テーマ別そよ風トーク「このまちの防災」 昼の部

平成23年9月29日(木) 13:30~15:15
めむろーど セミナーホール

■参加者 8人
■芽室町 町長、副町長、総務課長、総務課長補佐、企画財政課長
■司会進行 企画財政課長

町長あいさつ
 芽室町は比較的災害の町であると言われていますが、決してそんなことはないと感じています。
 現在町では防災計画の見直しも含め、防災体制について今一度点検をしている最中であります。
 先日の避難勧告についてもそうですが、災害は忘れたころにやってくると言った言葉どおり、再認識しているところです。またその時の教訓をしっかりと活かさなければいけないと思っています。

総務課長補佐から配布資料について説明をする。
資料に基づき、9月6日の避難勧告、および9月11日避難訓練についての経過説明をする。

 これらに対するご意見をいただきたく思います。

参加者
 今回の避難勧告についてですが、私たちの町内会(緑町東)では、河川氾濫を想定した避難訓練を平成17年にやっていました。
 そこで今回、町内会で反省会を行ったのですが、いくつかの課題が出てきました。
 ・芽室川はどれくらいの雨量で警戒水位になるのか。
 ・本格的な復旧工事は予定されているのか。
 ・避難勧告の発令の仕方について、今回はいきなり勧告を受けたが、事前に情報連絡があれば、町内会でも用意もできた。また広報車の巡回については、聞き取りにくかった。もう少しゆっくり大きな音で、または鐘やサイレンを鳴らすなどの工夫も必要と思った。
 ・避難の際に、避難したくないという人もいる。何かあった場合、どこが責任を持つのか。
 ・避難区域には工場もあり、そこへパートで行っている人もいた。夫は早く帰ってきても、妻が帰ってこないため避難できなかったというケースがありました。
 ・自主的避難ですが、ハザードマップに避難施設が記載されているが、今回5日に町内会長が町に連絡した時には「まだ避難する状況でない」と言われた。本人たちは高齢で身体障害もおり早めの避難をしたがっていた。その場合、早めの避難ができるようにしてもらいたい。

総務課長
 芽室川の警戒水位についてですが、区分水域が4つありまして水防団待機水位、氾濫注意水位、避難判断水位、氾濫危険水位があります。水防団待機水位が標高70.53mで、通常はこの水位より低い水位になっています。

参加者
 測定地点はどこですか?

総務課長
 芽室橋の地点です。

参加者
 その地域のもともとの標高は何m何でしょうか。住民としては、測定地点や、もともとの水位なども教えていただくと思います。
 例えば、雨量が芽室町のどこどこに設置されています。その雨量がどれくらいだったら危険なのかということ。それから河川水位ですが、測定場所がどこどこにあります。そういう情報教えていただきたいです。
 雨が降る場所により水位の上昇も違ってくると思います。どこでそのくらい雨が降ったら避難勧告しますよ、という基本的なものを事前に教えてもらわないと、私たちは行動ができないです。

総務課長
 町としては現在のところ標高でしかおさえていません。先ほどの話の続きですが避難判断水位は72.08mなので、約1.5mの水位が上がると避難判断をしなければなりません。

参加者
 それは役場の担当者が目視で観測しているのでしょうか。

総務課長
 計測器で計測し、インターネットで10分ごとに確認することができます。

町長
 各河川全てに観測計が設置されています。

参加者
 今までの過去のデータから、どこでどれだけ降れば避難しなければならない、というデータもあると思いますので、そういう情報を町民に知らせたほうがいいと思いますよ。

総務課長
 水位につきましては、インターネットでも確認できることを周知していきます。
 その他の川の観測地点は、ピウカ川は高岩橋です。
 続いて先ほどの質問の回答ですが、本格的な工事については、応急的な工事は終わっていますが、本格工事はこれからです。現在のところ問題ない状況となっています。

参加者
 それくらいの雨量になったらまた危険になるのでしょうか。

総務課長
 雨量と言われると難しいのですが、水位は先ほどのとおりです。氾濫危険水位は72.89mです。氾濫危険水位というのは、堤防の上部から1m位下に設定されています。ですから危険水位になったとしてもすぐに氾濫するということにはなりません。
 雨量ではなく、水位で判断しています。

町長
 私たちは築堤の形状も熟知しています。危険水位は、その地域の雨量だけではなく、流域の雨量で変化するので、私たちは水位の変化を徹底的に観測しています。
 町内の雨量計ですが、町内に8地点あります。気象庁が使っているのは1か所ですが。
 今回の避難勧告も、水位の変化、町のアメダスなどを監視そして、現場を確認し、トータルで判断しています。
 今回も5日の雨量、水位上昇は収まったものの、翌日午後からの降雨による水位上昇の経過を観察した結果、避難勧告を発令したといった経過です。
 避難勧告の前に各町内に広報車が走っていました。その時点では町内会長へはお知らせしていませんでした。その後、避難勧告をしました。
 工事ですが、築堤は100mくらい被害を受けました。最初は2~3m程度の被害だったのですが、徐々に広くなり20m位になった時に町の職員が出動し、土嚢やブルーシートで応急の対応をしました。その後、重機を使って大きな土嚢を並べ応急の対応が終わり、避難勧告解除となりました。
 現在は大きな土嚢が3段積みで2列作られその間には土砂も入れて固めています。北海道の判断では以前の築堤と同じ強度を持っているとのことでした。
 本格工事については、芽室川を管理する北海道は、今年度中に元の築堤に復旧工事します。

参加者
 今回の河川被害で、最大何トン位の水が流出したのですか?

副町長
 畑の冠水は3反から5反くらいだと思います。

参加者
 冠水範囲を計算すれば、どれくらい流出したかわかると思います。雨がどのくらい降ったら、危険になるとか、そういった情報を町民に知らせることで、心構えや予測もできる。

町長
 今回の被害現場を見ていただくとわかるのですが、川の流れが変わってしまいました。もともとの本流から右岸に寄ってしまいました。右岸には護岸もあったのですが、そのに被害を受けてしまった状態です。
 現在は水も引いているので、現場を確認すると左岸には土砂が堆積しているので、本格工事の際に堆積している土砂を取り除いて、本流を元に戻すよう河道(川の流れ)修正してほしいと北海道に訴えています。

石川
 被害のあった場所は、S47の場所とは違うのですか。

町長
 S47のは渋山川で、線路沿いの場所でした。

参加者
 もうこのような被害が出ないような、恒久工事は考えていないのでしょうか。

町長
 北海道に対しては、河道の変更工事を依頼しています。

参加者
 雨が降るたびに心配することのない、根本的な改修をするなどのことを考えていないのでしょうか。

町長
 今回の工事要請は、築堤自体の強度を確保するとともに、河道を修正することで、さらに強度が増すものと思われます。

参加者
 想定外のこともあるので、それ以上のことはできないものでしょうか。

参加者
 河川堤防は50年、100年に1度規模の大水を想定していますので、想定外ということはあり得ないようです。

参加者
 日常の河川管理で築堤の被害は防げるものなので、日頃の管理が非常に大切になります。それを想定して築堤を作っているので、現在の堤防で十分です。

参加者
 分かりました。町民に不安を抱かせないような説明をお願いします。

参加者
 今回の芽室川の水位はどれくらいまで上がったのですか。

総務課長
 最高位で72.61mです。
 続いて先ほどの質問にもどります。
 広報の方法ですが、まずは広報車による伝達、そして報道機関による伝達、個別伝達というものがありますが、今回、町が取った対応は広報車による伝達、報道機関による伝達と町内会長への個別伝達を行いました。
 広報車の音が聞き取りにくかったという件につきましては、他からも聞いていますので、今後ゆっくり走るとか検討をさせていただきます。また、サイレン等を鳴らしてから放送することも検討します。
 避難施設についてですが、今回の緑町生活館については洪水の際には浸水の恐れがありますので避難施設ではありませんでしたので、西小学校へ誘導した形になります。

石川
 自主避難への対応については?

総務課長
 避難勧告前の自主避難については、検討しなければならないのかと思っています。
 町内会長への事前連絡については、今回は事前連絡していませんでしたので、これについても検討させていただきたいと思います。
 避難したくない人への対応についてですが、避難勧告は強制ではないということをご理解ください。避難勧告であったり避難指示、そしてとても危険であるといった場合には、町が警戒区域を指定して強制的に行ったりできます。
 避難勧告地域の事業所でお仕事をされて、夫婦が別々、またどちらかが遅くなって帰ってきたという件ですが、避難勧告地域の事業所へは連絡をしましたが、一部連絡が付かなかった事業所もありました。
 そのため広報車で広報しましたが、行き届かなかった点もあったかもしれません。

石川
 自主避難については、地域の管理人が鍵を預かっているが、町内会の判断で自主避難させることはできるのでしょうか。

総務課長
 町内会の判断で行うことは可能です。その際には、安全管理といった観点からも、町に連絡をいただきたいと思います。

町長
 ただし、町内会の独自判断でも心配な面があります。責任の問題もありますので、最終的には町が判断させてもらいたいと思います。
 避難勧告、避難指示は法律に基づいて自治体の長が出すことができます。今回の避難勧告で消防団がいろいろと避難支援をしていたということへの質問も頂いているのですが、万が一避難指示を出した時には、各家庭に回って避難をさせなければなりません。その時こそ消防団の方に動いてもらおうと思い、消防団の方には地域に入っていてもらっていました。
 避難指示とは言ってもこれも強制的ではありませ。もしかしたら自宅の2階や3階で避難をしていた方が助かるといったこともありますので。
 さらに強制力を持って避難をさせなければならない時には、警戒区域の設定をし行うことになります。
 そうなると消防団員も役場の職員も1軒1軒回って避難をさせなければなりません。
 そのことも念頭に置いてやっています。

参加者
 町内会長宅に連絡があったということですが、私の町内会に防災組織や規約もないので、その周知徹底がされていないなど色々な問題も出てくると思います。また、会長さんも困ると思います。ぜひ町内会連合会などにも連絡体制の整備をお願いしてもらいたい。

参加者
 私の町内会には古くから防災組織がありますので、連絡体制や避難体制は整っています。

町長
 今までも町内会に対しては地域防災組織を作ってほしいとお願いをしてきたのですが、地域でもそれほど関心が高くありませんでした。しかしなが3月11日の震災以来、町内会での関心も高まりました。 
 今回のことを受け、行政としても真剣に防災組織について町内会へ要請したいと思いっています。

参加者
 自主避難については先ほどの回答では消極的ですが、可能だということを言ってみればいかがでしょうか?

町長
 先ほどもお答えしましたが、そういった場合には責任も伴いますので、町内会で判断するのではなく町の判断として避難してもらいたいと思います。
 今回の反省点では、要介護者への対応があります。早めに避難の準備をしてもらうことなどを考えると事前避難は重要な課題だと感じました。

参加者
 要介護者は早め早めに対応するべきで、救急車まで手配してもらった。

町長
 大きな反省点のひとつですが、一昨年、地域の皆さんのご協力をいただき、要介護者台帳を作ったのですが、その名簿をどう使ってこのような事態に活かすかという点が課題でした。
 今回は、避難所に来てから老人保健施設りらくや特別養護老人ホームに収容をしてもらった方がいました。それぞれの身体状況に合わせて、施設の連携を得て対応しました。今後はこの台帳を活かして、それぞれにあった避難の仕方をきちんと確立していかなければならないと同時に、今回の避難で身体状況から避難できなかった方たちの実態把握をしなければならないと思っています。
 せっかく名簿を作り、承諾を得た方にはその情報を町内会長さんに渡しているのですから、町内会としてその情報をどう使ってもらうのか、町としてもきちんとお話していかないと、この様な事態が起こった時に、まずは町内会でどう対応しなければならないのか考えなくてはならないと思っています。

参加者
 全町的に防災訓練をしているのですが、町民の方にチラシも出ましたが、この訓練の主催はいったいどこなのかという疑問がありました。チラシには協力団体となっているが、町が主催なのかどうかとても疑問に感じています。
 前年度も鉄南地区150人、今回は西地区で250人位のようですが、この数値はかなり参加されたと思われているのか、それともまだまだ少ないと思われているのか。どう判断しているのでしょうか。15町内会で250人ということは、1町内会で20人足らずということです。
 防災訓練は隣近所の人が助け合って自主防災をするというのが基本だと思います。そのためにはもっともっと町が積極的に防災ということに対して動いて行かないと、この程度の訓練、参加者数でどうなのかなと疑問を感じています。
 実際、避難訓練の参加案内があって、私の町内会で参加募集をはかったところ、参加者はほとんどいませんでした。
 町内会連合会では自主防災について勉強会とかもやりましたが、その時も町は関与されていなく、私としては町がもっと関与すべきであると感じていました。
 防災意識を高める学習会などを開いて、防災意識を高めていかないとどうにもならないと思います。今後町はどのような形で進めて行こうと考えているのかお聞かせ願いたいです。

町長
 防災というのは自治体を外して考えることはできません。町が中心となって動くことが法体系になっています。これは災害対策についてですが、危険を察知したり、相互に助け合ったりということは地域活動で、その活動が地域にゆだねられるということが、阪神淡路の震災でも事例として明らかになりました。町の体制の整備と共に、住民による活動も非常に重要になり、両者の連携が必要となってきます。
 これらの連携は、訓練でしっかり作り上げていかなければならないものと考えています。
 地域社会においても防災という概念をしっかりと位置付けてもらって、緑町東のような先進地に近づいていただきたい。そのために、町では町内会に防災倉庫を設置補助し、見える形で進めて行くことも必要と思っています。
 これに、先ほどお話した要介護者支援の問題をどうするか。町としてもこの課題に対して体系化していかなければなりませんが、町内会とどう連携して支援していくかいくか、双方の連携をしっかりと確立しなければならないと思っています。
 災害が起きたらみんなパニックになるので、それを防ぐためには訓練しかない。この訓練も、あのようなやり方でいいのか。訓練の目的そのものが、避難訓練のための訓練なのか、防災のための訓練なのか、その使い分けがまだ行政としてもしっかりできていないと思います。この部分をしっかり見直してやっていかないと、皆さんも意図が分からなくなってしまう。これは反省点です。
 今回の避難勧告についても、役場内で課題をまとめる会議を開き、それらの課題を次に生かしていきたいと思っています。

参加者
 できれば、年に1回に限らず回数を重ねて、町民一人一人が実体験しないと、なかなか自分の命は自分で守るという意識は育たないと思います。

町長
 防災計画というものがあるのですが、その中では住民の責務として「自分の命は自分で守りましょう」と記されています。

参加者
 実際に冷たい床で過ごしてみなければわからないのでは。色々な体験をしてみないと実感がわかない。

参加者
 私も今回初めて避難所で避難しましたが、こんなところで半年も避難すると考えると大変だと実感しました。

町長
 今回の避難で、晩ごはんは役場職員がアルファ化米にお湯を入れるなどして用意したのですが、本当はあらかじめガスコンロ等必要なものを用意しておいて、地域の方に作ってもらわなければならないと思いました。今回は役場の職員が行けましたが、もっと大きな災害が発生したら役場の職員も手が回りません。その時のためにも、皆さん方で作ってもらうようにしなければならなかったと思っています。

参加者
 私はこんなにたくさんの人が避難退職地区にいると思っていなかった。せいぜい100人位かと思い、そのくらいの数であれば畳のある施設に避難させればいいのになと思い、役場は冷たいなと感じていた。

町長
 今回の避難は水害でした。そのため、まずは高台に避難をさせなければならないということで、高台(東)に向かう道である6丁目通りと8丁目通りを使って避難するように指示しました。

参加者
 この程度の災害だったから、行政も避難所の管理などもできたが、これ以上大きな被害だったら、やはり地域住民の力、日ごろの訓練が重要になってくると思いました。

参加者
 私は建設業なのですが6日の夜、帯広の建設業協会から連絡が入りました。協会は北海道と防災協定を結んでいるため、その協定に基づいて協力するというものだったのです。しかし、私たちはすでに町内各地での災害復旧に回っていたため、町内の協会員ではでは対応できなかったため、帯広の業者に対応してもらいました。
 私たちの協会と町とも防災協定を結んでいますが、今回は私たちに何の依頼もありませんでした。もっと私たちを有効に活用してもらえればと思いました。

町長
 今回は、町として復旧を依頼する際、個別に復旧作業を依頼していったので、各業者さんがそこに張り付きとなり、今回ご指摘のあったような事態になりました。課題としておきます。

村上
 その方がスピーディだったかもしれませんが。
 例えば鹿追町では、管理する業者がひとつあり、そこですべて仕切っていたりもしています。仕組みづくりなど必要かと思いました。

参加者
 資料では、備蓄毛布は500枚となっているが、避難勧告地区の対象者数から考えると、備蓄が全然足りていないのではないかと思います。町としてはどう考えていますか。

総務課長
 防災計画上では非常食は5,000食、毛布は1,000枚備蓄するとなっていま。今回の避難勧告や東日本大震災を今後備蓄量についても検討しなければならないと思っています。

参加者
 今回の避難対象区域の方で、実際に避難した人は何%くらいだったのでしょうか。

副町長
 避難所に避難した方は20%くらいでした。

町長
 その他、友人知人宅に避難した方もいましたので、実際にはそれ以上の割合のかたが避難していたと思います。

参加者
 資料の中で災害連絡本部とか災害対策本部とありますが、その基準、職員の対応はどうなっているのでしょうか。全員出動しているのでしょうか。そうなると交代要員がいなくなるのではないのでしょうか。みんな疲れ果ててしまうのでは。

町長
 災害対策基本法にのっとって3段階あり、それに基づいて設置しています。防災計画には全職員が何かしらの業務に付いていますが、その期間については明記、想定されていません。炊き出しという項目でも、せいぜい1週間くらいと考えられています。しかしながら、今夏の東日本大震災を見ると、本当に1週間程度でいいのかという課題が出ています。
 町の防災計画を作るにあたっては、国や道の基準というものがあり、その基準に沿って作ってきました。しかし東日本大震災で多くの課題が出てきていますので、私たちもきちんと実情に合わせて考えなければならないと思っています。
 今回の避難勧告では丸3日間ほとんど寝ないで対応しましたが、身体的疲労が大きかったです。これらの反省点を積み上げて、次の計画に反映していきたと思っています。

総務課長
 事務職が約180人ですが、6日は約165人招集しました。前日は約130人でした。

常通
 行政の災害対策は、課単位による班編成でされたということですが、個人単位での班編成方法もいいのではないのかと思われます。色々と熟知している者の方がいいのではないかと思い、検討課題にしてもらえればいいと思います。

町長
 連絡方法についての反省点では、せめて対策本部部長、班長クラスまでは同一の無線を持とうと考えています。対策本部の本器とつないでおいて、横の連携、情報を共有しながら動く方がうまくいくのではないのかと思っています。
 今回は個人の携帯を使いました。話し中でなかなか会話もできなかったです。そのうち電池も切れてしまいます。

参加者
 個人の携帯を使っているということも問題なのです。

町長
 いろいろ課題はある

参加者
 芽室橋付近の変電所についてですが、どれくらいの雨量で停止するのかなど、事前に勉強しておいた方がいいですね。停止時には、他の変電所との連携できるのかどうかなども、しっかりと確認しておいた方がいいですね。

町長
 変電所は芽室川の下流にありましたので、非常に心配しました。今回の避難勧告の際、北電では万が一の際は自主的に電源を落とすと言われました。

参加者
 希望なのですが、水害、地震など色々な災害がありますが、この他にどんなものを想定しているのでしょうか。地震でもどれくらいの大きさになった時に対策本部が設置されるのか等、基準を町民にお知らせいただきたい。河川水位もそうです。それを知っていると町民の心構えもでき、対応も違ってくると思います。

町長
 地震とかでも震度4になると役場に集まることになっています。

参加者
 断層とかもどこにあるのか、町民の皆さんにお知らせした方がいいのではないでしょうか。

総務課
 河川水位の観測場所ですが、今回は町内を流れるピウカ、芽室川、美生川、帯広川の4河川を監視していました。それぞれの観測地点は、美生川は大成橋、帯広川は北伏古7線橋となっています。

以上で終了する。

15時15分終了


テーマ別そよ風トーク「このまちの防災」 夜の部

平成23年9月29日(木) 19:00~20:45
めむろーど セミナーホール

■参加者 3人
■芽室町 町長、副町長、総務課長・同課長補佐、地域安全係主査
  司会 企画財政課長   記録 広報広聴係
■司会 企画財政課長

町長あいさつ
 防災計画を見直していこうとしていたところに3月11日の東日本大震災が発生し、また9月に入り水害が発生したことから、皆さんには防災については関心ごとと思います。しか、し本日お集まりいただいたのは少人数で、皆様にも色々事情があるのかと思います。
 私たちは災害に備えるということです。今回災害対策本部を設置しましたが、39年ぶりのことですからその反省と評価を、現在担当でまとめています。最終的には防災計画や防災訓練に反映していく予定です。
 いつ起こるかわからない災害に対して今回の教訓を生かしていきたいと考えていますので、今日は皆さんの忌憚の無いご意見をお聞かせください。よろしくお願いします。

司会 担当の方から資料に沿って説明をお願いします。

総務課長補佐(総務課地域安全係)から別添資料のとおり説明

司会
 今回の避難勧告と防災訓練に関することの2つの説明がありました。まず9月6日に発生しました避難勧告について、今日お集まりの方々には、直接避難勧告の地域ではなかったと思いますが、お気づきのこと、ご意見等をお願いします。

参加者
 避難勧告の際はどのように避難したのか。各自でたぶん徒歩や自家用車などで避難したと思うのですが、本部から指示されるのでしょうか。

総務課長
 避難勧告は町の広報車、町内会長を通して出しました。避難の方法は、徒歩でということで周知し避難していただきました。避難誘導は避難経路として6丁目・8丁目通に消防団員・町職員が立ち誘導しました。

参加者 勧告で終ったのですか。避難指示までは行かなかったのですか。

町長
 避難方法については、徒歩でのお願いになります。車はダメということにはなりませんが、救助活動などに駐車場を確保し作業するために徒歩の避難をお願いしました。状況が変化し避難指示になることも想定してそのようなお願いをしました。

参加者
 芽室町は地震と洪水の場合では避難施設は同じですか。

総務課長
 現在の防災計画では、同じ施設にしていますが、雨の場合は河川の氾濫などを考え、河川沿いの避難施設は実情にそぐわないと考え、今後、見直しを進めていきます。

町長
 洪水と地震で避難場所を使い分けるのは難しく、混乱することにもなります。そのため、今点検しているところです。

参加者 芽室町の市街地部分にはいくつの町内会があるのですか。

参加者 49の町内会あります。

参加者
 49の町内会があり、地震だけを考えるとこれだけの避難施設がありますが、避難施設は区域割をしているのですか。消火栓に避難場所の表示がありますが、とりあえず避難する場所の表示であり、次に避難する施設はどこか、たぶん分からないと思う。表示しているのは避難場所のため、広場とか公園ですが、そうすると冬はどうするのか。また美生川沿の広場があるが、洪水に時は避難できません。できれば現在表示している案内を避難施設の表示に変えた方が分かりやすいのではないでしょうか。

町長
 まさにご指摘のとおりで、表示自体は大変古くなっています。昨年から町内を分けて避難訓練を実施していますが、防災計画の見直しとともにご指摘の表示などの点検も行おうとしていた矢先の災害発生でした。防災計画は今、見直しを行っているところですので、ご指摘いただいた部分も盛り込もうと考えています。避難場所になっているところが冬、除雪されていないのも事実であり、役場内部でも検討しているところです。防災計画がまとまりましたら、皆さんに示してご意見をいただきながら策定していきます。

参加者
 避難場所と避難施設の表示がありバラバラです。町内会に表示されている避難施設は、実際に避難者が何人入ることを想定しているのか。町内会で心配しているのは、水害よりも地震です。その中でも心配しているのが伝達方法です。私の町内会においても昨年、自主防災組織を立ち上げました。町内会としてきちんとしたものを確立しなければならないと思います。支援が必要な人と支援できる人を町内会の中で区域割をしています。3月の震災発生以降、防災に対する意識付けは常時行う必要があると実感しました。さらに今回は水害の恐れが発生し、美生川が見たこともないような勢いで川の水が増水しました。中州が夕方にはなくななり、立ち入り禁止になっていたにも関わらず、パークゴルフしている人もいました。行政・役場が体制を整えるのも非常に大切なことですが、個々の地域でのつながりや組織がもっと大事だと感じた。月2回、高齢者の方とのお茶会を行っていますが、話を聞くと今回のことは大変不安に感じているようです。
 自分たちの町内会では、テントを8張り用意しています。町内会で積立金の使途を相談したとき、防災用品を揃えるほど防災意識が高まっています。防災意識が高まっているこの時期に整備するのが良い。自分たちができることを確実に準備することが町内会として必要だと感じました。2年前に支えあい組織を作るときに若い方たちがとてもよく理解してくれました。

参加者 他の町内会の方々にも聞いていただきたいようなお話ですね。

町長
 今回の避難対象地域には、毎年訓練を実施している緑町町内会があり、10年以上も前から防災訓練を行っており、町内でも防災に関する先進的地域です。訓練のときからヘルメットをかぶり、あわてず淡々と行っている。高齢者、手だすけの必要な人たちを把握し、援護しており、当たり前のこととしている。
 今回の避難勧告でも避難対象者は1,500人くらいいるが、実際に避難所に来たのは○○人で息子・娘さんのところへ行くなどした方が結構いらした。そういう方の実態までは把握できていません。手助けがないと動けない人たちに対する手助けが十分できていなかった。おそらく動けないため自宅で過ごした方もいると思います。その方たちをこれからどう手助けしていくか、要援護者台帳を作り、ご本人が承諾した方については町内会長さんに情報を伝えています。防災計画の中で要援護者の方たちの対応を充実させようとしていたところでもあります。また町内会では自主防災組織の結成ですとか。
 3.11の地震以降、町内会での自主防災組織についての問い合わせも増えています。
 今回の震災ではテントが足りなかったということですから、町内会で用意しているのはいいことだと思います。

参加者 
 私は住んでいるのは芽室町ですが、帯広市の防災担当でして、要援護者については帯広市でも昨年から取り組み始めたところです。避難支援プランが出来上がっており、1人に対して町内会で誰がついて避難するかまで決めて、現在モデル地区を2つ決めてその地区の避難支援の計画ができています。ただしモデルですから全市行うとなると何年かかるかわからない、大変な時間がかかると思います。しかし、こつこつとやらないといつまでも進みません。時間の経過とともに支援する人も高齢になりますので、やはり若い人の力がほしいと思います。これはどこも一緒だと思います。町内会に入らない人も多いです。

町長 
 今回、避難所に避難してからも社会福祉法人の方に収容された方もいます。そういう連携も今回はありました。これが地震になるとすべて一斉になりますので。

参加者
 日常からの意識付けが非常に大事です。私たちが今回反省したことは、個人情報保護もあり、要援護者(援護してほしいという方)の体の状態など詳しいことまでは教えてもらえないわけで、もし災害が発生して、車も使えないようなときにどうすればよいのか。訓練をしていてもいざというときに避難ができないとなると、机上の話になってしまう。要援護者の情報も毎年更新していかなければならないと思う。そこまでやらなければ本当に助けるということにならないと思う。いざ避難させようと駆けつけてみたら寝たきりの人ということもあり得ることです。使うことができないので行政からの情報は受け取っていません。町内会として説得しながら調査し、確実な情報が必要ですが、現実そこまでは調査していません。安心キットができる前、私の町内会では同じようなものを作ろうと検討したことがあります。顔写真をはり、保険証の番号や緊急時の連絡先など個人情報を自分で書き込んで冷蔵庫に保管するというものです。様式を準備して各個人が自分で書き込んで自分で保管するものですから、個人情報に関する制約もありません。町内会で対象となる方々に確認までしましたが、町でやることになり町内会がする必要はないと判断しました。

町長 今回のような事態に、それをどう活用するかということですね。

参加者
 町内会の防災組織をどのように立ち上げたか、他の町内会長から教えてほしいといわれました。あまり構えない方がいいし、一気にできるものでもありません。テント一つ張るにしても、夏祭りなどで張り方の分からない人達と一緒にすることも訓練と考えて若い人たちに行ってもらうようにしています。1回経験すれば覚えることができます。防災のことで今は若い人達ともよく話し合います。するといろんな情報が出てきます。6年前に避難訓練を行ったとき、役場でリヤカーを用意してくれて、初めて人を乗せて運ぶことを知りました。最近リヤカーの必要性を感じています。緑町東町内会長からは町内会で準備しているもののコピーをもらい、購入に必要な金額を見積もったところ150万円もなりました。緑町東町内会では、防災意識が薄れないように毎年訓練を行っているそうです。

町長
 訓練することで、住民の皆さんが避難のときの行動できるようなことを身につけてもらうとか、災害対策本部の活動を円滑にするためにどうするかいろんな課題があります。

参加者
 役場の備蓄数量などについて、町内会から質問もされ、数を確認するように言われます。

町長
 備蓄にアルファ化米があり、お湯を注ぐだけで食べられるようになるのですが、おかずがありませんので白米はどうやって食べるのかということになります。

参加者
 福祉館にも炊飯器やガスコンロ、鍋を準備してあります。日頃から防災の話をしていると専門業者さんからもアドバイスをしてもらえます。また町内会の行事にも使え、行事の準備をすることでさらに町内会のつながりや絆も強くなります。
 会館は運営委員会を組織して、二つの町内会で使っており、防災のことでは理解しあっています。訓練のときも役員だけでも一緒に参加させてほしいと頼まれます。
 しかし皆さんは、難しいと考えているようです。1歩ではなく初めは半歩踏み出すように話をします。

参加者
町では49ある町内会で、防災についての講座の開催ニーズがあれば防災担当職員が出前講座をするとか、消防職員を紹介するとか、そういう対応はできるのですか。今までありましたか。

町長
 町内会に進めていましたがありませんでした。というのは、芽室は災害の少ない町という意識がどこかにありました。町内会で防災組織を作るのであれば町で対応しますという話をしていて少しずつ動きが出始めていたところでした。そして3.11以来、動きが多くなり問い合わせが増えました。

参加者
 町内会単位で希望すれば、防災倉庫を買ってもらえるわけですか。倉庫本体ですか、中身はなしですか。

参加者
 中身もあります。それは予算が決められていて、防災に関するものでその町内会が必要とするものです。

参加者
 倉庫も含めて自分達の町内会が必要とするものをその予算の範囲内ということです。

町長
 それがきっかけとなって町内会で今、自主防災組織ができることを期待しているわけです。

参加者 今までどれくらいの町内会が設置しましたか。

町長 始めたのが1年前ですから2町内会です。これを広げていきたいのです。

参加者
 あるだけで意識が違ってきます。自分の町内会に周知しているのですが、公園に置いてあるのを見ると、何を置いてあるのかと聞かれます。その都度防災倉庫であることを説明しています。

町長 是非にと、自主防災組織をお願いしているのですが。

参加者 倉庫を買ってもらうためには、自主防災組織を立ち上げるのが条件ですか。

副町長 そうです。

参加者 今、自主防災組織は何%ですか。

副町長 3町内会です。管内でも非常に少ないです。しかし1つしかなかったのが3つになったのですから。

参加者
 実際に災害が発生したときに、安否確認など最初に動くのは地域だと思います。また災害発生時には役場職員は召集されるため、私の町内会での役割分担では、行政にかかわる人を含めて役割から外しています。

町長
 地域の皆さんのお手伝いで、犠牲者を助けたことが一番伝えられたのが阪神淡路大震災のときでした。そして山古志村のときには、地域で動くことが浸透していました。地域の力にはかなわないことをどこの自治体も実感したときです。隣の人が確認に行くことで時間的に助けられることが多くあると思います。

参加者
 自主防災組織を作ることで町内会の人達が普段から気にかけるようになります。高齢者も頼りにしている近所の人達に対して挨拶をして感謝するようになります。また自分が担当する高齢者宅の除雪をする人もいます。若い方ですが、自分の都合が付くときだけでもとおっしゃっていました。除雪をしてもらった方も感激して一層つながりが深まります。日常のちょっとしたことでつながりが広がっていきます。

町長 このようなことが、色々な意味で訓練に繋がっています。

参加者 今、防災グッズを備えておきたいという声があり調べているところです。

参加者
 防災・人と未来センターというところが発行している防災の基本品目表というのがあり、揃えるには参考になります。

参加者
 要支援援護者リストを使う方法として、災害時に町内会単位でどう避難させるか、話を聞いていてお手本があり、メニューとしていろいろありますが、自分の町内会にあったものを選ぶこともできていいことだと思います。
 町が防災について先進的事例をかみ砕いて説明してほしいです。そうするともっとやりやすくなります。組織を作るのは時間がかかりますが、まずは避難の方法だと思います。避難が長くなるようであれば食料も必要になり、体を休める場所も必要になります。
 あと、自分たちの持っている物をどうして利用しないのか疑問に感じました。キャンプや川狩りで食事を作りますが、町内会行事に合わせて豚汁作りなどをすることで訓練にもなります。そういうところからも町内会のつながりも広がります。防災では町内会のあり方が問われているような気もします。

町長
 現実的にこれから高齢化社会は確実なことですが、防災計画には色々なことが書かれています。高齢化社会をどれくらい想定しているかと問われれば反省しなければならない部分かもしれません。
 要介護者台帳は、本人が同意した人の分だけを町内会長さんにお渡ししています。しかし今回のようなことがありますと、同意していない人たちの考え方も変化してきます。

参加者 災害に強い町づくりが大事になってきます。

町長
 災害について災害対策基本法などでは、平常時の住民の皆さんの準備についての責務として、「自分の命は自分で守る」とあります。防災計画でもそれをベースにしますが、避難勧告や避難指示を首長は出しますが、避難するかしないかは本人が決めることになります。昭和47年の水害のとき、死んでもいいから自宅にいると言って避難しなかった人はいます。強制はできませんが、立ち入り禁止の警戒区域の設定ということもあります。
 
参加者
 不安なのが伝達方法です。広報車が回っても今の家の構造では特に冬は聞こえないと思います。避難勧告、避難指示にしても伝達方法をもっと真剣に考えてほしいです。

参加者 携帯による伝達方法というのもありますよね。

副町長
 エリアを設定してそのエリア内にある携帯電話に情報が入り伝えるという方法はあります。携帯を使わない人もいますので全員ということにはなりませんが。

町長
 今回は水害だったので停電になっていませんので、テレビでの情報伝達はされました。今回は広報車とマスコミと町内会長に伝達しました。ただテレビでは避難区域までは出ませんでした。
 3月に大震災が発生し、今回芽室町では避難勧告を体験して何かやらなければならないという気持ちになっていることは確かです。

参加者
 町内会も、つながっていないようでつながっている状態が良いのかもしれない。自主防災組織ができつつあるところはやはりうらやましいです。

参加者
 美生川が真ん前で川が見えるところに住んでいますので、今回は大変でした。6日の朝2階から真っ黒な濁流がごうごうと音をたてて流れているのが見えました。

町長 河川の観測水位があり、4河川の水位を10分おきに見ながら注意していました。

参加者 今回、美生川は流木が少なかった。

参加者
 ダムの効果でしょう。昔は川の音で判断していて、音が大きく轟音のように聞こえてきたら危ないといってましたが、最近は家が立ち並んで音が聞こえにくくなりました。ダムの効果か美生川は急激な増水もなくなっている。ほかの川は増水すると早いと思います。

町長
 今回の芽室川も昭和47年の経験があるからなおさら、決壊するとストレートに西地区に向って川が流れ出しますので、早め早めに対策をとりました。芽室町に雨量観測地点が4か所かあるけれど皆さんなかなか知らないと思う。

参加者
 堤防の上は道路ではないけれど、木が大きくなっている。災害があったときは車が走ることになると思うが、通行の妨げになる。簡易道路が使えない状態である。

町長 河川管理は道・国になります。

参加者 河川の管理で渋山川はどこが管理しているか。

町長 渋山川は、道の河川事務所です。

課長
 それでは時間ですので。少人数でのトークもじっくり話すことができてよいのかと思います。そよ風トークはこれからも開催しますので、ぜひまたご参加ください。
 以上で終了します。本日はありがとうございました。

20時45分終了