芽室町の特別支援教育懇談会とのそよ風トーク

平成25年12月1日(日) 12時00分~14時50分
新嵐山荘

■ 出席者: 商工会女性部部員: 17人
  町:町長 (記録:広報広聴係)
司会進行 商工会事務局 川岸課長
   
※12時から1時間30分程度、商工会女性部主催のテーブルマナー講習に参加。その後そよ風トークに移行する

司会
 今日はまちづくりをテーマにトークを進めていきたいと思います。よろしくお願いします。

町長
今日はレストランでの食事をご利用いただいてありがとうございました。嵐山でもこのように食事メニューの対応ができることをご理解いただけて良かったと思っています。昔は外へ出て食事をする機会はほとんどなく、家庭で兄弟競って食べていた記憶があります。生活様式もどんどん変わってきました。
先日、改修中だった中央公民館が新しくオープンして老人クラブ連合会のつどいが行われました。戦後の大変な時代を支えてくれた皆さんが、第一号にご利用いただけて良かったと思っています。
その時にお話しさせてもらったのですが、私も68歳になり、2年先に生まれた方は70歳を迎えますが、70歳が果たしてお年寄りであるのでしょうか。何てお呼びしたらよいのか困る時代になりました。
電車の優先席では妊婦の方、怪我人の方、お年寄りの方と表示されていますが、座っていいのか、立ったらいいのか迷ってしまいます。かつてはシルバーシートと呼ばれていて評判がよくありませんでした。つい最近体験したことですが、電車の中で立っていたら「どうぞ」と譲ってくれる高校生がいました。私は迷って座ったのですが、座って良かったのかどうか複雑な気持ちになりました。
岐阜県揖斐川町で「いびがわマラソン」が行われました。副賞で、ばれいしょなどの芽室町の特産物や農産物を出すのですが、他地域へ行くと大変高く評価されることがわかります。
毎年顔を合わせる方にはばれいしょなどを持っていくのですが、芽室の農産物をよくアピールしてくれます。
上位者には、ばれいしょやたまねぎ、ゆりね、ながいもが送られています。毎年トップグループの顔ぶれは決まってくるのですが、ゆりねを欲しかったのにもらえなかったと残念がっている方や、ばれいしょをもらった方は、少しずつ食べて保存しよう思っていたのに芽が出てきてしまったと、保存の方法を尋ねてくる方もいました。
そのぐらい芽室の農産品は喜ばれているので、芽室の生産者の方には自信を持って欲しいし、販売者の方にとっても外へ出れば大きな戦略になることを理解して欲しいと思います。
先ほどの優先席の話に戻りますが、揖斐川町から帰ってくる電車の中で、一緒に行った課長が私に席を譲ろうと席を立った途端に、目の前にいた高校生2人がすっと何も気にせずに席に座りました。そのような体験をして、譲ってもらったときに、躊躇せず座るのも大事なことなのだと改めて感じました。
東京の新宿京王百貨店が話題になっていますが、女性用品売り場が大変な売り上げを伸ばしていて、女性が買い物をするなら京王へ行けばいいのだと言われていたほどでした。今、京王百貨店の売り上げの7割が50歳以上の女性だそうです。なぜかというと、女性が年齢を気にするような言葉や表示を使わないようにしていることが考えられます。60歳以上の年配の方の売り場でも、明るい色を使ったシルエットのきれいな洋服をそろえていて、若い人の売り場と比べても年齢を意識させない工夫をしています。
もし、そのことが売り上げを伸ばしているのだとしたら、私たちも考えなくてはいけないことがあると教えられます。
現在、昭和18年生まれの方が70歳になっていますが、昔「船頭さん」という童謡がありました。その歌の中に「船頭さんは今年60のお爺さん」という歌詞があります。これは昭和16年にできた曲で、その時に生まれた人は現在72歳になっています。現在70歳の方が人生を振り返った時ミニスカートがはやったのが22,23歳の時。17歳の時にロカビリーが流行りました。
現在70歳になった皆さんが、老人会などでバンドをしたり、ミニスカートをはいてステージにあがってもおかしくないということになりますね。
時代の流れがあるのにお店の状態がそれでいいのか、京王百貨店はそれを意識したのです。時代の流れに乗った仕事ができ、皆さんの趣向にあったことで売り上げが一気に伸びました。
私たちが頭を悩ませていることの一つに中心商店街の問題があります。昨年女性部、青年部の方に視察に行っていただいて、100円商店街などを展開してくださいました。1年でやめるのではなく、2年、3年続けて行ってもらい、帰ってきたら意見交換をして欲しいと思っています。
自分の店ではなく、空いた店、エリア全体を考えた論議をしてもらい、何を考えたらいいのか、何を話し合ったらよいかを考えていかなければなりません。
昔、商工会が中心になってウィンドーコンクールをしていました。いろいろやっていた時代もありましたが、現在は行っていません。あのころは個店の経営診断もしたことがありました。人々の価値観が変わり、皆さんの趣向に合うような商店にしていかなければならないと思っています。振興策を考えなくてはいけません。
町と商工会との間で、もっと話し合える場を作っていかなければならないと感じています。

最後に、特に女性の皆さんが心配されていることの一つに、病院の小児科医の問題があります。医者の研修医制度が変わってから、病院の医師確保は全国的に大きな問題になっています。
住谷先生のあと、後任した島根県の先生も半年で辞めてしまいましたが、現在は帯広協会病院の非常勤の先生が常勤に近い形で勤務してくれていて、夜間に何があってもすぐに来てくれるようになっています。今、その先生に病院にいてもらえるようにお願いしているところです。
芽室は産科や小児科があり、十勝管内で赤ちゃんが産めるのは、帯広市以外で芽室だけですので全力で取り組み、できれば小児科医を2人にしたいという希望もあります。
実現できる方向性になれば、また皆さんに発信していきたいと思います。

司会
みなさんの方から聞きたいこと、まちづくりの現状について何かあれば発言いただきたいと思います。
まずは部長から何かありますか。

部長
現在は通りごとにお祭りをやっていますが、全部統一して一緒にできないものかと思います。
消費者の方のアンケート調査なども行っているところですが、商店街の方たちの高齢化などがあり、単独で行うことが大変だという声もありますので、役場も一緒に町ぐるみでやればイベント性もあり大きく周知してもらえていいと感じます。

部員
商店街の統合の話は進んでいますが、商店街ごとに歴史があり、設立当初からいらっしゃる方たちの意見も尊重しながら進めていく必要があると思うので、急に入れ替えは難しいですよね。
商店街の活性化は私たちの第一の課題ですが、実際には誰が、どうして、何をしたらよいのかが難しく、話が進められないところがあると思います。

町長
街区を統合してしまおうという動きがあるのは事実で、街区や通りを一元化することも大切ですが、お互いに手間になってはいけないので、いかに合理性を持たせるかが大切です。そのための話し合いの場や機会が大切だと思いますが、先ほど話に出たように、誰が話をするのかが大切になってきます。
まずは商工会事務局、町の担当セクションがしっかりと手を結ばなくてはいけません。
商工会と町の間で意見交換していこうと「商業振興の戦略会議」を位置付けましたが、定着していないのが現状です。    
空き店舗は大きな問題ですが、そうした問題まで語っていくならば商工会事務局、町の事務局に加えて街区をはじめとする商業者の皆さんが話し合わなくてはいけません。
再構築するためには、視察へ行って100円商店街を展開したように、人と人の結びつきをもっと大切にすることから始めていきたいと考えています。
新年度は商工会と役場の情報、商店街のみなさんとの情報のパイプづくりを見直そうと予算に向けて考えています。
商業が農業と違うところは女性の力が大きいことです。商業は女性部や青年部の存在は大きく、商業を支えていくのは女性、ステップアップさせていくのが次世代の青年部と考えるならば、そこをうまく機能させていかなければなりません。ですので、女性部や青年部のみなさんに先進地の事例調査をしてもらい、それを芽室町にどのように落とし込んでいくのかを論議してもらうことから取りかかっていくと実現性が高いと考えています。
担当課長とはそのように話しておりまして、商工会の事務局長にも伝えていますが具体的にはこれからです。
みなさんから意見はありませんか。

部員
空き店舗対策への町の予算はもう決められているのでしょうか。

町長
まだ決まっていません。今話したことを徹底しながら決めていきます。

部員
可能性はありますか。

町長
もちろんあります。
個人店舗が店を閉めましたが、それはその店のせいではありません。どういう風に何を支援していけば新しい店舗展開ができるのかを考えると、町にできることが出てきます。以前も空き店舗対策でお金を出したこともありましたが、みなさんと話し合った上で必要となれば町がお金を出すことは何の問題もありません。

部員
空き店舗対策で以前100万円いただいたことがありましたが、結局そのお店が店を閉めてしまったらその100万円はダメになってしまいます。私としてはあの施策は成功したとは言えないと思っています。
ですので、また町の予算を立てるとしたら、空き店舗を受けた人がもしダメになってもお金が残っている状態で、違う人がまたその店舗を使えるような、町が出したお金が次にも生きていくような使い方がないかと思います。

町長
以前、空き店舗対策でお金を出したときは、審査基準もゆるやかで街区全体からの観点ではなく、個店に対する支援でしかありませんでした。芽室町の商業地域全体をどうするかという理念に結びついていませんでした。
町は商業者のみなさんと、街区全体をどのようにしていくかをあまり論議していない状態です。制度を模索するための委員会ができてもいいのではないかと考えているところです。
成功している先進事例を探して、何をすれば個店ではなく街区として成功するのかを考えていかなければなりません。

部員
商売をやめた人が、古くなった家を次の人に使ってほしいと家を渡す時に、町が増改のお金を支援するとか、一か月、一年といった特定の期間だけ借りたいという人が来ても対応できるようにしたらいいのではないかと思います。
町長
商店の大家さんが店を貸すために増改築ということであれば、大家さんの財産として街区全体に残っていきますね。

部員
町中もきれいになります。きれいな店であれば借りやすいです。

町長
そういった知恵も意見交換しなくては出てきませんね。

部員
高齢となって店を閉める時に、またお金を出して店をきれいにしようと考える人は少ないと思います。そこを何とか町からの支援で叶えていただきたいと思います。

町長
特定の店に対してではなく、街区全体をどうするかをベースにして方法を模索していきたいと思います。

部員
通りがきれいになって明るくなれば、芽室町に商売をしたい人がたくさん来てもらえるようになるかもしれません。

町長
夜、町を歩いていたらシャッターが下りた店が多いですね。鹿追町は夜でもシャッターの下りていない店が多いですが、やはりシャッターの下りていない町は活力があるように見えますね。
ぜひ、話し合いの機会や場を持つようにしていきたいと思います。

部員
今日は商業だけでなく、工業系の方もたくさん来ているのですが、町の職員の方にも芽室の商工業者を利用する機会を増やしていただけるように声をかけて欲しいです。町内の業者を使うのは大事なことだと思います。

町長
それは大事なことだと思います。町の店を利用してもらうのに商品券は誘発になると思っています。
現在、緑町の公営住宅の跡地を住宅分譲しようと考えています。芽室町は15歳以下の人口構成比が北海道の市町村で2番目になっています。高齢者の構成比は低い方から12、3番目くらいで、芽室町は若者が多い町とされています。少子高齢化対策として、いまの状況を維持していくためにも若い人たちに住宅を分譲したいと思っています。
そこで住宅を買ったら、何か恩恵をつけようという考えがあって、15歳以下の子どもがいたら50万円の商品券をつけて、町の商業地域に顔を出すきっかけを作ってはどうかと話しています。

部員
建築屋さんに全部使われてしまうかも。毎月10回に分けて使うとかどうでしょうか。

町長
そこは大事な話ですね。役場と商工会が論議しなくてはいけません。
商品券の有効期限の問題もあります。商工会や役場の事務にも面倒は出るかもしれませんが芽室町の商業地域の振興に繋がるのであればやむを得ないことです。
何が芽室の町に効果を発揮するか、ある個店だけでなく全体に影響があれば一番いいですね。
ただ、住宅産業は他産業に大きな影響を与えますので、できるだけそのような視点に目を向けていきたいです。

部員
若い人で土地を探している人は多いです。東の方がマンモスになってきていますので、西地区が増えてくるといいですね。
もう、早くに始まるのですか。

町長
今の予定では26年度中にと思っていますが、土地を売るよりも建て売りにした方が買いやすいのか、どちらがいいのかを検討しているところです。建て売りにするのであれば簡単にはできませんので2年ぐらいの状況設定が必要です。
西の地域に若い人たちに住んでもらいたい目的の一つは西小学校があります。教育的なことだけならば目が行き届いていいのですが、部活動の問題があります。西小学校の子どもたちのことも考えて若い人たちに入ってもらいたいと思っています。

部員
西中学校の方はどうですか。

町長
西中学校の方は住宅を建てられるスペースがほとんどありません。

部員
ほとんど農地になっていますよね。

町長
どんどん拡大していく時代ではないので、よく考えながら進めていかなければなりません。

 

部員
愛菜屋がすごい人気ですが、一部でもお客さんが町の中へ流れる何かがあればいいですね。

部員
お客さんが流れないのは、町内の商店の開店時間が遅いことがあります。みなさん愛菜屋には朝早く8時くらいに行くんですよね。買い物を終えて町の中へ来ても10時くらいに店を開けるのでは遅いので、それは商店街の課題だと思います。
9時前に開けていれば、もう少しお客さんが流れてくるのではないでしょうか。

部員
芽室で作った野菜を、町の中でも買えるようになれば運転ができない人にとっては嬉しいという声も聴きます。

町長
愛菜屋があのように成功例を出したのだから、あのお客さんの流れをどうやって市街地に取り込むかを課題として、愛菜屋のみなさんと話し合うなどの取り組みを行っていくことが必要になってくるのではないでしょうか。

司会
そろそろこれで締めさせていただきたいと思います。そよ風トークについては年度内にもう一度できたらと考えています。話すことでいろいろな意見が出て意欲にもつながりますので、たくさんこのような機会を設けていきたいと思っています。
みなさん今日はご参加いただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

以上で終了する。

14時50分終了。