芽室町社会福祉協議会とのそよ風トーク

平成22年2月22日(月)  18時30分から
役場2階会議室

■出席者
・芽室町社会福祉協議会 15人
・町 町長、保健福祉課長、福祉係長
(記録 広報広聴係)
・司会 三寺社会福祉協議会会長

挨拶 三寺社会福祉協議会会長

三寺会長

 トーク内容の説明前に、社会福祉協議会(以下社協)事務所がふれあい交流館移転することにつきまして、お礼を申し上げます。
また、訪問介護が24時間体制をとっており、現在夜間利用者はいませんが、今後の利用に備えて事務所は移転しますが、ふれあい交流館には入浴設備がないため、ディサービスは従来どおりあいあいで実施することにご理解をお願いします。来月27~28日に移動予定です。
本日は、3点のテーマについてお願いします。


1 小規模多機能居宅介護事業(以下小規模多機能事業)について

芽室町高齢者保健福祉計画に地域密着型サービス推進の位置づけがあり、社会福祉協議会としてもこれを推進するものであり、町の指定をお願いしたい。       
予定では、登録定員 25人  通所15人  宿泊8人
平成23年4月、サービスの開始予定で準備を進めている。今年度は準備年度ですが4,360万円程の事業費を予算計上の予定。このうち国庫補助2,760万円程を見込み、不足分1,600万円は積立ての準備基金を充てる予定。開業する平成23年度の稼働率を、通所70%、訪問90%、宿泊20%と見込んでいる。
平成25年度以降は軌道に乗るよう、利用者の把握を十分行い、町と連携していきたい。また町内福祉施設とも情報交換を密にして、利用者確保のためPRに努めたい。

 

2 小地域ネットワーク活動およびいこいのサロン活動

現在、町内会23箇所に小地域ネットワーククラブが設置され、農村部は10箇所設置されている。高齢者・独居者に対して、声かけ、話し相手、冬は除雪ボランティアなど、心の支えを広げ、全町内会、農村部にも広め定着を目指して行きたい。
・憩いのサロンは、日中月2回、ゲームや食事、健康相談を実施。利用者が増えつつある。
・ふれあい交流会は独居高齢者90人の登録者がいる。月1回公民館で食事をしながら、民謡や踊りを楽しみ、話し合いなどで1日を過ごし、喜ばれている。自力で出席できる人たちが対象で、送迎はない。
・いこいのサロンは、会場を町内空き店舗などの活用を検討し、集まりやすい場所や雰囲気づくりも検討していきたい。

 

3 要援護者に対する支援活動の参画

町の活動に社会福祉協議会も参画して細やかな支援体制を強化していきたい。特に災害時における支援の対応体制の協力は、利用者に対し的確な対応の必要性、関係福祉施設との連携・情報交換により強化していきたい。町内で福祉活動を担う事業として相互協力・連携を強化したく、町のご指導とご協力をお願いしたい。
特に小規模多機能居宅介護事業は、平成22年度の大きな事業として位置づけており、町の協力をぜひお願いしたい。

 


宮西町長 
今日はじめて、社会福祉協議会とのトークにお集まりいただき、お礼を申し上げます。
“2”の小地域ネットワーク活動およびいこいのサロン活動の充実強化については、これからの在宅支援をどう進めて行くかということになる。地域社会、隣近所のつながりや活動の再生になる。
サロン活動は、自力で出席できる人たちが対象であるが、今年度コミュニティバスの試験運行を行い、来年度2回運行し意向調査を行うので、これとタイアップする方法も考えられる。たとえば社協の事業に合わせてバスを運行する方法もあり、事業の連携化を図れる。町から社協に支援ではなく、町と連携しながらお互いできることを進めていくことになる。
“3”については、今回の調査は第1歩であり、調査結果のデータをどう使うかが課題である。神戸地震復興のとき、地域活動が大きな役割を果たており、お互いを支えあう地域コミュニティの在り方が教訓として生きている。災害時、一番先に手を差し伸べることができたのは、隣近所であった。
新年度は、福祉防災調査票保管キット(自らの福祉防災調査票の写しを保管する容器)を配布し、冷蔵庫に保管する事業を進めていきたい。
また“1”小規模多機能事業は、これからのサービスは在宅サービスが中心になる。
芽室は、平成17年の高齢化率21.5パーセント、道内212市町村のうち173番目と低い方。また幼少人口は道内2番目で、これは子どもが多く高齢者が少ない町との見方もあるが、これから高齢化が進むことになり、今から高齢者対策をしっかり進める。
平成12年、社協が通所介護、訪問介護福祉事業を町の委託を受けて開始。社協が事業系事業に大きく踏み込み、大きく転換を図りステップアップしている。訪問介護、ディサービス事業が在宅福祉に大きく寄与し、自宅介護を支えている。しかし高齢者は、増え続けておりさらに高齢者福祉対策が必要。
小規模多機能事業は、民間の社会福祉法人や医療法人が事業実施を希望している。
理事の皆さんが理事会の足元を固め、経営体としての社協のあり方について、しっかり議論していただきたい。事業体として経営をすることは厳しいと思うが、理事会のあり方が経営上、重大になってくる。今までと違った理事会の認識が必要である。
小規模多機能型介護事業の場所として、中央保育所跡地予定している。中央保育所跡地には西小学校区の児童館的なものもつくっていきたいと考えている。
西地区に、子どもとお年寄りのゾーンをつくり、近所に公営住宅があり、お年寄りが自由に出入りができ集まりやすい場所になる。担当の保健福祉課長と協議されて事業を進めいただきたい。お互いにがんばりましょう。

三寺会長
小規模多機能介護施設は、町の介護福祉計画に位置づけられていなければ、国の指定が難しいと言われていますが、町の計画は平成23年度までは載っていないが、計画の変更や前倒しがあるのか。

佐野保健福祉課長 
平成21~23度までが第4期介護福祉計画であり、それには小規模多機能が載っていない。経過として政権交代前に、未来への投資として第5期、平成24年度以降当然考えられるものを前倒しすることはかまわない。それは計画の見直しをしなくても後年次に考えていることは良いということで、補助金をかさ上げすることで、もともとよりは多くなっている。
第5期介護福祉計画では小規模多機能事業所は1箇所、グループホーム2ユニット、小規模老人ホームが1箇所。これは町ではできないが、民間業者さんの要望があれば町としては認めていく方向で、国には実施の意向を示している。社協から手が挙がったので、補助金の申請準備に入っている。指定も町の権限でできる。

三寺会長
今後、駆け込みで要望があるのかもしれないが、指定は社協にお願いしたい。
場所ですが、高齢の利用者ということを考えると、病院から離れすぎているのではないか。少しでも病院に近いほうが利用者にも安心感があると思う。
同じ公共用地を使わせてもらえるのであれば、旧芽高跡地にしたほうが、安心ではないかという意見もあり、建設地の変更余地はあるのか。

宮西町長
病院に遠い近いよりも、利用者に変化があったときの搬送体制、対応体制を確立することのほうが重要と考える。
小規模多機能事業には3つの機能があり、通所型は通所しやすい場所の設定、利用者目線にたった場合そちらが優先されるのが良い。旧芽高跡地については、特養の建替え計画の移転場所として、子どもと高齢者のゾーンと考えている。

三寺会長
平成23年度からの供用開始に向けて、今からの準備を進めているが、特に必要な職種(ケアマネージャー)を4月から確保し、同じ種類の事業所での研修などを考えている。介護職員、看護師などの必要人員も確保し体制を整えていく予定でいる。役員も同種事業所を視察し研修をしていきたい。 

宮西町長 
新規事業の実施に対する考えをまとめていかなければならないと思う。施設の果たす役割は公共性があり、町としても相談していただきたい。当然理事会での協議による社協としての意思決定が重要になる。
保健福祉課ともさらに連携をとり、情報交換に努め事業を進めていただきたい。 

三寺会長
ケアマネージャー業務にかかる連携がスムーズな事業の推進につながることから、他施設との連携や協議会の設置が必要になると思うが、連絡協議会の設立は可能か。

佐野保健福祉課長 
現在2ヶ月に1回であるが、ケアマネージャーネットワーク会議がある。
ケアマネージャーが持つ悩み相談、ケース研究や情報交換を定例会議で実施。事業所ができれば、入っていただくことになると思う。 

宮西町長
機能的な効果の発揮方法として、ケアマネージャーの存在が重要であり、関係者のネットワーク化はサービス提供のベースになっていく。

理事 
社協のあり方の研修は必要に思う。みんなが集まりやすい場所については、相談し協力しながら進めていけばよいのかなと感じました。

宮西町長 
要援護者、独居老人の支援の仕方はどうすることが良いのか、子どもと触れ合ったら非常に楽しかったという。そのようなことが日常生活の中に毎日存在することが大事である。その意味では児童館として実質機能する児童館はないが、西小学校区で子どものコミュニティの場をつくり、高齢者が子どもに触れる場所としていきたいことから、お年寄りと子どもの触れ合う場の模索中である。

理事 
要援護者について、名簿の活用により、何かあったときの安否確認の分担は可能か。

宮西町長 
難しいことではないが、災害をどう想定してシュミレーションするか、それによって名簿の活用が違ってくる。特に地震災害のときは、結果的には隣近所が確認するのが、一番早いと思う。町、町内会、社協、隣近所ができることをシュミレーションした役割分担が必要であり、防災計画において位置づけていきたい。

理事 
ハザードマップがとてもしっかりしていて、活用できると良いと思う。

宮西町長 
要援護者台帳も地図情報と合わせた活用を考えている。せっかくのデータなので、うまく活用したい。個人情報保護法があるが、何でもだめということにはならないと考える。

理事 
個人情報保護法に過敏になりすぎている。しかし最近は考え方も変化してきている。
また、社協は非利益の事業主体で公共性があるので、公共施設の会場使用料を考えてもらえると良い。

宮西町長 
自主自立、合併はしないことに結論づけたとき、収入も確保することとした。現在、社協は事業を興し収益を得ることも可能な団体・組織体である。社協だから、公共性があるからということだけでは、説得力がなく通用しない。事業系としてどう自立していくか、内部でも協議しており、見直しの時期も近づいている。

事務局長
介護保険事業としての小規模多機能事業を社協が行うのであれば、介護保険サービスを追加し、選択肢を増やすことになるのですが、それだけではなく、地域のつながりの再生、顔がみえる関係、認め合える社会等の実現を見据えて、施設を活用した地域コミュニティの再生を図ることになると、私は考えています。

宮西町長 
おっしゃるとおりで、施設サービスのはざ間をどう埋めるか。たとえば西地区の小規模多機能施設に、近所の年寄りがぶらりと遊びに来る。これは拒むものではなく、快く迎え入れる。これを事業として捉えていく。職員、理事会とも意見を大いに戦わせていただきたい。

事務局長 
これは、保健福祉課長からいただいた資料が参考になり、まとめたものが2ページ(開設にあたり)です。

三寺会長 
今年4月、オークルがアットホームめむろにつくる共生型施設が、コミュニティ型施設と聞いているので、参考にしながら小規模多機能事業を進めたい。

宮西町長 
参考にするのは良いが、社協独自の考え方で行ってもらいたい。事業所による違いが個性となり、場所による違いが地域性となり、それが良い。

三寺会長 
社協が発足して30年以上経過し、このままで良いのか。社協として地域福祉に関しては新しい取り組み、体制づくりが必要に思う。

宮西町長 
社協は発足30年を経過したが、以前とは違い新しい事業系団体として、今は幅広い期待がある。事業選択、仕分けを行い、必要性・公共性があるものは町に働きかけ、論議することが必要である。論議することで対等な立場で事業の推進ができる。

理事 
何かあったとき、どう責任を取ることになるか考えると、理事として大変なところに籍を置いている。

理事   
平成12年に、それまで町からの委託事業で行っていたものを事業系として社協が実施することになり、赤字になったときの責任の所在はどうなるのか。理事はボランティア団体などの代表者で金銭的に責任を取れる立場にはない。誰が責任を取り、どう赤字を始末するかということが大論議になったことがあり、現在に至っている。今度は社協理事会のあり方、理事の選出の仕方を検討すべきである。
小規模多機能事業を行うのに設備費は補助金等で賄えるが、事業の大半を占める人件費は人を雇うのですから、軌道に乗るまでは赤字が心配され、町の支援・協力をぜひお願いしたい。

宮西町長 
これは非常に大きなことであり、社協の定款を改正し、場合よっては理事の数を増やすなどするぐらいの組織強化を図り、新規事業には真剣に取り組まなければならない。組織見直しの良い機会でもあると思う。

理事 
理事は各団体の代表者であり、所属団体の任期が終了すると、理事の任期前に終了することになる。このまま小規模多機能事業が軌道に乗るまで、今の理事がいればいいが、おそらくそうはならないと思う。理事役員構成から検討しなければ、事業を進めるのに厳しいと考えている。

宮西町長 
理事は、町内会等の住民自治組織、社会福祉に関連のある団体などの代表、過去にはそれでよかったと思うが、これからは事業を行うわけだから、今までのように任期が終わったから終わりでよいのか。選考方法の検討が必要ではないか。

理事
30年のうちにいろいろ変化しているが、それに対して組織がついていっていないように思う。

宮西町長 
社協が法人化したときと状況が変化しており、見直しの時期が来ている。

三寺会長 
時間も迫っているが、他にありませんか。
最後にもう一点、第2期地域福祉計画の見直し時期はいつか。地域福祉実践計画を今年見直しするが、町の地域福祉計画をベースにしており、実践できるものは盛り込みたいので、出来れば見直し作業には社協メンバーを含めていただきたい。

佐野保健福祉課長
社協はメンバーに入っています。町の計画は満了前の平成20年に見直しをかけている。逆に第4期地域福祉実践計画見直し時に、町に声をかけていただきたい。

三寺会長 
了解です。
初めて宮西町長とのそよ風トークは、大きなテーマで身に迫る内容で責任を感じています。
小規模多機能事業については、皆さんから喜ばれ手本となるような事業展開を行いたい。
貴重な時間をありがとうございました。以上で終了します。

20時20分終了