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 平成18年度町政執行方針

                                                        −平成18年3月2日−

 はじめに

 平成18年第2回芽室町議会定例会の開会にあたり、町政執行への私の所信を申し上げます。


 今後のまちづくり
 の方針

 地方自治体経営を取り巻く環境が社会的・経済的に大きく変化し、厳しさを増している中で、本町は、今後のまちづくりの方向を「自主・自立」と定めておりますので、その持続的な発展に向けて、絶え間ない改革の努力を積み重ねる姿勢と行動が必要であります。
 平成17年度は「芽室町自主・自立推進プラン」のスタートの年となりましたが、平成18年度においても「第3期芽室町総合計画」の具体的な実行計画である「自主・自立推進プラン」を、住民や各種団体等との十分な対話のもとで着実に実行してまいります。
 「自助・共助・公助」の助け合い、支え合うという役割分担と、「地域のことは地域で考え行動する」という住民自治の再生、徹底した行財政改革による簡素で効率的な役場づくりなどを推進し、「新しい理想郷の芽室づくり」にまい進してまいります。



 自立に向けた
 まちづくり

 国は新合併特例法によって、さらなる市町村合併を進めようとしており、北海道においても合併推進構想の策定が進められています。また、昨年11月、十勝町村会が策定した「十勝地区グランドデザイン」における概ね10年以内を目標とした「十勝一市構想」なども注目されております。しかし、私は当面、自立のまちづくりに向けての有効な手段である近隣市町村との広域連携など、さまざまな手法を積極的に検討し、実現可能な制度や事業については今後のまちづくりに生かしてまいります。
 地方分権の流れの中で、道州制の実現に向けた、道から市町村への事務・事業と権限の移譲については、町民サービスの向上を最優先としながら積極的に検討してまいります。
 また、これからの厳しい行財政環境の中で、持続可能なまちをつくるため、都市計画税の導入に向けて、町民の理解を得られるよう、一層努力してまいります。
 さらに、自治体の憲法とも言われ、昨年度から取り組みを進めている「芽室町自治基本条例」の制定に向けて引き続き検討を重ねるとともに、町の新たな総合計画の策定に着手し、まちづくりの基本的なルールと計画を確立してまいります。



 生活者起点
 安心・安全
 の予算

 平成18年度の芽室町予算案の概要について申し上げます。今年度予算も地方交付税の減額が著しいなど歳入確保の見込みが厳しく、歳出の削減を余儀なくされましたが、生活者起点の考え方で安心・安全を重視した予算編成を行い、平成18年度一般会計ほか10特別会計、事業会計を合わせた予算総額は、205億6,272万円で、前年度比11.2%の大幅減少となりました。
 このうち、一般会計予算総額は、96億2,600万円であり、特殊要素として、昨年度から引き続き行う道道2丁目通用地取得受託事業4億3,744万円を除きますと、実質予算額は、91億8,855万円となります。
 昨年度予算では、3つの大きな特殊要素が含まれており、実質予算額は91億9,971万円でしたので、実質予算額の比較では、0.1%減となっております。
 一般会計の歳入では、依然として普通交付税の減額が著しく、昨年度当初予算との比較では2億円の減額を見込んでおります。
 また、町税は平成17年産農業産出額が減少したことや固定資産の評価替えが行われることなどから、3,976万円の減額を見込んでいます。一方、歳出の一般財源ベースでは、老人保健会計繰出金、児童手当、引継ぎ保育委託料など民生費の伸びが大きいほか、芽室中学校大規模改修、大成地区公園整備事業など大規模事業への取り組みも必要なことから、財政調整基金から2億2,200万円を取り崩し、収支全体のバランスを考慮した「緊縮型予算」を編成しました。
 国、地方自治体の財政状況は、今後、一層厳しさを増すものと見込まれています。このため、国においては、平成19年度以降の「三位一体改革」の第2期改革、道においては、財政立て直しプランを含めた「新たな行財政改革の取組み」などにより、地方交付税や補助金の削減など、本町の財政に大きな影響を及ぼすことになりますので、国・道の動向も十分見極めながら、中長期的視点に立った財政運営に努めてまいります。


 計画・予算・
 評価の連動

 厳しい財政環境の中で、町民の皆さんの多様な行政要望  に応えていくためには、真に必要な行政サービスを厳選し、家庭・地域・各種団体・企業など多様な主体によって公共サービスを担っていただく助け合い、支えあいの取り組みも重要となります。
 本町では、平成17年度から役場が行っている事務・事業を評価する、行政評価システムを本格導入いたしました。 
 平成18年度は、この評価結果を十分検証し、町民の皆さんへの説明責任を果たすとともに、予算や新たな総合計画の策定との連携を図り、計画・予算・評価が常に連動する、まちづくりの基本的サイクルを確立してまいります。



 協働の
 まちづくり

 平成18年度に取り組む主な事業について、ご説明申しづくり上げます。
 協働のまちづくりに関する事業では、まちづくり参加条例に基づく住民参加をさらに推進し、住民との行政情報の共有化を図ります。また、昨年度開設した町民活動支援センターを広く周知し、町民団体の活動拠点として機能を充実します。
 さらに、地域コミュニティの推進と地域の環境美化を目的としたフラワーロード事業を継続します。公共サービスの一部を町民の皆さんに担っていただく公共サービスパートナー制度は、街区公園の維持管理や町道交差点の草刈り、広報誌配布、役場総合窓口業務などの継続事業のほか、新たに選挙の期日前投票事務など計10項目の事業実施を予定しています。



 地域経済
 活性化

 地域経済の活性化につきましては、基幹産業である農業を中心として、農業生産基盤の整備促進やクリーン農業技術など営農指導の充実、明治乳業の進出に伴う東工業団地内環境整備などの支援、農畜産物直売所(ファーマーズマーケット)の移転改築への助成などを行います。新たに、めむろ食文化伝承事業を実施するほか、新規就農者や農業後継者への支援、めむろ農業小学校、ふれあい家庭農園運営事業などを継続してまいります。
 また、商工業では、中心市街地の商店街活性化と空洞化対策の一環として、借上げ公営住宅制度の19年度再開に向けた検討を行うとともに、消費につなぐ経済振興事業などの支援策を継続してまいります。



 安心・安全の
 まちづくり

 安心・安全のまちづくりへの取組みとしては、災害時の避難活動や防災全般に関する周知活動を強化します。児童・生徒を犯罪から守るため、学校、PTA、町内会など関係機関・団体と連携を図りながら、町民総ぐるみで登下校時の警戒体制を強化します。また、耐震診断に基づいた芽室中学校の大規模改修や芽室小学校の耐震診断を新たに実施します。
 食の安全では、クリーン農業の推進に努めるとともに、地産地消を推進するため、めむろまるごとクッキングやめむろまるごと給食事業を継続します。また、食によるまちづくりを推進するため設立した「食の協議会」の検討内容を実践に移すため、食育・地産地消・観光などのさまざまな分野での取り組みを進めます。
 保健・医療・福祉分野では、平成19年度の町立保育所の民営化及び地域包括支援センターの創設に向けて、スムーズな移行ができるよう準備を進めます。
 また、保健師の増員、すこやか検診事業の改善等により、疾病予防、介護予防に努めるとともに、障害者自立支援法の円滑な導入・運用、シニアワークセンター運営支援、病院医療機器の整備などを行い、町民が健康で安心して暮らせるまちづくりを進めます。


 快適な
 まちづくり

 住環境や生活基盤の整備として、東芽室地区新市街地の道路整備や防火水槽の設置、下水道の整備を引き続き実施するほか、地区内の松林公園及び芽室東公園の実施設計、造成工事を行います。
 また、花園町西公営住宅建設事業、町有除雪トラックの更新、道道芽室東4条帯広線の4車線化に伴う橋梁整備等の用地買収・補償を行います。


 行政改革の実施

 行政改革については、今後とも不断の見直しを行い、簡素で効率的な役場を創りあげる必要があります。このため本年度は、行政情報公開の迅速な対応や町民との行政情報の共有化、職場環境の整備等を図るため、「文書ファイリングシステム」を導入します。
 また、納税者の収納窓口を拡大し、住民サービスの向上を図るため「コンビニ収納システム」の導入準備を行い、平成19年度からの稼動を予定しております。
さらに、住民の利便性向上のため、道から旅券交付事務の権限移譲を受け、役場に申請窓口を設けます。
 公共施設の管理・運営に関しては、主要な施設を指定管理者による管理に移行し、さらに指定管理者制度の適用拡大について検討してまいります。


 個性豊かな
 まちづくり

 個性豊かな人づくりでは、次代を担う子どもたちを主役とした教育環境の整備のため、教育委員会との連携強化に努め、子どもゆとりサポートシステム事業や総合学習に対する支援、スクールライフアドバイザーや教育活動指導助手の配置などを継続します。
 また、本町との結びつきが強く、熱心に提携要請をいただいた岐阜県揖斐川町との友好都市提携を行い、これまでの民間団体主体の交流を側面から支援するとともに、両町の質素で末永い交流を進めてまいります。



 むすびに

 以上、町政執行への私の所信の一端を述べさせていただきました。私は、自然環境と経済基盤及び生活利便性に恵まれたこの芽室町の町民の皆様と一体となって、厳しい社会・経済情勢を克服し、芽室町のさらなる発展に向けて、積極的に改革に取り組んでまいります。
 町議会議員並びに町民の皆様の一層のご理解とご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。