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  • 令和6年度予算編成方針

更新日:2023年11月22日

町長通知(令和5年10月12日)


 このことについて、財務規則第7条第1項の規定に基づき、令和6年度予算編成方針を通知しますので、コロナ禍を脱し、新たな段階への移行が進められる中、「第5期芽室町総合計画」の実現を目指し、国や道の動きを注視したうえで、効果的・効率的な施策推進に向けて、職場内部の十分な検討を経て予算編成に臨まれるようお願いします。

 

1 社会経済情勢と国の動向

 国の経済は、本年9月に内閣府が発表した月例経済報告では、「景気は、緩やかに回復している」とし、先行きについては「雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待される。」とする一方で、「世界的な金融引き締めに伴う影響と中国経済の先行きの懸念など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、物価上昇、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要がある。」としています。

 政府は、令和5年6月16日に「経済財政運営と改革の基本方針2023」を閣議決定し、持続的な成長と分配の好循環の実現に向けて、国内投資の拡大や研究開発の促進による生産性の向上とともに、価格転嫁を通じたマークアップ率の確保による賃上げを車の両輪として一体的に進めるとしています。

 この政府方針に基づく予算編成の動向は、令和5年7月25日に「令和6年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針」が閣議了解され、「基本方針2023」、「基本方針2022」及び「基本方針2021」に基づき、経済・財政一体改革を着実に推進するとともに、施策の優先順位を抜本的に見直し、予算の中身を大胆に重点化するとしています。

 また、構造的賃上げの実現、官民連携による投資の拡大、少子化対策・こども政策の抜本強化を含めた新しい資本主義の加速などの「重要政策推進枠」を措置するとされており、地方自治体に対する財政措置を含め、今後の状況を常に注視していく必要があります。

2 芽室町の財政状況

 芽室町の財政状況は、令和4年度の芽室町一般会計決算状況では、地方税及び、地方消費税交付金が増加しましたが、地方交付税が減額したことにより、経常一般財源全体では、0.39%の微増となりました。また、経常経費へ充当した一般財源については、全体的に増加傾向であり、経常一般財源の支出は3.86%増加し、経常収支比率は5.9ポイント増加し、財政の硬直化が進んでおります。

 将来予測では、国は、一連の新型コロナウイルス対策・物価高騰対策のために、多額の国債を追加発行しており、国の財政状況は悪化しております。また、現段階では、町税に関する見込みを立てることは難しく、安定的な一般財源の確保は見込めない状況にあります。

 そのような状況のなかで、起債償還額及び起債残高は、道路・橋りょう・地域集会施設などのインフラ再整備に係る新規借入により増加傾向にあり、債務負担行為により履行しなければならない経費の増加もあることから、今後においても、財政の硬直化は予断を許さない状況が続くと予想されます。

3 令和6年度予算編成の基本的考え方

 「令和6年度実行計画」において、総合計画推進に向けての政策議論に基づきランク付けを行い、事業実施の方向性について整理したところですが、政策推進課長ヒアリング終了後に推計した財源不足額は、税収等の経常一般財源が前年度同額としても、約4億3千万円の収支不足が生じている実態にあります。また、物価高騰の状況によっては、新たな財政支出を伴う事業を実施することも予想され、今後の本町財政については、非常に厳しい状況であることを、職員個々が十分認識する必要があります。

 これらのことを踏まえ、次の4点を認識した予算要求とします。

(1)第5期芽室町総合計画の実現を目指した予算編成

 令和6年度は「第5期芽室町総合計画」の後期実施計画の2年目の年となり、将来像である「みんなで創り みんなでつなぐ ずっと輝くまち めむろ」を実現するための道筋を明らかにする重要な年であります。

 総合計画審議会による外部評価意見や「まちづくりアンケート」の自由記載欄からの課題読み込みのほか、町議会の意見を十分尊重するとともに、多くの町民と対話を重ねることにより、町民ニーズを的確に捉え、関係団体(者)、受益者などとの意見交換を行い、情報の共有化を図ってください。また、令和3年度から行った機構改革は、第5期芽室町総合計画の質の高い推進を実現させるために行ったことを改めて認識したうえで、施策の責任者である課長職を中心に、課内で協議検討を行うことはもちろん、関係セクションとも十分調整を行い、当該事業の目的だけではなく、関連施策・政策の目的を踏まえた検討を行ってください。

 事業を検討する際は、内容はもちろんのこと、実施のための具体的手法についても、「何が町のためになるのか」という意識を忘れずに行うこととします。また、常に最小の経費で最大の効果をあげられるよう、事業の細部までしっかり検討してください。特に新規事業については、町民への説明責任の観点からも、事業効果を数値などで明確に示すことができるよう、感覚論ではない、予算編成をお願いします。

(2)行政方針を推進する予算編成

 第5期芽室町総合計画に基づき、各分野の個別計画や個別方針など様々な行政方針を定めているので、それらに基づく予算編成とします。

(3)スクラップアンドビルドを徹底した予算編成

 新たに事業を実施する場合はもちろん、事業の意図や目的を拡大する場合には、既存事業の縮小・廃止が原則となります。経常経費が増額する場合は、必ず各課において、増額分の経常経費を捻出してください。

(4)特別会計・事業会計の自立性・健全性の確立

 企業会計はもとより特別会計においても、将来の収支を見据えた経営計画に基づく予算編成でなくてはなりません。

 また、特別会計及び事業会計への繰出金は一般会計に多大な影響を及ぼしており、特に国が示す繰出基準等に基づかない基準外の繰出金は特例的(政策的)措置であり、安易に一般会計からの繰入金に依存することなく、会計内での収入確保と支出削減を徹底的に行い、会計の健全かつ安定的運営に努めなければなりません。

 したがって、特別会計は原則として独立採算制の堅持に努めるとともに、一般会計に準じ管理的経費の節減に努め、また、事業会計は経営の総点検を実施し、業務運営の合理化及び能率化に徹し、長期的視点に立って企業としての独立採算性、経営の健全化、効率化を基礎とした予算編成とします。

お問い合わせ

芽室町役場 政策推進課
TEL 0155-62-9721(直通)
〒082-8651 芽室町東2条2丁目14

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