令和２年度芽室町予算案

 

一般会計予算規模は150億７，000万円

令和２年度の一般会計予算案総額は、150億７，000万円で、令和元年度の当初予算118億５，300万円と比較すると32億１，700万円の増（27．１％増）となりました。役場庁舎建設関連で17億９，868万６千円、哺育育成施設建設で15億１，325万５千円を計上したことが、大きな要因です。

昨年度の予算は、国の補正予算等を活用した、「道営土地改良事業参画事業－雄馬別第２地区・芽室西地区・芽室北第２地区・芽室北第３地区道営畑総事業、河北地区道営営農用水事業」１億９，645万円のほか、「小学校施設維持管理事業」550万８千円、「中学校施設維持管理事業」298万１千円などを、令和元年度予算に繰越明許費として計上しており、これらをあわせた実質的な予算額は120億５，798万でありました。

本年度も特殊要素として、本年２月町議会臨時会議において、国の予算の前倒しに伴い、「小学校施設維持管理事業－芽室小学校体育館等改修工事」３億１，207万４千円を提案し議決いただいたほか、「道営土地改良事業参画事業－雄馬別第２地区・芽室西地区・芽室北第２地区・芽室北第３地区道営畑総事業、河北地区道営営農用水事業」２億５，448万８千円及び、「小学校施設維持管理事業－芽室小学校校舎トイレ等改修工事」２，304万５千円などを、本年３月町議会定例会議に繰越明許費として提案・実施予定であり、これらを当初予算に加えますと、令和２年度の一般会計実質予算額は160億104万１千円で、昨年度の実質予算額と比較すると32．７％の増であります。

また、全９会計歳出総額では、242億９，759万５千円となり、前年度比16．１％の増であります。（前年度209億２，399万４千円）

一般会計の歳入では、個人町民税については、約７割を占める給与所得は、政府の経済対策などもありますが、消費増税の影響もあり、前年度課税実績の３％減と見込みました。また農業所得においては、農業生産が順調に推移していることもあり、前年度課税実績と同額を見込みました。一方、法人町民税は、農業関連企業の業績回復が見込まれますが、税制改正の影響もあり、前年度課税実績の13％減と見込みました。固定資産税は、大手企業の工場施設建設による家屋面積の増から前年度当初予算の８％増を見込み、結果として町税全体では、前年度当初予算額と比較すると約１億４，000万円の増と見込みました。

一方、地方交付税のうち普通交付税は、個別算定基礎を本町に当てはめると当初予算比では１．０％、３，000万円増の30億６，000万円と見積もり、財政調整基金を２億６千万円取り崩すことで一般財源を確保することになりました。

歳出では、食農教育の推進や雇用促進住宅の整備など『農業を軸とした活力と賑わいのあるまちづくり』、学校給食費の一部支援や芽室町ジモト大学の推進など『心豊かで輝く人と文化を育むまちづくり』、中学生までの医療費の完全無料化継続や障がい者の生活体験住宅整備など、『誰もが健康で自分らしく笑顔で暮らせるまちづくり』、下水道事業の地方公営企業法適化や農村部における高齢者の公共交通確保対策など『自然と共生する災害に強い安全・安心のまちづくり』、役場庁舎の建設や定住対策など『住民と行政がともに考え未来へつなぐ自治のまちづくり』といった、第５期芽室町総合計画の２年目であることを十分踏まえた予算編成としました。

なお、令和２年度予算編成方針においては、「１　第５期芽室町総合計画の実現を目指した予算編成」「２　行政方針を推進する予算編成」「３　特別会計・事業会計の自立性・健全性の確立」の３点を基本的な考え方としています。

 

会計別、一般会計参入歳出内訳、款別集計、当初予算との款別集計、款・節別比較→files/syuukei.pdf

予算編成にあたっての主要重点（主な新規・継続事業）→files/syuyoujyuuten.pdf

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