平成24年 1月23日 町長

 おはようございます。

 仕事始めのあいさつ(1月6日)で、私は「ぜひとも挨拶運動を展開しよう」とお話させていただきました。

 その理由には2つありました。

 1つには、挨拶をすることができない職員は、町民の皆さんに「ありがとう」や「すみません」も言えないということ、2つには、職員の中にある「職場で会話が少ないのは、孤立感を感じる」という声をなくそうということでした。

 それ以降、総務課から目標を出していただき、それに基づき、フロアごと、あるいは課ごとに、朝の挨拶の復唱がなされている光景を見ていますと、「みんな頑張ってくれている」と感じました。

 今日(23日)は、心の通じ合えるコミュニケーションについて、ある本から紹介したいと思います。

 俗に「井戸端会議」という言葉があります。

 これは昔、文字通り下町に行けばどこの長屋にも井戸があり、その井戸が、そこで生活する人たちの共有の炊事や洗濯の場になっていたようです。

 そこでは、お昼ごろになると、長屋に住む女将さんたちが三々五々集まり、洗濯物を抱えて集合し、井戸の周りでそれぞれの場所に陣取って洗濯をし、子どもの自慢話、子どもが病気になった話、あるいは亭主ののろけ話、愚痴話、さらにはまた姑(しゅうと)の陰口などを、言いたい放題言い合っていた。そんな光景があったようであります。

 でも、ワイワイガヤガヤとやりながらも、洗濯をする手は一時も休めることはなかった。
 それでもみんなで一緒に笑ったり泣いたり、時にはわめいたりしながら、その場所を楽しんでいたと言います。

 それを考えて職場に置き換えると、いろいろと適応できるものがあるのではないかと最近よく言われています。

 その時代、女将さんたちにとって、井戸の周りは自分たちにとって良いコミュニケーションの場であり、もちろん情報交換の場であり、日頃の鬱憤(うっぷん)を晴らすための貴重な場所だったのではないかと思います。

 現在を考えてみると、井戸は便利な水道になりましたが、パイプの通りが良くなった分だけ、人の心や通じ合いが欠けてきたのではないかという問題提起が良くみられます。

 水道に代表されるように、現在は豊かな生活をエンジョイできていますが、近所付き合いが薄くなり、核家族化によりさらに近所付き合いが薄くなる。この核家族化は、親子の絆さえ途絶えがちにしている。それが今日的状況であります。

 そこで、私たちの職場における生活を考えていくと、私たちは職場で8時間勤務しますから、1日24時間のうち3分の1を職場で生活をしているわけであります。
 それを考えると、もう少しお互いに気持ちにゆとりを持って通じ合える場にしていくことが、とても大切なのではないでしょうかという問題提起がこの本にありました。

 職場はもちろん仕事をする場所でありますが、その仕事も、職員同士・社員同士のコミュニケーションがスムーズにいって初めて上手にいくものなのです。そのことをもう一度考えてみませんかということです。

 とかく殺伐となりがちな職場に、お互いに腹蔵なく語り合える場、あるいは語り合える場を設けることによって、コミュニケーション作りをもっと考えていく必要があるのではないでしょうか。それには挨拶がとても大切なことであると、本の結びに書かれておりました。

 そういう意味では、仕事始めのあいさつでお話ししたことにも相通じますし、今、皆さんが取り組まれている職場ごとの挨拶運動は、とても期待できることであると感じましたので、今日は紹介させていただきました。

平成24年 1月16日 副町長

 おはようございます。
 今日は町長が不在のため、私からお話ししたいと思います。

 新年が明けて2週間が経ちましたが、人間は1年経つと必ず年を取るということで、昔から「年が明けると1歳年を取る」と言われております。

 今日は年齢に関するお話をしたいと思います。

 (株)国際ビジネスブレインの代表取締役に新 将命(あたらし まさみ)さんという方がいらっしゃいます。この方は、日本コカ・コーラやジョンソン・エンド・ジョンソンなど、外資系の社長や副社長を経験した方です。

 この新氏が、「ビジネスパーソン人生のVSOP」という内容の執筆をされておりますので、紹介したいと思います。仕事をしている中で常に意識してきたことを、年代に応じてV(ブイ)、S(エス)、O(オー)、P(ピー)という4つのキーワードで表しています。

 まず、20代というのはV(Vitality)−バイタリティ、活力。これについて意識して仕事をしてきたそうです。

 ビジネス経験が浅い20代のうちは、若さ故(ゆえ)にまだまだ先輩のようなハイレベルな活躍はできないかもしれない。しかし、それでも若さには2つの特権がある。
 この特権とは「体力的にムリがきく」、「失敗してもやり直しがきく」という、20代の特権です。

 これを活かすには、与えられた仕事はどんな仕事でもダボハゼのように食らいついてモノにするという気概やガッツが肝心である。これが20代、バイタリティです。

 30代はS(Specialty)−スペシャリティ、専門性です。

 30代の間に磨きをかけて、プロレベルに近づいてパーソナル・コア・コンピテンス(自分自身の核となる能力)、20代のうちに積んだ様々な経験の中から、「自分の得意技はこれだ!」と納得のいく技を選び、その技に関してだけは社内の誰にも引けをとらないというレベルにまで高めたいものだということ。これが30代、スペシャリティです。

 40代はO(Originality)−オリジナリティ、独自性です。

 20代が「遮二無二吸収」のダボハゼ時代、30代が「専門性完成」の仕上げとするならば、40代は「独自性形成」のオリジナリティ創りの時代と言えます。

 人のいいところを吸収しつつも、単なる人真似に終わるのではなく、自分ならではのビジネスパーソンとしてのオリジナリティを、この時期に意識的に形成して完成のレベルにまで高めたいものだと。これが40代、オリジナリティです。

 50代以降はP(Personality)−パーソナリティ、人間性です。

 50代以降ともなれば、多くの場合、リーダーとして部下を率いるようになってくる。
 部下をひとつに束ね、鼓舞して、同じ方向に進ませるために不可欠な条件。それは、リーダーの立場にある人物が、信頼感や尊敬心を含む「人望」の持ち主であるということだと言います。

 多くの部下を率いて、大きな仕事を成し遂げることのできるリーダーは、仕事上の優れたスキル(技術)を備えた「できる人」であるだけでなく、人間的にも優れた「できた人」だということです。

 仕事力を高めるというのは「腕を磨く」こと、人間力を高めるというのは「心を磨く」ことだ、と新氏は言っています。

 それぞれの人生ですから、十人十色ということで様々だと思いますが、こういったVSOPも一つの目安だとこの方は考えているということです。

 そして、結びに次のことを書いております。

 過ぎては再びめぐってくる春夏秋冬の四季とは違い、私たちビジネスパーソンの四季は、今このときが過ぎ去れば、もう二度と同じ季節はめぐってこないということを忘れないでほしい。あなたの「今」は、この瞬間しかない。

 「働き方の教科書」という著書の一部分に書かれたものを、今日はご紹介してお話とさせていただきます。

平成24年 1月 6日 町長

 平成24年、西暦2012年の年明けであり、今日は、その仕事始めであります。

 元旦の夜明けは大変もの静かなものであり、皆さんにはご家族共々穏やかな新年をお迎えになったことと心からお祝い申し上げたいと思います。
 今年もどうぞよろしく申し上げます。

 今年、私は年賀状に「夢」という字をしたためさせていただきました。
 昨年は、多くの国民の皆様が大変な思いをいたしましたが、ぜひ今年は本町の町民の皆さんはもちろん、国をあげて人々が夢を抱ける、あるいは夢を実現できる、あるいはもう一度失った夢や希望を再構築できる年であってほしいと強く願ったところであります。

 昨年の出来事は、仕事納めのあいさつでも、お話させていただきましたので省略しますが、私たちは、昨年の厳しい1年間から多くのこと学んだ気がいたします。

 しかし、多くのことを学んだわりには、まだまだ先は見えないことも数多く、そういう意味では、大変不透明な中で新しい年をスタートすることとなりました。

 例年であれば、12月議会を終了し、年末年始休暇を終えた後、私の気持ちの中には新年度予算編成に当たるイメージとか、新年度事業の中で重点となる問題点がいくつか体系化して構築される、そんな時期として習慣化されておりました。

 しかし、それが構築できないまま信念を迎えたことは、かつて無かったように感じております。それは、新年に向けて国の動向に見えないところがたくさんあることが要因のように感じております。

 その影響を受けて、私たちは新年度事業をどう考えていくべきか、新しい年の町づくりをどのように進めていくべきか、未だ結論として導き出すことのできない点もあります。

 多くは申し上げませんが、私はまず、一つとして昨年の東日本大震災、そして原発事故。これらから我が国が立ち上がるためには、その財源を明確にした被災地復興の基本方向が、一日でも早く示されるべきだと思っております。

 国民の皆さんは、被災された皆さんに対し、「絆」という言葉でお互い強く支えあった一年でありましたが、あの大きな災害を受けた皆さんが、一日も早く通常の生活に戻っていただけるような国をあげた本格復興こそ、この国の大きな課題・テーマであると認識しています。

 その意味では、復興財源確保のために、仮に国民の負担が多くなっても、私は苦情を述べる国民の皆さんはいないだろうと感じています。
 一日も早く、復興財源を明確にした国家の復興策が示されることを強く望むところであります。

 2つにはTPPの問題などがあります。

 これらの問題について、国はもっと内容を発信して地方に示し、国民的論議を踏まえた将来の日本の政治・社会・産業などの方向性を、明確に示すべきであります。

 そのことによって、この国の将来が明確になることで、私たち基礎的自治体も大きな方向性を見出せると感じております。

 その意味では、今年1年間、どのような年になるのか大きな不安を抱きながらのスタートになったと思っております。

 私たちはそのような不透明感の中で平成24年をスタートしますが、町民の皆さんの福祉増進のための歩みは止めることはできません。

 だからこそ、職員の皆さんには、それぞれの足元にある課題をしっかりと見据えた確かな歩みを、この新しい年に進めていただきたいとお願いしておきたいと思います。

 仕事納めのあいさつでも述べましたが、昨年、皆さんに教えられた大きな出来事の一つに、計画行政の大きな効果がありました。

 この計画行政を進めるとき、計画書を作成しますが、そこには大きな課題が2つあります。

 1つは、まず原案を作るとき、それぞれの職員の皆さんが同じ課の職員から意見をいただく、あるいは他の課の職員から意見をいただいて自分たちの原案を検証していく。
 そして、その原案をまとめあげていくことであります。

 2つには、町民の皆さんに原案をお示しをして、町民の皆さんから多くのご意見をいただき、そのご意見を計画に反映させることであります。

 この2つが平行して、初めて計画行政が成り立つのであります。

 今年ぜひとも考えていただきたいのは、「協働のまちづくり」もそうですし、「計画づくり」もそうですが、いずれにしても職員同士のコミュニケーションの活力、町民の皆さんとのコミュニケーションの活力、それが職員の計画参加の源であり、町民の皆さんの行政参加の源であります。

 この重要性をもう一度強く感じることによって、一人ひとりの職員が計画行政の重要性を効果を認識し、進めていただきたいとお願いします。

 政治・経済・社会などの外的要因には厳しさがある、だからこそ計画行政は必要であります。
 計画行政をもって将来を見通していく、世の中の変動をとらえておく、それを持って、町民の皆さんの福祉増進を実現する、確かな歩みを続けていただきたいと思います。

 そこで計画行政実現を全員で確立するために、職員として何が必要なのかを私なりに考え、一つの結論に至りました。

 まず、職員の皆さんには、町民の皆さんの行政参加、あるいは職員の計画参加をお願いするからこそ、皆さん自身の人間力そして、コミュニケーション能力が求められることを、分かっていただきたいと思います。

 このことは、昨年も申し上げましたが、人間力やコミュニケーション能力の原点は挨拶であります。まず、この挨拶についてお話しをさせていただきたいと思っています。

 年末に、町民の方々と話していたとき、「役場に行っても、最近の職員はパソコンから顔を上げてくれない」とおっしゃっていました。

 そのような職員が増えているということは、挨拶をしない職員が増えていることに繋がらないのだろうかと懸念しているとの声もありました。

 また、ある職員からは、「職場の中で、コミュニケーションは希薄になってきているのではないのだろうか。朝から晩まで会話のない職場には、何か異常を感じる。私たちは、精神的な孤立感を感じることが多くなっていると思う」という声がありました。

 この2つの指摘は重い意味を持つものであり、私たちは「挨拶」という基本的事項をもう一度大切にしていく必要があるのではないでしょうか。

 私は、職員一人ひとりが精神的な孤立感を感じる職場にしてはいけないと、強く皆さんに協力を申し上げたいと思います。

 そして、今年の私の目標は挨拶運動だと強く感じたところであります。
 その視点から3つ申し上げたいと思います。

 1つ目には先ほども申し上げた、人間力であります。
 人間力とは、人格を含めたそれぞれの職員の皆さんの総合力のことであります。

 職場の中では個人として優秀であればいい、個人として仕事ができればいいという時代ではありません。それぞれの課、あるいは係として仕事が完結する時代であります。

 したがって、この人間力は大変重要な意味を持っております。

 特に、先ほど申し上げた協働のまちづくり、計画行政において、職員はまず、仲間や同僚、そして町民の皆さんと協力・強調することが強く求められる時代であります。

 2つ目には、コミュニケーション能力であります。
 人間力に必要なのはコミュニケーション能力であると、よく言われます。

 職員には、どんなときも相手の話を聞く姿勢が期待されています。町民の方々の話はもとより、仲間の話を聞く、その姿勢も強く期待されているものであります。

 さらに、役場組織の一員として、今何が求められているのかを真剣に考え、それを追及していくことをお願いしたいと思います。

 3つ目には、このコミュニケーション能力の基礎基本に挨拶がある。これは、先ほども申し上げたとおりであります。

 挨拶する人に挨拶を返す。これは、まさしく社会人としての基礎・基本であり、それをなくして組織は成り立たないと思っていますが、もう一度、それを真剣に考えていただきたいと思います。

 今申し上げた3つを逆に考えると、挨拶できない人にコミュニケーション能力は育たない。コミュニケーション能力を持たない人に人間力はないということであります。

 私たちは社会人として豊かな人間力を養うためにも、もう一度、挨拶運動から始めようということを、私は今日、強く皆さんにお願いしたいと思います。

 この挨拶運動については、昨年(平成23年)12月27日に行われた管理庁議において、この職場を挨拶があふれる職場にしたい、あるいは若い職員の皆さんが精神的な孤立感を感じている状況をなくしたい、そのためにどうしたら良いかを提案し、検討いたしました。

 その中で管理庁議のメンバーは、何かテーマを定めるなどの具体性をもって、ぜひ挨拶運動を実施しようということで一致しました。

 ですから私は、今年はぜひともこの挨拶運動を、職員全員で展開していきたいと強く思っているところであります。

 挨拶ができないと、「ありがとう」あるいは「すいません」という言葉も出てこない。
 これは、通常言われることであります。

 「ありがとう」、「すいません」という言葉が出てこないのは、人間の品格にかかわる問題でありますが、現実にそのような指摘が職員の中から、あるいは町民の皆さんからもあるとしたら、それは当然改善しなければなりません。

 私はもう一度、この職場が明るい挨拶であふれ、職員全員がコミュニケーション能力を高め、人間力を発揮できる職場にしていきたいと思っています。

 昨年も、この場で同じような挨拶を申し上げましたが、実感として挨拶が増えたとは感じませんでした。

 ですから、今年は各課長を中心としてお互いが創意工夫し、職場の中でみんなが手を結ぶような挨拶運動を展開していきたいと思っておりますので、ご協力をお願い申し上げたいと思います。

 職員同士の挨拶が、町民の皆さんに対する気配りや挨拶につながっていくことは、当然のことであります。

 役場は、挨拶にあふれている明るい職場だと言われるようにしようではありませんか。各課長をはじめ、職員の皆さんにぜひ協力をお願いしたいと思います。

 人間としての基礎・基本に立ち返り、もう一度、まちづくりを原点から見直し、そのことが計画行政の円滑な推進につながるような役場組織でありたい。
 あるいは一人ひとりの職員の品格を高める、挨拶をその原点に結びつけたいということを再度皆さんにお願いを申し上げ、仕事始めの挨拶に代えさせていただきたいと思います。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。

平成23年12月30日 町長

 大変早いもので今日(30日)は、平成23年の仕事納めとなりました。

 今日ここに出席されている職員の皆さんは、1年間職務に精励され、町民の皆さんの福祉増進のために全力を挙げ、健康で1年を過ごして今日を迎えたものであります。
 皆さんの精励に、心から感謝を申し上げるところであります。

 ただ、大変残念なことであり、私にとって大変悔しいことでありますが、今年は職員2人を懲戒処分いたしました。

 その理由は、私的な行為ではありますが、日頃から職員を指導している町長、そして副町長の立場で、指導が行き渡らなかったと強く反省をしているところであります。

 多くの職員が町民の信頼に応えようと全力を挙げている中で、私は大変悔しく、遺憾にも思っております。

 さて、今年1年を振り返ってみたいと思います。

 12月11日、(財)日本漢字能力検定協会が毎年行っている『今年の漢字』が発表になりました。ご存知のとおり「絆」という漢字でありました。

 この「絆」が選ばれた理由ですが、申し上げるまでもなく、東日本大震災で筆舌に尽くし難いたいへんな被災を受けた皆さんを、日本の国民全員が支えよう、支援しようという動きが、自主的な動きとして機能し始めた。
 それが一番の理由でありました。

 他にも、サッカー日本代表「なでしこジャパン」。
 あのチームは、どんな逆境にも負けない、諦めない、そんな気持ちで戦い抜いた、その姿に感動を覚えた皆さんが、この絆という字を選んだと言われています。

 そんな中、芽室町の1年を振り返ってみたいと思います。

 今年1年間を振り返ると、この町で本当に大きな課題とされたのが、1つは災害の問題、もう1つには農業の問題があると感じております。

 災害の問題は、3月11日の東日本大震災、私たちがかつて経験したことのない、あの大災害が起きました。

 私は当日執務室におり、あの震災が起きた後しばらくたってから、テレビのスイッチを入れました。

 時間的には地震発生後1時間ぐらいだったと思いますが、仙台平野を逆流する津波の姿が映し出されていました。

 防災担当の総務課職員にも声を掛け、数人と見ておりましたが、私は最初、TVドラマのようで現実だとは思えませんでした。ですから、職員数人と見ることでそれが現実だと思ったとき、大変な恐ろしさを感じました。

 震災が起きた3日後、私宛てに次のようなメールが届きました。「町長、義援金を集めてください。箱をおいてください」。それは、芽室西中学校の子どもたちでありました。

 子どもたちから、そのような声があった町。たいへんな心強さを感じました。

 本町は昭和39年、大火により被災しました。
 そのとき、この芽室ふれあい交流館には、整理するのに職員が大変な思いをするくらい、全国からたくさんの救援物資が届けられました。それにより助けられた町民の皆さんはたくさんいらっしゃいました。

 そんなことから「あのときに世話になったんだから、今度こそ恩返しをしよう」という声もありました。

 本町に、4家族14人の被災された方が避難され、公営住宅に住んでおりました。
 そのうちのある家族がふるさとに帰るというとき、私にお手紙をくださいました。

 「大変にお世話になりました。芽室の皆さんは優しかったです。自分たちが公営住宅に入居したとき、『うちに余っているテレビがあるから使わない?』『うちに余っている冷蔵庫があるから使わない?』そうおっしゃってくれた方がたくさんいらした。その現実はとっても嬉しかったです。この芽室の町民の皆さんは素晴らしかった」という内容でありました。

 11月に、JA共済から私どもの町に救急車が1台寄贈されました。
 この町の人口規模に必要な救急車は2台。ですから、1台は廃車にしなければいけないことになりますが、救急車はまだまだ使えるのだから、廃車にするのであれば東日本大震災で被災を受けた自治体で必要なところはないかを調査し、最終的には福島県の相馬市立総合病院で患者の搬送用に使いたいという声があり、西十勝消防組合職員2人を芽室町職員に兼務発令をし、陸送しました。

 大変に喜んでおりました。「本当に助けられました」というお礼の声が寄せられました。
 まさに絆そのものだと思います。

 そんな中、6月6日、本町に雹(ひょう)が降りました。
 私どもの町で雹が降るのは、昔から上伏古・坂の上方面でありました。しかし、私も長いこと芽室町に住んでおりますが、今年の雹は河北で降りました。

 全滅した作物もあり、蒔き直しを行った畑もありました。
 河北で雹が降り、しかも全滅した作物もあった。私は、局地災害の恐ろしさを教えられた気がいたします。

 この町でもこれからは、局地災害に大いに警戒していかなければならない、そんな戒めであったようにも思います。

 馬鈴薯(ばれいしょ)の収穫期、8月末から9月初めにかけて、長雨が降り続きました。枕堀りをした馬鈴薯が冠水し、収穫できずに腐敗が起きさらに。品質低下も起きました。

 その同じ時期、9月6日。
 本町では39年ぶりとなる、芽室川の堤防決壊を懸念した避難勧告を発しました。そのとき、町民の皆さんの中にも、災害を知らない世代が非常に多くなっている現実を改めて知らされました。

 さらに招集した職員のほぼ全員が、災害対策本部の経験のない職員であるという事実を改めて知らされました。

 私たちはその反省を踏まえ、町民の皆さんが安心・安全で暮らせるための体制づくりを急がなければいけません。そんな宿題をつきつけられた災害でもありました。

 11月11日、野田内閣総理大臣が、TPP(環太平洋経済連携協定)の交渉参加に向けた関係各国との協議開始の声明を発表しました。
 TPPの問題については、詳しくは申し上げませんが、実は農業の問題ばかりではなく、21の分野がそれぞれ該当する大変な問題であります。

 芽室町の基幹産業は農業でありますが、この国の農業の将来像を、国はどうするのでしょうか。
 あるいは、国は昨年の閣議により食糧自給率を50%にする、つまり10%アップさせようと決定しました。

 その10%アップの閣議決定とTPPは、どういう整合性を持つのか、何も分からないままの首相表明でありました。
 私たちはTPPに関しては大変大きな課題を抱えたまま年を越すことになりました。

 さて、そんな中で私たちの職務から振り返ってみたいと思います。

 特に、町政の1年間を顧みると、つまり平成23年は、計画行政が輝いた1年だったと、感じております。

 今、国の動向も非常に厳しく、不透明な時代であります。
 だからこそ、基礎的自治体は、非常に厳しい局面に立たされています。

 その意味では、計画行政の推進こそ足元の課題を解決する確かな近道である、私は日頃からそう思っています。今年、個別計画を策定したいくつかの課がありました。

 1つ目には、総務課の「地域防災計画」があります。まだ完成には至っておらず、現在改訂作業中であります。

 先ほど申し上げた、9月6日の避難勧告の教訓を生かし、どれだけ町民の皆さんの安心・安全を確保できる計画に仕上げるかということは、今大きな宿題として突きつけられている、そんな最中での計画改訂であります。

 2つ目には、企画財政課の第4期芽室町総合計画の「後期計画」であります。
 これは、全課に関わりのある計画ですが、芽室町の第4期総合計画の後期計画をどう作り上げるかは、大事な町の将来を決める出来事でもあります。

 3つ目に、水道課では「水資源対策基本計画」を策定しました。
 水道課が作り上げたこの計画は、上水道事業計画、さらには簡易水道事業計画をまとめ上げたものであり、本町にとって初めての計画であります。

 上水道をどうするのか、簡易水道をどうするのか、その将来方向を計画としてまとめ上げました。水道事業は町民の皆さんのライフラインの整備でありますから、とても大切なことであり、老朽化している施設を維持管理しながら、将来にわたって町民の皆さんの生活を守っていく、大変重要な計画でもあります。

 4つ目に、建設都市整備課では「災害に強いまちづくり基本計画」を策定しました。
 元々、建設都市整備課は、都市計画をはじめ長寿命計画など、様々な計画作りには慣れている部署ですが、今回の「災害に強いまちづくり基本計画」は、自分たちで話し合い、策定しなければならない必然性を強く認識した、自分たちで発案した計画であります。

 私はまさしく課題解決を足元からみんなで話し合い積み上げた計画として、高く評価をいたしております。

 5つ目に、保健福祉課では「総合保健福祉医療計画」を策定しました。
 保健と福祉と医療の連携、高齢化社会の中で大変に大きな問題であり、それを関係職員が語り合ってこの計画としてまとめ上げました。そのことに大変大きな意義があると感じております。関係課の職員の皆さんに心から感謝とお礼を申し上げたいと思います。

 計画を策定する段階では、関係課職員との話し合いが必要となります。
 話し合いには職員同士の「絆」が誕生し価値観も課題意識も一つになります。
 私は、そこにこそ大きな意義があると思っております。

 私たちを取り巻く環境は、年々、歳々変化いたします。
 この変化は一瞬たりとも留まることはない、今やまさしくそのような時代であります。

 だからこそ私は、職員の皆さんには、その変化が常態化している現実を捉え、過去の仕事を機械的に繰り返す時代ではないことをしっかりと考えて、仕事を進めていただきたいと願っています。

 例えば、今年は財政健全化自治体であると言っても、来年も必ずそうであるという保証はどこにもないという時代であります。

 職員の皆さんには、環境の変化に対応した仕事をスピード感を持ってしただきたいと思っておりますが、先ほど申し上げた計画を策定する、中でも新しい方針や目標を定め、それに向かって、あるいはその実現に向かって全力を上げる職員の姿、それこそまさしく変化に対応していく職員の姿であると感じております。

 そういう意味で、今年の計画行政の推進、これは環境の変化に対応する職員の姿そのものであるということを職員の皆さんに教えられた、そんな1年でもありました。

 さて、そんな1年を経て、今日は仕事納め。明日から年末年始の休暇になります。
 仕事を離れ、ご家族共々私生活を大いに楽しんでいただきたいと感じております。最近、ワーク・アンド・ライフバランスと言われる時代になってきました。

 昔のように、仕事オンリーでは絶対駄目なわけで、そんな時代ではありません。
 ですから、私はご家族を大事にし、家庭を犠牲にするのではなく、家族の皆さんと共に楽しむ、そんな生活を大切にしていただきたいと思っています。

 特に、年末年始休暇は家族と共に過ごせる時間であります。
 ぜひとも、一人ひとりが有意義な時間を活用していただきたいとお願いしておきたいと思います。

 そこで忘れていけないのは、服務規律の問題であります。
 私たちは公務員として、私生活と言えど何かと制約を受けるものであります。

 12月12日付けの副町長名で職員の皆さんに服務規律を徹底する旨の文書が出ておりますが、私は、そのことを年末年始の休暇の中でも決して忘れないでいただきたいとお願いしたいと思います。

 結びになりますが、例年ここで申し上げておりますとおり、私たちが年末年始休暇を過ごしている間、通常どおり勤務している職員がいます。

 公立芽室病院の職員、消防署の職員、そしてまた、除雪担当の職員もしかりであります。

 そのような職員の皆さんが通常どおり勤務するからこそ、私たちは年末年始休暇をゆっくりと楽しむことができるのではないかと思います。

 職員同士の「絆」、私はそれを大切にしていただきたいと思います。
 ですから、みんなで年末年始に勤務する職員に感謝とお礼を申し上げながら、すべての職員の皆さんがご家族共々、どうぞよいお年をお迎え下さいますことを、心から祈念を申し上げ、今年1年間を元気で勤務をされました皆様方に感謝とお礼とさせていただきたいと思います。

 どうぞ皆さんよいお年をお迎え下さい。

平成23年12月26日 町長

 おはようございます。

 『日本一心を揺るがす新聞の社説』という本があります。
 現在、第2弾が発売されておりますが、今日は(26日)その本の中から紹介いたします。

「受け止めないものはもったいない」という内容です。

 AKB48というグループがあります。
 このグループが歌う『会いたかった』という曲が流行りましたが、その歌詞は「好きならば好きだと言おう、ごまかさず素直になろう」、そして「会いたかった、会いたかった、会いたかった…」とフレーズが続きます。

 副町長や教育長も私と同世代ですが、私たちの世代が聞いていても、どこで拍手してよいかよく分からないことがあると思うのですが、そういう気持ちで聞いているのは、理解しようとする気持ちがあまりないということです。

 この曲は今、たくさんの若者に受け入れられており、流行しているわけですが、10代の若者を対象にして結成したグループですから、歌詞も10代の若者向きとなり、10代の皆さんに売れて当然ということになります。

 このグループに関し、株式会社本物研究所の佐野 浩一(さの こういち)代表が、「私は、AKB48を通して自分の娘を理解することができた」とおっしゃっています。

 それは、中高年世代と言われる人たちがじっくり聞きたいと思っていない、あの歌やグループを受け止められないということは、もしかすると、あの歌やグループを好きでたまらない世代のことを、受け止めることができないのではないかという指摘であります。

 受け止められないものは、受け入れることもできないというのは、もったいないのではないか、そのような社説でありました。

 しかしながら、この話を見ておりますと、実は副町長や教育長の世代にも同じ体験があったと思うのです。

 それは、今ここにいる職員の中でも、ギターを弾いていた方がいると思いますが、フォークソングが流行した時代です。フォークソングは、ひと頃若者の心を掴みました。

 そのときの彼らの風貌は、ロングヘアでジーンズを履き、ギター持って歌っているものでしたので、どこから見てもその時代の中高年には、「あの格好は何だ」と受け入れられませんでした。

 中高年の人たちには到底受け入れられませんでしたが、若いフォークソング世代はみんな支えたのです。
 それは、このときの若者の心には、初めて経験する恋や、理由もなく湧いてくる親や学校への反抗心といった、言葉にならないものがうごめいていた時代背景があったのです。

 その後の世代には、尾崎 豊が登場しました。彼も強烈なメッセージを歌にし、人生を駆け抜けて亡くなりました。そういう意味では若者の心の代弁者と言えます。
 しかし、大人の皆さんは理解しようとしませんでした。

 もしそのとき、フォーソング世代の父親が「吉田拓郎ってなかなか良い歌を歌うよな」ですとか「井上陽水っていいな」などと言っていたら、親子の間で、もっとコミュニケーションを図ることができたのではないでしょうか。

 もしかすると子どもというのは、本当はもっと自分の親とコミュニケーションを取りたいと思っているのではないでしょうか。でも、子どもが夢中になっているものを、親として否定したり無関心であったり受け止めずにでいると、子どもたちは、親にどんな会話をしても面白くないと思ってしまうのではないでしょうか。

 夢中になれるものを見つけた若者の目はキラキラ輝いていますから、私たちはもっとそのことを理解し、認識し、支えてあげるべきではないでしょうか。

 この本には、このような社説がたくさん載っており、非常に面白いので、今日は紹介させて頂きました。

 残り少ない12月でありますが、今年1年間を自分で振り返ってみると、『コミュニケーション』ということを中心に、皆さんにお話をしてきたのかなと改めて気が付きました。

 そういう意味で今日は、コミュニケーションの結びということで「受け止めないのはもったいない」という話をさせていただきました。

平成23年12月19日 町長

 おはようございます。

 昨日(18日)と一昨日(17日)の2日間にわたり、平成24年度採用の保健師及び保育士職員の面接試験を行いました。

 受験者は、応募の際に必ず履歴書を提出しますが、そこには必ず、自分の長所と短所を記載します。

 それを見るときいつも感じるのは、普通仕事の中でも表れますが、長所と短所の自己申告と、私たちから見る評価が『違う』と感じることであり、さらに、長所と短所は、表裏一体という印象を強く感じることであります。

 そんな気持ちで、先週(12日)の朝礼の際に紹介しました『大人の常識・非常識』という本を見てますと、同じような表現で「自分の強みを知る。強みと弱みは表裏一体。」という書き込みがありました。

 その最初に、次の内容が書かれておりました。

○自己分析として、次のことが得意かどうかを考えてください。
 A:物事を論理的に考えたり、問題を整理したり体系化したりすること。
 B:人が好きで周りの人達からの相談に乗ったり、世話をしたりすること。

AとBの2つの答えですから、4通りのタイプがあります。

1 AとB、ともに得意である。
 このような人は万能型であり、論理的思考に強く、様々な場面でリーダーシップを発揮する優等生タイプである。

2 Aは得意だがBは苦手である。
 この人たちは有能型であり、どちらかというと頭で考える傾向があり、知的に見られる反面、冷たい印象を与えることがある。

3 Bは得意だがAは苦手である。
 このような人は世話役型。社交性があり、対人関係に優れたタイプである。

4 AとB、ともに苦手である。
 このような人は控えめ型と言える。論理的な思考力はほどほどで、人付き合いも苦手という、裏方向きのタイプである。

 これは自己分析ですが、問題は、これらタイプ別の人が周りの人からどう受け止められているのかということです。私たちは組織で仕事をするわけですから、それがとても大事なことであります。

1のタイプ
 先ほどは万能型と言いましたが、オールマイティーかというと必ずしもそうではない。尊敬の目で見られる一方、敬遠されることがある。

2のタイプ
 有能型と言いましたが、頭が良いと見られるが煙たがられる場合が多い。

3のタイプ
 世話役型と言いましたが、この人の世話好きをわずらわしいと感じる人もいる。

4のタイプ
 控えめ型と言いましたが、縁の下の力持ちに徹すれば、案外親しみを持って受けとめられるかもしれない。

このような分析であります。

 強みとは、相手に受け入れられて初めて強みになるものであり、場合によっては自分では強みと思っていても、相手に受け入れられなければ弱みになるということです。

 普段仕事をしているといろいろ感じることがあると思いますが、たまにはそんな自分を振り返ってみてはと思い、紹介させていただきました。

平成23年12月12日 町長

 おはようございます。
 今日(12日)は、「雑用を甘く見るな」という話をしたいと思います。

 (株)ぎょうせいから出版されている、『大人の常識・非常識』という本から紹介です。

 私たちの身の回りには、簡単だと思われる作業がたくさんありますが、必ず理にかなった基本があるということです。

 現在開会中の町議会でもそうですが、私たちは資料をよく作ります。
 この会議資料について、例えば、「A4版10枚の縦長で横書きの資料をホチキスでとめなさいと言われたらあなたはどの部分を留めますか?」という問いに対し、次の3つの回答例があります。

 A 簡単な資料なので、あまり気にせず適当に留める。
 B 書類の左上の角をまっすぐ留める。
 C 左上の角を紙に対してななめ45度で留める。

 このような仕事は、単純な作業ですから、「あまり考えないで留める」という、Aの回答が非常に多いようです。

 では、Bはどうでしょうか。
 実用上、左上をまっすぐ留めることは決して間違いではない。ただ、そのときに、なぜその方法が良いかを考えたことがありますかという問いかけがなされています。

 この本を書いた佐藤方俊(さとう まさとし)さんという方は、「私はCが一番良いと思う」と、おっしゃっており、その理由を考えることの重要性を指摘しています。

 佐藤氏は、次の3つの理由を挙げています。

1 右利きの人ならば右手で筆記するので、普通、横書きの資料は左にめくっていく。

2 破れにくい
 ホチキスの針は金属ですから、Bのようにまっすぐ留めた場合、めくっていくと意外と金属の針が邪魔になって破れることがあります。
 ですから、まっすぐ留めると紙が破れやすい。破損を考えると、むしろ45度が適しているといっています。

3 作業性が良い
 資料の作成部数が多いとき、例えば、その資料を30部、50部と作るとした場合、左上の角を45度に留めるのは誰にでもできるし、作業効率が上がりやすい。
 実際にやってみると分かりますが、まったくその通りであります。

 そういう理由から言うと、Cが正解ではないかと言っています。

 一番言いたいことは、このような作業を雑用と軽く見てはいけない。私たちの仕事の中に雑用というものはない。どのような仕事でも、最適の方法を考えていくことが仕事に取り組む姿勢として大切ではないかということです。

 ですから、『留める』という簡単な作業の中にも、原理原則があり、私たちの仕事の中には簡単な仕事でも必ず原理原則があるのだということをお互いにもう一度考えてみましょうという問いかけであります。

 読んでいて非常に興味がある内容でしたので、今日は紹介させていただきました。

平成23年12月 5日 副町長

 おはようございます。
 今日(5日)は、町長が札幌に出張しておりますので、私からお話したいと思います。

 『9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方』という本を書いた福島 文二郎(ふくしま ぶんじろう)さんという方がいます。
 この方は、東京ディズニーランド(株式会社オリエンタルランド)に入社されておりましたが、現在は辞められ、自分で社員教育や研修をコンサルティングする会社を設立された方です。

 その方が、『理想の上司』についてこの本の中に書いています。
 これは、あくまでも東京ディズニーランド、この会社が教えているということを本にしたためたものです。

 ディズニーが考える理想の上司ということで、4つのことを挙げています。

 1つ目は、リーダーシップを持っているということです。
 理想の上司・先輩の考え方や行動の根底には、ホスピタリティマインド、この方が言う意味は自主的・主体的に相手を思いやることに裏付けされたリーダーシップがあること、このリーダーシップこそ、理想の上司のための必須条件であるということです。

 2つ目は、ゲストをよく見ているということです。
 東京ディズニーランドですから、ゲストとはお客さん、私たちで言えば住民の皆さんということになりますが、ゲストをよく見ているということです。

 ゲストが何か困っていることはないか、心から楽しんでいるか、ニーズに変化はないか、本当にゲストをよく見ているのです。そして、安全面などで何か気づいたことがあれば、すぐに声を掛けます。困っているゲストには、すぐに手を差し伸べるということです。

 3つ目は、後輩をよく見ているということです。
 後輩にまめに声を掛ける。自分の後輩がすべてのゲストにハピネスを提供しているかどうかを常に見ています。
 そして何か気づいたことがあればすぐに声をかけます。 

 4つ目は、改善点を見つけたらすぐに改善するための行動を起こすということです。
 このとおりの意味ですが、何か改善点を見つけたら、すぐにそれを改善しようとします。 

 これらを、理想の上司・先輩の4つの条件と言ってるわけです。

 逆に最悪の上司・先輩というのは、この逆のとおりということですから、自分のことしか眼中にない上司・先輩、言っていることとやっていることが違う上司・先輩、これは最悪だと言えます。

 特に最近目立つのは、後輩を注意する、忠告する、叱る上司・先輩が少ないことであると言っています。
 例えば後輩のミスに気づいても、後輩に面と向かって叱ったり注意できない上司・先輩が多いと言っています。

 この方が、東京ディスニーランドにいたときに調査したところ、93%の社員が上司や先輩から自分に足りないところをきちんと教えてもらっていると答えているそうです。
 裏を返せば、日頃から上司・先輩が、それだけ後輩をよく見ていること、気が付いた点があればまめに声を掛けているということだと言えます。

 ですから、常日頃からコミュニケーションを取りながら上司・先輩の関係がきちんと成り立っているから、気付いたことがあればすぐ言えると、この方は言っております。

 12月になりましたが、私たちは1年間、様々な仕事を通じて上司・部下の関わり、あるいは同期同士、いろいろあるわけですが、今一度、東京ディズニーランドの教え方も参考にしながら振り返ってみてはいかがでしょうかということで、今日の一言に代えたいと思います。

平成23年11月21日 町長

 おはようございます。

 さて、この度縁があって芽室消防署の救急車を、東日本大震災で被災に遭われた地域へ寄贈することになり、清水課長補佐と勝尾消防吏員、2人の消防士が、陸送にて搬送することとなりました。

 交通安全には十分気をつけ、そして芽室町民19,000人の皆さんの意思を代表するという思いで任務にあたっていただきたいとお願いしておきます。

 東日本大震災の発生以来、8カ月が経過しました。
 昨日(20日)もニュースを見ておりますと、月遅れの地方選挙がそれぞれの被災地で実施をされておりました。

 この地方選挙に係る選挙事務に対し、全国から派遣職員が集まり、選挙執行をしたところであります。
 本町も応援対応が可能ということで手を挙げましたが、残念ながらその機会が整わなかったものであります。

 町職員の応援は、発生直後に救急救命士を1名派遣し、その後、医師2名を派遣をいたしました。
 その後も色々機会あるごとに手を挙げてきたわけでありますが、機会が整わず実現しておりませんが、今、建設都市整備課職員1名が待機中であります。この後もまだどのような形で応援、あるいは支援体制に参加する機会が出るのかについては、同じ自治体の仲間として是非とも支援できるものはしていきたいと思っております。

 支援に参加した多くの自治体の職員の皆さんが、「私たちの職務は何なのかを見直す良い機会になりました」と、コメントしております。

 私も、今回行かれる2人は発生直後とは違いますが、今、現地に行って学ぶことが多くあると感じているところであります。

 さて、東日本大震災に関する様々な支援活動が話題となりますが、その中で非常に大きいのが自衛隊の支援でありました。

 私も後で分かったのですが、自衛隊の皆さんは、被災者の前では自分たちがどんなに疲れていても座らない、被災者の前ではどんなにお腹が空いていても物を食べないということを、お互いの合い言葉にしながら支援にあたったそうであります。

 中には、自分のご家族も行方不明という状況の中で救援活動にあたった隊員もいらしたわけであります。

 私は、自衛隊員が救助から撤退するとき、子どもが段ボールに「ありがとう」と文字を書いて手に持って掲げ、その横でお年寄りが黙って手を合わせている写真が新聞に掲載されているのを見ました。
 あの姿を見ると、自衛隊の皆さんに対する被災をされた方々の気持ちを強く感じることができました。

 つい先日、私は埼玉県にある陸上自衛隊朝霞駐屯地に行く機会がありました。
 そこには、自衛隊の皆さんの福利厚生施設があったのですが、その一角に、自衛隊の方々が被災地で活動したときの写真展がありました。

 その写真の下に子どもの絵がたくさん並べられており、中には画集のように綴られたものもありました。手にとって眺めておりましたら、それは被災地の保育所から送られてきた自衛隊の皆さんに対する感謝の絵でありました。

 その中に、幼い子供が書いた絵ですのではっきりと分かりませんが、おそらく大人が子どもの手を引いているような絵がありました。

 その絵には、たどたどしく「自衛隊の人へ。地震の人を助けてくれてありがとう」と書かれていました。

 その子どもは何を感じて書いたのでしょうか。大人が子どもの手を引いているように私には見えたのですが、ひょっとしたらそれは自衛隊の皆さんが子どもたちを救助している絵だったのか、あるいは津波に流されようとしている子どもを親が一生懸命助けようとしている絵だったのか分かりません。

 しかし、子どもたちの素直な気持ちは、まさしく被災地の皆さんの声を代弁しているようなメッセージに見えました。

 これから被災地に入る消防士2人が、何を学び、どのような気持ちで帰ってくるのか、帰ってきたときに2人の気持ちを聞く機会を是非持ちたいと思います。

 これからもまた支援の機会がありましたら、職員の協力をよろしくお願い申し上げ、今朝の一言に代えさせていただきます。

平成23年11月14日 副町長

 おはようございます。
 町長は岐阜県揖斐川町へ出張中ですので、私からお話ししたいと思います。

 昨日(13日)、めむろーど2階セミナーホールで芽室消費生活展が行われました。
 産業振興課及び企画財政課の職員が出役しておりましたが、たくさんの町民の方にお集まりいただき、盛況だったと思っています。ご苦労様でした。

 今日の一言ですが、平成22年3月に芽室町では「芽室町職員人材育成基本方針」を策定しました。
 この中には、求められる職員像ということで、次の3点を挙げています。
 1 町民とのコミュニケーションを大切にし、町民の視点を持つ職員
 2 責任感が旺盛で柔軟な発想により創意工夫する職員
 3 自己啓発につとめ判断力・決断力を磨き、部下・後輩を育てる職員

 この2点目にあります「責任感が旺盛で柔軟な発想により創意工夫する職員」について、早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問であり、一橋大学名誉教授でもあります野口悠紀雄(のぐち ゆきお)さんという方がおりますが、発想や創意工夫について触れた文章がありますので、ご紹介したいと思います。この方は「超整理法」なども書いている方です。

 創造的な仕事をした人がIQが高かったかというとそういうわけではない。
 あるアメリカの企業では、仕事で非常にいいアイデアを出す職員と出さない職員の差を調査しました。その結果、ただ1つの差異しか見つからなかったということです。

 すなわち、いいアイデアを出すのは、自分が創造的だと思っていた職員であり、出せなかったのは自分はそういう能力がないと思いこんでいた職員だったということです。

 つまり、発想力はIQなどではなく、自分はできると思っているかどうかという意識のベクトルの差、ベクトルとは大きさとか向きという意味でしょうが、意識のベクトルの差が非常に大きいと、野口さんは言っています。

 何事も私たちが物事を行っていくとき、気持ちの持ち方というのは非常に重要ではないのかと思いましたので、今日は、野口さんが創造力に関して触れた内容をご紹介しました。

平成23年11月 7日 町長

 おはようございます。

 11月1日付けで、公立芽室病院に新しく堀 雄(ほり たけし)内科医長をお迎えすることになりました。

 内科医の増員を目指しておりましたが9月末で退職された医師がおり、これにより公立芽室病院の医師数は、年度当初と同様に推移することになりました。

 仲間として、よろしくお願いしたいと思います。

 5日(土)には、産業振興課主催の育樹祭が行われ、たくさんの職員がご家族と一緒に参加されていました。心からお礼を申し上げたいと思います。

 今日は、人事評価の話をさせていただきたいと思います。
 人事評価については、若手職員から職員提案制度により、評価結果を職員にフィードバックしてほしいとありました。

 管理職に対し、評価結果を給与に反映させていることについてはご存知だと思います。

 管理職には副町長を中心として評価結果をフィードバックしてきましたが、一般職にはそこまで行っていませんでした。

 ただ、若手職員から申し出があり、これについて管理庁議において検討した結果、今年度から実施をすることに決定しました。

 今日は、人事評価システムについて、もう一度皆さんと一緒に考えてみたいと思います。これは、やる気を高める人事評価システムということが非常に大きな理由になっているわけであります。
 ともすると、職員に格差をつけると考えられがちですが、基本的にはそうではないということを、もう一度検証してみたいと思います。

 ご存知のとおり、今から4年前の2007年、国家公務員法改正により次の条項が加えられました。

 (人事管理の原則)
 第27条の2 職員の採用後の任用、給与、その他の人事管理は…(中略)…人事評価に基づいて適切に行わなければならない。

 これが、改正された部分であります。
 この年に、併せて地方公務員法改正案が提出されたのはご存知のとおりであります。

 ただ、それから2年後の2009年に衆議院が解散し、この改正案は可決されることなく廃案となりました。ですから、地方公務員法は、まだ改正されていません。

 しかし総務省は、多くの機会を通じて、この国家公務員法の趣旨に基づき、国家公務員法と同様に人事評価の導入を周知しているところであります。

 そこで、早稲田大学政治経済学術院の稲継 裕昭(いなつぐ ひろあき)教授の「人事評価制度の目的」という話をしたいと思います。

 人事評価制度には、大きな目的が2つあります。

 1つ目には、「育成の論理」というのがあります。これは人を育てるということですが、能力や仕事ぶりを評価し、それを本人にフィードバックし、職員の能力開発を促進するということであります。

 2つ目には、「選抜の論理」というのがあります。これは手当や昇級・昇格に差をつけることにより、職員にインセンティブ(やる気を起こさせる刺激)を与え、人件費を効率的に配分するというものであります。これは、管理職に対して行っているものです。

 この中で考えなくてはならないのが、人事評価とは、職員に差をつけるものではなく、組織業績を上げるための1つの手段だということであります。

 組織業績とは、その組織を構成する構成員の人たちが、どれだけ能力を向上させて発揮できるかということです。そのために様々なツール(道具)がありますが、その1つが人事評価であると、稲継教授はおっしゃっています。

 さらに、人事評価の目的の重要な部分は、能力や仕事ぶりを評価して、本人にフィードバックすることにより、職員の能力開発や人材育成に役立てることである。

 選抜の論理、これは先ほど述べました給与や昇級・昇格に跳ね返すことでありますが、これも結局は、選抜することで個々の職員のインセンティブを刺激し、その組織効率をあげることにつなげることを根拠として行われている、ということであります。

 職員インセンティブを向上させて組織を活性化・効率化させることが求められるのは、住民サービスを向上させるためです。
 そして、住民サービスを向上させるためには、組織力を上げなければいけない、だから人事評価が行われるのです。

 住民の皆さんは、職員のモチベーション(動機)やモラール(勤労意欲)が最大限に引き出される良質の行政サービスが、適切なコスト(費用)で提供されることを強く望んでいらっしゃいます。そのために人事評価システムというのがあると、稲継教授はおっしゃっています。

 人事評価について、目的を非常に分かりやすく書いたものでしたので紹介させていただきました。

平成23年10月31日 町長

 おはようございます。

 今日(31日)は、非常に残念な話をしなければなりません。

 ご存知と思いますが、先週土曜日(29日)、同僚職員が中札内村で交通事故を起こし、残念ながら同乗していた方が亡くなられました。

 交通三悪につきましては、日頃から注意を喚起しておりましたし、今年は特に、6月に職員の酩酊(めいてい)事故があり、翌7月、6か月停職という大変重い懲戒処分を行いました。

 併せてこの職場の、同僚・仲間として二度と交通規則違反を起こさないという誓いを立てたはずであります。しかし、残念ながら今回もこのような事故が起きてしまいました。

 「熊を避けようとした」というマスコミ報道などもありました。
 今後の警察による取り調べにおいて、どのようなことが判明していくかの分かりませんが、熊の出没だけが原因だったのか、本人の過失についても厳しい状況もあるのではと感じております。

 私たちは公務員であります。なぜ私たち公務員は、これらのことを厳しく問われるのかよく考えていただきたい。先に行った職員の処分の際も、町議会において報告をし、議員から厳しい質問が出ました。

 質問には、理事者が対応しているから良いのではなく、一人ひとりの職員が自覚と認識を持たないといけないと思います。

 私たちは地域社会で仕事をします。そこには、住民の皆さんから信頼を得るから仕事ができる、あるいは、住民の皆さんの信頼が存在するから協働という関係も維持できるという事実があります。それが、私たちの仕事の原点であります。

 だからこそ、上司の責任が問われることがあるのです。
 しかしながら、前回も今回も、プライベート(私的)な時間帯での事故であります。その意味では、職場の上司の責任範囲については、いろいろと判断の難しさがあります。

 でも、世論はそうはいきません。上司や理事者に対する処分という発言が当然出てくるものです。

 もちろん私にも任命権者としての重い責任があります。しかし、反面、一人ひとりの職員の私生活にまで四六時中入り込むわけにはいきません。
 だからこそ、芽室町職員である自覚と認識を一人ひとりがもっとしっかり持たないといけないわけであります。

 交通法規の順守について、これまでも再三にわたり申し上げてきましたが、残念ながらまた今回もこのような交通事故が起きてしまいました。

 職員に対する指導のあり方について、私たちはどうすればいいのか困惑しているところであります。

 これからさらに方法を変えて、職場の中でお互いがお互いを戒め合うような、あるいはお互いがお互いを指導し合うような職場づくりを強化しなければならないと、思い直し、どんな措置が取れるのか、もう一度、関係者と共に考えたいと思っています。

 一方で、ほとんどの職員が高い自覚や認識を持って、住民の皆さんと接していることもまた事実であります。

 ですから私は、職員一人ひとりが自信と誇りを持って仕事を継続するためにも、今回の問題は他人事ではなく、自ら今回の事故を戒めとして認識することをもう一度考えていただきたいとお願いをし、この残念な事故が起きてしまったことに対し、みんなが問題意識を持っていただきたいとお願いしておきたいと思います。

平成23年10月17日 町長

 おはようございます。

 10月になり、新年度が始まってから6か月が経過したところであります。
 異動した職員は、仕事にも慣れた時期ですし、新規に採用された職員も仕事に慣れてきた頃だと思います。

 以前も朝礼で何度か紹介したことがある、ビジネスコーチで接遇やクレーム対応、メンタルヘルスなどを担う疋田幸子(ひきたゆきこ)さんという方がいらっしゃいますが、ある雑誌に「復唱、質問の活用」というコラムを寄せておりました。

 そのコラムには、「この時期に、多くの職場や職種が同じ問題を抱えていることに驚きました」と書かれております。その理由は、2つあります。

 1つ目は、新人職員について、返事はするが指示した内容ができていない人が多いということであり、人の話を聞いているのか分からなくて困るというものでした。

 これは、「はい」という返事があるから当然理解していると思って任せていると、まったくできておらず、愕(がく)然とすることがあるということや、返事をしないのは困るが、返事で反応しただけではまったく意味がない。本来、理解したという意味で発信するのが返事のはずであるということです。

 そこで、この疋田さんは、復唱することを奨励したいと言っているのです。
 つまり、「はい」と相手が答えたら、「言ったことを復唱してください」と促すことで、意味を理解していれば何の問題もなく復唱するわけですが、返事を「反応しただけ」という意味で使っている人は「えっ」となるでしょう。

 伝え漏れや不十分なことを補足できる効果もありますが、理解度を図る上でも、とても大切なことだと思います。

 2つ目は、異動により新たな職場に来た人も含め、伝えられていない、教えられていないからという理由で仕事を率先して遂行しない人が多すぎるということです。

 できないことは、教えられていないのが原因であり、自分ではなく教えてくれない人の責任だという言い訳のようであります。

 以前は、上司や先輩の仕事を見ながら覚えていくことが大原則であり、組織社会の中では、誰もそこまで教えなくても当然一人ひとりが学び覚えていた。

 しかし、これまである種の常識だと思っていたことが、過去のものになっていることを、改めて考える必要があるのだろうということです。

 そこで、疋田さんは、この場合には、「どの点が教えられていないことだと思うのでしょうか」と聞いてみてはいかがでしょうかと言っています。つまり、質問です。

 本人が教えられていないと思っているだけで、既に関連した内容を伝えていることも多くあります。また、直接的には教えていなくても、それに類似したことで教えていることもたくさんあります。

 ですから、上司や先輩にとっては一手間かかることになりますが、報告の復唱や、質問をする行為を重ねていくことで、初めて効果が期待できるのではないでしょうかというコラムです。

 ただし、異動してきた職員や新人職員だけでなく、先輩職員にもぜひ分かっていただかなければならないのは、時の流れとともに人間気質も変わっていくということです。

 したがって、新しく異動した人、あるいは若い人たちにどう対応するかという自己学習にも、この復唱やあるいは質問という手法を用いることを、ぜひ考えてみてはいかがでしょうか。

 いつの時代にも「今の若い者は」という言葉がありますが、それに類似した内容だと思いましたので紹介させていただきました。

平成23年10月3日 町長

 おはようございます。

 先週(9月26日)は、先の台風の影響による災害について話をしました。

 先般、昭和47年に発生した災害で被災した経験がある方と話しをしていたところ、芽室川の土のうを積んである現場を見て、本当に昭和47年当時のことを思い出し、自分は家で寝ていたが、現場の様子を見たら寝ていないで逃げるべきだったと話していました。

 その非常時に、災害経験が少ない課長・係長・係員の職員が、それぞれの立場でどう考えて行動したのかとも話しておりました。
 いい意味でよくやってくれたというお礼の言葉でありますが、とてもうれしく感じました。

 さらに、お話を聞いていて、職場の中では、仕事を通して課長、係長、係員のそれぞれの考えには、少しずつ違いがあるわけですが、その違いを改めて考えていかなければならないと感じました。

 そのときに思い出したのは、「下が期待しているほど上は見ていない。でも下が馬鹿にしているほど、上は馬鹿じゃない」という、伊藤忠商事(株)の前社長であり、現会長の小林 栄三(こばやし えいぞう)という方が書いたコラムでした。

 小林会長は、次のように書いています。

 立場が変わったり年齢を重ねたりすると、それまで見えなかったものが見えてきたり、考えてもみなかったことが急に重要に思えることがあります。
 つまり、係員のときに見えなかったものが、係長や課長になったときに見えることです。

 上司が、部下の主張する立脚点や感性などに共鳴・共感できないことが、しばしば起きます。同様に、上司が重要なポイントだと思っていることが、部下から見れば、どこかずれているのではないかと思うこともたくさんあるでしょう。

 もっとも、これは上司や部下の関係だけに見られるものではありません。
 世代や年齢、キャリアや資質、視点の違いに基づくすれ違い、ずれ、期待はずれ、これはどこでも起こっていることです。

 とはいうものの、あるレベル以上の人は、結果において見るべきものは見ていますし、評価すべきものは評価しているものです。
 ですから、その場限りのスタンドプレイでは通用しないということもあらかじめ分かっておくべきでしょう。
 これが小林会長の主張です

 私も、その通りだと思います。
 自分の経験でもそうですが、若いときに見えなかったもの、不満だったものが、係長になったときに自分の責任であると思ったとき、あるいは課長になったときに自分が管理・運営すべき責任者と分かったときに、ものの見方が変わるということはたくさんあります。

 部下の皆さんも上司の皆さんも、それをもう一度考え直してみる面白いコラムであり、災害のときのある方のお話しの内容に通じるものであったと思い、今日は紹介させていただきました。

平成23年9月26日 町長

おはようございます。

 去る9月5日(月)に北海道を襲った台風12号・13号に伴う大雨により、芽室町に災害対策本部を設置しましたが、今日(26日)は、災害対応についてお話しします。

 ご承知のとおり、台風12・13号による大雨により、芽室川がはん濫危険水域を超える恐れがあったことから、9月5日(月)20時に災害対策本部を設置し、9月6日(火)16時20分、地域の皆さんに避難勧告を発令し、避難をしていただきました。

 新聞報道では、芽室町では39年ぶりの避難と書かれておりましたが、前回の避難勧告のとき、今日お集まりの職員の中にもまだ生まれていない方もいたということです。

 そのため、私もそうですが、今回の災害対策本部の運営にとまどいを感じながらも、町民の皆さんの安全・安心の確立に全力を挙げてきたところであります。

 結果的には大事に至らず、町民の皆さんからも早い段階で避難勧告の対応は良かったというお話もいただいておりますが、災害対策本部を運営する立場から、多くの反省があると思っています。

 芽室町は、災害の少ない町であるという意識があったとか思いますが、今回の災害のようなこともありますから、この事例をもとに今一度、防災計画を熟知し、周知しなければならないと感じました。

 今回発生した災害における対応から、今、反省の評価の意見などをとりまとめているところですが、@防災計画内の見直しについて、A災害対策本部の運営について、B防災訓練の実施などについて、それぞれ見直していかなければならないと考えています。

 今回の災害では、避難勧告を発令しました。
 この避難勧告は、例えば川が氾濫のおそれがありますので、準備ができたら避難してください、と避難を勧め促す行為です。

 この避難勧告より厳しいもの、避難指示があります。
 これは、例えば川が氾濫の危険性がありますので、直ちに避難所へ避難してくださいという、勧告よりもさらに危険が切迫した場合の命令に当たるものです。

 この避難勧告から避難指示に変えたときなど、まだ避難されていない住民の方に対し、避難していただくよう説得をすることも必要となります。

 どの段階で避難勧告から避難指示に切り替えるかは、町長が判断することになりますが、そのときには、地域住民の方々に密接に関係している消防団の方に協力いただかなかければならず、今回の災害時においても、それらを念頭に芽室消防団の皆さんにも出動していただきました。

 ただ、この避難勧告や避難指示、いずれも強制力や罰則規定はありません。

 そこで、さらに厳しい対処として、地方自治体では警戒区域を設定することができます。
 これは設定した区域には入ってはならないと強制的に立ち入りを禁じたり、退却を命じたりできるものです。

 警戒区域の設定には強制力があり、その違反者には罰金を科すことや拘留することができます。

 芽室町防災基本計画の総則第5節にある『住民及び事業所の基本的責務』には、『「自らの身の安全は自らが守る」ことが防災の基本である』とあり、さらには『災害時には自らの身の安全を守るよう行動することが重要である』と結ばれております。

 そして、住民の皆さんが自らの身の安全を守れるような支援体制こそが、災害対策本部が担うべき役割であると考えます。

 先日の台風15号の影響で、愛知県名古屋市では百万人規模の避難勧告が出されましたが、そこに住む地域の方々を、いかに安全に避難していただくかに、大変な思いをされたことと感じます。

 防災訓練を積み重ねていきながら、町民の皆さんの安全・安心を支える力をさらに高めていこうではありませんかと、改めて職員全員に呼びかけさせていただき、今日の一言に代えさせていただきます。

平成23年9月5日 町長

おはようございます。

ご存知のとおり、2日(金)に歓迎レセプション、そして3日(土)、4日(日)と発祥の地杯全国ゲートボール大会が開催されました。

今年で第24回になる大会でありました。
この大会について、皆さんにお礼を申し上げたいと思います。

関係課職員の皆さんには、実行委員会立ち上げから関わり、今大会を運営してくださいました。心からお礼を申し上げたいと思います。

併せて、大会期間中は雨の天候でしたので、グラウンドコンディションが大変悪くなりました。その中で、職員の皆さんが長靴を履き、カッパを着てスコップを手に、スポンジでコートの水を吸い取り、そして砂をまき、ブラシをかける。

あの姿に大変に感銘を受けたという声が、たくさん私に寄せられました。
皆さんに、心からお礼と感謝を申し上げたいと思います。

「発祥の地の職員だからこそ、あそこまで考えてくださるんですね」そうおっしゃってくださった方もおりました。

さて、今回の大会は、大きく特徴のあった大会だった思っています。

1つは中国の重慶チームが来町されたことです。
重慶チームは非常に強いチームでありましたが、いろいろな国柄、あるいは国の環境の異なりがあると思いますが、真剣に勝ちに行く、勝負をするというチームであり、技量が高く、大変参考になりました。

そして今年は、埼玉県・朝霞高校、栃木県・作新学院の高校生等4チームが参りました。
非常にさわやかで、監督の指示も、若い人が行うスポーツらしい、誠にさわやかな指示でありましたし、部員がボールをタッチしたり通過したりするたびに「ナイスショット」と声を掛けるわけであります。

この「ナイスショット」というのは、ゴルフなどで使う言葉でありますが、この掛け声にもゲートボールの中ではあまり見られないような非常にすばらしいさわやかさがあり、ゲートボールの将来は、まさしくこのようになっていくのであろうと教えられたような感じがいたしました。

もう1つ教えられたのは、今回、東日本大震災で被災されました宮城県仙台市・カトレアチームであります。このチームの皆さんは、過去もこの大会に来ていたチームであります。そして、もう1チーム、昨年優勝した茨城県・水戸黄門チームです。

このチームも何度か参加されているチームでありますが、いずれにしても「被災をした私たちを支えてくださった北海道の皆さん、あるいは十勝の皆さん、芽室の皆さんにお礼を申し上げたい」ということで参加されたのでした。

水戸黄門チームの皆さんは、「実は今でも避難している仲間がいてチームが組めない。だから昨年と違うチームで来ているので、今年はとにかく楽しむだけです」とおっしゃっておりました。

非常に悲しそうな顔もしておりましたが、「私たちはゲートボールが支えなんです。これを楽しみにしてこれからも頑張ります」ともおっしゃっておりました。

ゲートボールの楽しみ方は、誠に多様であるということを教えられた気がします。

さて、宮城県仙台市・カトレアチームの監督主将を務められたのは、沼田さんという方ですが、私もゲートボールに昔から関わっておりますので、古くから知っている方であります。

沼田さんがお帰りになるとき(4日)、お菓子を手にして、「私はこれから帰りますが、宮西さんにお礼を持ってきました。でも、私はお菓子をもっとたくさん持ってくるべきだった。長靴を履いたあの皆さん方一人ひとりに、せめて1個ずつ渡してあげたかった。でも、数はそんなになく、本当に申し訳ない。皆さんによろしく言っておいてください」と言っておりました。

私は嬉しかった。震災で困っている皆さんが、職員の長靴の姿をあそこまで評価してくれたことはとても嬉しかった。皆さんに心からお礼を申し上げたいと思います。

ほかにもたくさんのチームの皆さんから、「発祥の地の職員ってすごいな」と言われました。

「誠に素晴らしい。私たちがゲームをできるよう、汗まみれになりながら、そして泥まみれになりながら作業している。そして誰も文句を言っていない。残念だけど、私たちの仲間が『おい、ここに砂早く入れろ』と言っている。私はあの姿が恥ずかしかった。仲間のそんな姿を見たくなかった。もっと職員のみんなが頑張っている姿に目を向けてほしかった」と、おっしゃってくれた方もいらっしゃいます。

いろいろな言葉があって当たり前です。
しかし、私は沼田さんが言ってくださったあの言葉。芽室町をゲートボール発祥の地として、今までみんながアピールし、職員がそれを支えてきた。それを黙って見てくださっている方がたくさんいらっしゃる。

苦情があっても、それは私たちの立場上やむを得ないのかもしれない。でも、そうまでしてマイナーな仕事を、マイナーな動きを、見ていてくださっている方がたくさんいらっしゃることを、皆さんにも分かっていただきたく、今日紹介させていただきました。

3日間本当に、ありがとうございました。ご苦労様でした。

平成23年8月29日 町長

おはようございます。

今日は(29日)大変暑い日となります。
「残暑厳しい折」という言葉がありますが、まだまだ暑さが続きますので、体には十分注意をして仕事に邁進してもらいたいと思います。

8月に入ってから、各課の課長と係長を中心にサマーヒアリングを実施しましたが、そのときに感じたことをお話しします。

4月にも課長・係長の皆さんとヒアリングを行っています。
そのときは、新年度の事業をどのように推進していくのか、各課の考えを確認し、私の思いを伝えているものであります。

そこで合意形成が図られていない事項につきましては、さらにその後調整を繰りかえしております。

4月の結果を踏まえ、8月までの4ヶ月間に課内において調整・整理した内容を伺うのがこのサマーヒアリングの目的であります。

今年は特に、ほとんどの課において課長を中心にして課内でのヒアリング、あるいは話し合いが持たれたという印象を強く受ける場面が多く見られました。

そのことに対しては、私も安心しましたし、課長や係長、さらに係スタッフに感謝を申し上げたいと思うところであります。

8月のヒアリングにおいて、私は、かつてサントリー食品事業部課長であった沖中 直人(おきなかなおと)氏が、「アイディアというのは様々な要因が重なったときに誘発される一種の化学反応です」と言っており、その中にあった「アイディアの中には目的意識があって生み出されるアイディアがある」という言葉を思い出しました。

目的意識があって生み出されるものがあるということは、皆さんも体験されていると思います。

今回、各課のヒアリングの中で、私が4月に指摘した事項や、4月のヒアリングで課題とされた事項について、それを解決する創造性を発揮するため、あるいはアイディアを生み出すために、それぞれの課の中で話し合いがなされたという痕跡が明確に見えたと思います。まさしくそれは、目的意識があってアイディアを生み出そうとしてきた結果であると私は受けとめました。

また目的意識があって、アイディアを生み出すために最も簡単な方法はブレインストーミングであると、サントリーの沖中課長はおっしゃっていました。

ブレインストーミングのほかには、例えばテーマを頭にしっかり入れて、あるいは課題を頭にたたき込んで動き回り、目に入るもの耳に聞こえるものの上に様々な連想を働かせていく、まさしく、「アイディアが化学反応を起こす」という意味ですが、そういう方法もあります。

今回のヒアリングでは、各課がまさしくブレインストーミングを駆使したのであろうと思う結果が大きくみられたことを皆さんに申し上げたいと思います。

この夏以後の事業推進にも大いに期待しておりますので、頑張っていただきたいと思います。

平成23年8月22日 副町長

おはようございます。
町長が出張中ですので、私からお話をさせていただきたいと思います。

昨日(21日)は、「ふれあい交流まつり2011」が健康プラザで行われました。
保健福祉課職員やボランティアで参加された方がたくさんいらっしゃいましたが、大変ご苦労様でした。

今日は、元・株式会社はとバス社長の宮端清次(みやばた きよつぐ)さんが、「リーダーシップとは影響力である」と語ったソニー創業者である井深 大(いぶか まさる)さんについて語っておりますので、そのことを若干紹介したいと思います。

宮端さんは元・東京都職員で、職員を辞められてからはとバスに就職された方です。
この方が30年以上前、都庁の管理職のときに井深さんのリーダーシップの講演会を聞いたそうです。

井深さんの講演が終わった後、ある女性が手を挙げて、「失礼ですが、今のお話はよく分かりませんでした。私のような主婦にでも分かるように、リーダーシップのことについて話してくれませんか」と質問したそうです。

司会の方は慌てたそうですが、井深さんは次のように話したそうです。

ソニーの社長時代、最新鋭の設備を備えた工場が厚木に完成し、世界中から大勢の見学者が訪れました。
しかし、一番の問題だったのは便所の落書きです。会社の恥だから工場長にやめさせるよう指示を出し、工場長も徹底して通知を出した。それでもいっこうになくならない。

しばらくしてから工場長から電話があり、「落書きがなくなりました」と言ってきたそうです。「どうしたんだ」と尋ねたところ、工場長の話では、実はパートで来てもらっている便所掃除のおばさんが、かまぼこの板2〜3枚に「落書きをしないでください。ここは私の神聖な職場です」と書いて工場に貼ったそうであります。

井深さんは続けて講演会で次のように言ったそうです。

この落書きの件について、私も工場長もリーダーシップをとれなかった。パートのおばさんに負けました。そのときに、リーダーシップとは上から下への指導力、統率力だと考えていましたが、誤りだと分かった。以来、私は、リーダーシップを影響力と言うようにしました。

これが講演会での質問に対する答えです。

この後は、はとバス元・社長の宮端さんがおっしゃっていることです。

リーダーシップとは上から下への指導力、統率力が基本になる。それは否定しない。
けれども、自分を中心として上司、部下、同僚、関係団体、その矢印の向きは常に上下左右なのです。だから、上司を動かせない人に部下は動かすことはできません。

良きリーダーとは、良きコミュニケーターであり、人を動かす影響力を持った人を言うのではないでしょうか。
あの便所においては、パートのおばさんこそがリーダーだった。そうやって自分が望む方向へ相手の態度なり行動なりが変容することによって、初めてリーダーシップが生まれてきます。

これが、宮端さんが井深さんのリーダーシップに関する講演会を聞いた感想だということであります。

このように単純に上から下というのではなくて、それぞれ人に影響を与える。それがリーダーシップだということを、本日は紹介して終わりたいと思います。

平成23年8月1日 町長

 おはようございます。
 大変残念であり、また非常に遺憾に感じることでありますが、今日(1日)は、職員の懲戒処分の話をさせていただきたいと思います。

 7月25日付けで職員の懲戒処分を行いました。
 懲戒処分に至った経緯は、ご存知だと思いますが、6月26日(日)午前3時頃、町内で酒気帯び運転による物損事故を起こした職員がおりました。
 この職員の行為は、全体の奉仕者としての自覚に欠ける信用失墜行為であり、その責任は極めて重大であると判断をし、地方公務員法第29条第1項に基づく処分、つまり懲戒処分を行いました。

 懲戒処分そのものは本町が設置する芽室町懲戒審査委員会に意見を聞き、そして処分するものでありますが、交通事案というのは全国的に事例も多く、客観的に判断できる事例が多いわけであります。

 ですから、どれだけ客観的な処分を行うか、弁護士などとも相談をしながら今日に至ったわけですが、最終的に懲戒処分と判断したものであります。

 もちろん、職場の上司につきましても管理監督責任が問われ、7月25日付で処分を行いました。

 そこで皆さんにぜひ考えていただきたいのは、この酒気帯び、あるいは酩酊(めいてい)運転による公務員としての信用失墜行為についてです。

 酩酊運転については、福岡市で発生した非常に悲惨な事故以来、道路交通法が厳しく改正され、酩酊、あるいは酒気帯びによる事故に対しては、厳しい処罰が科せられるようになりました。

 地方公務員法、あるいは国家公務員法も、そのときに改正され、この道路交通法の趣旨に基づき、酩酊あるいは酒気帯びの運転につきましては大変厳しい処罰が科せられるようになったのはご存知の通りであります。

 ですから町職員は、公務員たる身分を有する以上、酩酊あるいは酒気帯び運転というのはもう起きないだろうと思っておりました。

 しかしながら、今回のことは誠に残念なことでありさらに、その信用失墜の重要性を考えるとき、その処分を広く町民の皆様に公表していかなければならない時代と考えています。

 ですから急遽、7月22日付けをもって、『芽室町職員の懲戒処分等の公表に関する基準』を策定いたしました。このことは、本日の全体庁議で明確にするところですが、職員に対して行った懲戒処分については、この基準に基づき速やかにマスコミに公表する、と定めたものであります。

 現在、私たちには厳しい責務が負わされていることを、もう一度職場の話題にしていただきたいと思いますし、一人ひとりの職員が自覚をしていただきたいと思います。

 私たちは公務員として宣誓書なるものをなぜ提出しているのか、そのことをもう一度一人ひとりの職員に考え直してもらいたいと申し上げ、今日の一言に代えさせていただきます。

平成23年7月25日 町長

 おはようございます。

 芽室町北伏古にある白樺学園高等学校が、夏の高校野球北北海道大会で決勝戦に進みましたので、私は土曜日(23日)、スタルヒン球場まで応援に行ってきました。

 結果は皆さんご存知の通り、見事優勝し甲子園出場を決め、昨日(24日)、選手が帰町しましたが、本町で開催された「めむろ商工夏まつり」の会場で、甲子園出場の報告がなされました。

 選手が前向きにプレーする姿は、本当に素晴らしいと思いました。
 白樺学園高等学校は、5年前にも甲子園に出場しておりますが、その際にも本町から支援させてもらいました。

 今回は5年ぶり2回目の甲子園出場ですが、町としては前回同様の支援を考えたいと思っております。

 また、昨日はめむろ商工夏まつりが開催され、私も会場におりましたが、職員が、今日の顔とは全く違う顔で子どもたちや奥さんを連れて歩いている姿が目につきました。

 非常にいい光景だと思ってます。

 それができないようではいい仕事もできないと思っておりますが、家族とのくつろぎが、また今日からの仕事に繋がっていくのだろうと思いました。

 今日は、先入観から抜け出せずに、1つのシステムやルールというのを作ってしまうとなかなか変わっていかないという話をしたいと思います。

 「職場に潜んでいるQWERTYを探せ」という話です。
 これは何のことか分かりますか?『QWERTY』というのは、パソコンキーボードの文字配列の最上段を左から読んだものです。

 この文字の配列は、『QWERTY配列』と言われていますが、なぜこの配列なのかというところが課題です。

 普通であれば最も合理的である、あるいは指が動きやすい、時間がかからない、覚えやすいなど、何らかのメリットがあるから決まるわけであり、ランダムに並べたのではないはずです。

 しかし、実はそうではないのです。
 ある本を読んでいると、次のような事が書かれていました。

 このQWEYRTY配列というのは、指が最も動きにくい配列である。その意味では極めて不合理な設計になっている。

 なぜかというと、100年以上前ですが、アメリカの代表的なタイプライター製造会社が、早く打つとキーが絡むといったお客さんの苦情に頭を悩ませていました。

 人は、能力をどんどん高めていきますから、早く打てるようになっていくとキーが絡む、こういう苦情が多かった。会社としては、早く打てるタイプというのは重要な商品価値があるものですから、キーが絡んだら元も子もない。

 それで、いろいろなアイデアを検討したそうでありますが、妙案がなかった。
 そこで、その会社の首脳が決定したのは、キーを早く打てないような配列にしようということでした。それが今のQWERTY配列であります。

 ですから、手に優しくない配列にすることにより、人間がキーを打つ能率を落とし、問題解決を図ったのであります。

 具体的には、使用頻度の高い文字のキーは指の力が弱い薬指や小指の位置にシフトさせて、配列したことで、打つスピードが自然に下がった。そのことでキーが絡む早さで打てなくなったのです。

 しかし、このアイデアは実は貧窮の策であり、機械の性能がどんどん向上し、いくら早く打っても故障が生じないようになれば、元へ戻してもよかったわけであります。

 だが、そうはならなかった。タイプライターがワープロからパソコンに変わっても、その配列は過去からの打ちにくい状態のままである。

 そこに課題があるわけですが、システムやルールは、一度確立し定着してしまうと、合理的な理由がなくなった後もなかなか改善されない。その最たるものがこの事例であるということであります。

 ですから、皆さんの周りにも、普段何気なく見過ごしていること、QWERTY配列のようなことが存在していないでしょうか。それを確認して仕事をする必要があるのではないでしょうかという結びでした。

 私はこの内容を知らなかったものですから、非常におもしろいと思いまして、今日は紹介をさせていただきました。

平成23年7月11日 町長

おはようございます。

今日(11日)は出席者があまり多くないようですが、月曜日に生き生きした顔で出勤できるか、あるいはまた、疲れた顔で出勤するかは、土・日の係わりもありますが、金曜日の過ごし方に大きな問題があると指摘する方がいらっしゃいますので、そのお話を紹介したいと思います。

俗に言う「ブルーマンデー」を乗り切るために、金曜日を有効に使おうということです。

ある新聞に、次のような記事がありました。

『月曜日がないカレンダーってないかしら』。そういうことを口にするOLがたくさんいらっしゃる。そんな時代になってしまった。もちろん、月曜日のないカレンダーなどない訳ですが、問題なのは、それを口にする背後に、月曜日に出社するその女性の憂うつな気持ちが隠されている。それが大変重要な問題です

これは、多くのビジネスパーソンにも共通する問題であり、だからこそ「ブルーマンデー」という言葉があるのです。

しかし、考えてみると、1年間は365日なので52週となるわけですが、そのうちの7分の1をブルーな気持ちで出勤することによって、充実した日々を遠ざけてしまう、そんなことでいいのでしょうか。

株式会社健康プラザコーワとドクターユキオフィスの代表取締役である臼井由妃(うすい ゆき)さんという方が、次のように言っております。

「例えば金曜日には、翌週の月曜日に訪問する取引先にアポイント確認の電話をし、持参する書類に不備がないよう最終確認をしておくなど、これらを徹底することで、月曜日の朝に自分のすることが明確化され、仕事モードへ入っていけるのです。そのことを大いに活用しましょう。毎日を生き生きさせる、金曜日の活用方法を皆さんで考えましょう」

今日は月曜日、ここにおられる皆さんは元気な顔で出勤しておりますが、一人ひとりが、「月曜日、よし今週1週間頑張るぞ」という顔で出勤していただくためには、やはり金曜日をよく考えて勤務することがとても大切だと、感じましたので、紹介させていただきました。

平成23年7月4日 町長

おはようございます。
私は先週、東京方面へ出張しておりましたが、関東地方は大変暑い日が続きました。

今、この会場を見回してみてもノーネクタイの男性職員がほとんどですが、ネクタイをしている職員もおります。今日は(4日)、「礼儀正しさとクールビズ」についてお話をしたいと思います。

私たちは日頃、町民の方やお客様と接するわけですが、「礼儀正しくなければならない」と言われるわけであります。

「礼儀正しい」とは一体どういう事かと言いますと、人として守らなければいけないことを当然のように守っているということ、それが礼儀正しいということだと思います。

私も教育の仕事に携わったことがありますけども、この「礼儀正しさ」というのは、教育の観点からも幼い頃から身につけているはずと言われております。
考えてみますと、子どもの頃、「人に会ったら挨拶をしなさい」「物をもらったらお礼を言いなさい」「嘘を言ってはいけない」「仲間はずれはいけない」あるいは、「間違ったときには、勇気をもって『ごめんなさい』と言いましょう」など、両親や近隣の大人、あるいは先輩から言われたと思います。
これらがしっかり身に付いている。それが「礼儀正しさ」であると言われています。

しかしながら最近、社会人の中で、その礼儀正しさが身に付いていない人が決して少なくないと指摘されています。

先週(27日)もご紹介しました、東レ経営研究所の佐々木常夫(ささきつねお)特別顧問が、この問題に触れていますのでご紹介したいと思います。

佐々木顧問は、「礼儀正しさは最大の攻撃力である」と言っています。
そして、「常に礼儀を尽くして仕事をすれば、相手にも大切にされ、日々の仕事もスムーズに進みます。時には適切な人を紹介してくれたり、耳寄りな話があれば教えてくれたりすることもあるでしょう。ですから礼儀正しさというのは、相手を尊重することなのです。相手を尊重する気持ちを持たないでいると、いくら完璧な敬語を使っていても相手に通じることはないでしょう」と言い、さらに次のように続けています。

「服装一つを取ってもそうです。誰かと会うときにはきちんとした服装にしなさい。まず、何より清潔であること。これは相手に対する最低限の敬意です。また、相手の価値観を尊重することも大切です。最近ノーネクタイが一般的になってきましたが、年配の方の中には律儀にネクタイをつける人もいらっしゃいます。そうした方に会うときは、ネクタイをつけることで相手に敬意を伝えることができるでしょう。自分の趣向よりも相手の趣向を尊重するのです」と言っています。

私も東京に行ったとき、非常に暑い日が続きましたので、ずっとノーネクタイで過ごしましたが、一緒に行った課長は、車に乗ったとたんに「町長、今日はノーネクタイで行きましょうか、どうしましょうか」と言いました。

これは、これから訪問する所や、会う相手の趣向・環境に気を配った一言であると思います。

私たちは今、クールビズスタイルで仕事をしておりますし、金曜日はカジュアルスタイルでの仕事をしておりますが、そこにもやはり相手を尊重する心構え、気配りが必要ではないかと感じましたので、紹介させていただきました。

平成23年6月27日 町長

今日(27日)お話ししたいのは、東レ経営研究所の佐々木常夫(ささき つねお)特別顧問が書いたベストセラー『働く君に贈る25の言葉』の中にある「3年で物事が見えてくる。30歳で立つ。35歳で勝負は決まり」という言葉です。

「3年で物事が見えてくる」
これは、入社して3年も経てば、会社の仕組みや仕事のやり方、人間関係などが分かってくるので、この時期をクリアすれば、重要な仕事を任せられるようになるということであります。

例えば、20歳で職場に入った人であれば、23歳くらいになると、そのような立場になるといえます。

「30歳で立つ」
30歳にもなれば、相当大きな仕事ができるようになるのです。
つまり、職場に入って10年ぐらいの立場であります。

「35歳で勝負は決まり」
35歳になれば、心掛け次第で部長クラスの仕事ができるようになるのが普通です。
日本の社会は、経験を重視した年功序列的な社会風土がありますから、ただちに部長になるということは実際にはありません。

しかし、その間に重ねる様々な経験、体験、そして人間の幅を広げていく期間が大切なのです。35歳になると、人生観や仕事のやり方、コミュニケーションの取り方などが、その人の方向性として決まってくるものなのです。

だからこそ、「3年で物事が見えてくる。30歳で立つ。35歳で勝負は決まり」ということになります。

本日勤続表彰を受賞された皆さんは20年表彰でありますから、40代になるわけであります。

では、40代はもう手遅れなのかというと、そうではありません。
40代からじっくり伸びる人が多数いることは事実であり、それほど目立たず、多少不器用であっても、ゆっくり継続的に成長する人は多いのです。

それは、謙虚な人や、人を公平に扱う人だったりしますが、これらの人に共通しているのは、「ひたむき」な姿勢であります。

「ひたむき」な人は逆境にあっても、冷や飯を食わされても負けずに頑張り続けます。
それを身に付けて、一歩ずつ歩み続け、気がついたらとんでもない高みに達成していたという人は多いのです。

ですから、40代になってもひたむきな姿勢は崩さないようにしましょうと、佐々木特別顧問は書いています。

皆さんも、これからぜひとも今日までのひたむきな姿勢を崩さず、芽室町のために継続して歩んでいただきたいとお願い申し上げ、一言に代えさせていただきます。

今日はおめでとうございます。

平成23年6月13日 町長

おはようございます。
今日(13日)は、イメージトレーニングの話をしたいと思います。

スポーツをしている人をはじめ、いろいろな分野の人がイメージトレーニングを導入することはよくありますが、仕事の中にもぜひイメージトレーニングを導入してはどうかとよく言われます。

今日は、その具体的な成果について話をしてみたいと思います。

ウォルト・ディスニーを御存じだと思います。
あの方は、フロリダの広大な大地に夢の国・魔法の国を作って年間数百万人の人を集めるんだと、話していたそうですが、そのとき、周りの人たちはすべて「おかしいんじゃないか」・「何を考えてるんだ」とおっしゃっていたそうであります。

ウォルト・ディズニーは、ディズニーワールドを完成させる前に亡くなってしまったのですが、オープニングセレモニーの際に記者団は、ディズニーの奥さんに対して「ご主人が、この完成を見ることなく亡くなったのは非常に残念ですね」と言いました。

しかし、そのとき奥さんは「いいえ。夫は誰よりも前からこれを見ていました」と答えたそうであります。ウォルト・ディズニーは、施設がまだ完成する前から、自分が夢の国・魔法の国を作りたい、その実像をしっかりとイメージして奥さんにも語っていたのです。
そういう意味では、非常にイメージを大切にしていた人だと言えると思います。

これが、まさしくイメージトレーニングの力と言えることなのです。
イメージトレーニングとは、手に入れたい物やなりたい自分を、自分の中に鮮明に映像・画像として描くことだと言えます。

ひょっとすると、私たちが一番活用していない潜在能力の1つなのかも知れません。

私たちは、目で見なければ信じないとよく言いますが、ウォルト・ディズニーに代表される偉人は、目で見えるものを見る前から信じているということが言える。
この違いが非常に大きいのではないでしょうか。

さらに事例を挙げますと、飛行機を考案したライト兄弟は、普段から自分たちが飛行機に乗って空を飛ぶことを、強くイメージしていました。

その結果、世界で初めて有人飛行に成功したわけでありますが、この時代の科学者の皆さんは「有人飛行は不可能である、あり得ない」と主張していた。
その中で、イメージをどんどん膨らませていたのがライト兄弟だったということであります。

最後にエジソン。

この人は、誰もがろうそくの灯りでの暮らしが当たり前だと言われていた時代に、それに代わる電球を何年もかけて一生懸命イメージしていた。
そして、イメージの中で見出したものを実現しただけに過ぎないと言ったのです。

そういう意味では私たちも、イメージが持つ力をもっと大事にしながら仕事に生かしてはいかがでしょうか。

平成23年6月6日 副町長

おはようございます。
町長が公務で不在のため、今週も私の方からお話したいと思います。

6月1日付けで新たに3人の方が採用され、先ほど挨拶をいただきました。
すでに公立芽室病院で勤務されている方ばかりですが、病院の維持発展のために引き続きご尽力いただければと思います。

また、江崎総務係長から、役場野球部が自治労十勝予選大会で優勝されて全道大会へ出場するとのお話がありました。
これから暑くなりますが、昨年以上の成績を残されるように、仕事とスポーツを両立するように頑張っていただければと思っています。

さて、先週もお話しましたが、先週に引き続き佐藤一斎(さとう いっさい)が書いた『言志四録(げんししろく)』の中から、1つだけ紹介したいと思います。

この『言志四録』の中に、『三学(さんがく)の教え』というものがあります。
漢文調でいうと、「少(しょう)にして学べば、則ち壮(そう)にして為すことあり。壮にして学べば、則ち老いて衰えず。老いて学べば、則ち死して朽ちず」というものです。

小さい頃に学んでいれば、大きくなったときにそれが役に立つ。壮年期にいろいろと頑張れば、年を取っても衰えることはない。年取ってから老齢期、当時の老齢期とは50代くらいかもしれませんが、年取ってから学べば死んでもその名を残す、という意味になります。

私たちは一生の間で、学校に入っていろいろな勉強します。小さい時から「こんな勉強、何の役に立つのかな」と思いながらいろいろなことを覚えます。
学齢期というのは、一番物事を覚えます。それが壮年期になり、仕事などに就くと、いつか役に立っていくということであります。

そういった部分では、職場に入ってから退職するまで、その中でいろいろと勉強する場面があると思います。
なぜ勉強しなければならないのか、なぜ覚えなければならないのか、疑問なことはあるけれど、基本的に、やはり私たちは一生の間、学んでいくことが大切だということを佐藤一斎は言っているのだと思います。

今年採用された方、5年の方、10年の方といろいろおりますが、やはりそれに応じた「学び」が必要であろうと思います。

それが、退職されて60歳を過ぎてからも「学び」となって、年を取ってからも学んでいく。そうやって充実した生活を送れるのではないかと思います。

そして「学び」の中では、勉強、本読んだり仕事したりばかりではなく、趣味などを通じて学び、一生の幸せな人生を送っていただければと思い、先週に続いて『言志四録』から1つご紹介させていただきました。
平成23年5月23日 町長

おはようございます

今、金曜日(20日)から行方不明になっている町民の家族の方がお越しになっており、出席が少し遅れましたが、皆さんには、土曜日・日曜日に関わらず出役いただきました。残念ながら、まだ発見には至っておりませんが、職員の皆さんにお礼を申し上げたいと思います。

さて、先日、ある職員が、「自分は課題、あるいは問題だと思うことをノートに書いている」という話をしており、非常にいいことだと思いました。

問題点・課題をノートに書く、あるいは手帳につけておくことはその解決や実現に、大変効果のあることだと考えております。
今日(23日)は、モチベーションを維持する方法についてお話したいと思います。

私たちはどんなに一生懸命に目標へ向かって行こうとしても、世の中に私たちの集中力を妨げる要素はたくさんあるわけです。

そんな中で、日頃モチベーションを維持していく、あるいは目標に意識を集中していくのはとても大切なことですが、今申し上げた、手帳に書く、あるいは手紙に書くということで成功した事例がありますので、2つ紹介したいと思います。

1つは、手帳に書き込んで成功した事例であります。
毎日目標を手帳に書いていく、あるいは毎週その目標を点検して、反省と評価や進捗状況を書いていくのは非常に効果のあることだと言われておりますが、その成功例です。

その前に、日本ではあまり人気がない競技かもしれませんが、陸上で十種競技というものがあります。
古代アテネのオリンピックの時代から、十種競技の優勝者は、ヨーロッパやアメリカでは『キングオブアスリート』と言われるくらい非常に高く評価されている、人気のある種目です。

その十種競技のオリンピック金メダリストでブルース・ジェンナーというアメリカ人がいますが、この人がコーチになって若い選手を指導するときに、「自分の目標をノートなどにリストアップしているものはいるか」と質問をしたところ、全員が手を挙げたそうであります。

次に、「今、そのリストを持っているか」と聞いたら、ただ一人だけが手を挙げた。
彼の名前はダン・オブライエン。

オブライエンは、1996年のアトランタオリンピックで優勝し、それ以降トップスリートとして何年も連続で優勝した人であります。この人は、自分の目標を手帳に書き込んで常に持ち歩いていた人であります。

もう1つは、自分に手紙を書いて成功した事例であります。これは、奇抜なアイディアに思えるかもしれませんが、大変に効果のある方法だと言われています。

ブルース・リーという映画スターをご存じだと思います。
武道家で映画スターであったブルース・リー。この人は自分に手紙を書いていたことで有名な人です。

アメリカ・ニューヨークに「プラネットハリウッド」というレストランがありますが、そのレストランの壁には、彼が1970年1月9日付けで自分に書いた手紙が貼ってあるそうです。

その手紙には、次の内容が書かれています。
「私は、カメラの前で最高の演技を披露し、1980年までに全米で最も有名な東洋系の映画俳優になって、1000万ドルを稼ぐ」

この手紙は、1970年に書いたわけですが、ブルース・リーは1973年、皆さんご存じのとおり、『燃えよドラゴン』という映画で大スターになりました。
そういう意味では、自分自身に対して『私はこうなりたい』ということを書き、自分の目標を7年も早く実現をした人であります。

先ほど紹介しましたダン・オブライエンも、このブルース・リーも、手帳に書き込む、あるいは手紙に書き込むことの効果が極めて顕著に表れた人だということで、今日は紹介させていただきました。
平成23年5月16日 町長

おはようございます。

今年2月から、私は若手職員と職場内でのそよ風トークとして、個別に話し合いをさせてもらっています。
今日現在(16日)では、あと4〜5人程度の職員が残っていますが、終了に近い状況になってきました。

話をしていて、再度気が付いたのが、今回話し合いの機会をもった若手職員は、役場職員として採用されてから日が浅いわけですが、業務に対して非常に前向きな職員が多いということであります。

前向きな職員には、人に好かれる職員が多いと言われるわけですが、今日は、職員とのそよ風トークで思い起こした、『前向きな人ほど好かれる』という言葉がありますので紹介したいと思います。

これはカルチャースタディーズ研究所を主宰している三浦 展(みうら あつし)氏の話です。この方は、『下流社会』という本を書かれた方で、その中でもふれていたことであります。

かつて私たち日本人は、『一億総中流社会』ということを自負してきた時代がありました。
その時代は、黙ってエスカレーターに乗っていれば自分の将来を安定して送ることができると言われたわけです。今では、それは古き良き時代の話と言えるかもしれません。

今は、頼りになるのは自分だけと言えるほど厳しい時代であります。
ですからこそ、自分の未来は自分で切り開いていかなければならないということが言われます。

そのためには、心身共に健康でいなければなりません。また、生活能力を身につけていかなければなりません。さらには、計画性を持たなければなりません。

そして、それに加えて『人に好かれる人になること』が必要と言われているわけであります。

三浦氏は、「人に評価されることに喜びを感じられる人は、仕事にも前向きな意欲を持つ人が多いから、比較的勝ち組になりやすい。恋愛も仕事も同じで、女性も男性も同じである」と述べています。

前向きな人ほど好かれるし、評価もされるということを、強く言っているわけでありますが、私も今回の若手職員とのそよ風トークの中で、それを再度教えられた気がしましたので、紹介をさせていただきました。

若手職員の皆さんには、ぜひお礼を申し上げたいと感じております。

ありがとうございました。
平成23年5月9日 町長

おはようございます。

昨日(8日)でゴールデンウィークが終わりました。心身共にリフレッシュされた方もいらっしゃると思います。そういう意味では、明るい顔で元気に出勤していると思いますので、今日からまた頑張って仕事に励んでいただきたいと思います。

ただ、この時期になると、仕事にも慣れ、仕事の内容が分かってきたからこそ、さらに聞くことを躊躇し、自分の仕事の壁にぶつかることもあり、五月病(ごがつびょう・さつきびょう)と言われる状況になることもあります。

さて、仕事の中で、分からないことを周りの人に聞くことは当然のことですし、少しも恥じることはないわけであります。
積極的に助けを求めるということも当然のことでありますし、恥じることではない。
しかし、なかなか聞けない、あるいは遠慮がちになってしまうことがあります。

ある雑誌に「積極的に助けを求めた成功者」という記載がありましたので、今日はそれを紹介したいと思います。

人生にはたくさんのチャンスがあるわけですが、それを手に入れるためには人に助けを求めなければいけません。歴史の中で、人に助けを求めたことで世の中を変えた事例はたくさんあります。代表的な人を3人ご紹介します。

1 もし、クリストファー・コロンブスが、女王イサベルに助けを求めて船と乗組員を確保しなかったら、新大陸を発見することはなかったでしょう。

皆さんご存じの通り、コロンブスは、地球は球体であるから西へ進めば絶対大陸にぶつかるという確信を持ち、それを主張していたわけでありますが、もちろん船も乗組員も持っていなかった。
そこで女王イサベルに助けを求めたところ、船と乗組員を提供してもらえることになり、新大陸を発見したのであります。

2 もし、トーマス・エジソンが実験するための資金を求めなかったら、あんなに多くの発明を成し遂げることができなかったでしょう。

エジソンももちろん、自分の頭の中でいろいろ理論的な組み立てはあったようですが、それを現実にする実験の資金がなかった。
そういう意味で、さまざまな人に資金援助を求め、助けを求めた。
その結果、あれだけ数多くの発明に繋がったということです。

3 もし、レオナルド・ダヴィンチが、師匠のベロッキオに指導を求めなかったら、あれだけ偉大な業績を上げることができたでしょうか。

レオナルド・ダヴィンチには、ベロッキオという師匠がおり、何でも師匠に相談しながら物事を進めてきたことは有名な話です。
ですからそこで助けを求めなかったら、あれだけ大きな成功はなかっただろうということであります。

これらの内容の後で、「以上からも分かるように、人に助けを求めるということは、決して弱者に限定された行為ではない。むしろ知恵と勇気のある人の成功の秘訣が、助けを求めるということである」と、まとめております。

人に助けを求めることを恐れなければ、もっとあなた自身の潜在能力を活用して業績を上げることができるのです。多くの新しい扉が開いて、無限の可能性が広がるのです。ですから、大いに助けを求めましょう、ということであります。

非常にいい内容であり、私もこれから大いに助けを求めたいと思っていますが、ぜひ皆さんにも参考にしていただけたらと思います。
平成23年5月2日 町長

おはようございます。

本日は(2日)連休の中日ですが、これから連休で私的な行動をされる方もたくさんいらっしゃると思います。
大いにけっこうなことでありますが、交通事故には十分気を付けていただきたいとお願い申し上げます。

今日は、「相手を知り、相手の立場を尊重しよう」ということについてお話をさせていただきたいと思います。

これは、スムーズに仕事をしていくためのコツであると言われるものであり、組織の中でコミュニケーションを良くするためとも言われるものであります。

組織社会がある限り、これほど多く語られるテーマはないと思っておりますが、ある意味では、組織ある限り永遠の課題であると言えるものであります。

ここで今一度考えていかなければならないのは、コミュニケーションの問題であります。
コミュニケーションとは、人間の意志・思想など、それを言葉によって相手に伝える手法であります。

一口に言うと、「お互いに理解し合うこと」。これがコミュニケーションだと思います。
相互理解を深めていくことは、スムーズに事(こと)を進めるための大きな目的でもあります。

それを考えると、私たちの職場内では、お客様は当然でありますが、上司・同僚・部下、そして臨時職員を含めた様々な職員がおり、お互いの立場・利害・価値観が違うわけであり、そのために主張も当然異なります。

そういう意味では、共通の理解を求めていく、あるいはお互いに理解し合うことは、並大抵ではない不断の努力や心遣いが必要であると言えるわけであります。

コミュニケーションが円滑に行われていない理由を3つ挙げるならば、1つには相手を知らないこと、あるいは知ろうとしていないことであります。
そして、2つには相手の立場を理解していないこと、あるいは相手の立場に立っていないことがあります。
最後の3つには、人間関係をうまくやっていないこと。これは、相手に対する理解や、情報提供を日頃から行っていますかということであります。

自分の欲求や要求を相手に理解してほしいと思うのであれば、まず今申し上げた3点を心掛けることが大切ではないかということであります。

このことを万全にして相手に臨んでいくとすれば、相手もきっと心を開いてくれ、いつしか皆さんの協力者や援助者になってくれるだろうということであります。

これは新聞に掲載されていたコラムを引用したものでありますが、私も全くその通りだと強く感じたところであります。

皆さんもぜひ心掛けていただきたいと思い、紹介させていただきました。
平成23年4月25日 町長

おはようございます。
 
統一地方選挙後半戦が終わりましたが、選挙事務そのものは、非常に緊張感を強いられる事務であります。

それは、1票の格差で当落が決定するということが当然あるわけで、そういう意味で、事務担当者としては非常に緊張感を求められる事務であります。

私たちは日常、緊張感を求められる、あるいは困難な問題に直面するという機会が多いわけでありますが、その問題を一つひとつ解決するように努力しなければならない立場でもあります。

高い緊張感、そして選挙事務。
この双方には、そういう意味では共通する部分があると思います。このような困難な事務を担っていくときに3つの『○○深さ』という言葉があり、それを心がけることによってクリアできるという意味がありますので、紹介したいと思います。

1つには「疑い」、2つには「思慮」、3つには「執念」。
つまり、疑い深い、思慮深い、執念深い、この3つを自分の目の前にある問題に当てはめて、一つひとつチャレンジしていくことにより、困難な、あるいは難しい問題を解決する、その手法が見出せてくるということであります。

要するに、疑い深く、思慮深く、執念深く難しい問題にアプローチしていくことが、そういう問題の解決につながるということであります。

皆さんも、ぜひとも難しい問題にぶつかったときには、3つの『○○深さ』ということを念頭においてチャレンジしていただければと思います。
平成23年4月18日 教育長

おはようございます。
本日は、町長が午前中は不在ということで、私から朝礼一言を申し上げたいと思います。

内容は、教育行政の執行方針、そして、以前研修で教わったコミュニケーションの必要性に係る10箇条、この2点についてお話ししたいと思います。

まずは、教育行政の執行方針であります。

平成23年3月3日、町議会定例会において、西村教育委員長から教育行政の執行方針が述べられましたが、その中の1つに、次代を担う子供たちの規範意識、基本的な倫理観、思いやりの心や感性など豊かな心を育てるために教育委員会が以前から提唱しております『3つの心運動』、いわゆる「あいさつ、親切、美化」が挙げられています。

これらを学校、家庭、地域社会が連携し、第4期芽室町総合計画の将来像であります「緑の中で 子どもにやさしく 思いやりと活力に満ちた 協働のまち」の実現に向けて、学校教育、社会教育、生涯教育・学習を含め、これらの観点から学社融合で推進してまいりたいと思います。

町民の皆さんをはじめ、職員には保護者または地域の一員として、これらの推進にあたってご理解とご協力をお願いしたいと思います。

心豊かな明日の芽室のまちづくり・人づくりのために、スローガンとして「広げよう、芽室の大地に3つの心」というものがあります。

1つ目は、先ほども申しましたが「挨拶を交わす心を育てよう」というものです。
2つ目は、「親切を広げる心を育てよう」というものであり、3点目は「美化を実行する心を育てよう」というものであります。

その「心」にはどういうものがあるか。
「挨拶を交わす心を育てよう」においては、「優しい心、助け合う心、広い心、礼儀正しい心・真心、誠実・明るい心」という5つの心であります。

また、「親切を広げる心を育てよう」においては、「思いやる心、強い心、生命を尊重する心、社会に奉仕する心、感謝する心」この5つとしています。

最後の「美化を実行する心を育てよう」では、「感動する心、郷土を愛する心、公徳心、節制する心、環境を大切にする心」と、具体例を示しております。

中でも当然、挨拶は人と人とのコミュニケーションの第一歩になるわけであります。

町長からも、将来像に向けた協働のまちづくりにあたっては、「人間力の発揮」「コミュニケーション能力の発揮」「挨拶の励行」を、職員それぞれが認識しなければならない旨、以前に話されていたと思います。

まさに、私たちが推進している3つの心運動に当然沿うものであると思っています。

先ほども申し上げたとおり、これらの推進にあたって、皆さんのお力添えを切にお願い申し上げたいと思います。

最後に、コミュニケーションの必要性についてですが、充分ご承知のことと思いますが、お互いに認識し、または理解・尊重するプロセス(過程)だということであります。

ある研修の中で大学教授が、コミュニケーションを活発にする10箇条を話しておりましたので、紹介させていただきたいと思います。

1、自分から人に話しかける
2、相手から話しかけられたら積極的に応じる
3、人とコミュニケーションをするときは先入観をわきにおいて対応する
4、感情的になったら一呼吸置く
5、肯定的なメッセージを送る
6、豊かな表情を心掛ける
7、異質な人間と積極的にコミュニケーションをする
8、確認を怠らない
9、粘り強くコミュニケーションを図る。説得するということを心掛ける
10、自分の持ち味を活かしていく

これは、十数年前の研修の話でありますが、この点においては今の状況にあった1つの提言かと思っており、日ごろから自分自身も心掛けてコミュニケーションの活性化に努めてまいりたいと考えているところであります。

今日は、教育行政の執行方針、コミュニケーション10箇条などについて、参考にお話しさせていただきました。

ご承知のとおり、3月11日の東日本大震災において、現在、復旧・復興に向けて、国・都道府県・市町村含めて、今、「がんばれ日本」ということで、それぞれ色々な施策・政策を行っているところであります。

まさに、この3つの心運動が、日本の活性化、あるいは日本の明るい未来を築き上げるために、ぜひ皆さんと一緒にご協力いただきながら進めて頂きたいとお願い申し上げて、今日の一言とさせていただきたいと思います。
平成23年4月11日 町長

おはようございます。
新年度が始まって10日が経過しました。

現在、東日本大震災や統一地方選など、例年にはない業務が重なっており、日常の業務が落ち着いてできないという状況だと思います。
しかしながら、人事異動のあと、それぞれの部署の皆さんが全力をあげられていることに、お礼を申し上げたいと思います。

そこで今日は、皆さんから提出いただいている人事異動の自己申告書について少し話をさせていただきたいと思います。
私は、自己申告書は何のために実施しているのかについて、もう一度、原点に立ち返って見直してもらいたいと考えています。

自己申告書の目的は3点あります。
1つ目は人事配置の適正化。2つ目には職員能力活用と開発。そして、3つ目には公務能力の向上。この3つの観点から、職員それぞれに申告していただいています。

私は、提出された自己申告書を毎年、人事異動の前に目を通していますが、内容がこの趣旨・目的・観点に合っているかという点については、残念ながら違うと思える内容が増えてきています。

ですから、もう一度振り返り、自己申告書の原点とは何かということを見直していただきたいと考えております。

私たちは、仕事をして「達成感」や「生きがい」を非常に大切にし、それが仕事のモチベーションにつながっています。これは、これまで何度も朝礼の場で申し上げてきているところです。

今日は、ノンフィクションライターの野村昌二(のむらしょうじ)氏が『自分の天職だと思える仕事って何だろう』ということについて書かれたものを紹介させていただきたいと思います。

野村氏は、『自分にとって「天職」という問いかけ。これは決して人生の中で無駄なことではない。問題は、自分の天職とは何かということについて、まだ職に就く前から、模索をするが、正直に言うと、職業に就く前に何が天職かなんて分からないものである。それは想像や期待と現実との間に大きな落差があるからである。就職した会社に問題があることもあるが、就職した本人に勝手な思い込みがあることもままある』と指摘しています。

この指摘から、これと同じで、仕事のやりがいも、実際にやってみないと分からないものである。「やりがい」とは、その場所や係にあるのではない。仕事の中から自分で発見していくものだ。それが「やりがい」である。

したがって、自分が希望した職業あるいは仕事に就けなかったとしても、身を入れてその仕事をしているうちに、その仕事の中からやりがいを感じる。ついには、これが自分の天職だと思えるようになるのだと。

人事異動の自己申告書には、私はこういう部署に行きたいと申告をする職員もおりますが、「申告をしても、実現しなかったら自己申告書の意味はないのでは」という批判を書かれる職員もおります。

それはそれで受け止めたいと思います。
しかし、「したがって、仕事に対する生きがいにつながらない」とまで書いている職員もおりますので、そこまで結びつけるのであれば、今、このノンフィクションライターが言っている言葉も大切に感じていただきたいと指摘を申し上げ、今日の一言にさせていただきます。

平成23年4月4日 年度始めのあいさつ 町長

おはようございます。

年度が変わる4月1日は、組織人あるいは社会人にとって、新しい年度が始まる、新しい仕事が始まる、あるいは、新しい職員を迎える日であり、心を新たにするスタートのときと言えます。

しかしながら、今年は東日本大震災、あるいは3日前、そして昨日今日と、私どもにとってとても悲しい出来事もあり、心を新たにという気持ちになれない職員もいると思います。

しかし、私たちの仕事は、誰のためになされなければならないのかという町職員の原点に立ち返ることも、また年度変わりでは重要であります。

そして、今日新しくお迎えした採用職員を自分たちの仲間・同僚として、よろしくお願いを申し上げたいと申し上げます。

さきほど、紹介がありましたとおり、8名の一般行政職、2名の看護師、さらに派遣研修で来らました北海道と岐阜県揖斐川からの職員、そして西十勝消防組合芽室消防署の2名の消防吏員、たくさんの皆さんを本町職員に発令させていただきました。

芽室町民の皆さんの福祉増進のために、ぜひとも全力をあげていただきたいとお願いをします。

そこで私は今日、皆さんに2つお願いを申し上げたいと思います。

4月1日、私は新規採用職員に辞令を交付し、その後一言、私の思う公務員像についてお話をさせていただきました。そのときにも申し上げた内容です。

1点目として、先ほど自己紹介をされました新規採用職員を、職場の同僚・先輩である皆さんが、一日も早く1人前になれるよう、あるいは仲間・同僚としてともに歩めるように育て上げていただきたいと思います。

私たちの職場の研修にはOJT(職場内研修)とOFF−JT(職場外研修)があります。
しかしながら、最近はOJTが成立しにくい環境があります。

それは、私たちの職場の中には、過去と違い、多くの業務が山積し、さらには定数削減により職員数が少なくなっているためであります。

その少ない人員の中で、精一杯仕事をやっていますから、職場の上司や先輩が新人に言葉をかける、あるいは、指導する余裕がないことがあります。また、職場の中にOA機器が導入・定着しております。

ですから、新人職員から決裁がまわされても、実際に言葉を交わす機会がないと言われております。
しかしながら私は、現実としてそのようなことはあると思いますが、職場の先輩、あるいは仲間である以上、それは許されないと思います。

町民の皆さんのことを考えていくと、共に働く仲間が一日でも早く仕事を担えるための指導的役割を、皆さんの目や手で発揮していかなければいけません。

さて今の若い皆さんは、先輩の世代とは違う若者気質を持っています。
よく言われることに、我々世代には「キーボードアレルギー」がありますが、今の若者の皆さんは自分の意思を言葉で表現するよりキーボード叩いた方が上手に表現できる時代だとも言われています。

時の流れとともに人々の気質も変わります。
先輩として若い人を指導するときには、「今の若い人は」と言って諦めてはいけない。
今の若い人の現実の姿をしっかり見ながら、それを受け止め、そして言葉をかけていくことが大切だと思います。

団体・職場の中で人を指導するとき「5つのS」という言葉があります。
一見難しそうに見えますけれども、実はものすごく簡単な言葉で、人として基本的なことであります。
「整理、整頓、清掃、清潔、そしてしつけ」です。
今、職場内でも若い職員をしつけしていこう、つまり、指導、教育をしていこうということであります。

これは、先輩が後輩を教育することであります。
私は、管理職、あるいは監督職は、若い職員に遠慮なく言葉をかけ、しつけつまり教育すべきだと思います。

先輩や上司が遠慮している職場ではいけない。これが無ければ職場の中にコミュニケーションは成り立たないと考えております。ぜひとも一人ひとりが、若い職員を育てていただきたいとお願いします。

2点目にお願いをしておきたいのは、4月1日で人事異動を行いました。
私ども人事異動を発令した立場としては、「この職員にはこの仕事ができる」という期待を大いに込めております。

ですから、一人ひとりの職員が、自分が新しく配置された部署でどんな力を発揮しなければならないのか真剣に考えていただきたい。
新しい職場、新しい職域で、楽をしようなんて考える職員がいるのなら辞めてもらってもいい。

今、職員数は最小限の人員で、みんなで全力をあげてやろうという時代であるという認識を、一人ひとりの職員にもっと強く持ってもらいたい。そのことをお願いしておきます。

人事異動は、新しい部署に行った職員が持つ新しい感性で新しい風を吹かせていただきたいのです。その期待感があるということを分かっていただきたい。

その職場で「これはおかしい」と考える問題点・課題。
それらを、この芽室町のための改善・改革に結び付けていただきたい、このことをお願いしておきたいと思います。
さらにまた、一日も早く自分の仕事の1年間の管理目標・スケジュール表を作っていただきたい。これを行うことによって、業務停滞は起こさない。

そして、「人事異動で変わったばかりだから、まだ分からない」。そんな言葉は許されないことを考えるべきであります。

新採用職員の皆さんを育てよう、人事異動で、業務停滞させないようにしようという、この2つを、私は今日皆さんにぜひともお願いを申し上げたいと思います。

結びにもうひとつ申し上げたいと思います。
先週の金曜日(1日)に、臨時の管理職会議を行い、芽室町における東日本大震災への対応策を話し合いました。

全国町村会、北海道町村会を通し、東北への市町村職員派遣要請がやってまいりました。私どもにできることは、全力をあげて支援していきたいと思っており、各課から最低1名の派遣を考えようと呼びかけさせていただきました。

その日の夜、管理職会歓送迎会があり、私も出席いたしましたが、ある課の課長が「部署に戻って話したら、『出ます』と言って直ちに手を挙げた職員が複数いた」と、とても嬉しそうに話していました。私も嬉しかったです。

あの大震災は決して他人事ではなく、この国の未来、将来に大きな影響を与えると思います。

その現実の中で、私たちにできることを少しずつでも持ち寄ろうという気持ちが、派遣へ名乗り出る職員を生み出したと思っています。

私は、そういう意味では、本町の職員を誇りに思っています。
ぜひとも、皆さんであの東北の悲惨な状況からの復興を少しずつでも支えていく、手を貸していくことを考えようではありませんか。以上申し上げ、年度始めの一言といたします。