どんぐり会とそよ風トーク

平成24年2月7日(火)18時30分
保健福祉センター 2階会議室

■出席者
・どんぐり会 10人
・町 町長、保健福祉課長、福祉係長
記録:企画財政課広報広聴係
・司会 どんぐり会会長

町長から順に自己紹介をする。

町長
 毎年皆さん方と行っているそよ風トークですが、本日もご意見をいただきたいと思います。

保健福祉課長
 明日から第3期芽室町障がい者福祉計画素案に対する意見を募集しますので、皆さん方からのご意見をお待ちしています。また、本日この機会にお話があれば、お話し願いします。

福祉係長
 情報提供としまして、第3期芽室町障がい者福祉計画を説明させていただきます。平成24年からの町の3か年計画となっています。昨日、審議会で審議を受けた計画素案です。この計画は条例の中で計画策定を規定しているものです。
 9ページのイメージ図ですが、基本目標があり、それを目指し基本施策4つを明記しています。これをもとに、H25年8月から自立支援法もなくなりますが、この計画に沿ってそれぞれの事業を計画しています。ご意見がありましたら、後日でいいですのでお寄せ願います。

会員
 そよ風トークのおかげで、町長と近づけて感謝しています。今日は町に何点か取り組んでほしいこと があります。
 学校教育の関係ですが、芽室小学校の現在の支援学級の体制があまり良くないと相談されることがあります。普通学級にも手がかかる子がたくさんいるようで、そっちに注意が向き、支援学級に在籍しているお子さんが放っておかれているような状態があるようです。
 また年度の途中から支援学級への所属ができない、と言われた方もいるそうです。親が求めても学校が対応できず、支援学級に在籍できないような状況と聞いています。
 中には支援が必要な子なのですが、支援学級に入れないということで、教室の中にダンボールで個別ブースを作っているという話も聞きます。保護者の方からも「そういう子は迷惑だ」というような誤解や苦情があったりしますので、そうならないためにも何らかの対応をお願いしたいです。
 また先日、障がいを苦にして子を殺害してしまったという事件がありましたが、もしできるのであれば、年に1回でいいですので、障害のある方に対して保健師や行政職員が訪問して巡回相談してもらえると救われるのではないかと思います。本当はこういう場に来て話せばいいのですが、来られない方もいるので、訪問をしてほしいと思います。

会員
 札幌での知的障害を持つ妹と暮らしていた姉妹の死亡事故ですが、本来であれば起こってはいけない事故だと思います。セーフティネットが充分でなかったということです。札幌には1,500人ほど知的障害を持った方が、何のサービスも受けずに在宅しているというデータがあります。芽室はどうなのかなとも思います。懸念を持っています。

会員
 息子は家族から離れて自立したいという考えがあるようですが、本人の中でも、なかなか自立してやっていけるのかという心配があります。ケアホームができると聞いていますが、それがどんな形態になっているのか内容を知りたいです。

会員
 息子が36歳になります。また新たな悩みも出て、今日は聞いていただけたらと思います。
 健常者に比べ知的障害のある子は、老化のスピードが10~15歳くらい早いと言われており、息子ももう50歳なのか…と思います。小さな頃のトラウマで病院になかなか通えません。さとしてやっと連れて行く状態です。子どもの不調を親が感じて病院に行く頃には、症状も進んでいます。こんな状況で入院となったらどうなるのかと不安です。できれば健診もしたいのですが、今の状況を見ると、健診を受けられるとは思えないです。
  お願いなのですが、すこやか検診で障害を持った人たちの日を設けてもらえないでしょうか。そうすれば私も付き添うこともできますので、どうかご検討をお願いします。

会員
 今日は皆さんのお話を聞いて行きたいと思います。

会員
 障がいは特別な事ではないと思っています。今ある施設をもっとうまく利用して、さらに内容が充実していければいいなと思います。

会員
 うちも36歳になります。年とともに、こだわりが強くなり、少しずつケアホームに向けていこうと思っていますが、かえって家にいたいという傾向が強くなってきています。
 施設の指導者も人員が少ないといわれています。介助する側も、高齢者介護に向かっています。障がい者への介助には、なかなか人材が集まらない状況にあります。もっとたくさんのいい人材が集まれば、私たちの不安も少なくなります。
  ケアホームも早く体験させて、少しずつ慣れさせていければと思っています。

会員
 オークルが楽しく、本人に合っているようですが、自分の時間を上手に使うことができないのが悩みです。特に週休日に、自宅での時間の過ごし方を、時計の針を見ながら説明するのですが、パニックになって良くわからなくなってしまいます。だんだんその悩みが膨らんできています。他の方も同じような道を通ってきたのかなと感じています。

会員
 今のところ、子どものこだわりは私たちが対応できる範囲なので大丈夫ですが、今後ケアホームなどに入った時、社会のルールを守れるか不安です。これからケアホームなどで徐々に慣れさせて行ければいいなと思っています。

会員
 うちの子も、できそうでできない事が多々あります。今は自分の気持ちを親にもなかなか表現できないので、メモ書きで伝える習慣づけをしています。自分の方から意思表示するようにさせているのですが、なかなか前に進みません。こだわりも納得させるようにしているのですが、時間がかかったりもします。将来に向けて少しでも身に付けられるように、少しでも進歩してほしいと思っています。

会員
 今年下の子が就職するため、看ていてくれた人がいなくなってしまいます。多少の時間は一人にすることができますので、自宅に来て看てくれるサービスがあるといいなと思っています。
 短期入所とかも楽しんでいますが、他の人との共同生活ですので自分勝手もできないため、自宅に帰ってきてゆっくり大好きなDVDを見ています。相性もあり、その反動で次に行きたがらなくなったりすることもあります。

会員
 町から回答できるものはいただければと思うのですが。

保健福祉課長
 札幌での知的障害を持つ妹と暮らしていた姉妹の死亡事故ですが、認知症高齢者の方が亡くなったという事故もありました。知的障害がある方で、サービスを受けていない方の訪問実態調査をしようと考えています。

福祉係長
 サービスを使っていない方は実際には15人ほどいます。

保健福祉課長
 要介護の方も同様に訪問実態調査をしたいと考えています。
 先ほど要望がありました、家に来て見守りサービスですが、互助組織による高齢者見守りサービスはあるのですが、障がい者に対しても可能かどうか、町から団体にお話してみます。
  保健師による訪問ですが、お子さんであれば子育て支援課と協力してもできるとは思うのですが、検討させていただきたいと思います。
  現在、サービスを利用される方はケアプランを作ってますので、その際に訪問して状況調査します。H26年度までに全てしなければならなくなりますので、そうなれば年に1回は訪問してお会いすることになります。
  障がい者の方の検診ですが、可能だと思いますので病院に相談していただければと思いますが、こちらからもお話してみようと思います。

町長
 保健師の訪問は、何らかの形で方向性を出したいと思います。検診についても病院に相談してみます。

福祉係長
 ケアホームとグループホームの違いですが、ケアホームは介助を受ける施設。グループホームは支援を受ける施設です。現在求められているケアホームは、食事や入浴などの介助もしてもらえる施設です。

町長
 今までいろいろと学習会をやっていたと思いますが、今回の皆さんの話では、成長・年齢と共に色々と悩みや課題が出てきているという話が出てきました。今後の学習課題として、このような課題について、皆さんで学び合うような場を町が開いたりするというのはどうでしょうか。専門家の方をお呼びして聞く場があるといいとも思いますが。

会員
 私がケアホームに望むことは、自分の年金で、自分が暮らしていける程度の施設でいいと思っています。また私は、子どもには初めからケアホームに入れたいと思っています。

町長
 今のような考えは、十人から聞いたら十人違う答えが返ってくると思います。
 今回のトークは、今までのとは少し違う課題がでてきているな思っています。町が専門的な人を呼んで、学習会を開いてみようと考えています。いかがでしょうか。

会員
 そうしていただけると、うれしいです。

町長
 1回で足りなければ、数回実施することも検討します。
 柏の里もケアホームを開設するとのことですが、町でも単独にアンケート実施してニーズなどを把握しています。
  柏の里では、H24年度に計画し、H25年に建設していくとのことで、1棟6人分を予定しているそうです。今までの短期入所施設をケアホーム、グループホームにしたかったようですが、柏の里が段階を踏んで進みたい、という考えから今のような形になりました。町としても、柏の里の主体性を尊重してきました。
  まちのアンケート調査の結果では、H26まで入所したい人は7人いました。H29までにはさらに6人います。今回、1棟6人できますが、それで良かったということにはならないです。将来を考えると、今回の計画では6人定員ですので1人は入れません。その後も入所希望者がいます。不足分をどうにかしなければなりません。必ずしもオークルが新たに建設するかどうかわかりません。相当慎重に考えていかなければならないことだと思います。
  もし柏の里で新たにできないのであれば、他にできるところを探さなければならないとも思っています。今は、仕事の場とケアホームの運営者が同じ予定ですが、それが別々になる可能性もあります。

会員
 仕事の場と生活の場が違うというのは問題ないと思います。ただ、そこがうまく連携を持ってやっていけるのか、ということが心配です。

町長
 もう一つの課題としては就労問題があります。障がい者福祉計画案の8ページ目に「就労支援」と書かれています。
 町としましては、将来的な就労先の不足を解消するために、既存の就労先だけではなく、さらに就労継続支援A型を確保するように全力を挙げて動いています。
  生活の場づくりと、就労の場づくりは並行して進めていかなければならないと思っています。
  生活の場と就労の場については、柏の里が増設するというのであればいいのですが、これ以上できないという場合であれば、別の形でやって行かなければならないと思います。
  さらに、ケアホーム、グループホームなどの施設ができた場合の職員ですが、新規にやっていただける事業所にも一人一人に対応してもらえるように強く望まなければならない事だと思っています。

会員
 就労継続支援A型とはどんなものなのでしょうか。

福祉係長
 オークルは就労継続支援B型です。B型は、最低賃金705円を保証しなくていいのですが、就労継続支援A型は最低賃金705円保障しなければならない事業所です。

会員
 その事業所の開設を目指しているのですか。

福祉係長
 そうです。十勝管内には就労継続支援A型施設が3施設あります。
 最低賃金を保障するという点では、企業側の参入が難しいというのが実情です。町としては、やはり皆さんの生活保障を考えA型の開設を目指します。

会員
 それでも就労できるのは軽度の方ですよね。

福祉係長
 そうとも言えないようです。

町長
 企業側が一人一人の特性に合うように、ちょっとした工夫があれば大丈夫だと思います。
 町としては難しさもあると思いますが、A型を目指しています。
 その他の質問に、支援学級に対する課題ですが、私から教育委員会へ厳しく要望しておきます。

会員
 札幌での知的障害を持つ妹と暮らしていた姉妹の死亡事題は、我々の将来の心配ごとでもあります。町としましても再度認識してもらいたいと思います。

町長
 町長になってから毎年このような場でお話し合いさせていただき、今回の事故のようなことが起きないような行政のかかわりについては、当初から要望いただいていますが、今回の事故は大きなことだと感じています。
 つい先日ですが、それまで元気だった高齢者が、死後2日後に発見されたということが芽室町でもありました。どうにか早期に発見できるようにでならないかと要望されましたが、この方は元気な方であったため、日常からのサービスも受けておらず、なかなか発見しづらいというのが現状です。

会員
 「めむたっち」のことですが、改訂の時に私も協力したのですが、完成後、それをどう活用したとか、こうなりましたよっていう報告がなかったです。結局、めむたっち自体も消えていくような気がしてしまいます。

町長
 皆さんの意見を聞くために協議会などを立ち上げますが、解散した後は、報告は特にはしないと思います。ただ、対象の方へはきちんと配布しています。

会員
 めむたっちについては、私の知り合いの方もほとんど書いていませんので、その活用、将来が不安です。

町長
 担当課には伝えておきます。

会員
 先ほどのケアホーム、グループホームについてですが、複数の事業所ができた場合、それぞれが仲たがいしないように、町が中に入ってうまくやっていただければ嬉しいです。

町長
 そのとおりだと思います。柏の里だけで全ての施設が整備できるのであればいいのですが、そうでな ければ、他の手立てを町として考えなければなりません。その際にそれぞれの事業所が協力できるようにするのは、町の大きな仕事だと思います。町としての役割を十分に発揮しなければなりません。

会員
 H29年までの整備計画を話されたのですが、それから先のことを考えると、もっと増えるかもしれませんね。

町長
 H25年の整備後に、またアンケート調査をし、ニーズ把握をします。その人数をもって、その人数が対応できる新規を含め、事業者を探そうと思っています。

会員
 ケアホーム、グループホームについては、できれば男女別でお願いしたいです。

会員
 子どもたちでも合う合わないもあるので。
 子どもの将来は、結局は親の選択になってしまいます。それが良かったの悪かったのかと色々な不安があります。

町長
 事業者にも、今のような皆さんの意見や不安を聞いてもらうような場を設けていかなければならないと思っています。

会員
 先ほど、町で研修会をやってくれるということでしたが、私たちも町から補助をいただいていますので、まずは自分たちでもどうか実施できないが検討してみます。

保健福祉課長
 皆さんのお話を聞いていると、個別相談会的なものもいいのではないかなと思いました。

会長
 個別相談については、役場にお任せしたいと思います。

町長
 専門的な助言をしてもらえれば気が楽になると思いますので、その可能性を検討してみます。

以上で終了する。
20時10分終了