内容

10月のホットボイスで「小学生の登下校時の挨拶が少ない」という意見と回答を拝見しました。
「わめくのもいい。仲良しの友だちと語らうのもいい。１人で黙々と歩くのもまたいい。せめて登下校の、誰の指示も受けずにいられる時間、あなたがあなたでいられますように」
これは『ゲド戦記』を翻訳した清水真砂子さんの『大人になるっておもしろい？』という本からの引用です。自然に出てくる挨拶なら何も言うことはないけれど、強制される挨拶ならそれより優先してなすべきことがある、とも書かれています。
子ども達に求める前に、大人は道で出会った人に挨拶しているでしょうか。教育委員会の方々には、どうか清水さんのように広い目で子どもを見て、子どもの気持ちを代弁する側にいていただくことを願います。

内容

　子どもたちのあいさつについて、教育委員会としては、子どもたちが主体的に自らの未来を切り拓いたり、社会性を身に付けたりするための基礎として、進んで「あいさつ」する姿勢を身に付けることは重要なことであると考えておりますが、子どもの主体性に基づくことや多様な子どもたちがいるという認識に立ってのことです。
　それらを踏まえ、今後も各学校と連携し、子どもたちの思いや願いを尊重する中で、町が進める「３つの心運動」の「あいさつ」「親切」「美化」の啓発などに努めてまいります。