芽室町の特別支援教育懇談会とのそよ風トーク

平成25年9月12日(木) 19時00分~20時45分
保健福祉センター1階会議室

■ 出席者: 芽室町の特別支援教育懇談会会員:7人
  町:町長、子育て支援課長、子育て支援係主査、保健福祉課長、保健福祉課長補佐(記録:広報広聴係)
司会進行 会代表 鹿川靖子さん

司会(代表)
お手元にある要望のまとめに沿って回答、説明をいただきたいと思いますのでよろしくお願いします。

町長
芽室の町もいろいろなことにチャレンジしているところですが、今日は特別支援懇談会の皆さん方と意見交換しながらさらにステップアップしていきたいと思っています。
事前にいただいた要望や意見については担当課長、担当者から答えさせてきいただきます。

≪質問≫
1.就労について
①職場体験の機会を増やしてください。
②職場体験のための業種が増え、障がいのある子自身がその内容を選択できるような道はないものでしょうか。
③町や商工会などのイベントへも障がいのある子がホストとして活躍できるような機会を与えていただければと思います。
④町全体の産業振興に障がいがあっても参加できるよう(買い物のしやすさなど)一緒にシステム作りを考えてください。
2.生活の場について
ケアホームやグループホームがもっとあれば、親として安心なのですが、既存の公住を改修したり、民間のアパートなどを利用したシェアハウス、ルームシェアなどの可能性はありますか。町としての方向はどのようなものでしょうか。
3.めむたっちについて
①大人用のリフィルをもっと増やしてください。
②記録の仕方について、講習が欲しい。
4.障がい者ケアマネジメントについて
①ひな形を作っていただければ、セルフプランも立てやすいと思うのですが、いかがでしょうか。
②セルフプランのための講習会や学習会へ講師を派遣してください。
5.ユニバーサルデザインについて
①公共の場での利用のしやすさ、買い物のしやすさなどについて、助けていただくことは可能でしょうか。
②「手伝ってください」というマークを作りたいと思います。(既存のもので活用できるものがあればそれでもいいです)が、一緒に考えていただけませんか。
6.ほっとマップについて
改訂に向けて財政的な支援をお願いします。
7.成年後見について
行政の人と一緒に学ぶ機会を作って下さい。

保健福祉課長補佐
1の①と②について回答させていただきます。
町では職場実習、就労体験を平成21年から実施しています。民間への就労体験も考えましたが、現在は役場内部のみの業務にとどまっています。
町としても民間企業における体験も必要であると考えていて、今年町内の事業所を対象に障害者雇用に対する意識調査をしようと考えています。お答えいただいた事業所を対象に、個別に体験の受け入れに協力いただけるように、町と意見交換をしてみたいと考えています。

子育て支援係主査
1の③ですが、現在、社会福祉協議会が実施しているふれあい交流まつりというのがあります。そこでは「ことばを育てる親の会」がお店を出していますので、子どもが売り子や出店運営をできる機会になると思います。発達支援センターの職員も来ますので配慮が必要であれば一緒に取り組むことができると思います。
商工会のイベントとして「わくわく商店街」というのが開催されます。平成24年度は、商工会青年部が担当して小学生のお仕事体験を設けました。各お店に役割が割り振られ30分程度体験する場がありました。このようなところに申し込みいただいて、体験に際して特別な配慮を必要とする場合、相談することは可能と考えています。
1の④の買い物をしやすいシステムづくりについてはユニバーサルデザインという後の項目でも同じ内容がありますので、そこで合わせて説明したいと思います。

保健福祉課長補佐
続いて2についてですが、25年の8月にケアホーム・グループホームに関する任意調査をやらせていただきました。その結果からも今後もニーズが高いと認識しています。
平成25年度に建ちますケアホームに対して支援を行っていきますが、今後も社会福祉法人や民間の事業所が建築、運営いただけるような町の支援を進めながら計画的に整備していきたいと考えています。
公営住宅の改修による、シェアハウス、ルームシェアについてですが、まずは実施主体を確保したうえでの方法論であり、現在は検討しておりません。

子育て支援係主査
次に3「めむたっちについて」①大人用のリフィル(シート)ですが、平成24年モニター調査の際にも同じ意見がありまして、成人期様式として道内でも評判の良い「親心の記録」というサポートブックを参考にして4様式8ページ増やしました。
増やした部分についてはすでのホームページにアップされています。お子さんに母子手帳と一緒に配られるものですが、この中には成人期様式は入っていません。成人のところはお渡ししないで必要に応じてダウンロードしていただくようになります。様式が4まであったのですが5~8について増やしています。親心の記録が保護者会で評判になったのは情報をつなぐときに親の気持ちを書き込める、親がこの子をこうやって育ててきた、こうやって愛してきたということを記せることが専門職にできないことなので、これを様式に盛り込んでいることは素晴らしいということで、そのようなところを参考に増やしています。親なき後をどうするかについて、年齢が上がってくると心配になるのでその部分を増やしています。

続いて3の②記録の仕方について講習が欲しいというのはその通りだと思います。平成25年の12月ごろにめむたっち講習を開催します。また、出前講座などの依頼を受けましたら、こちら主体で講習会をしたいと思っています。

司会(代表)
例えば懇談会で講習をお願いします、と言えば可能だということですね。

子育て支援係主査
はい、喜んで出向きます。

子育て支援係主査
続いて4の①、サービス等利用計画は多くの人が取り組み始めていますが、国が示した様式にほぼ沿った形での作成がどの市町村でも始まっています。様式や一般的なひな形を示すことはできます。
スタッフと相談しながらサービス等利用計画を立てていただいても、セルフプランでご自身で出していただいてもいずれも保護者の負担、料金はかかりませんので活用していただきたいと思います。
②番のセルフプランのための講習会、学習会はご要望があれば講師を派遣します。

次に5「ユニバーサルデザインについて」ですが、買い物のしやすさや、なんらかのマークのようなものですね。子どもたちがいきいきと活動をという趣旨だと思いますが、情報提供として芽室小学校の特別支援学級に在籍する1,2年生の児童が、町の買い物スタンプを集めながら商店を定期的に回って、買い物や地域を通して生活について学習しています。その中でお店の方がその子たちのことをわかってくれて、声をかけてくれたり、配慮してくれていると聞いています。
商店街で買い物する中で具体的なエピソードがあればぜひご一緒に考えさせていただきたいと思います。
商店街全体が障がいの専門家になってどんな子どもが来ても素晴らしい対応ができるというのは難しいかもしれませんが、いつも来てくれる子どもに声をかけたり、必要な配慮をしてくれるようになるのは予想できると思います。芽室小学校がすでに外部の研修会でも発表するほど一生懸命取り組んでくれています。

司会(代表)
少し意図と違うお答えだったのですが、産業振興とユニバーサルデザインによって障がいのある子が消費者としての活動ができると思っています。
たとえば商店の人が専門家になって欲しいということではなくて、どうしたら買い物がそこでできるのかを一緒に考えて欲しいことと、商店の人に、土日は忙しいからなかなかゆっくり様子見てあげられないけど、この曜日だったら余裕持って見てあげられるというような情報をくれれば、その時をめがけて買い物へ行けます。私たちも子どもをゆっくり連れて行けるとわかるのでそういう情報が欲しいです。どうしたら買い物をしやすくなるのか、ぜひ一緒に考えていただきたいと思っています。

子育て支援係主査
具体的なエピソードとしてはゆっくり買い物ができないときがあるということですね。列に並んでプレッシャーを感じるなど。

司会(代表)
子どもたちも店が忙しい時に行ってイライラしたり、待てない時があったりいろいろ問題があるので協力していただける時間帯や曜日があれば、まず情報が欲しいです。
どういう環境を整えればそういったシステムができるのか一緒に考えて欲しいです。

子育て支援係主査
次に6「ほっとマップについて改訂に向けた財政的な支援を」ということですが、作成の時は社会福祉協議会の「地域福祉基金」が発表されたと思います。地域福祉の推進を図る町民活動への財政的な支援をしています。
また、町の企画財政課で「共同のまちづくり活動支援金」、もうひとつは町民活動支援センターが持っている「めむろ人まち育て助成金」があります。
子育て支援課で予算を構えて作成するとなると継続性や、情報の正確性、客観性などが求められます。ほっとマップを見せていただくと保護者の思いや施設の利便性を親がどう感じるかというような主観的な情報もほっとマップには必要なのかと思うと、ややすれ違うところもあるという印象です。
ただ役場の印刷機を使うとか、後方支援は可能であると考えられます。

保健福祉課長補佐
成年後見については、平成24年度から市町村の必須事業になったばかりです。町の方でも高齢者施策ではその要綱を整備して取り組んでいましたが、マッチングしたのは高齢者施策で1件あります。障がい者については平成24年から始まりましたがまだマッチングはされておりません。
新聞報道では成年後見を実際に支援する専門の弁護士が不足していると載っています。市民の方が後見人になってそれを担おうというのを見たことがありますが、それらを含めて成年後見のあり方や運営の仕方を高齢者施策と一緒に来年学習会を開催したいと考えています。また、市民後見人になるための研修会を考えている段階です。

司会(代表)
市民後見の養成研修を計画しているということですか。

保健福祉課長補佐
それはまだ何とも言えませんが、担当としてはできれば平成26年度の一つの事業としてやっていきたいと思っています。

司会(代表)
帯広は去年から、音更は今年から始まっています。
成年後見について間違ったままでホームページをアップロードしているところがあります。法定後見に成年後見監督人と書いてありますが、監督人は法定後見ではありません。監督人というのは後見を受けている方、受けさせようと思っている本人や親がアクセスする人ではありません。これで監督人にも頼めるんだという風に混乱するし、制度の誤解が広がると困ります。

子育て支援係主査
様式は自立支援協議会発達支援部会で決定していますので簡単に変えられないのですが、次の修正の機会に参考にさせていただきます。

町長
新年度、成年後見は芽室町として全面的に取り組まなければいけないと考えています。ただ成年後見人の問題というのはなかなかベストなものが見当たらない現状もあります。一方では国でも補助制度を持ってぜひ各町村でもやってくださいという方針もあります。その中で芽室町としてどう選択していくかが課題になっています。
そういう意味では選択も含めて、該当者をお持ちのご家庭の皆さんと行政が講習会を徹底してやっていかないといけないと思っています。一緒に講習をやることによって価値観、思いを合わせていくことが大事だと思っています。新年度から国の補助制度の利用についても情報交換しているので、そのようなことも含めて少し整理したいと思います。

回答が終わりましたが、ランダムに疑問やわからないことをそれぞれおっしゃっていただきたいと思います。

司会
成年後見についての続きなのですが、高齢者で1件とは、障害者の方からまだ法定後見が上がっていないということですよね。

保健福祉課長
高齢者の方は法定後見で一人いらっしゃいました。後見人は司法書士にお願いしてやっていたという状況でした。

保健福祉課長補佐
障がい者では、任意後見で何名かいらっしゃいます。

会員
費用はどうなっていますか。

司会(代表)
費用に関しては、任意後見は契約する内容によって違うのですが、法定後見は市民後見だろうと弁護士だろうと報酬は変わりません。
報酬が変わってくるのは、財産が多いか少ないかくらいでしょうか。弁護士に頼んだら高いとか市民後見だから安いとかではなく事務費が発生するので、それぞれやり方で変わってくると思います。

町長
どこまでどうやってみなさんに支援していくのか、実態を含めてこれからの課題となります。

司会(代表)
支援金については芽室町は整備されていますよね。

保健福祉課長
生活保護の方には高齢者の場合には、町長が申し立てしますので、後見人の報酬は町が持つという形になっています。

保健福祉課長補佐
障害者も同じです。

司会
申立人が町長なんだけど、帯広市ではその人の財産が30万円以下だったら支援事業を使ってもいいという基準があります。芽室町では決まった基準はありますか。

保健福祉課長補佐
特に決まった額はありません。

町長
行政が悩むところはそうしたところで、何を基準にするかというのはその時代の価値観によって変わります。役所は1回こうだと決めてしまうと、比較的そのままになってしまいますが、この問題は流動的に考えていかないと難しいですね。
自治体としてどこまでバックアップしていくか課題がある中でどうやって安定させ、どこまで支えてあげられるのかがまとまっていません。もう少し時間がかかります。ですから私たちも勉強会から始めようと考えています。

司会(代表)
任意後見から法定後見に移行するときのバックアップをして欲しいと思います。法定後見は親がいなくなってから必要な場合が出てきます。移行については、どこでもうまくいったという情報はもらっていません。できれば一緒に考えていただきたいです。

町長
後見人の問題が大きな課題となってきた背景には、法定後見を必要とする人たちがこれから出てくるだろうと予想されているからです。いろんな環境を判断して、そうした人たちをどうやって守っていくかがこれから大きな課題になります。

町長
就労について、民間企業との関係は確定的なことは言えませんが、特別支援教育から始まって、一貫教育の中で、子どもたちが就労まで頑張ってもらえるような支えができないかと考えています。
企業として対応力があると思っているところには障害者就労の話はさせていただいています。やってみて初めて障がい者雇用に自信を持つ企業もあれば、なかなか取り組みに第一歩が踏み込めない企業もあります。民間の人たちの中には、どうしたらそういう子どもに来てもらえるのか、自分たちもどう工夫したらよいのか悩んでいる企業があります。
視点は向いてきているので、なんとかA型事業所、B型事業所、一般就労への流れをしっかり作っていきたいと思っています。

司会(代表)
就労移行支援をやられているのはどういうところですか?

保健福祉課長補佐
オークルさんです。

町長
オークルさんと、A型の事業所が4月から始まっていますが、就労支援しながら一般就労に移行できるようなシステムをしっかり作っていきたいと思っています。

会員
私の息子は、夏休みに時間を無駄にしたくなかったので、一般就労体験としてすまいるの発行作業と、オークルに3日間行きました。オークルは8時間労働で、緊張して泣いていました。すまいるの発行作業も、周りの人たちは「休んでもいいんだよ」と言ってくれていましたが、私は就労の厳しさを覚えさせたいと思いました。びっちり2時間、休憩しないで頑張っていて前よりも本人の力がついてきていると感じました。学校を通さなくても一般就労の体験ができるような機会を作ってほしいと思っています。冬休みに向けても経験させたいと思っています。

町長
職場体験は、保護者の方から「役場で仕事をさせてよ」という声が上がって始めました。そうして始まったのが広報の仕事です。辞令を交付し、賃金も支払うことに一部批判もありましたが、働くことの重みや賃金労働の大切さを知ってもらいたいと思いました。最初は辞令交付式の時に、子どもたちも親もワイワイと来ていたのですが、今は全く雑談もなく、あいさつも返事もするようになってきました。言葉が不自由な子に対しては次の子がフォローしたり、いい関係ができています。
宛名ラベルを貼る作業も、子どもたちが教え合って、自分たちで工夫しながらやっています。
働くことがいかに人を変えるかがよくわかりました。口で言うよりも実体験でよくわかりました。互いに持てるものを出し合うことで町も助かります。今後も他にできることがないか、拡大しながら参加の場を増やしていきたいと思っています。並行して時間はかかりますが、民間での就労も考えていきたいと思っています。
今年誘致したA型事業所では、不登校で学校に行けなかった子が一日も休まず頑張っていることを聞きました。汗を流し給料をもらい、仲間同士で助け合い、社会性が身に付きます。子ども同士だと本当に変わっていきます。

会員
夏休みの就労体験では、中札内に行った時もホームシックになって仮病を使うこともありましたが、オークル最終日はにこにこバスに乗って落ち着いていました。やってよかったと思っています。給料をもらったらどうしたい?と目標を持ってできたので、就労の重みを感じることができたと思います。

町長
保護者の方からは、あいさつができるようになったとか、友人の話をするようになった、というように社会性が身に付いてきたと話を聞きます。家にいると孤立してしまいますが、就労を通して社会性が身に付き、物事に対する行動力も広まり、それなりの行動ができるようになってきます。働くことはすごいことです。

会員
ひきこもる条件は家があること、親がいること、経済力があることと言いますよね。
最初泣いていたというのは親が側にいたからではないでしょうか?

町長
親が気を遣い過ぎてしまうと、大丈夫?という気持ちになってしまいます。ある程度つきはなすことで子どもたちの助け合いが始まります。
衣・食・住については、働く場所が確保できれば、衣と食は自分でできるのではないかと思いますが、町としましては、就労と住居については保護者の方の悩みにもなりますし、大切な課題だと思っていますので、民間と話し合いをしながら、設立するような法人があれば町は支援していくつもりです。

司会(代表)
事業所での就労、アパートで自立してやっていきたいなど、それぞれ、その子にあった選択肢があるといいですね。

町長
子どもそれぞれ個性が違うのと同じように、その子にあった選択肢は用意してあげなくてはいけません。グループホーム、ケアホームも必要な時代だと思います。

会員
公営住宅も新しいものを建てるのではなくて、古いものを利用するのもいいと思います。

町長
公営住宅は、国の法律で定められた制限があります。震災の時も、被災した人たちが住めるように新しい法律を作って入れるようにしました。法律を改正していくためにどのように声を上げていくかが課題です。これから様子が変わって、ケア付きの公営住宅も出てくるのかもしれません。

会員
一人暮らしや、お年寄りが多いですよね。

町長
五条町の公営住宅は昔からありますが、病院のすぐ側なので昔からニーズが高いですね。でも古いので町としても建て替えを考えていますが、壊さないで欲しいと言われてます。

会員
話が変わりますが、古出商店の横の公営住宅が建っていた、更地になっているところはどうするのですか?

町長
住宅地にして分譲しようと思っています。高くなくていいから、比較的若い人たちが入所しやすいようにしたいと思っています。

会員
消費税も上がるし早い方がいいですね。

町長
全体的な町有地のデザインをしてから分譲しなくてはいけないので、難しいですね。

会員
場所的には学校や保育所も近くていいですね。災害や豪雨が心配ですが。

町長
あそこが豪雨の心配があったのは、芽室川の堤防の関係です。長い間川が崖の方に流れていましたが、だんだん川床が変わって木が生えることによって川の流れが変わってきました。護岸を整備し、川床を掘り下げてもらって川を元の位置の崖寄りの西側に切り替えてもらいました。なので橋から上流で氾濫する可能性は今のところはありません。

会員
最初、西小学校に避難しましたが、そこも危ないと言われて総合体育館に移ったんですよね。

町長
あれは西小が危ないというわけではなく、一晩過ごすのに安全に寝られる場所が体育館だと判断したからです。畳もありますし、年配の方が寝るにもいいと思いました。

会員
西小学校の校長先生も、ここが避難場所となると寝る場所もないし、何もないからと心配していました。

町長
避難した後の生活をどのように確保するかは正直考えていませんでした。3.11で避難生活が長期化したときに、ダンボールの仕切りが効果を発揮して、プライバシーを保護しました。最近のダンボールはパネルみたいなもので、すごくいいです。

司会(代表)
昨年、避難の時どうするかという話をしましたね。自閉症の子にとっては他の人に便利なことがパニックになってしまいます。

町長
障がいを持った子を避難生活でどうするかという課題はあります。皆さん一律に同じ対応とはいきませんので、お年寄りの方もそうですが、ひとくくりにせず、個人に応じて考えていかなければなりません。   
難聴の方へも、どのように情報を提供するか、携帯でエリアメールを発信しますが、それにどうやって気付くか今後の課題となります。何が一番良い方法なのか、担当課で学習しているところです。

司会(代表)
私は阪神・淡路大震災の時に被災したのですが、その時困ったのは避難場所も被災してしまい、場所がなくなってしまったことです。避難場所もファースト、セカンドという風に2番目の避難場所を知らせておいてもらいたいと思います。

町長
いざという時に情報を2つ持たせておくと、どう対応したらよいか難しくなってしまいます。緊急の時には第一にここへ避難してくださいとだけ周知して、あとは災害対策本部でどう対応するか考えるしかないと思っています。洪水の場合はここ、地震の場合はここと覚えるとあわててしまいますので、役所サイドがどう周知するか、役所サイドの動きを考えていかなければならないと思っています。

会員
めむろーどもホールが大きいので避難場所としていいですよね。

会員
地震などの場合、建物は崩れるので、テントを張って芽室公園を災害の避難場所にしたらどうかと思います。

会員
夏はいいですけどね。

町長
災害の時にトイレはどのくらいあったらよいか、どのくらい用意するかは大きな課題になります。北海道は冬の対策もありますね。

司会(代表)
避難場所まではたどり着いても、冬の寒さで肺炎で亡くなる方もいました。

会員
芽室で起きたら大変ですよね。津波はないけれど、噴火はあるかもしれないですよ。

町長
十勝岳の噴火はありましたから。火山灰が飛んできました。災害は本当に何が起きるかわからないです。

会員
まずはここという避難場所は、家族で確認しておかなければなりませんね。

町長
買い物のしやすさですが、子どもたちに自分たちで買い物体験させて、覚えさせたいということですね。

会員(代表)
自立に向かって自分で身の回りの物を買えるようにトレーニングする機会を増やして欲しいです。

会員
商工会で100円商店街やっていますよね。

町長
商工会の皆さんと相談してみれば不可能ではないですよね。

会員
買い物するだけでなく、ホストとして販売する側で、町のイベント等どこかでやってみるのも良いかと思います。

町長
ホストとして販売を体験することもできないことではないですね。
子どもたちが買い物を実生活に取り入れられるようにすることが要望ですよね。それについては商工会や商店街を通して、何かできることはないか話してみようと思います。

会員
100円商店街は気兼ねなく来られると思います。年に2,3回実施していますが今後もしばらく続くと思いますので。

司会(代表)
100円商店街だと混んでいますので、パニックになってしまいます。できれば混んでない時のほうがいいのですが。

町長
親子で一緒に買い物に行くというよりも、一人で行ける方がいいということですよね。日常性に近い方がいいですよね。

会員
そうすると、買い物を手伝って欲しい人は「手伝ってください」というマークを作って首から下げて、個々で持っているといいですよね。

町長
いつでもというわけにはいかないので、例えば夏休みのこの期間に来てくださいとか、曜日を決めるなどした方がいいでしょうか。

会員
たとえば、買い物かごをとって、レジへ行き、お金を払い、レシートをもらうというような順番を入口に置いてもらって、自分で見て買い物ができるといいと思います。できない人は、首にマークを下げて支援してもらうパターンもいいのではないでしょうか。
レジかごを持つ習慣をつけることが万引き対策にも大切なことだと思っています。

町長
Aコープとか、買い物かごやレジなど、すべて揃う店をタイアップして買い物体験をさせてもらえるといいですよね。
町の中の店でまず1回やってみて、店と相談してお互いが可能であれば、やれないことはないですね。日程設定だけしっかりすればお店のみなさんも協力してくれると思います。

会員
認知症サポートはステッカーのようなものがお店に貼ってありますが、そのようなステッカーがお店に貼ってあれば子どもたちも安心して入れると思います。

会員
認知症サポーターのように、支援してくれる人の目印があると、子どもたちも声をかけやすいですよね。

町長
これについては、検討して、必要であればまた意見交換の機会を設けて、企画書を作ってみませんか?

子育て支援係主査
ある本屋では10時に開店するのを9時に開けてもらって買い物体験をしています。やろうと思えばできないことではないと思います。何を手伝って欲しいかは個別なので、自分で持っていくものと、お店で準備してもらうものに分けていくといいと思います。

町長
訓練のために協力をお願いしたら、やってくれるお店はあると思います。
商店街と話し合いをして検討してみます。少し時間をください。

会員
マークや名札を付けておけば安心ですよね。どこかで迷った時に電話をかけられたりできるといいですよね。

町長
少しずつでも社会性が身に付くといいですよね。そうした準備はしてあげなければいけません。

司会(代表)
時間も限られていますので、他に何かありませんか?

会員
町内小学校の特別支援学級の児童はサポートしてくれていますが、避難訓練の時に普通学級にいる支援を必要とする子どもへのサポートもして欲しいと思いました。
緊急事態の対応くらいは、目で見てわかる支援が必要だと思います。

町長
避難訓練といえば火災の訓練が多いですが、これからは状況を多様化して行う必要があります。
水害を想定した避難訓練は必要だと考えています。シュミレーションすることが大切です。

会員
抜き打ちで避難訓練をやる意味があるのでしょうか。

町長
抜き打ちの訓練は、誰のために実施するのか想定しなければいけません。訓練の目的をしっかりと明確にする必要があります。
目的意識を明確にして訓練していれば、子どもたちは意識化されたものが無意識に判断できます。
今回の3.11でも学校で訓練していたことが無意識化されて効果を発揮し、家族4人の命が助かりました。
訓練の時は、子どもに学んで欲しいことや目的をみんなが共通認識を持たなくてはいけません。抜き打ちの訓練でパニックになってしまっては逆効果なので、目的を狭く設定する必要があります。

会員
小学校は6年間ですが、先生はその間にどんどん変わっていくので、先生に頼らなくても自分たちで安全な場所を判断できるように、視覚化して示して欲しいです。それは学校だけでなく、どんな場所でも見てわかるような表示があるといいと思います。

町長
訓練の目的は子どもたちがいかに避難の仕方を身に着けていくかです。先生はそれをどう支えていくか考えなければいけません。
大川小学校では、グラウンドに避難して判断に悩んでいる間に90名が命をおとしてしまいました。
釜石市の子どもたちは、いかに適正な判断を身に付けていたかがわかります。訓練の成果が全国的に見直されている中で、芽室町も訓練のあり方を考えていかなければなりません。

司会(代表)
また来年、子どもたちの成長を見ながらこのような機会を設けていきたいと思います。今日はありがとうございました。

以上で終了する。

20時45分終了。