公正で透明な町政の推進に資するため、芽室町情報公開条例（平成10年芽室町条例第48号。以下「条例」という。）第28条の規定に基づき、町長交際費（以下「交際費」という。）の支出に 係る情報の公開に関し、必要な事項を定めるものとする。 

 

（情報公開の基準） 

第２条

交際費の支出に係る公文書については、別表を参考に、原則公開とする。ただし、条例第９条及び次に掲げる判断基準により非公開とすることができる。

1. 見舞金品に係る支出においては、個人に関する情報に特別の配慮を必要とすることから、相手方を識別することができる情報は非公開とする。
2. 折衝、懇談会等に係る渉外費の支出においては、公開とすることにより率直な意見の交換若しくは意思決定の中立性が不当に損なわれる恐れ又は当該事務の適正な遂行に支障を及ぼす恐れがある場合は、相手方を識別できる情報及び渉外等の内容が類推できる情報は非公開とする。ただし、可能な限り公開に努めるものとする。

 

（情報公開の対象とする公文書）

第３条

情報公開の対象とする公文書は、次に掲げるものをいう。

1. 支出負担行為決定書(兼)支出命令伝票（資金前渡）
2. 戻入命令票
3. 精算票（資金前渡）
4. 〔交際費・食料費〕要求票
5. その他支出に関する文書 

附則

この要綱は、平成20年11月1日から施行する。

 

公開する交際費の内容及び公開の基準

※1 「渉外費（折衝、儀礼、懇談会、交際等のための飲食を伴うもの）」の例示

1. 上部関係機関：国等関係機関・団体主催会議等の負担金
2. 行政対策：視察先土産、交流市町村長等との会食、ふるさと会等懇親会会費
3. 政治対策：原水爆禁止関係、地元選出議員役職就任関係

 

※2 「会議等の名称」、「開催目的」、「会議等の場所」及び「債権者名」

　渉外等の内容が推測されるなどの理由により、事務事業の公正、円滑な執行に支障が生ずる恐れがある場合は、非公開とすることができる。また、※３により、相手方の氏名等を非公開とする場合において、相手方の氏名等が識別される恐れがあるときは、非公開とすることができる。

 

※3 「相手方（その他）」

　渉外等の内容が推測されるなどの理由により、事務事業の公正、円滑な執行に支障が生ずる恐れがある場合又は相手方が個人として出席の場合は、非公開とすることができる。

 

※4 交際の「相手方」について

結婚式

　相手との信頼関係が損なわれ、町長の交際が硬直化されるなどと思慮される場合を除いて公開

 

香典

　一般に遺族が公開するものではなく、参列者にも公開を予定しているものではないが、多くは新聞などで死去が伝えられていることなどから、特に相手との信頼関係が損なわれ、町長の交際が硬直化されるなどと思慮される場合を除いて公開

 

生花・花輪・供物

　名を付して一般参列者の目に触れる場所に飾られるのが通例であるため公開

 

餞別

　公開により相手方に不快、不満の念を抱く者が出る恐れがある場合を除いて公開

 

見舞金

　病気その他望ましくないことがあった者に対するものであるから、個人情報に該当するため非公開

 

※5 その他

　上記以外のものは、その交際の趣旨、相手方の活動の状況等から、公開することにより交際の効果に支障が生じるかどうかなどを勘案し個別に判断する。

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