| ■農業と関連産業を重点とした自立のまちづくり(平成18年 2月号) |
芽室町長 常山 誠 |
本町ではまちづくりの指針として、昨年3月「芽室町自主・自立推進プラン」を作成しました。この中で「住民自治の再生及び住民と行政の協働関係の構築を図り、基幹産業の農業を核に関連産業が立地している本町の地域特性を生かしたまちづくりを進める」としており、このプランに沿ったまちづくりが行われています。そこで、最近の統計により、農業と関連産業がまちの経済を大きく支えている実態について紹介します。
農水省がまとめた2004(平成16)年の市町村別農業産出額によると、本町は253億円で全国3千弱の市町村のうち12位です。
また、十勝圏振興機構が2002(平成14)年に、それまで十勝の最高農業産出額だった1998(平成10)年の2,345億円が直接、間接に与えた経済波及効果を試算しました。その総額は1兆4,516億円、うち十勝圏へは9,709億円で、農業産出額の4.1倍の経済波及効果です。波及効果の主な業種は、食料品加工・流通・販売業、農業機械製造・販売業、飼料・肥料・農薬等の生産資材流通・販売など広範囲に及んでいます。
本町の産業就業者は2000(平成12)年に9,243人です。このうち、農業就業者は2,473人(全体の26.7%)ですが、農業と関連産業従事者は、以前に町で試算した結果では、全就業者の約6割を占めています。更に2004年の工業統計による本町の製造品出荷額は589億円で、うち食料品を中心に農業関連出荷額が約9割を占めています。この出荷額は、全道208市町村中19位にあり、174町村に限れば5位となっています。
このほか町税収入の面では、2005(平成17)年度の町税収入22億6千万円のうち、町民税、固定資産税のいずれも約5割が農業と関連産業からの収入です。
以上のように、本町における農業と関連産業は、町の雇用、経済、税収などの面で大きな役割を果たしています。
わが国の食料自給率は40%。世界の人口見通しは、現在の64.6億人から2050年には90.7億人です。このため、21世紀は北海道農業の時代といわれています。中でも十勝の農業生産は、全道の4分の1を占めていることから、今後、十勝で最も輝く産業は農業であると、私は考えています。 |
|
|