テーマ別そよ風トーク「防災に対する不安」
小さなお子さんを育てている方

平成24年12月5日(水)10時~
中央公民館図書資料室

■出席者
■参加者 12人
■ 町 町長、総務課長、総務課課長補佐(地域安全係長)、子育て支援課長、子育て支援係長、企画財政課課長、広報広聴係
司会進行 企画財政課長

 総務課長から災害時要援護者対策について資料に沿って説明する。
 
 説明に対して質問意見や感じていること不安に思っていることを発言いただく。
 (質疑応答)
 
 参加者
 9月の防災訓練に参加しましたが、若い世代の方や子育て世代の方の参加が少なかったと思います。私は新聞の折り込みで避難訓練の申込みをしました。友達は、町内会に入っていないので、広報車で初めて知って飛び入り参加しました。町内会に入っていても回覧が遅れて情報を得ることができなかったという友達もいました。このような訓練は重要だと思いますので、しっかり情報が周知できていたのかなと思いました。もったいないと感じます。私は、東栄東ですが、ブルーシートの席が満杯で座ることができませんでした。隣は、赤ちゃん連れでしたが横の椅子に座ることしかできませんでした。空いている所に座るのも子どもがぐずることがあるので座りづらいです。キッズスペースを別に設けて頂けると過ごしやすいと感じました。そこで、母乳をあげているお母さんもいましたので授乳スペースがあると助かります。防災グッズの準備をしないといけませんがなかなかできないというお母さんと話をしました。子どもの物ばかり準備すると自分の物が準備できませんし、荷物が重くなってしまいます。子どもを連れてその荷物を持って行くことは実際はできないということでした。町でおむつや子どもの物をどこまで準備してくれているのか明確にしてほしいです。個人では何を持って行ったらいいのか、防災のしおりの中にチェックシートを作っていただけると準備しやすいのではないでしょうか。よろしくお願いします。
 
 総務課長
  防災訓練の開催については町内会長と話して進めてきました。ただ、町内会長に情報を伝えるのが遅れたという原因があります。今後はそのようなことが無いように進めていきたいと思います。これについては、防災訓練が終わった後、町内会長に集まっていただき意見交換をいたしました。その中でも、町からの情報の伝達のあり方について意見を頂きました。そのようなことが無いように努めます。
 町内会に入っていない方です。それが、町内会長と話をしている中では一番の課題でした。回覧についても町内会に入っていない方には届きません。それにつきましては、新聞の折り込みやチラシで対応しましたが、今後の課題として捉えていきます。
 防災訓練の会場についてです。座る所が無かったですとか、授乳スペースの関係です。授乳スペースにつきましては、次回から、町の主催する防災訓練で設けたいと思います。座るスペースについては事前に参加を確認してスペースを確保したところですが、当日参加された方もみえたようで狭くなってしまいました。今後の課題として考えていきます。
 防災グッズについてです。小さな子どもをお連れの方は、防災グッズを持って行くのは非常に大変だと思います。今後、自主防災組織や町内会の方々に協力して頂いて、要援護者支援計画を作っていきたいと思います。その計画は、支援を要する方に誰が支援するのかなど、町内会と民生児童委員に協力を頂いて支援できる計画を練っていきます。おむつなどは町で調達することにしていますが、ただ、全部というわけにはいきません。食糧と同じようにそれぞれの家庭の中でも災害に備えて備蓄していただきたいと思います。ただ、先ほど言われました、どのようなものをどのくらい整備していくかについては、防災計画に基づいて整備していますので、なんらかの機会に皆さんに公表したと思います。
 
 町長
  チェックシートの話がありましたが、今日、しおりを持参しているのは関心です。
 
 参加者
  自分が避難する場所を確認するために持参しました。私は転入者ですから、避難する場所もよく分かりません。美生川沿いの広場を周りの人に聞いても知らないという感じの場所でした。一番端でしたので避難する人もあまりいなくて手探りでどこかなという感じでした。その場所は、美生川沿いですが、川の増水などは安全として設定しているのでしょうか。東6条辺りの人は川の方に避難することになるので、危険ではないのかと感じました。安全性も考えて避難所を設定しているのかなと思います。
 
 町長
  基本的には総務課長が説明したとおりです。まず、防災訓練は、町で始めてそんなに古くありません。3年ぐらい経っていますが、課題がどんどん発露しています。これは続けていかなければいけませんし、意識的にやらなくてはいけません。先ほど、町内会に入られていない方が情報が届かないという話がありました。そこは非常に難しいところです。ただ、今回の防災訓練で是非皆様に分かっていただきたいのが災害基本法という法律があります。その法律の中で、住民の皆さん一人ひとりが考えなければいけない責務が書いてあります。どのように書いてあるかと言いますと、自らの身の安全は自らが守ると書いてあります。それでしたら、行政の手伝いは何もないのかとなりますが、そうではなくて、災害が起きた時に皆さんの傍に「大丈夫ですか」と役場が駆けつけるとしても道路が寸断していたら駆けつけられません。3.11ではまさしくそうでした。あの津波ですから、役場の職員も亡くなってしまった方が沢山います。だから、自分の命は自分で守ることを考えて下さいね、ということが災害基本法の趣旨です。私たちもできるだけのことは考えますけど、町内会に入られていない方も、そのような時には自分たちがどうしらいいのか意識せざるを得なくなってきた、そんな時代になってきています。私たちもそれを啓発していかなくてはいけません。
 それから、キッズスペースや授乳スペースのことです。バスで移動していただいたあの場所、私たちのやり方が悪いです。自分の避難場所は、美生川川沿公園だとおっしゃった、ところがそこへは何のために行くのか、そこの啓発が町は下手でした。それぞれが一番近隣の一時避難所にどうやって行くのか、そこにはどんな問題があったのか、来れなかったのは誰なのか、これが避難訓練だと思います。長期的な避難になるようであれば二次避難所に避難して頂く、それが、今回の健康プラザの設定でした。そこには、二次避難所の機能を持たせてはいませんでした。避難して頂いて、あとは体験的に色々なものを見て頂いたり、実際に防災訓練はどのようにやっているのかなど、という場所にしていました。ただ、こちらの発信が下手でしたから誤解もあったかと思いますが、キッズスペースや授乳スペースは、あの広い場所に皆で一堂に会すというのではなくて個々のプライバシーをどう尊重していくかというスペースの作り方を考えなくてはいけません。これは、3.11の時にすごく話題になりまして、大学の先生方も考えて作りました区画ブース(仕切り)がありましたよね。あのような物を避難所ではどう用意していくかを考えなくてはいけませんし、小さなお子様をお持ちの方に対しては授乳スペースも考えなくてはいけません。これは、大きな課題だと認識しています。
 それから最後にチェックシートです。確かに、町におむつがあるのならば、おむつを持って行かなくてもいい、それは絶対あると思います。町としてもその辺りを整理するかについては、少し時間を下さい。あるいは3.11の時に女性たちが使う品物も話題になりました。それも困ったようです。これらも含めて考えなくてはいけないと思います。チェックシートがいいのか、どんな形がいいのかは内部で検討させてください。
 災害と言うのは色々あります。想定しているものが沢山あります。ハザードマップをご覧になったことはありますか。一昨年全戸に配布しました。これには災害時の避難場所を地図の中で示しました。それぞれの施設も入れてあります。現実に大きな災害を目の当たりにしないと、広報誌に折り込んでも新聞に折り込んでもおそらく捨てたと思います。参加の皆さんだけではなく多くの人が見なかったとおっしゃっています。これから作り直して再度配布しなくてはいけないと思っています。このマップの中で懸念していることが2つあります。一つは名称が旧のままです。例えば中央公民館の北側が旧芽高跡地となっています。新しく入って来た人が旧芽高跡地では分りませんよね。私たちは当たり前だと思ってその名称を使っていましたが、これではダメだということで呼称を見直すことにしました。もう一つは、災害には色々あります。防災計画の中では火災や列車事故、航空機事故も想定しています。ご指摘があったように水害の時に本当に避難場所が美生川のあの場所でいいのか、あるいは芽室小学校でいいのかということがあります。これは絶対ダメですよね。水害の時の避難所とそれ以外の時の避難所を別々にすると書いてありますが、本当にそれでいいのか。もう一度しっかりと点検し直して、皆さんと意見交換をして判断したいと思います。貴重なご意見ですありがとうございました。
 
 参加者
  私も地図をもらってもぺらっとしたものですからどこかにいってしまいます。ごみの冊子に入れてはどうでしょうか。そういうものの最終ページに入れて毎年更新してはいかがでしょうか。必ず身近にあるものに入れるといいと思います。
 安心メールに対してです。広報と小学校から通知があって入ってきますが、町内には町外から働きに来ている方もいらっしゃいますのでそのような方にも職場を通じて周知してもらって入っていただいたほうが町の災害状況などが分っていいのではないでしょうか。転入者も一度機会を逃してしまうと知らないままになります。転入した時期にお知らせしていただけるといいと思います。避難訓練も安心メールで流していただけると、安心のためにこういうことをしています、というのが分ると思いますし参加も増えると思います。
 災害の時にラジオは手軽でいいと思いますが、どこの周波数にあわせたら芽室の情報が入ってくるということが統一出来ないのでしょうか、指令を出してくれたらいいと思います。もしくは安心メールで配信するなど。それから、私はマニュアルを持って避難会場に行きました。子どもたちの休憩先があればそこに向かおうと思いましたが、ここには、おむつがあります、などを最初から示していただけると後で会場移動ということにならないと思います。わざわざ遠くの避難所に行って、後でまた、まわりの避難所に移動するのは大変です。私は、双子の会から出席していますが、二人抱えて荷物を持って移動するのは大変なのでできれば手間をかけずに子どもと一緒に避難できる方法を考えていただけるとありがたいと思います。
 会場に対しては、役場の方がいらっしゃらない時に名簿を作ってくださいとか、こういうことをしてください、のような災害マスターのようなものを会場に設置しておいてもらって役場の人を待たずに一番最初に来た人が対処できるようにしていただけたらいいと思います。避難道具はここにあるなども一般の人も分るといいです。
 
 総務課長
 ハザードマップについてです。ご意見を頂きました、ごみの冊子に入れるということは、確かに捨てることもありませんし、検討させてください。
 安心メールについてです。確かに芽室町では町外の方も仕事をしています。広報で、定期的に登録の呼びかけをしていますが、転入者へは情報をお知らせしていませんので、検討したいと思います。企業への周知も考えたいと思います。
 ラジオでの災害の情報につきましては、昨年の災害の時にもテレビ局やラジオ局に情報を流しています。災害時には、広報車を走らせますが、何を言っているのか分からないという苦情がありました。一番情報の把握が出来たのはテレビのテロップということでした。今後も積極的に活用していきたいと思っています。また、安心メールでもこのような情報を提供したいと考えています。
 避難施設のマニュアルについてです。避難時に避難された方の把握が問題だと思います。指定の避難施設に集まっていただくと町内会長などによって人員の把握ができます。台帳で確認することができます。避難されている方の把握が一番大切だと思います。それがなければ要援護者に対する支援がなかなか進んでいかないということがあります。それらのことを第一に考える必要があります。乳幼児や小さなお子さんをお持ちの方は、違うところに避難するというのも確かに分かりますが、まずは誰が避難してきたかの状況把握を優先にしたいと思います。今後も皆さんの意見を参考に検討をしたいと思います。避難施設につきましては、避難施設の運営マニュアルを作ります。今日頂いた意見や、これからの意見を参考に作っていきたいと考えています。
 
 町長
  安心メールは、登録した人の携帯電話にしか情報が入ってきません。NTTが発信している地域メールというのもあります。これは携帯電話を持っている人、全員に配信されます。登録してある人だけではなくて、とにかく携帯電話を持っている人全員に発信するシステムです。これも広げて二本立てでやっていこうと思っています。安心メールは町からお願いしてやっていますけど、携帯電話会社から全体に発信すれば、町が発信しなくてもよくなります。私も、携帯電話会社からのメールを受けたことがありますがこれは、良いと思いました。
 
 参加者
 入ってくるNTTのメールは芽室町民だけですか。どのような枠が設定されているのでしょうか。
 
 総務課長
 町外者でも災害のエリアにいればメールは送られてきます。私が帯広市にいて帯広市で災害があったら私の携帯にもメールが入ってきます。地域の中に入っていれば町民以外もということです。ただし芽室町の住民で、芽室町で災害があっても町外にいればメールは入ってきません。
 
 町長
 私共は、災害が起きた時にあらゆるメディアに通知します。ですから、どこのメディアも取り上げるのですが、テレビ局によっての温度差もあります。NHKのテロップは町が避難勧告を解除するまですっと流れていました。全国に流れるものもあります。発信の周知は徹底していきます。
 
 参加者
  市街地の防災は色々考えておられていますが、農村部はどのようになっていますか。地域の集会施設が避難所になっていますが、避難が長期化したり道路が寸断するなどしたら、孤立してしまうのではと不安に思います。情報も交通も孤立してしまうのではないでしょうか。
 
 総務課長
  町では昨年、防災資機材等の整備計画を作りました。その中では市街地もそうですが、農村部の避難施設になっています地域集会施設などにも防災資機材を備蓄していく年次計画を立てます。今年もすべての施設ではございませんが農村部の避難施設にストーブや非常食を備蓄しました。おむつなどにつきましては今後考えていきます。道路の寸断は別として避難計画が長期化するのであれば、ある程度集約した中で生活するのが効率的だと考えています。小さなお子さんをお持ちの方は町のどこかの施設を専用にするなどそのようなことも検討していかなければいけないと思っています。道路が寸断して、迂回路も無い場合には、物資や避難者は空中輸送を自衛隊に要請します。防災訓練は市街地を中心に行ってきました。市街地の防災訓練はこれからも続けますが、農村部の避難訓練についても今後、実施していきたいと考えています。今、町では、役場と避難施設を結ぶデジタル無線を整備しています。そのようなものも活用しながら防災訓練を実施していきたいと思います。
 
 参加者
 防災無線は集会所に付きますか。
 
 総務課長
  避難所にしている地域集会施設につきましては設置をしています。現在は、電波の試験をしている段階です。今年度中には完成します。
 
 企画財政課長
 私は企画で情報を担当しています。今お話ししたのは、役場内部の無線のことです。トランシーバーみたいなイメージで対策本部から各避難所に無線を飛ばして災害時の指示をします。各家庭でその電波は受信できません。現在NTTの光回線は市街地しか入っていません。美生から半径4キロメートル、上美生から半径4キロメートルにはADSLが入っています。それ以外の十勝川から北ですとか伏古方面はインターネットが非常に不便な状況です。皆さん携帯の電波を使うなどして対応していると思います。それを、解消するために、私どもの方で行政無線とは別に、無線方式で全町内に電波を飛ばして高速インターネットができるように、今年、電波の調査をして来年にアンテナを建てます。アンテナが建つとそれぞれの方が、もう少し通信速度の速いインターネットが利用できます。その電波を利用した形で、各家庭に専用のFM端末を置いて頂いて防災情報が受信できるような仕組みを検討しています。こちらから電波を送ると自動的に起動して音声が流れる、そのような仕組みを考えています。ただ、それが100%でないというのは、FM波はコンクリート製の建物の中には電波が届きませんのでそれが課題になりますが、そのようなことを検討している最中です。また、エリアメールは、若い方は見ることができますが、高齢の方はなかなか見ないでしょうし電源を切っている方もみえます。そのような方にメールを送っても伝わりませんので色々な手法で情報が伝わるように考えている最中です。
 
 町長
 今、課長が申し上げたとおり個々の皆さんに伝えなければ意味がないわけですよね。家庭の事情もお子さんがいらっしゃる方、高齢者がいいらっしゃる方で違います。平成26年に完成させるつもりですが、時間が掛かります。公的な施設に情報を流す方法と、個々の家庭に情報を流す方法、さらには地域で動いている人に情報を発信する、あらゆるものを総合しないと伝わらない人がでます。それらすべてを完成させるには時間がかかることをご理解ください。ただ、調査を含めて取り組んでいますのでご了承ください。
 もう一つは、私たちは災害が発生すると災害対策本部を立ち上げます。そこで、避難の判断なども行います。例えば道路の寸断があった場合には、物資の輸送や人命救助が必要になります。その時には、私たちでは持っていない輸送機器なども活用しなければいけませんから、道にお願いして、知事が自衛隊にお願いして自衛隊の出動を要請します。私も上美生に住んでいたことがありますが、かつて大雪で一週間くらい道路が開かなかったことがありました。その時に病人が出まして、自衛隊の出動をお願いしたことがあります。ヘリコプターに医者をのせて診察に来てくれましたが、大雪で除雪も何もできなくて着陸ができませんでした。その時は、小学校のグランドにホバーリングして医者や看護師がむしろの上に飛び降りてくれました。それから往診してくださり最終的には患者を搬送したわけですが、そのような措置も、災害対策本部で状況に応じて判断して出動要請しますから、このような判断がなされることご理解ください。
 
 参加者
  そういう状況になった時はどこに連絡すればいいですか。
 
 町長
  避難所にも行けない場合、電話が通じるかの問題がありますが、町も全力を挙げてやっていきたいと思います。
 
 参加者
  育児サークルはぐHUGから参加しました、参加にあたりメンバーからの要望を聞き取ってきました。皆さんから出た意見が大半で、授乳やおむつ替えの場所を確保してほしいですとか、皆さんに迷惑をかけると嫌ですし子どもがぐずると母親たちは肩身の狭い思いをするので子連れの人は固めて避難させてほしいですとか、離乳食の確保をしてほしいですとか、子どもがあやせる絵本やおもちゃを用意してほしいという意見も出ていました。ただ、お話を聞いた中で、避難が長期化した場合には、福祉避難所が保育所などになるということでしたのでその辺はなんとかなるのかなあと思います。それ以外に、実際に避難することになると、皆、不安な気持ちでいっぱいになると思いますので、一日の流れを視覚化してもらえると安心するという意見がありました。ホワイトボードに、何時に何があるとか、何時にご飯がでるとかそういうような情報が少しあるだけで、例えば発達障害の人は音の情報よりも視覚の情報の方が入りやすいということなので、視覚に訴えるようなものを用意してほしいという意見がありました。メールやインターネットを整備されるのはすごいと思いますが、大きな災害が起きた時には使えないのではないかと思いますのでそれに頼りすぎないように何かを考えてほしいと思いました。
 
 総務課長
 避難所の関係です。避難所の運営マニュアルを作っていきたいと考えています。今頂いた視覚的に伝える方法などそれらのことも踏まえた中で検討していきたいと思います。福祉避難所の話がありましたが、避難が長期化した場合はそのような所に避難していただいてプライバシーや肩身の狭い思いをしなくてもいいような対策をとっていきたいと思っています。家族の方の状況に合わせて必要とされる物は行政に頼らずに備えてほしいと思います。頂いたご意見については参考にいたします。
 
 町長
 情報の視覚化は大事な問題だと思います。必要なのは障がい者の人たちだけではないと思います。東日本大震災の時もそうでしたし神戸の震災の時にも、避難が長期化すると先が見えなくて気持ちがすさんでくるということが叫ばれました。避難所に日課表を示しただけで随分皆さんが心穏やかになったという事例があります。これは大事な問題だと思います。自分も発信することができるわけですから、多様性を持って考えていかなければいけないと思います。
 それから、電子機器ばかりに頼らないで下さいという話がありましたが、それはまったくその通りで、大停電があったらどうするかなどがあります。一つ目には要援護者に対してどう手を差し伸べるか、二つ目には近隣の皆さんとどう連携するか、これらの重要性ですとか、もう一つは、私たち災害対策本部はその時の状況に応じて動きを変えなくてはいけません。災害対策本部の中にNTTなどに町から情報を発信、受信する情報班がありますが、停電などの問題が起きたら、情報の伝達の手法を考えなくてはいけません。   
 それには図上訓練でもいいので災害対策本部訓練をやらないといけません。そのような中で今のような問題は私たちも訓練していきたいと思います。
 
 参加者
 確認ですが資料4ページに載っている図表の避難指示、避難勧告、避難準備とありますけど、避難準備が一番下軽い状態ですよね。私は、去年の9月の避難勧告がでた地域に住んでいますが、その時は、避難準備はありませんでした。夕方4時半ぐらいに急に避難勧告が発令されました。しかし気付かなかったので遅れてしました。状況によりますので何時間前など決まりがあるわけではないと思いますが、どれくらい前の状態から避難準備を通知して頂けるのでしょうか。
 
 総務課長
 どの時点になって情報を伝えるかは、非常に難しいです。芽室町で考えられるのは大雨による河川の氾濫です。河川が氾濫しそうになれば、避難準備など指示をしていかなければいけません。資料に書いてあるように避難判断水位というものがあります。それを基準にして、その次には危険水位などもあり、その時の状況と天気図を見て雨の状況などを総合的に検討した中で避難判断をしていかなければならないものですから一概に決めるのは難しいです。雨が降るたびに頻繁に避難勧告を出すことになると、苦痛だと思います。インターネットで10分ごとの水位が見られますので、それらも見ながら判断していきます。
 
 参加者
 家には2歳と5歳と7歳の子どもがいます。実際に避難勧告が出た時に子どもたちはお風呂に入っていました。避難勧告は、実際に逃げなくてはいけないのでしょうか。指示ではないから逃げなくていいのかな、どうしたらいいのだろうと思いました。避難所ではご飯でるのだろうか、そのような事も考えながら家の中をぐるぐる回っていました。4時ぐらいに避難して、夜ご飯を出してもらえるのか、自分は我慢できても子どもたちはどうか、2歳の子どもがおむつトレーニング中でしたのでどうしようなどと考えたらリュックサックがすごい状態になりました。車で行きたいけど歩いて来て下さいと言われるしこれは、避難所に行けないなと思いました。準備するのにも時間が掛かりますし、やっぱり夕ご飯を食べてから行こうとか、旅行に行くような状態になってしまってどうしようと思いました。結局は無理だと判断して、帯広市の実家に避難をしました。避難所に行くまでが不安ですので、ハザードマップなどでもこんな感じですよという流れが分かればいいと思います。避難勧告が出た時に、ハザードマップを確認しました、自分の住んでいる所は1.5メートル浸水と書いてあってすごく怖くなりました。ここに居たら危ないなと思いました。それらにも細かく載っていると安心して避難ができると思いました。
 
 総務課長
 今回皆さんにお知らせしました計画には載っていませんが、地域防災計画には河川ごとに警戒水位などの避難判断水位が決めてあります。このような水位に基づいて総合的に判断することになります。今、お話にありましたそのような情報も配布するハザードマップに載せることは可能です。ですが、避難判断水を超えたらすぐに避難勧告を出すなどということにはなりませんのでご理解頂きたいと思います。
 
 町長
 避難勧告や指示は災害対策本部長の判断です。つまり私の判断です。避難準備もそうです。ハザードマップやしおりの中、ごみの冊子にマップを入れることも簡単なことですからすぐ入れます。実は、避難勧告も避難指示も強制力はありません。だから、自分の命は自分で守りなさいということになっています。ただし、強制力を発揮するのは今、原発の問題でもでていますが危険区域の指定です。それは、その地域に入ってはいけないということですから強制力があります。入ってしまったら罰金もあります。ですがこの辺の違いは分かりませんよね。避難勧告しました、避難指示しました、など役所だけは分かっているかもしれませんが、おっしゃるとおりお風呂に入った子どもたちをどうするかなど、分かりませんよね。この辺は私たちも課題整理も含めて発信の仕方を工夫したいと思いますしどんどん意見をだしていきたいと思います。
 不安であったという意見を頂きましたが、このことは訓練に踏まえていきたいですし、参加して頂きたいと思います。先ほど申しましたように河川の水位が10分ごとに分かります。国が管理している河川、道が管理している河川、町が管理している河川がります。十勝川、美生川、芽室川、ピウカ川、帯広川この5つの河川は常にそのように管理しています。この河川は、このぐらいの水位になったら避難勧告をだすという水準はあります。それに基づいて現地を見ながら判断をしていく、そのようなやり方をとっています。私が判断を間違うととんでもないことになりますので慎重にやっています。
 それぞれの水位が10分ごとに分かるようになっていますので、それらに基づいて決めていきます。
 
 参加者
  避難準備というのは芽室町が独自で設けているのですか。
 
 総務課長
  芽室町だけでなく避難準備を設けている自治体は他にもあります。平成23年度に芽室町では見直しをしまして、避難準備という項目を設けました。昨年9月の避難勧告の時の課題になりました。
 
 参加者
  避難勧告は、テレビに出るということでしたが、避難準備の時はテレビに出ますか。
 
 総務課長
  避難準備も地域防災計画に定めておりますので、町からは発信しますが、テレビ局の判断で出すことになります。エリアメールについても、NTTにお願いして出してもらうことになります。避難勧告と同じような扱いになりますが、避難準備は、災害時要援護者を一番に考えておりますのでその方たちに優先に伝わるような形をとっていきたいです。
 
 参加者
  育児ネットめむろです。集団託児でお子様をお預かりしている時に災害にあった場合、どのような対策をとればよいでしょうか。どこが中心となって災害対策マニュアルを作ることになりますか。大体は、お預かりしている施設の中にお母さんがいらっしゃいますが、このような場合は、こうするなどという対策が必要だと思いますし、この施設の避難所はどこです、こうしましょう、というのも必要だと思います。
 
 総務課長
  託児する場所によって違うと思います。仮に中央公民館でそのような状態になった時には施設の担当の者が避難誘導をします。施設それぞれが避難訓練をしてそれに基づいて避難をさせるということになります。それと、委託先の場合は、お母さん方が心配されますから緊急連絡網の整備が必要だと思います。すべてが行政でということではなく体制づくりが大切だと思います。施設ごとのマニュアルについては、配備していきたいと思います。
 
 参加者
  私たち預かる側の意見も聞いて作成してほしいです。
 
 総務課長
 一つの情報を行政だけが持つのではなくて情報を共有しながら協力していいきたいと思います。
 
 町長
  今のお話ですが、一つは、育児ネットが役場の子育て支援課ですとか教育員会あるいは、今回のように企画財政課から委託を受けて育児をやるわけですから、これは当然行政責任です。ところが、ボランティアでやっているわけではありませんので責任は委託先にもあります。最近では、ボランティアであっても責任を負わされることがあります。そのようなことがあり大事な問題ですから、内部整理させてください。委託者の責任を明確にしていかないと受託者は受託できません。子育て支援課が皆さんと意見交換をしながら避難マニュアルを作って図上訓練をやるなどできると思います。そこに行くまでの委託者責任については大事な問題なのでお時間を下さい。
 
 参加者
  町の育児ネットサポート事業の時にでた話ですが、家でお子さんをお預かりしている時に災害にあった場合の対応も考えていく必要があると思いました。
 
 町長
  分かりました。町もボランティアに対する町民保険に入っていますから、それらの関係や委託先責任ですとか想定できる問題を整理させてください。分かりやすく皆さんにお知らせします。
 
 参加者
  すんなり利用できる保険なのか、保険の範囲にも心配があります。
 
 町長
  範囲は全部です。ただ、災害につては保険対象から抜かれる恐れがあります。その時に何がメニュー外になるのか、もう一度チェックします。
 
 参加者
  育児ネットです。今日、本当は、意見を言いたかった人がもっといると思います。この時間だけですべての意見を伝えるのは無理だと思います。折角ですから、皆さんのアイディアを活かして頂きたいと思います。これから運営マニュアルを作成するとおっしゃっていましたが、今後それに私たちの意見を取り入れてもらえるような確立された計画はありますか。当事者しか分からないことが沢山ありますので考えて頂きたいです。
 
 総務課長
  マニュアル作りにつきましては、まずは町が案を作ります。それに基づいて、子育て支援課や保健福祉課と協議をして作っていきます。また、その中で関係団体や関係者の意見を伺いながら作成していきたいと考えています。
 
 参加者
  完成する前に必ずお声掛けは頂けるということでしょうか。
 
 総務課長
 はい。
 
 町長
 今日のタイトルでわが子を連れて避難、不安なことはありませんかといっています。皆さん不安だらけだと思います。発言されていない方は、不安がまだあると思います。今日はそよ風トークということで開催させていただきました。今日だけでは、終わらないだろうと思っています。そよ風トークは、町長という行政機関が皆さんと意見交換をする場です。いつでも対応しますので、発言が足りなかったのでもう一度やりましょうと言って下さい。出席の方が防災のしおりまでお持ちになったことを驚きましたし、どうしたらいいのか分からなかったという話を聞いた時にやらなくてはいけないと改めて思いました。今日で終わりではなくて、いつでも利用してほしいです。実態に則したものでなければ何の意味もないと思いますのでよろしくお願いします。
 
 11時38分以上で終了する。