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現在地

  • 小中学校の統廃合について(31)

投稿内容

受理番号

097

受理日

令和8年7月7日

分野

教育[施設]

発信者

40代女性

内容

上美生小中学校の統廃合について、保護者の目線から見たこれまでの経緯と今後についての意見を述べさせてください。
<令和8年3月までの経緯>
令和4年~令和6年 教育委員会とPTA、小規模特認校化について話し合いを重ねる
(2年以上進展なし)
令和6年度PTA総会で決をとり、令和7年度4月に教育委員会へ小規模特認校化を要請
(約10か月進展なし)
令和8年2月上美生地区協議会ほか6団体から、学校存続の要望、特認校制度の導入、広域通学の提案など「上美生小中学校の存続と教育環境の充実に関する要望書」を提出
ここまで約3年、地域もPTAも学校存続のための特認校化に向けて動いていたと認識しています。また、地域では保護者の中に大規模校に通わせたいという声があることもふまえ、上記のとおり広域通学についても提案していました。
しかし、教育委員会からの回答で認められたのは特認校化のみでした。
<令和8年3月以降>
特認校化だけが認められた状態で存続、となると大規模校に通いたい子どもの希望が叶いません。町の学校に子どもを通わせたい保護者が声を上げ、結果として令和8年2月に提出した要望はいったん保留となりました。
そこまでは良かったのですが、その後議論が「存続」「統合」の二択になり、保護者・地域住民が「存続派」「統合派」に分断されてしまいました。
二択の多数決ではどちらに決まったとしても多くの人の意見や想いが反映されません。子どもたちにも我慢を強いることになり、切り捨てられた側の不満が蔓延してしまいます。PTAは投票という方法を選びましたが、結果としてどちらが多かったとしてもその後丁寧に協議を行い、逆の立場の意見も取り入れながら要望をまとめるものと思っていました。
しかし、PTA有児童会員(※1)による投票で「統合」という結果が出ると、統合案の叩き台を出すようPTAから依頼された教育委員会は「小中ともに来年度末で閉校・芽室小中に統合」という案を提示、「この案を採るか代案をまとめるかを12日間のうちに行うように」と迫り、地域と保護者がほとんど協議の時間を与えられない中で雪崩のように来年度末の閉校が決まっていきました。
投票で「統合」に票を投じたのは総票数の約53%(※2)、その後のアンケート(これはそもそも複数名回答した家庭と1名のみ回答した家庭が混在するので、投票と同列には扱えませんが)で教育委員会の案に賛成したのが回答の約55%。
「過半数が賛成している」という表現は間違いではありませんが、圧倒的多数ではありませんし、多数派以外の声は一切反映せずに切り捨て、0:100で物事を決めるというのはおかしいと思います。内容がたとえ「存続」であったとしても同様です。
教育委員会が最終判断を伝えた説明会では保護者・地域住民から再考を求める声が相次ぎ、質疑は三時間以上にも及びました。上美生地区協議会からは「重要な案件で簡単に答えは出せない」「これからも地域で協議していく」と書面を出している中での性急な結論でした。協議を強引に打ち切られ、合意形成が図られないまま放置されて、今も地域は分断されたままになっています。
教育委員会側としても、「地域の声を聞いたのに」「色々な意見がある中すべての人を満足させることなどできない」「どうすれば良かったと言うのか?」とお考えかと思いますが、住民の間に入っていただきたかったのです。町民の様々な声を吸い上げてまとめること、それは行政の役割ではないのでしょうか。異なる意見を聞いたうえで、有識者会議などを開き双方の想いを汲んだ案をまとめていただければ、こんな事にはならなかったのではと思います。
実際にPTAの話し合いでは異なる意見が入り乱れ、最終的には「こうして保護者間で反論し合っていても溝が深まるだけだから、教育委員会にとりまとめてもらおう」ということで、様々な意見を取り入れた案の作成を依頼しましたが(その結果、話し合いの内容が何も反映されていない、元の教育委員会の案がそのまま出されたのですが……)、そうするしかない状態まで溝が深まっていたということをご理解いただきたいのです。何年もの間特認校化を保留にし続け、統合の話が出た途端に一か月半で話をまとめようとした教育委員会の在り方がその一因であることを認め、完全な満場一致は難しくとも地域住民と保護者の多くが納得できるよう計画を再考していただけないでしょうか。
結果として多数決で決めるしかないような問題も世の中にはあるかもしれませんが、今回の件では学校をコミュニティの核と捉える地域住民・町の大規模校に通わせたい保護者(子)・地元の小規模校に通わせたい保護者(子)という異なる立場の人々が納得できるようなやり方があると思います。
面倒でも時間がかかっても、子どもたちにとってより良い教育環境を考え実現できる芽室町であってほしい。子育て人口や子どもの減少といった課題の解決もその先にあると考えています。
ご検討よろしくお願いいたします。
※1 上美生のPTAは有児童会員のほか、長年会費を支払っている地域会員によって支えられています。
※2 この投票は子の人数分投票できるという方式で行われたので、有児童会員の〇%ではなくこのような表記にしました。

回答内容

回答日

令和8年7月15日

回答者

教育推進課教育総務係

内容

 このたびは、上美生小学校・中学校に係る次期芽室町立小中学校配置計画案(以下、配置計画案という。)について、ご意見をお寄せいただきありがとうございます。保護者の皆様や地域の皆様が、子どもたちの将来を見据えた教育環境について熟慮されていることを、教育委員会としても強く感じております。
 さて、配置計画案の策定に際しまして、計画期間内において新たな複式学級編成が見込まれる地区の皆様とは特に丁寧に協議を進めてきたと認識しており、上美生小中学校区はそのひとつであります。
 令和4年度から今日まで、説明会や意見交換会、アンケートなど、さまざまな形で皆様の声を伺ってきました。また、出生数の減少に基づく児童生徒数の急激な減少推計や、上美生小学校の本年度の入学児童が1人、来年度も1人となるとともに、上美生中学校が令和10年度に複式学級編成となる見込みのなかでも、結論をもって説明するのではなく、地域の意向を最大限尊重する姿勢を崩さず、協議を進めてまいりました。
 一方、上美生小学校、上美生中学校の未来について、教育委員会として目指していた地域の総意としての合意に至らないなかで配置計画案に盛り込むこととなった事実は、真摯に受け止めております。
 学校の存続か統合か、さらに、統合の場合の時期や統合先の判断においても様々なご意見があり、地域全体の総意をおまとめいただくことは非常に難しい状況でした。
 そのような中においても、保護者の皆様が意見の取りまとめに奔走いただき、要望書や回答書を提出いただきました。保護者間でも様々な意見がある状況は承知するところですが、教育委員会としては、子どもたちの最良の教育環境、学校生活への不安や希望を日ごろから受け止め、最も身近で応援する保護者の代表から提出された「統合」の要望書を第一に尊重すべき声と捉えるとともに、現配置計画に掲げる基本方針との整合等を総合的に判断した上で、配置計画案策定の諮問機関である「芽室町学校教育推進協議会」にお諮りし、本配置計画案を策定しております。

 改めて、上美生小中学校区における協議経過を整理しますと、以下のとおりです。
 令和4年12月19日から令和8年6月17日までの協議経過

 このような約3年半にわたる協議の結果として、行き着いている現在であります。
 地域の皆様を始め、保護者の皆様の中には今もなお、異なるご意見があることは承知しておりますし、いただいてきたご意見のいずれも、子どもたちの教育環境を真剣に考えた上での貴重な提案でありますが、教育委員会としてはあくまで、地域や団体として取りまとめられたご意向を尊重する姿勢で臨んできておりますので、本配置計画案に対して賛成、反対それぞれのスタンスや個別意見に対して一つひとつお答えすることは差し控え、本回答をもって基本的な回答といたします。
 なお、本配置計画案の実現に向けた準備や具体的な取組においては、保護者の皆様を中心に丁寧に説明し、情報共有を図りながら進めてまいりますとともに、関連する影響への対応に当たっては、町長部局関係課と連携し、地域の皆様と協議の上、進めてまいります。

 最後に、次の点については、追加説明させていただきます。
 文中の「「この案を採るか代案をまとめるかを12日間のうちに行うように」迫り、地域と保護者がほとんど協議の時間を与えられない中で雪崩のように来年度末の閉校が決まっていきました」について、お答えします。
 教育委員会としては、令和6年6月13日「上美生小中学校の次期学校配置計画に係る意見交換会」開催時より、令和8年8月の計画決定をスケジュールとしてお示しながら、協議を進めてまいりました。
 また、令和7年10月28日「令和7年度第1回上美生小・中学校の次期配置計画に係る説明会」においては、改めて8年8月の計画の答申・最終計画決定とともに、5月のパブリックコメントを含めより詳細のスケジュール案についてご説明し、地域のご意向のとりまとめをお願いしてきました。
 一方、実際の協議は予定どおり進まず、何度もスケジュールを組み直しながら地域のご意向をぎりぎりまでお待ちした結果、いよいよ8月の計画決定に組み直しの効かない時期を迎え、結果として統合時期・統合先の提案への回答期限を短期間に設定せざるを得ませんでした。
 次期「芽室町立小中学校配置計画」は、上美生小中学校区のみの計画ではなく、町内すべての町立学校を対象とするものであり、令和9年度からの計画実行には、予算要求を含め、8年度からの取組が必要となります。後段の「時間がかかっても」とのご意見を含め、既に決めなければならない時期を迎えており、期限を決めて協議を進めてきた経緯を踏まえて、ご理解ください。

お問い合わせ

芽室町役場 政策推進課
TEL 0155-62-9721(直通)
〒082-8651 芽室町東2条2丁目14

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