平成22年8月30日 副町長

おはようございます。

昨日(29日)、ふれあい交流まつり2010が健康プラザで開催されました。
主催は社会福祉法人芽室町社会福祉協議会で、実行委員会形式による開催であり、今年で18回目の開催ということでした。

平成4年にスタートしてから今までで最も多い参加人数だったと言っておりましたから、千人以上の方が参加されたのではないでしょうか。

ボランティアの方も相当多くの方がおりましたし、町からも保健福祉課や子育て支援課の職員、その他にもボランティアとして参加していた職員も多くおりました。
暑い中本当にご苦労さまでした。

最近、『論語』に関する本が出ております。

『論語』とは、孔子が弟子と対話したことを記録したものであり、最近、こういう本が目につくようになりました。
その中でも、渋沢栄一(しぶさわえいいち)さんが書いた『論語と算盤(そろばん)』という本があり、その中で「常識」について次のとおり書かれてありました。

「『常識』とは、人として社会で生きていくときにどんな地位にいても必要であり、なくてはならないものである。では、『常識』とはどういうものか。私は次のように解釈します」

渋沢栄一とは、明治初期に新聞社・銀行・病院など470社ほど当時設立したと言われており、「日本資本主義の父」と言われている人であります。

何かをするとき、極端に走らず頑固でもなく善悪を見分け、プラス面とマイナス面に敏感で、言葉や行動が全て中庸に絡むものこそが常識である。

学術的に考えれば、「智・情・意」この3つがそれぞれバランスを保って均等に成長したものが、完全な常識であろうと考える。さらに言葉を代えるなら、ごく一般な人情に通じて世間の考え方を理解し、物事を上手く処理できる能力が常識にほかならない。

それぞれ知恵や感情や意思には欠点があり、「知」だけ飛び抜けても、情がなくても、あるいは強い意志がなくてもダメである。

この3つがバランスよく保たれることによって、常識が成り立っていると言われております。

普段仕事をする中、あるいは人と付き合う中で、この3つの「智・情・意」のバランスを保って付き合うことが、常識と言われる部分ではないかと思い、本日の一言に代えたいと思います。

平成22年8月23日 町長

おはようございます。
今日(23日)は、先輩と新人の職員のお互いここが気になることについてお話します。

日本経済新聞は毎年、新年度が始まってから3か月ほど経ち、新人が仕事に慣れた時期に、先輩職員には「あなたが気になる新人の言動は何ですか?」と尋ね、また、新人職員には「改めてほしい先輩の言動は何ですか?」と尋ねております。

その結果は次のとおりでした(いずれも回答数の多い上位3つ)。

○気になる新人の言動について
1位 メモをとらずに同じことを何度も聞く     502人
2位 挨拶がきちんとできていない         435人
3位 指示待ちで言われた事しかやらない      430人

○改めて欲しい先輩の言動について
1位 挨拶をきちんと返してほしい         531人
2位 機嫌が悪いと口調が荒くなるのは止めてほしい 409人
3位 指示はこまめに出してほしい         342人 

この回答を見ておりますと、いずれも社会人としての基本動作に関する事柄が上位を占めていることに気付くと思います。
特に、先輩職員の言う「メモを取らずに同じことを何度も聞く」ことについて、メモは私達の仕事の基本であり、メモを取らずに仕事をすると、次の2つの問題が起きると指摘されております。
1 同じミスを何度も繰り返すおそれがある
2 数日後に同じ仕事を指示した場合、メモを取っていないために前回の注意事項を忘れている

反対に新人職員は、社会人の基本動作から先輩に、挨拶の問題を指摘しています。
挨拶については、特にコンサルタントに言わせると、例えば職場の中で新人が挨拶をしても、顔を上げないような職員・先輩がいる。
それは、ビジネスマナーを身に付ける上では、最悪な職場環境であると言っております。

また、先輩と新人の考え方に大きく差が表れたのは、積極性に対する問題です。
先輩は「指示待ちで言われた事しかやらない」と答えている反面、新人は「指示はこまめに出してほしい」と微妙に違いがあるわけです。

コンサルタントは、「今年新しく職場に入ってきた新人は、学校において授業実数が減った『ゆとり教育』の第一世代である。この世代の皆さんは、与えられた課題に真面目に取り組む能力は高い。しかし残念ながら、自分で考えて応用していく能力は高くはない。むしろ苦手な傾向にある」と分析しております。

さらに、7年前、2005年前後からこのような傾向がだんだんと強くなり、今の新人の皆さんは自己主張が強い反面、注意されると直ぐにめげてしまう、ストレスに対する耐性が低いと分析しております。

こういう現実から、先輩職員は、新人に対する接し方をしっかりと考えていかなければならないとコンサルタントは言っております。

このコンサルタントは、リクルートマネージメントソリューションズですが、研究員が最終的にまとめたレポートは、次のとおりであります。

1つ目は、人員削減や業務の細分化で、新人の仕事はより難しくなっている時代である。
その事を理解しつつ、2つ目として真面目さや情報処理能力の高さという長所が今の新人には備わっているので、その能力を生かして戦力になってもらうためには、1年間は丁寧に仕事の意味と理由を教え、自立に向って手助けをするという姿勢が先輩には必要であろうと結んでいます。

非常に役に立つお話だと思い、紹介させていただきました。

平成22年8月16日 副町長

おはようございます。

フリージャーナリストの池上彰(いけがみあきら)さん、この方は元NHKの報道記者でテレビの週刊子供ニュースでお父さん役をやられていた方です。この方が書いた本「わかりやすく伝える技術」に記載されている「三つの魔術を活用しよう」ということについてお話します。

三つの魔術とは、わかりやすく説明するときにはポイントを三つに絞りなさいという意味です。人は、大抵三つまでなら耳を傾けて聞きます。それが、四つになると注意が拡散し、話し手の内容を把握しづらくなってしまいます。人がメモなしで話せるのは、大抵は三つの事までです。聞き手のほうも、頭の中で整理して覚えられるのは三つまで。不思議なもので「三つあります」と言われると安心すると言っています。

エピソードが書いておりまして、中曽根内閣時代につくられた臨時教育審議会で会議が終わると毎回会長が記者会見を行います。会長は国立大学のトップを経験した学者。「本日は、こんなテーマについて議論が交わされました」と会議の内容を説明します。AとBとCと・・・と三つまではすんなり説明できます。ところが、その後になると、いつも「あと何があったかな」と後ろにいる事務方に聞いたそうです。毎回これが繰り返されたので、口の悪い記者は「あの人の数の概念は、一、二、三、たくさんだな、三つ以上はたくさんの概念しかない」と言ったそうです。会長は理科系の学者ですが、頭のいい偉い先生でも、一度に覚えられる内容は三つなのだという現実に驚いたそうです。三つから先の数は「たくさん」になってしまう。これは多くの人に共通したことだと思います。

「大事なことは一つだけです」でもいいのですが、もういくつかあったほうが、ありがたい気がします。「二つあります」でも「二つでいいの?」というもの足りない気分になります。それが「四つある」だと、今度は多い印象を受けてしまいます。
その点「三」という数字は過不足のない、きりのいい数字です。「大事なことが三つあります」と言われると落ち着くのです。何と何と何だろうという興味も持てます。プレゼンテーションの前にメモを作る際、言いたいことが五項目あったとしても、三つに絞る努力をしてみてください。五つの中で優先順位の低いものはどれか、二つあればAとBを一つにまとめて三つに整理していくのです。
三つの項目を話して、まだ時間に余裕があれば、そして聞き手にまだ聞く態勢があれば、「ちなみに」「さらに言いますと、こういうこともあります」などと付け加えても相手に伝わる。このように、すべてを三の単位に積み上げて考えてみるのはどうでしょう。
皆さんも、説明のときなどに「三の魔術」を活用してはいかがでしょうか。

平成22年8月9日 副町長

おはようございます。

先日8月3日、全道副町村長セミナーに出席してまいりました。
セミナーでは、講演が2本あり、その講演の話の一部を紹介します。
講師は、スポーツライター伊藤龍治(いとうりゅうじ)さんという方で、全日本スキー連盟アルペンナショナルチームコーチとしての経歴を持つ方で、今までコーチとして選手を育てる、あるいはチームワークをたかめるために行ったことのうち、効果があった5点について話がありました。

1つ目は、「ほめる」
よく言われることですが、本人のいないところでほめることが、より大きな効果があるそうです。例えば、日本の強化合宿をして成績が伸びた選手に関しては、その選手の所属のコーチに「日ごろのあなたの指導がよいおかげで、合宿においても成績がすごく伸びたんですよ。非常に感謝しています。」と電話で連絡するそうです。そうすると、帰った選手がコーチの所に行って「帰ってまいりました」と言ったときには、そのコーチが「強化コーチから、すごく伸びたと連絡があった、よく頑張ったな。」と話します。そうすると選手は、強化コーチと所属のコーチも自分のことを見守ってくれていると、二人のコーチを非常に信頼することとなる。

2つ目は、「メモをとる」 
指導するときは、選手にメモを取らせ確認することにより、後日言った言わないとならないようにすること、また、メモを復唱することにより、内容を徹底するために有効である。

3つ目は、「あいさつ」
人間として生活していく中で基本が大切だという事と、ヨーロッパの海外遠征合宿で、歩いていると小学生などみんなが挨拶をしてくる。レストランなどに入っていくと、中にいるお客もこちらを見て声をかけてくる。選手も私も、挨拶は何事においても「基本」である、チームワークをとる上でも有効である。

4つ目は、「歩け」
歩くことにより色々なものが見え、情報が入ってくるという事で、「よく歩け」「現場に出向け」という事です。

5つ目は、「石鹸を洗うこと」
私たちは、手を石鹸で洗うことはするが、使った石鹸に水をかけて洗い、石鹸箱に置かない。次の人が使うことを考えて行動をすることが大切である。
一つ一つの行動が次のことにつながっていくことを学ぶことに必要な言葉。

以上5点の話がありました。職場における部下との関係や仕事にも通じるものがあると思います。参考にしていただければと思います。

また、今週は夏休み期間、お盆の休暇等で車を利用する機会が多いと思いますが、安全運転に心がけていただきたいと思います。

平成22年8月2日 町長

おはようございます。

私から、3つのお話をしたいと思います。

1つ目は、今、野球部から自治労全道大会出場の結果報告がありましたが、町村の野球部は昔と異なり、高卒の現役野球部をどんどん採用している時代ではありませんから、本町の部員もある意味では、熟練の域に入っており、新入部員が少ない現況にあります。

その中で活動し、しかも結果を出すことは大変だと思いますが、本当に良く頑張っていただいております。
ぜひその頑張りを、一人ひとりの職員が、こうして仲間が頑張っているんだということを参考にしていただきたいと感じています。
ご苦労様でした。

2つ目は、教育委員会に2人の英語教師助手(AET)が新しく赴任いたしました。
AETに対して、以前は子どもたちも「外国人」という思いで接していたわけですが、芽室町にAETが在中するようになってからは、そういう気持ちが無くなっていったのです。

今日、彼女たちは日本語であいさつをしていました。
こういう部分は私たちと違い、グローバル(世界的)な感覚を身につけていると思います。私たちは大いに学ぶべきだと思いますし、これからは仲間・同僚としてみんなで仲間意識を持ってもらいたいと思います。

英語指導助手が今年から2人体制になり、私は非常にほっとしています。
全国的な課題ですが、AETが1人で赴任すると、ストレスが溜まるという事例があります。

母国語、自分の国の言葉で本音で話す相手がいないというのは、ストレスを非常に高くする要因になっているという事例が、全国的にたくさんあります。
ですから、途中で帰国せざるを得なくなる方もいらっしゃるのですが、今回からは2人ですから、何かあれば2人で会話し、愚痴を言い合える、あるいは2人でお互いに喜びも分かち合える。

そのことを考えると、今年は安心して受けとめていますが、それには仲間である皆さんも大いに声を掛けてあげる、これが一番だと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。

3つ目は、先週(7月31日)は、竹島副町長を皆さんで送らせていただき、そして昨日(8月1日)から、勤務としては今日からでありますが、今、新しい副町長、齊藤副町長に選任書を交付させていただきました。

私は自分の政治信条として、「そよ風が行きかうまち」という言葉を掲げていますが、その原点はもちろん職員の中で、つまりこの職場の中でそよ風が吹かなければ、町民の皆さんとの間に、「そよ風」というものが実現できないと思っています。

その意味では、ぜひ、齊藤新副町長と職員との間でのそよ風を十分に吹かせていただきたいとお願いしておきたいと思います。

今日は、齊藤副町長から一言いただきたいと思います。

【齊藤副町長】
ただ今、町長から選任書をいただきました。
日々、大いに職責の重さを感じているところですが、与えられた任期の間、常に3点を念頭に置きながら仕事を進めてまいりたいと考えています。

1つは、芽室町第4期総合計画の着実な実現と宮西町長2期目の公約実現のため、町民の皆さん、関係機関団体の皆さんとの話し合いをもつ機会を大切にし、さらに、町議会議員の皆さんとの情報交換・情報共有を通じ、職員が一丸となって、まちづくりに向けて取り組みをすすめるためのパイプ役となることです。
そして、申し上げるまでもなく副町長の本務である町長を補佐することです。

2つに、広範な行政課題における法律・制度の基本的な知識の習得に努力をしていくことです。

仕事を進めていく上で情報の収集・把握は大変重要でありますが、その情報を的確に判断する能力がなければ、情報収集の努力も生きることとならないからです。

3つに、各職場に出向き、職員の皆さんと話す機会を多く持つことであります。

今、行政を取り巻く環境は、政権交代などにより国の制度や政策が目まぐるしく変化し、自治体としても将来予測が立てづらい時期です。

そして、職員は多様化する行政ニーズを満足させるために懸命に働いております。
職員同士が健康で明るくリフレッシュしながら、まちづくりを一緒に取り組んで行きたいと思っています。

以上3点を念頭に職責を果たしていく考えです。職員皆さんのご理解とご協力をお願いし、挨拶とします。

どうぞ、引き続き、よろしくお願いいたします。

平成22年7月26日 町長

おはようございます。

私どもの同僚であり仲間でありました建設都市整備課の大野剛篤主任が、ご存知のとおり4月初旬に交通事故に遭い、自分の命と戦う大変厳しい毎日を過ごしていましたが、先週17日、力尽きまして私たちとお別れすることになりました。

非常に残念な事であり、また、私自身も仲間・同僚が旅立っていく姿は非常に辛いものでした。
大野さんも、職場に復帰することに全力をあげていたわけでありますが、残念ながらその思いが叶わなかったことは、本人が一番残念だったと思います。

本人の残念な気持ちに報いるために、これから私たち自身も事故に遭わない、起こさないということを教訓としてお互いに誓い合いたいと思いますので、それを最初に申し上げます。

さて今、総務課長から紹介がありましたが、先週19日(月)から、私の正式な2期目の任期がスタートしました。

今回、私は前回と異なり、選挙の洗礼を受けさせていただきました。

私は今回の選挙を体験し、1人の首長が誕生するまでには、非常に多くの皆様方に支えられ、助けられながら結果に至るものだと改めて強く感じました。
多くの皆様方に信任をいただきましたが、その信任に答えなければならない責務の大きさ、責任の重さを改めて痛感させていただいております。

しかしながら、半面、相手候補の得票がありますから、それは私に対する批判票であると受け止めております。

自らの政策や施策が誤っていれば、修正することも十分ありますし、町民の皆さんの正しいニーズを把握しながら、一つひとつを進めて行く中で修正するものはする、訂正するものはする、あるいは、説明するものはするということを、しっかり繰り返していきたいと考えております。

職員の皆さんには、是非とも協力をいただきたいと思います。
さて、私自分が4年前、初めて芽室町長に当選したとき、皆さんの前で政策を中心に話したことを覚えております。
1期目に私が出馬要請を受けて、立起した理由を改めて申し上げたいと思います。

あのとき私は、町民の皆さんや様々な関係機関・団体の皆さんから、徹底して「行政には今、閉塞感が漂っている。それを何とか打破してほしい」という要望を受けました。
それは、職員の皆さんが持っている職員としての力の発揮の仕方にも閉塞感を感じるということでもありました。

ですから私は、これを大きな自分の行政理念に据え、閉塞感の打破に全力をあげてきたつもりであります。

具体的に申し上げますと、各種団体や組織の皆さんと役場の間や、町民の皆さんと役場職員の間に意思疎通が図られていないという訴えや、役場の職員同士、上司と部下の関係でも、十分にコミュニケーションが取れているようには見えず、閉塞感がある。
是非それを打破し、改善してほしいということが、私に寄せられた当時の大きな課題でありました。

私はそれを主要のテーマとして、次の4つのまちづくり目標を掲げてきました。
1 子育てがしやすい町
2 農業を核として経済が循環する町
3 加齢のよろこびを実感できる町
4 厳しい行財政の中でも、夢と希望が溢れる協働の町

4つ目の目標実現について、特に、職員に関わる問題をいくつかマニフェストに書き込でおりますが、私は4年間の歩みの中でこの閉塞感という課題については、職員の皆さんの協力をいただきながら、大きく改善の道が開けてきていると認識しております。
また、町民の皆さんからも、そのような声をいただく機会がいくつかありました。

代表的なものを2つ紹介させていただきます。

1つは、保育所移転の問題であります。
中央保育所の移転場所は、芽室高等学校跡地でした。このときは、中央保育所が建てられていた地域の町内会の皆さんや近隣の皆さん、保護者の皆さん、そして、新たに移転した先の近隣町内会の皆さんや保護者の皆さんにも、役場職員の説明が丁寧だったと随分褒められました。
これは職員の皆さんの努力の結晶でありますが、併せて今まで閉塞感と言われていた現実が、改善された瞬間でもありました。

もう1つは、借上げ公営住宅の問題であります。
借上げ公営住宅は、自分が住んでいる住宅を自分の事情ではなく役場の事情で移転するわけですから、住んでおられる方には大変な問題であります。

しかし、結果として町内会会長さんから、「ただの1件も苦情がなかった。みんなが納得できるまで役場に説明をしてもらったし、みんなの声も聞いてもらった。こんなことは初めてだ」という話がありました。

この2つの代表的な声ばかりではありませんが、代表的な事例として、今申し上げたこれこそ、まさしく閉塞感という言葉を払拭できた、あるいは払拭できることを実感した大きな瞬間だったと思いますし、私が申し上げている『そよ風』ということを、職員の皆さんが理解されているその大きな成果だと思っております。

それら成果の中で1期・4年間の仕事を行ってきましたが、今回2期目の出馬に至った動機を2つ挙げます。

1つは、自分が4年間進めてきたことを更にステップアップしたい、職員の皆さんの力を借りながら、もう一歩成熟度を高めていきたいということであります。

改善の兆しが見えてきたと申し上げましたが、これで完璧ということは私たちの仕事にはないわけであり、もう一歩もう一歩と、これからも職員の皆さんと模索し続けたいと考えております。

さらに政策や施策について、自ら考え、決定していくためにも、一人ひとりの職員の皆さんが達成感を感じるよう高めていきたいと思っております。

 もう1つは、時代はどんどん変わり、町行政を取り巻く環境は非常に大きな変化を遂げております。

特に、昨年の政権交代が、私たちの仕事に非常に大きな影響を見せており、先が見えないこともありますし、これからに期待が膨らむ側面も現実にはあります。

しかしながら、先が見えないというのは私たちの行政運営にも不安があり、職員としてどうするのかという問題が、一人ひとりの責任として存在すると思っています。

職員として住民の皆さんに対し、「国が決めていないから分からない」という態度は取れないわけであり、これからの時代にあった対応の道筋を自分の手で作っていかなければならないと思い、2期目の出馬動機といたしました。

その中で、私がぜひ職員の皆さんにお願いしたいことが、大きく2つあります。

1点目は、職員として当たり前のことですが、私は今回のことを契機としてぜひとももう一度再確認し、再認識していただきたいことであります。

町長というのは、私に対する敬称ではありません。
地方自治法上、『町長』とは行政機関、職員とは『行政機関に対する補助機関』であります。

行政機関と補助機関はどのような関係になければならないかということは、詳しく申し上げませんが、一人ひとりの職員としてそれをもう一度考えてほしいと思うのであります。

私は、行政機関というのは、補助機関と共にあると日ごろから思っております。
そういう意味で、職員と行政機関はどうあるべきか、どのようなあり方が理想なのかということを、私は4年間追い求めてきたつもりでありますし、自分の描いているイメージに少しでも近づけて行きたいと思っております。

私が「そよ風」申し上げている「そよ風」、その意図は何なのかということを、補助機関の皆さんも自分の立場で、私以上に意識してほしいと思っています。

さらに、行政機関として決定する「機関決定」という言葉があります。

最終的な業務の決定権者は私であります。
しかしながら、業務に対する精通者はそれぞれの職員であり、担当している係長が業務内容は一番詳しいはずであります。

そして、課長がそれに管理マネジメントを加えて課の中で決定を行う。
その総和が行政機関の決定になる。構造的にはそうなっております。

私はこの構造を大事にしたい。それはなぜか。
私も間違うことがあるかもしれませんし、私に聞こえていない声があるかもしれないからです。

ですから、私以上に聞こえている声が皆さんにあれば、また、私以上に皆さんが課題意識をしっかりと持たれているのであれば、その判断が正しいということも当然起こりうるわけですから、ぜひとも職員一人ひとりが、政策決定と「参加」という意味で一つひとつの意思決定にポジティブになってほしいと思っています。

その政策決定への参加こそ、まさしく職員一人ひとりに課せられた義務であり責任である。
そのことを私はもう一度点検していただきたいと、まずもってお願いしておきたいと思います。

2点目は、今日も何社かの新聞を見ていましたら、「地方分権」、今の政権は地方主権と言っておりますが、それについて書かれた記事がありました。

私は今、地方自治とはシステムそのものが流動化している、そんな時代になっていると思っています。ある意味では先が見えないということでもあります。

そんな中で1つだけ明確に言えることがあります。
今までのように前例踏襲や、事例がないことはやらないという考え方では駄目です。今の地方自治が目指すのはそのようなことではない。
あるいは、国や道から見解が出たら判断しますということでもない。

まさしく、国や道も、町村が自ら判断しなさいと言っている時代であります。
条例や規則を制定してもそうです。行政実例の中では、そうは言っても相変わらず国が関与しているじゃないかということはあります。
しかし、地方自治体の主体性というのが、私たちに責任として課せられている時代であります。私はそのことを、しっかりと考えていかなければならないと思っています。

だからこそ、職員、係長職、そして管理職一人ひとりには、「自己決定・自己責任」という言葉が使われる今日的意義をよく考えていただきたいと思っています。

さらに、地方自治法が今改正されようとしていることはご存知だと思いますが、重要な影響を1つ申し上げます。

地方自治法を改正して、法第2条に規定する「基本構想を策定しなければならない」という定めを廃止しようという動きであります。
町で定める総合計画はこの規定に基づいて策定されていますし、法により議会の議決事項になっているわけです。ところが、これを廃止しようという動きです。

廃止をするとしたら、皆さんは地方自治体職員として総合計画の必要性をどう考えるでしょうか。
私は、もしその規定が廃止されたのであれば、町の法律である条例か規則の中にそれを明文化すべきだという認識を持っています。

現在は、まちづくり基本条例や自治基本条例といわれる条例を各市町村で定めていますから、その中で明確に自分の町の基本構想づくりを条文化する姿勢が必要になってくる、それが自治体の役割であると私は思っています。

さらに私はこの立場になって改めて思うのですが、自分が市町村長になったら、当然、総合計画は自分の任期に合わせて改正すべきだろうと思っております。
それを何かで明文化することも大切なことだと思います。

私たちは、時代の流れに合わせて地方自治を確立しなければなりません。また、その次代の流れの中で、芽室町の自主自立を考えるのであれば、さらに、自らが自己決定し自己責任を担うことを考えるのであれば、今、申し上げてきたことを一人ひとりが考えることはとても大切なことだと思います。

さて、私は2期目の自分の政治姿勢や、選挙期間中の町民の皆さんに訴えた内容については、選挙ビラや自分の政治活動のパンフレットにまとめております。

来週(8月2日)から、サマーヒアリングが始まりますが、このヒアリングで各課と私の考える町の将来、まちづくりの目標について、再度お話させていただき調整したいと思っております。

ただ、私の選挙期間中の訴えは先ほど申し上げた総合計画とのリンケージ(連鎖)をしっかりと行っていますので、総合計画の理念が大きく変ることはないと考えております。

むしろ町民の皆さんから提案や提言を受けた事項について、私の政治活動のビラの中、あるいは選挙期間中に訴えた政策の中にも織り込んでいるつもりでおります。
そういう意味では、これらの政策の実現に当たり、ぜひとも皆さんのご協力をお願いしたいと思っております。

また、私が職員の皆さんに期待することは、今まで朝礼の席上いろいろと話してきました。

特に1期目の4年間は、職員同士のコミュニケーション、あるいは上司と部下のコミュニケーション、職場内問題を中心に話してきたつもりでおりますが、これからも自分の望む職員像については、またこういう機会をとらえた談話の中で、話をさせていただきたいと思っております。

ただ、いずれにしても、先ほど申し上げた行政機関と補助機関、そのお互いの機能を考えると、私一人で何ごともできるわけではありませんので、皆さんの協力をいただき、そして皆さんと共に歩むということを私も努力したいと思っておりますし、皆さんにもぜひそのことを認識いただきたい。

以上お願い申し上げまして、2期目のお願いと訓話に代えさせていただきます。

どうぞ宜しくお願いいたします。

平成22年7月5日 町長

おはようございます。

今日は、相手に伝わる「話し方・聞き方」について、朝日新聞に掲載された記事からお話したいと思います。

掲載された記事は「聞き上手になる大切さ」についてであります。

話し方研究所の福田 健(ふくだたけし)会長の談話の中に、「自分が普段どんな聞き方をしているか、自覚することが、聞き手上手の第一歩になる」とのことであります。

その例えとして、話を聞く時に、メモを取る人、取らない人がいると思いますが

  • メモを取らない人は、取ることが話し手に失礼と思う人。あるいは面倒だから取らない人。が挙げられるそうです。
  • メモを取る人は、メモは話し内容を整理することができることと、話し手に対し、「自分の話を重要だと受け取ってくれる人であると、話し手が満足し、意欲が高まる効果がある」とのことであります。

よく我々も会議などでそうですが、メモを取る方がおられます。完結に整理して、それが復命書や報告書として回付されるというのが、実態かと思います。
今の職員は大変素晴らしい職員が多いわけでありますが、そういった中でもメモを取る大切さが述べられております。

更に、聞く技術を磨くには、3つのポイントが提起されております。

1つ目は、「聞いていることを反応で示す」ということであります。
話し手は、聞き手の態度に敏感に反応するものであり、聞き手の人が話し手の顔を見て、うなずくことにより、話し手の言葉もスムーズに出てくることになること。

2つ目は、「言葉で受け答えする」ということであります。
話し手は、聞き手の人が的確な反応が返ってくると、話は弾むことになりますし、言葉の受け答えにより、話の内容を正確に聞き取る必要もあり、また、集中力を高めることにつながり、話の内容に興味・感心を抱くことにもなること。

3つ目は、「相手の気持に共感すること」ということであります。
話の内容だけにとらわれるのではなく、話している相手の感情の動きに、意識を向けて聞いてみること。

この3つのポイントが、聞く技術が磨かれ、聞き上手になるという内容でありました。

仕事を進める上で、役に立つ話と思い、紹介をさせていただきまして、今日の一言といたします。

平成22年6月28日 町長

おはようございます。

今、勤続20年を迎えた7名の職員に、感謝状を贈呈させていただきました。
一言で20年と言いますが、おそらく今、受賞された職員から「いただきました」という言葉が思わず出たように、それぞれに20年間の重みがあると思います。

もちろん、職員として自分で職務に精励恪勤してきた努力や健康管理、この2つは非常に大きく、一人ひとりの個人の努力として挙げられると思います。
ただ、そればかりではなく、当然支えてくださった家族や、職場における同僚・仲間からの支えが大きかったと思います。

いずれしても、これらの総合力が今日の勤続20年に結びつき、「いただきました」という言葉に結びついたのだと思っています。

一足早く昨年勤続20年を迎えた職員に、後輩職員の前でお祝いの言葉を言うように依頼したところ、日下企画財政課長補佐と剣持議会事務局次長の2人が快く引き受けてくださいましたので、今日(28日)は、職員を代表し、お祝いの言葉をいただこうと思います。

【日下企画財政課長補佐】
皆さん、おはようございます。勤続21年目を代表しまして、私から2つお話をさせていただきたいと思います。
1つは、20年という月日にはいろいろな振り返り方があるかと思いますが、私の場合、初めて役場に出勤した日に理事者の方と、新規採用職員みんなで役場の玄関前で撮った記念写真を昨年、家族と見ました。
大爆笑でした。なかなか外見的なものは当時の若さは取り戻せませんが、特に内面的な部分を振り返り、見直すには良い材料ではないかと思いますので、今日お帰りになったらぜひ、お持ちの当時の写真を、ご家族でご覧になられると良いと思います。
もう1つは、残りの勤務年数が20年を切っている方が多いと思いますが、折り返しを過ぎた役場・公務員生活で最も重要なことは、仕事をする上ではこれまで以上に、常にプロ意識を持って職務にあたるということだと思います。
自分が担当している仕事、与えられた職責には、プロとしてその仕事にあたることが強く求められていると思います。共に頑張りましょう。今日はおめでとうございます。

【剣持議会事務局次長】
ただ今、日下補佐がおっしゃったとおりです。あいさつは短くと言う事で、おめでとうございます。

本当に素晴らしい言葉を送っていただきまして、ありがとうございます。
今日の朝礼を終わります。

平成22年6月21日 町長

おはようございます。

先週(14日)は、日大芸術学部の佐藤綾子(さとうあやこ)教授が言った「第一印象に自信はありますか?」というアンケート調査結果のお話をしました。

「初対面の相手に与える印象」。
これは先週、初対面の時、相手は一瞬にしてあなたの印象を判断し、また、相手に与える印象は、ちょっとした心掛けで簡単に改善することができるというお話をしました。

さらに佐藤教授は、「簡単に改善することのできる五箇条」を述べていますので、それを紹介したいと思います。
この前提として、TPO(時・所・場合)に合わせた簡潔な服装を心掛けることだそうで、それを前提とした五箇条は次のとおりです。

  1. 「歩幅を広げて歩く」。男性は概ね60センチから70センチ、女性は50センチから55センチを目安に歩幅を広げて歩いてみると、良い姿勢が保てます。
  2.  「大きな明るい声で挨拶をする」。表情をあまり現わさない人は、実年齢より老けて見えますので、明るい表情を保ちましょう。
  3. 「相手の話を聞くときは、唇の両端(口角)を上げる」。微笑を浮かべた表情になるので、相手は話を聞いてもらっているという満足感を得ることができるのです。
  4. 「楽しいときや面白いときは良く笑う」。面白い話にうなずくことは、とても効果的なことです。
  5. 「会話の際は、相手の目をきちんと見る」。ただ、相手の目を強く見つめてしまうと、威圧的になるので、相手の鼻から上の部分を見つめるといいでしょう。

もう1人、同様の指摘している方に、イメージコンサルタントの西松真子さんという講師がいらっしゃいます。

この西松講師は、人というのは第一印象でほとんどの事を判断するのですが、そこで失敗しても、相手に悪い印象を与えてしまったときも挽回することができると言っております。

最初の見た目や印象は大事です。しかし、第一印象で失敗した関係がその後も続く訳ではないので、改善することができるということなのです。

また、いくら「中身で勝負だ」と意気込んでみても、他人からは、あなたの第一印象が判断されることがあるので気をつけましょうとも言っています。

そこで西松さんは、職場での身だしなみとして「人の目線は先端に集まるので、特に次の3点には気を配りましょう」と言っております。

  1. 髪・・・前髪が額にかかると影になって顔が暗く見えるので、顔を出す髪形の方が好印象を与える。
  2. 指先・・・ホコリや垢(あか)がたまらないように気をつけましょう。
  3. 靴・・・表面のツヤが落ちたら磨きましょう。また、靴は汗を吸うので、3足以上で履き替えることが大切でしょう。
さらに、スーツやワイシャツは体に合ったサイズで、新品でなくて良いので、新品感のある物を着ましょう。クールビズのようなカジュアルな装いも当然で、女性の場合は、キャミソールのような露出度の大きい服はNGだと言っております。

ぜひ、参考にしてみてください。

平成22年6月14日 町長

おはようございます。

今日は、インターネット調査会社のマクロミルが実施した、「第一印象に自信がありますか?」というアンケート調査の結果についてお話ししたいと思います。

「初対面の相手に与える第一印象にあなたは自信がありますか?」という問いに対し、「ある」と答えた方が48%、「ない」と答えた方が52%という結果で、どちらも5割前後と非常に拮抗しておりました。

次に、自信があるという人に対し、「何に自信があるのですか?」と尋ねたところ、「表情」36%、「言葉使い」24%、そして「動作・振る舞い」と続いていました。

逆に、自信がないと答えた人に「何に自信がないのですか?」と尋ねたところ、「容姿」35%、「表情」25%、そして「動作・振る舞い」と続いていました。

さらに、「初対面の相手と30分間の面会時間があるとした場合、好き嫌いや、その人が信頼できる人かどうか判断するのに要する時間は何分ですか?」と言う問いに対して、「5分以内」が60%、「時間の中では判断できない」が20%、「一瞬でいい」と答えた人が6%おりました。

その判断のポイントは何でしょうか。
「あなたが判断しているポイントは?」という問いに対し、次のような結果となりました(複数回答)。
1 言葉遣い    665名
2 表情      637名
3 話の内容    632名
4 動作・振る舞い 606名
5 服装      267名
6 何となく    231名
7 容姿      210名

先程のアンケートで第一印象に「自信がない」と答えた人の理由のトップに「容姿」をあげていますが、容姿は、聞き手から見るとほとんど判断材料になっておらず、自己評価との違いが出る結果になりました。
日本大学芸術学部でパフォーマンス学を教えている佐藤綾子(さとうあやこ)教授は、「直感的な第一印象というのは、文字通り一瞬で形成されるものなのです」と言っています。

この佐藤教授が、7人が自己紹介をしているスピーチ映像を流し、その人を全く知らない学生に、1人当たり2秒間見せて、第一印象を選ばせる実験を行いました。

結果は、7人をよく知っている佐藤教授とほぼ合致する結果でした。
映像を見る時間を2秒ではなく、5秒あるいは10秒と伸ばし、段階的な実験を行いましたが、その結果もほぼ同じ内容でした。

佐藤教授は、「人は、相手と会ってすぐに好感・反感・中立のどれか1つを判断するものなのです。ですから、一言も話をしなくても、目つき・顔つき・態度・印象で人は判断されるのです」と言っております。

ですから、私たちは町民の皆さんとよくお話をしますが、話をする前にその人と相対したとき、相手の人は、ひょっとして私たちを判断しているということなのです。

初対面のときの第一印象について、お互いに大いに参考にしていただきたく、今日は紹介させていただきました。

平成22年6月7日 町長

おはようございます。

役場野球部が、土・日曜日の自治労野球十勝大会で優勝しました。
必ずしも本町の野球部は若い選手達が潤沢にいるわけでもなく、勤務の関係をやりくりしながら参加、そして優勝ですから、大いに拍手をしてあげたいと思います。

今、お話がありました江崎総務係長、野球部の監督でもありますが、江崎係長くらいの世代になってくると、いろんなことに気を使って仕事をしなければなりません。
係長の仕事、あるいは中堅職員の仕事というのは、一般職とは違い、気配りする領域が非常に多くなります。

この立場の職員は、俗に「たて・よこ・ななめに気を使っていますか」とよく言われます。
『たて』というのは、上司や部下の関係、『よこ』というのは、課内、あるいは同僚との関係、そして『ななめ』というのは、自分の業務に関連する課・係との連携、さらには町民の皆さんによる関係団体・組織との関係をいいます。

自らも仕事を行うプレーヤーでありますが、当然、その他にマネジメントもしなければならないし、コーディネートもしなければならない。
そういう幅の広い裁量が求められているわけであります。

でも何より、野球で例えるとチームをまとめあげることが大切だと思いますし、仕事であれば自分たちの集団、係をまとめるかがとても大事であります。

ある雑誌を見ておりましたら、自分たちの集団をまとめ活力をアップするにはいろいろな方法がありますが、実践方法として7つの「り」という言葉がありましたので紹介したいと思います。

1 張りを持った主人公意識での取り組みづくり
若い部下一人ひとりに目的意識・目標を持たせ、その達成感によって、部下は自分の力をしっかり発揮することができるという意味です。

2 ノリのある一言を先手で掛ける 
例えば、民間の会社では、若い職員が出勤する前に、係長が出勤していることを徹底している職場もあるようです。
若い職員が出勤したとき、先にいた係長が「おはよう」と自分で大きな声を掛ける。
しかも、名前を呼ばれたときには「はい」と明るい声で返事をする。その明るさが部下の安心感となり、職場の中に一言のやりとりを定着させていくということです。

3 とおりの良い「ホウ(報告)・レン(連絡)・ソウ(相談)」を自ら仕掛ける 
適切なコミュニケーションは、集団を一体感させていく原点です。この朝礼も同意味でありますが、場合によっては職場内・係内で朝礼やミーティングを行ったり、メモを渡すなど、場合に応じたコミュニケーション法を実践することであります。

4 そりのあった人間関係・協力・信頼関係を自らつくる
「あいつとはそりが合わない」ということはよくありますが、メンバーが不協和音を持っていたり、上下の信頼関係がなくなると、チームワークが取れません。
お客様などは、そういう職場のムード(雰囲気)を敏感に感じるわけであります。
時にはおしゃべりする場を作ったり、レクリェーション的な懇談会や一杯飲むなど、お互いの話し合いを高めていくことも大切です。
最近は、係内の業務が仕事担当制であり、同じ係にいながら、他の職員の仕事が分からないことが多いようです。
その意味からも、お互いに話し合うことが大切と言われています。

5 どうり(道理)にあった仕事・マナー・倫理観の指導徹底
仕事には基本やルール、マナーがあるわけです。
私たちは特に、条例や規則をはじめ、地方自治法・憲法といった法体系、法治国家の中で働いているわけですから、仕事の基本やルール、マナーについて考え、コンプライアンス(法令遵守)を徹底していきましょうということです。

6 返りのある信賞必罰的評価を活かす
部下は『認められたい』『愛されたい』『役に立ちたい』『成長したい』という「4つの『たい』の要求」を持っています。
そういう意味では、この4つの気持ちを、しっかりと生かしてあげなければならない。
ですから、時には叱ることも、時にはしっかりと褒めてあげることも必要です。
そのことを考えながら評価をしようということです。

7 配りある先取りの対応
よくKY(空気が読めない)と言いますが、風を読み、状況を先読みすると、今、部下、あるいは若い皆さんが何を考えているのか、場合によっては、何か悩みを発信しているのではないか。そういうことも把握できるということであります。

この7つのことを中堅職員や係長が意識することによって、部下の皆さんには部下力がつき、また、職場の中には活力がみなぎっていとありました。

ぜひ参考にしていただきたいとお願い申し上げ、今日の一言といたします。

平成22年5月31日 町長

おはようございます。

週末から久しぶりに天候が回復し、今日(31日)は、好天に恵まれています。
昨日、町内を巡回したとき、トラクターが畑で轟音を響かせており、芽室らしい光景だなと感じました。
しかし、残念ながらまだ畑に入れない地域もあり、今年の出来秋が心配であります。

また昨日は、素晴らしい青空の下、芽室中学校と芽室西中学校で体育祭が開催されました。子どもたちの声が青空の下で響き渡っていると、私たちも非常にポジティブな気持ちになれる感じがいたしました。

さて、先週(24日)と先々週(17日)の2週にわたり、朝礼でスピーチの話をいたしました。
今日はそれに関連した話ですが、トークアンドコミュニケーションアカデミーという学校の金井英之(かないひでゆき)学院長が、「聞き手は、話し手の『そこ』を瞬間的に判断します」と言っております。

『そこ』とは、どこなのでしょうか。
今まで2週にわたって話してきた中で、共通している上手な話し方は、大きな声で話すことが挙げられていましたが、金井学院長は、「上手な話し方を身に付ける前提条件は2つある。1つは、大きな声で話すこと。もう1つは、日々の出来事に対してポジティブな考え方をすることである」と言っております。

金井学院長は、この2つ目のことについて、一日一日をポジティブな考え方を持って行動することはとても大切であり、前向きな人が話をする時は、前向きな話をする。物事をマイナスとして捉える人は、どんどんマイナスな話をすると言っております。

「聞き手は、話し手の『そこ』を瞬間的に判断する」というのは、まさしく相手がプラス思考の人間であるのか、マイナス思考の人間であるのかを判断するということであります。

今、自分に話をしている人が前向きな姿勢を持った人なのか、あるいはマイナスなことを連想させる人なのかということを判断しますから、マイナスを連想させるような話をする人の話は「もういいかげんにしてくれ」という気持ちが強くなり、敬遠したくなると指摘しております。

ですから、人の前で話をして、その話を聞いて欲しかったら、少しでもポジティブな考え方を持つことが必要なのですということが、金井学院長のお話でありました。

非常に参考になる内容だと思いましたので、今日は紹介させていただきました。

平成22年5月24日 町長

おはようございます。

今日(24日)は、先週(17日)のスピーチの話題の続きである『スピーチで具体的に身に付けることは何でしょうか』という話をしたいと思います。

これは、愛知県名古屋市にある「あがり症・話しベタさんのためのスピーチ塾」を主催している鳥谷朝代(とりたにあさよ)代表がおっしゃっている話です。

まず1つには、「深くゆっくり呼吸をすると、姿勢が良くなる。そのことが大切である」ということです。緊張する人、あるいはあがり症の人というのは、声が震えることが非常に多く、声が震えることに気が付いたときに、なおさらあがるというのです。

鳥谷代表によると、そういう人は呼吸が浅く、どちらかというと背中を丸めた姿勢が多いと指摘しており、腹式呼吸を意識して背筋をしっかり伸ばすことが、声が震えないためのに大切なことであると言います。

また、スピーチをするときにいい格好をしたい、人より上手にやろう、などということが頭にあり自意識過剰になるほど緊張することが多く、それを考えないようにしましょうと、鳥谷氏は言っています。

2つには、「話をするときに、聞き手の皆さんの心をつかむということはとても大切なことであり、そういう意味では第一印象が非常に大事である」とおっしゃっています。

スピーチをすることは、普段の会話よりもエネルギーを使うということを意識していないといけないと言われております。

『エネルギーを使う』ということは、例えば、スピーチをするときは、口を普段より大きく動かすことがとても大事であり、先週もお話しました、話し方・スピーチ・コミュニケーション研修関連会社の会田幸恵(あいだゆきえ)講師も「特に口を大きく動かすことを心掛けましょう」と指摘しています。

第一声、最初の声をしっかりと出せば、自分の緊張は解けていくし、聞き手に対して好印象を与えるというのです。

ですから、口を大きく動かすことはそのためにも大事なのですが、さらに口を動かすことで、聞き手の皆さんが話し手の表情をしっかりと窺(うかが)うことができることがとても大事なことであると言っています。

早口になってしまう人はもちろん、一音一音を丁重に話すことが大事ですが、一文ごとに聞き手一人ひとりの顔を眺めることを心掛けていくと、とてもゆっくりと、落ち着いて話をすることができるようになると言っております。

3つには、「準備にも工夫をしよう」ということがあります。
その準備とは、スピーチをする内容の準備のことですが、「内容を考えておくことはとても大切なことだが、一言一句を文章にして用意しない方が良い」と言っております。

これは、先週お話した株式会社話し方研究所の福田健(ふくだたけし)会長も言ってますが、書くことによって内容の整理はできるが、文章を一言一句読んでいくと棒読みになる弊害がある。

議会で最初に答弁する際も答弁書を読みますが、そのとき、われわれは棒読みになる弊害を去けることに全力をあげます。

ですから、メモを書くときには箇条書きを用意するだけで十分である。ただし、そのメモの中には、「出だし・主題・材料・まとめ」という4つの内容をしっかり用意しましょう。そうすれば、後はそのときに出てくる言葉で繋いでいくだけで十分であるとおっしゃっています。

この「出だし・主題・材料・まとめ」というのは、「起承転結」そのものです。

また、メモを見ながらのスピーチを90%以上の方が肯定しています。
ただし、そこで大事なのは目線の配り方であり、メモにばかり目をやっているのはダメだと株式会社KEE’S(キーズ)の会田講師は言っております。

話が長くなったり支離滅裂になったりする人たちは、準備の中で話したいことを広げすぎる。ですから、話したいことは1つだけにして、それをしっかりメモにしておくことがとても大切ではないかとおっしゃっています。

先週と今週2回にわたって、スピーチに関する話をしましたが、いずれも2月に読売新聞に掲載されていた内容から抜粋したものです。

平成22年5月17日 町長

おはようございます。
今日(17日)は、スピーチのお話をしたいと思います。

私たちは、仕事の中でスピーチをする機会が多くあります。
また、プライベートにおいても所属する団体や組織、あるいは仲間の結婚式など、さまざまな機会でスピーチを頼まれることがあると思います。

今年1月、インターネット調査会社マクロミルが、「スピーチが得意でしょうか」というアンケート調査を全国の成人男女に実施したところ、「とても苦手」「苦手」「やや苦手」という3つに回答した人たちが、全体の75%という結果でありました。

その中で、「苦手な理由は何ですか」との問に対し、複数回答でしたので100%を超えてしまいますが、
1 「緊張したり、あがったりする」     80%以上
2 「興味深いテーマや内容が思いつかない」 30%
3 「アドリブがきかない」         27%
4 「話す内容を覚えられない」 5「声が上(うわ)ずってしまう」 これらはともに、24%〜25%で回答でありました。

スピーチが苦手な人が多い理由は何でしょうか。
東京都港区に、株式会社KEE’S(キーズ)という話し方・スピーチ・コミュニケーション研修関連会社があり、会田幸恵(あいだゆきえ)さんという講師がいらっしゃいます。

その方は、「欧米では、学校教育の場で話し方を教えるが、日本の教育は読み書きが中心である。したがって、日本人がスピーチが苦手なのは当然のことであり、スピーチが得意な人がいることが珍しい」と言っております。

ですから、スピーチの上手・下手というのは、その人の性格とは全く関係のないことであり、話し方の技術を身に付ければ誰でも話をすることができると、アドバイスしております。

また、東京都文京区にある株式会社話し方研究所の福田健(ふくだたけし)会長も、「あれこれ考えるくらいなら、とにかく経験を積もう。それが話し方である」と、会田さんと同じようなことを言っております。 
さらに、「苦手だと考える人は、スピーチを頼まれても断ってしまうことが多い。それは、自分で苦手を作っていることにほかならない」とも言っております。

場数を踏むことは必要です。
問題は、@上手く話そうとすることで、非常に緊張してしまう。A何を伝えたいのかまとまらないという2点にあります。
まず、1つだけ考えて話をしよう。回数を重ねてスピーチの基本形を身に付ければ、あっという間に上手になると助言をしております。

下手なスピーチと指摘されたものに、最もありがちな点は何でしょうか。
アンケート調査によると、「話が長すぎる」ことが26%でトップであります。
悪印象が残った具体例では「いつ終わるか分からなく、聞いているほうが苦痛だ」という声が大変多いわけです。

「今日この会で乾杯してください」などと頼まれたときの挨拶の時間について、「せいぜい1分か2分」と答えた人が42%、結婚披露宴や主催者挨拶・来賓挨拶の場合は3分から5分と答えた人が38%でした。

(株)話し方研究所の福田会長は、「相当話の上手な人でも、3分を超えると聞いている皆さんはいつ終わるのかという気持になるのが聞き手の心境である」と言っております。また、キーズの会田講師は、「『一言お願いします』と言われたら1分半。どんなときでも5分を超えてはいけない。そのことをよく考えましょう」と助言をしております。

皆さんもぜひ、参考にしていただければと思います。

平成22年5月10日 町長

おはようございます。
昨日(9日)は、町民植樹祭が開催され、職員やご家族の皆さんにも参加いただき、私からお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

今日は、昨今話題になっている『草食系男子』と言われる人たちが、公務員の世界においてどのような評価を受けているのかということをお話したいと思います。

東京都庁で30年間勤務し、現在、中央大学の特任教授をしている伊藤章雄(いとうあきお)先生が「草食系は大成せず」というタイトルでレポートを書いています。

「穏やかで仲間に好かれる草食系と言われる若者たちが今心配だ」という書き出しです。

伊藤教授は、東京都庁に務めた経験をもとに「20歳で低温体質でバランスの良い人は40歳以降になると次第にしぼんでしまい、濡れ落ち葉になっていくタイプが多い」と言っております。

『低温体質』とは、素直で摩擦を起こさず、小回りが得意な人柄のことを言います。
そのような人は20代から30代前半までは、周囲の人たちから有能な人材だとレッテルを貼られることもある。
しかし、このタイプは、その後伸び悩むと言うのです。

係職の時代はあんなに知的で優秀だったのに、あるいは係長時代はあんなに頼りがいがあったのに、と過去を偲ばれるが、未来に対する期待感は抱かれない。

理由は、もともと草食系男子と言われる人たちは、エネルギー噴出量が小さいという体質であるということにあります。

それ以上に、自己主張を控えて器を小さく構えれば万事上手くいくというマナーを身に付けていることが、原因として大きいのではないかと伊藤教授は言っております。

このことを理解していないと、上司や管理職は、職員を新規採用する場合や、職場内の人事評価をするときに、おとなしくて素直で紋切り型の人間に高得点を付けてしまうことになりがちです。
反対に、ちょっとエネルギー噴出量の多い人材を見ると、「あれはダメだ」「部下としては使いにくい」「議論好きで勝手な行動を取り、職場の輪を乱すおそれがある」と言うことになります。

それは、管理職は安心を求める人間観を持っているためであり、そのことが逆に草食系と言われる人たちを生み出す原因になっていたり、若い世代の個性作りを邪魔することになっているのかもしれません。

ですから、新規職員の採用や、部下の評価の際には、平均的意見を言う個性は歓迎しなくても良いので、元気な個性派というものを良く観察すべきであり、暴れ馬と言われるくらいのエネルギーの持ち主が、40代・50代の円熟期になると調和して組織を担う存在になるということを考えるべきである。ただし、そうは言っても、20代だからといって、意固地で矯正不可能なマイペース人間が良いわけではない、ことも付け加えています。

本日は、伊藤教授のレポートを紹介して、今日の一言に変えさせていただきます。

平成22年4月26日 町長

おはようございます。

新年度になり、自分の仕事に工夫をこらしたり、あるいはまた、新しい係に異動して新しい仕事に情熱を燃やすなど、自分なりの生き方の中で仕事の仕方を、それぞれ工夫していると思います。
今日(26日)は、ご存知と思いますが、斉藤彩(さいとうあや)さんという33歳の女性の生き方について紹介したいと思います。

斉藤さんは、「自分らしい方法で一生懸命生きていきたい。それが私の夢です」とおっしゃっている方で、自営業のかたわら、毎朝平日8時50分になるとJR新宿駅西口の階段の下で10分間、チアダンスで通勤する会社員を応援している方です。

この方は、階段を下りてダンス音楽を流し、そして「私は駄目なサラリーマンでした。でも、伝える勇気があったらもう少し会社や社会のために役に立てたはずです。格好悪くても、ここで日本のビジネスマンを応援することにしました」と口上を述べてから、チアダンスを踊るのです。

斉藤さんは、番組制作会社で5年間勤務し、その後、広告会社に転職しました。しかし、この広告会社で「あなたはこの会社で何ができるのですか?」と言われたそうであります。
この会社は即戦力を求めている会社でしたから、会社の中で自分がもっと上手にコミュニケーションを取ることができれば、退職しなくてすんだという反省に今は至っているそうですが、当時はそれができなかった。

会社は即戦力を求めていますから、自分は辞めざるを得なかった。
そこで自分は、価値のない人間と思ってしまったのです。しかし、誰かの役に立つことで自分の価値をもう一度見出したいと思い、7年間、チアダンスを習ってきたことから、チアダンスで応援しようと思い、昨年8月から、JR新宿駅西口の駅頭に立っているのです。
この西口は、東京都庁に通う職員も非常に多く、また、近くに専門学校や大学があるため、学生も多いのです。

最近では、通勤途中の会社員が、「あなたのダンスを見ていると元気が出るよ」と声をかけてくれたり、あるいは専門学校の生徒が「とても元気付けられます」と言ってくれるそうです。

励ますつもりで始めたことですが、最近は「我が社に勤めてくれませんか?」という声がかかったり、「元気をくれてありがとう」と、お礼を言われたりしているとのことです。

斉藤さんは、「45%は自分らしく生きるための行動です。残りの45%はサラリーマンの皆さんを応援したいんです。あとの10%はこんな遊び心があってもいいじゃないかという人生なのです。そして、この国を生きていて良かったとみんなが言えるような国にしたい。ささやかな事ですが、何かを変えていく。そういう意味では、自分も革命家のひとりでありたい」と言っております。

人として、生きざまを考えさせられるような思いがしましたので、今日は紹介させていただきました。

平成22年4月19日 副町長

今日(19日)は、コミュニケーションを図る上で『聞き上手・話し上手』の『聞き上手』について、朝日新聞に掲載された記事から話したいと思います。

人は会話をするとき、単に言葉だけではなく、身振りや手振りといった身体によるリズムを共有し、円滑なコミュニケーションを心掛けていると思います。

掲載されていた記事は、身体を使った『聞く技術』として、傾聴ボランティアを育てているNPO法人ホールファミリーケアー協会の鈴木絹英(すずき きぬえ)理事長の談話からでした。

話を聞くときに最も重要なのは、聞いているということを、話を聞いている相手にきちんと伝えることが最も大切なことであるということです。

うなずきやあいづちを打つことによって、相手の思いを受け留めることができます。
その上手なあいづちの方法は、ワンパターンでは難しいわけであり、普段どのくらいあいづちを使い分けているかが重要となります。

あいづちには、「ええ」ですとか「はい」「そうですね」「へえ」「ほう」「そうそう」「まあ」「なるほど」「それで」など、いろいろと挙げられるわけですが、そのあいづちの引出しをたくさん増やすことによって会話が単純にならず、広がりに繋がることになります。

また、表情や声のトーンといった要素もコミュニケーションには大きな役割になるわけですが、ゆっくり話をしている方ならゆっくりと、悲しそうな様子なら悲しそうな表情で対応するなど、相手の様子を観察し、それに合わせることも大切なことであり、鏡のように相手の表情に自分の表情を一致させ、相手の呼吸に合わせることによって、良いコミュニケーションに繋がっていけるとのことでありました。

『コミュニケーションを図る』ということについては、町長から朝礼一言でもいろいろと話されておりますが、今日は、コミュニケーションを図る上で良い話だと思いましたので、紹介をさせていただきました。

平成22年4月12日 町長

おはようございます。

大阪市は以前から職員研修が盛んな市であると認識しておりますが、今日(12日)は、大阪市の職員人材開発センターで企画研修を担当している藤井 清美(ふじい きよみ)課長が書いた『仕事をするうえで心に留めている2つの言葉』という興味深いレポートを、紹介したいと思います。

藤井課長は、1つに「現状維持は退歩なり」という言葉を心に留めているそうです。
これは近江商人の言葉で、「時代がどんどん変化している現在、自分では現状維持のつもりでも時代が変化し続ける限り、現状維持とは実は現状維持ではない」という意味であります。

特に、この言葉を人事異動に当てはめてみると、部署を異動した初年度は新しい発見がたくさんあるので、大変な面もありますが、前任者が行っていた仕事の改善・改革は、まだやりやすい。しかし、本当に難しいのは、自分が行った仕事を見直すことである。

つまり、同じ部署で2年目、3年目になっていくと、自分が行った仕事ですから見えないことがたくさん出てきます。当然、現状維持という考え方が出てくると、結果として見えなくなっていることがたくさんあるだけに、実は、自分を超えていくことは思いのほか難しいことだと、藤井課長は言っています。

2つに、「我以外は皆師なり」。自分以外はみんな先生であるという言葉を心に留めているそうです。これは、宮本武蔵の言葉で、勤務年数が長くなると、自分の先輩や上司がいなくなり、自分を叱ってくれる人が少なくなる。しかし、意識してみると自分を教えてくれたり、助けてくれる人は周囲にはたくさんいます。

藤井課長は、自分は課の責任者であるが、時代の変化は早いわけですから、どう対応したらいいか迷うことも多い。しかし、問題や課題が生じたとき、早く素直に係長たちにも迷っていることを伝えて、いっしょに考えてもらうことにしている。課長として責任とるのは当然だが、実は悩んでいると弱みを見せながら部下の力に頼ることが、いい知恵が出やすく、自分の精神衛生にも良いと言っております。

また、同時に弱みを見せていくことで、係長も本音で自分に接してくれる。ですから、人の助けをもらい、感謝しながら自然体で仲間と一緒に仕事ができることを自分はとても嬉しく思っているとも言っています。

冒頭申し上げましたが、藤井課長は職員研修担当である人材開発センターの企画研修担当課長であり、その課長が言っている言葉ということで、非常に内容の深い言葉であると思って受け止めましたので、今日は紹介をさせていただきました。

平成22年4月5日 町長

おはようございます。
大変残念なことですが、土曜日(3日)に建設都市整備課の職員が交通事故に遭い、今、自分の生命と戦っている厳しい状況下にあります。

私たちは日頃から、仕事あるいはプライベートを含めてハンドルを握る機会が多いわけでありますから、交通安全には日頃から気をつけてほしいとお願いをしてきました。

交通事故は自分が起こさないことはもとより、いつどこで自分が交通事故に遭うか分からない、そういう危険と隣り合わせの状況で常に責任を持ってハンドルを握る。
これが私たちの運転という行為であります。

ですから、日頃からいかに気をつけながらハンドルを握るかということは、とても大切なことであります。皆さんとともに、建設都市整備課職員の一日も早い回復、そして一日も早い職場復帰をお祈りしたいと思います。

明日(6日)から10日間、春の全国交通安全運動期間に入ります。
北海道・十勝に生活していると、冬の路面状況は決して良くないわけであり、冬期間は、大変な緊張感を強いられながらハンドルを握る体験をしているわけであります。
春になり路面状況が良くなると、その緊張感から開放されついついアクセルを踏みすぎてしまう、あるいはブレーキを踏むタイミングを逸してしまうことが多くあります。

春の全国交通安全をこの期間に設定する意義・意味には、そんな戒めもあると思います。何ぶんにも交通事故に遭いますと、ご家族をはじめ、周りの皆さんが大変心を痛めることになります。

建設都市整備課職員のご両親にありましても、職員の皆さんにもお詫びしたいというお気持ちを私どもに伝えてまいりましたが、そのことよりもとにかく本人の回復が第一ということから、危機的状況を脱するまでご両親には、力いっぱい本人を支えていただくことをお願いしました。

車を運転することは業務の中でも避けて通れない行為でありますから、一人ひとりがぜひとも十分に気をつけていただきたい。
そして、それぞれの職場の中で課長、あるいは業務責任者を中心として交通安全に対する誓いを立てるとか、宣言をするなどこの機会に、今一度考えてほしいと思います。
地方自治体職員として町民の皆さんの安全・安心を確立する私達は、そのことを心にし、自分たちも安全・安心には十分気をつけなければならない。
そのことをもう一度点検していただきたいとお願い申し上げ、今日の朝の一言とします。

どうぞよろしくお願い致します。

平成22年4月1日 年度始めのあいさつ 町長

おはようございます。
今、新規採用職員の挨拶を聞いておりましたが、本町にはご存知の通り、芽室町自治基本条例があり、第29条には『職員の責務』という定めがあります。
その書き出しは「職員は町民とのコミュニケーションを大切にするとともに、常に町民の視点に立って仕事を行います」と記載されております。

新規採用職員は今、非常に緊張した面持ちでそれぞれ挨拶をされました。
それぞれの緊張した面持ち、そして反面、輝く目を見ていると、先程申し上げた芽室町自治基本条例第29条の趣旨が頭に浮かんできました。

新しく辞令を受けた新規採用職員は、芽室町に奉職したその意味合いをしっかり認識され、今日の緊張感を忘れずに一歩一歩そして確実に芽室町職員としての力をつけていただきたいとお願いします。

また、新規採用職員を迎えられた先輩職員は、今日採用された緊張の面持ちいっぱいの職員に対し、先輩としてあるいは仲間・同僚として手を差し伸べていただきたい。
そして、一日も早く新規採用職員が自分の力を発揮できるような職場環境に意を用いていただきたいとお願いします。

さて、今日から新年度であります。
私たちは、新年度になると新しいスタートを切るわけであり、その基盤の一つに人事異動があります。

4月1日付け人事異動に対する思いは、今週月曜日(3月29日)、朝礼の場で申し上げました。それを職員一人ひとりがしっかりと認識していただき、芽室町のために、また新しい気持で歩んでいただきたいと感じております。

申しあげるまでもなく人事異動には意味があります。
人事異動は、単純に一人の人間を異動させ、その後に一人を持ってくるという作業をするわけではありません。

新しい職場に新しい職員が配置されることによって、その職員が持つ個性を新しい風として職場に活かし、そのことによって生まれる職場の活力を大切にする。それが人事異動の意味合いであります。
私どもはこの職員がこのセクション(部署)に行けば、自分の能力をしっかり発揮してくれるだろうと期待しながら人事異動を行ったわけであります。
ですから、職員一人ひとりが、異動した意味合いをしっかりと認識して歩んでいただきたいとお願いします。

さて、人事異動の際、絶対に気をつけなければならないことがあります。
それは、お客様がいらしたときに「私は異動したばかりだから分かりません」という顔をしてもらっては困るということです。

新規採用職員は別にして、先輩職員は今まで培った町職員としての役割・認識、その中には自分が異動して仕事がまだ分からない、でもそれにはどう対応したらいいのか。そこには仲間もいれば同僚もいる、そういう人たちとどう連携を図ってお客さんに対応するのか、そのことは最小限度身に付けているはずであります。

ですから、間違ってもお客様の前で「私は異動したばかりですから」と口に出してもらっては困る。ましてや監督職員・管理職員がそのようなことを口にしてはいけない。
むしろ、監督職員・管理職員がそういう職員を支える職場であっていただきたいと、ぜひともお願いしたいと思います。

次に、事務事業の進行管理の問題があります。

暦年では、「一年の計は元旦にあり」と言われます。
年度をベースとして業務をしていく私たちには、もちろん年度ごとにしっかりとした計画がなければなりません。本町では事務事業の進行管理を行っています。ですから事務事業の新しい進行管理は、まさしく新年度の一年の計であります。

これから課・係ごと、あるいは業務ごとにそれぞれ一年間のタイムスケジュールが作られると思います。タイムスケジュールの作成こそが、まさしく業務進行管理であります。

私はこの進行管理を行っていくとき、町が町議会3月定例会で示した町政執行方針、あるいは教育行政執行方針を一人ずつが認識していただきたいと考えております。
この方針こそ、単年度における町の大きな行政執行の基本的方針であります。
そのことをまずもって認識すべきであると思います。

そしてまた、私は新年度の予算編成に当たり3つのキーワードを申し上げました。

予算編成で述べた3つのキーワードは、予算の議決をいただいた、執行段階でも当然存在している認識に立ってもらわなければ困ります。

今日は、それをもう一度申し上げたいと思います。
1点目は、経済循環と民間との協働であります。

私たちは、事業を推進し事業費を執行する段階で、その事業費が二次効果、三次効果をいかに発生するかを、一人ひとりの職員が町全体の中で考えていくべきであると思っています。そのことをよく考え、最終的にはその効果が町民の消費支出に繋がっていく。
内需拡大という言葉がありますが、それと同等の効果を生んでいくことを一人ひとりがしっかりと考えていただきたい。

私がこのお願いをしてから2年ほど経ちますが、最近は職員から「これはこういう二次効果を考えています」と説明されるようになり、大変嬉しく思っております。
しかし、全職員がこのことをよく考えていただきたい。そのことをお願いしておきたいと思います。

最近は保健、福祉、あるいは産業、都市開発など、いろいろな領域で今申し上げたようなことが進捗しております。

昨日(31日)、私も見学しました芽室センターシティ、つまり借上げ公営住宅がそうであります。平成21年度は、保育所や東3条1丁目に建設された介護福祉拠点施設もそうであります。

これらすべてが民間との協働という形態で建設した施設でありますが、これからは経済派生効果や民間との協働を考えながら仕事を行っていくことを、大いに考えていただきたいと思います。

2点目は、豊かな人材と行政との連携であります。

本町には、豊かな人材がたくさんおり、それぞれの皆さんが自分たちの思いのままにいろいろな活動を展開しておられます。
特に、子育てや福祉の領域には、そういう団体・組織体が数多くあります。

昨年、ねんりんピックで全道的に評価を受けたあの充実感・達成感を、これからも職員一人ひとりが自分たちの仕事の中でぜひ生かしていただきたいとお願いしておきます。

3点目は、食を核とした多用な展開であります。
本町は、申し上げるまでもなく農業が基幹産業であります。今までの農業は生産をすることや出荷をすることに力点が置かれた時代が長く続いてきました。

しかし、今日ではそのことばかりではなく、加工して・販売をし・しかも、安全・安心に消費者に届けるという観点から農業を見る時代であります。

ですから、地産地消や食育など、幅広く多用な事業が展開されておりますが、それをさらに観光や地域振興、教育振興にみんなが意識をして繋げていくことが大切だと思っております。
是非とも多用な展開を職員一人ひとりが意識をしながら仕事にあたっていただきたいと思います。

さて、私はこの3つのキーワードは、第四期総合計画から体系化されて存在すると考えております。

私たちの基本的な仕事というのは、芽室町第四期総合計画の将来像を実現することであります。
この計画の中にはまちづくりの基本目標が5つありますが、先程申し上げた業務の進行管理はその5つの目標のどれかに必ず体系化されている。それが、職員の仕事であります。

第四期総合計画は、町民の皆さんと共に策定しました。
その将来像の実現を目指していく、ここに町民の皆さんと職員との大きな共通目標があるわけです。冒頭で申し上げた芽室町自治基本条例第29条は、まさしくそういうところに大きな意味合いを持つわけであります。

結びに、今年も4月から、例年実施しております各課の業務ヒアリングを行いたいと思います。
今回、人事異動を大規模に行いましたので、ヒアリングでは課長を中心として各課では何を重点課題とし、どう進めようとしているのか、そういう基本的な話を進めていきたいと思っております。

それは、総合計画の実現を目指し、私と認識を共通にしたいという思いからであります。
私はそれぞれの課が適正に主要事業に対する推進方策を確立するためには、まず足元にある課題をしっかりと把握することだと思っております。

今日から新年度。今までの職員との引継ぎをしっかりと行い、そしてまた、自分が持っている行政に対する認識・課題それを溶け込ませながら、新年度の仕事を一人ひとりが推進していただきたい。
そして、新しく迎えた職員とも手を結び、この職域全体が活力ある職域であることを心からお願い申し上げ、新年度の開始に当たり、私の挨拶とかえさせていただきます。

平成22年度、どうぞ宜しくお願い致します。