内容

町内会の道路清掃で落ち葉を掃き集めたり、花いっぱい運動（花壇整備作業）で花を撤去するときに思うのですが、ゴミ袋いっぱいに詰め込まれた落ち葉や花の山を、単に「ゴミ」とみなしてわざわざエネルギーを費やして焼却処理するのではなく、たとえば堆肥化するなどして循環的に再利用できないものでしょうか。
昔ながらの循環農法的な発想のみならず、現代的な発想としても、たとえば畜産業の廃棄物から新たな燃料やエネルギーを得たり、マッシュルームなどの食料を得るなど、有機不用物の再活用の事例は身近なところにあります。
メリットとデメリットのバランス、また金銭的な採算の観点で考えれば「たかが落ち葉や花壇の花ごときでそんな大袈裟なことはできない」という考えもあるでしょうが、一方で、そういう損得勘定にとらわれない「環境教育」の機会としても、未来志向のまちづくりや、社会教育・学校教育の中で有効に活用できると思うのですが。衰退著しい町内会活動への若い世代や子どもたちの参加促進モチベーションにも活かせるのでは。
町のとりくみとしてぜひご一考願えないでしょうか。

内容

このたびは、道路清掃で回収した落ち葉や花の再利用について、御提案ありがとうございます。
町では道路清掃等で回収した落ち葉や花などは、町内にある堆肥場にて分別作業を行っております。分別の結果、堆肥化できないものはくりりんセンターに搬入しているところですが、落ち葉や花は堆肥化を図っており、花菖蒲園等で再利用をしております。
（環境土木課道路公園管理係）
町内会活動などで回収いただいた道路清掃ごみは、４月から11月までの期間、第３日曜日の翌日に町内で一斉回収を行っているほか、担当部署に連絡をいただき回収を行っております。
個人で回収いただいた街路樹や公園等から出た落ち葉・枯れ枝は、透明・半透明の袋に入れ、燃やすごみの日にごみステーションに出していただければ無料で回収をしています。
現在、ごみステーションで回収している落ち葉・枯れ枝は、燃やすごみとして回収しているために焼却処分をしておりますが、いただいた御意見を参考に業務の見直しを検討します。
（環境土木課生活環境係）
町では、地球温暖化対策である温室効果ガス排出量実質ゼロ、いわゆる「ゼロカーボン」を目指して取組を進めているところですが、ゼロカーボン達成のためには、廃棄物処理量削減や未来を担う子どもたちへの環境教育など、さまざまな取組を実践していくことが必要不可欠です。
現在、町全体の取組によりゼロカーボンを目指すための指標となる「芽室町地球温暖化実行計画（区域施策編）」を策定中ですが、この削減目標を達成するためには、今回のような町民の皆さんからの御提案はとても貴重な内容と考えます。
今後におきましても、さまざまな情報を提供しながら取組を進めてまいりますので、ぜひ御意見をお寄せください。
（ゼロカーボン担当）