芽室町指導農業士会とのそよ風トーク

平成22年4月7日(水)  13時~15時20分
役場第1庁舎3階 説明員室

■出席者
・北海道指導農業士
(芽室町指導農業士・農業士会)
5人
・町 町長、産業振興課長
(記録 企画財政課広報広聴係)
・司会 指導農業士・農業士会 野倉慶宣氏
・挨拶 宮西義憲町長
・農業士としての活躍を期待
・食糧自給率の維持について

自己紹介

坂東氏
指導農業士として十勝管内のネットワークができ、付き合いや情報の幅が広くなりよかったと思っている。

野倉氏
まだまだ勉強中なのですが、指導農業士になったことが勉強になった。

森浦氏
指導農業士になったのは、昭和62年、町内で2番目だった。
農業研修生や実習生の受け入れを行うなどした。当時は畑作と酪農の経営だった。
農業士制度は、ドイツのマイスター制度をならい、畜産大学教授の進言により制定されたと記憶している。
当然のことながら、農業士となるには、営農計画をきちん立てることができる。
雪のエネルギーを利用(氷室)して、ジャガイモを貯蔵。5月連休明けから約300トンを販売する。産直販売とネット販売も試行で行っている。

山上氏
指導農業士になって3年目ですが、野菜の関係者が少ない。畑が20haと少ないため、野菜を中心の営農です。

鈴木氏
私は酪農中心の経営です。後継者対策から毎年2~3人の研修生の受け入れを実施している。労働力としての期待は薄いが、考え方の育成に貢献していると思う。農業に対して恩返しが出来ればよいと考えている。

 

司 会
農業の振興について、平成22年度町の予算、特に目玉となるものについてお伺いします。

町 長
芽室町の農業振興については、JAめむろとの協力により農業振興センター、農業後継者育成システム、堆肥センターの運営を進めている。町としては土づくりが課題と考えており、JAとタイアップして進めていきたい。
また補助制度の活用により、農地・水環境保全向上対策事業への取り組みをしている。芽室の農業者は持っている情報が非常に豊富である。

意 見
農地・水環境保全向上対策事業は、地域ごとに取り組んでいる。実施報告書には作業の様子を伝える写真の添付などもあり、地域の人たちが集まる良い機会になっている。昔の常会を思い出させてくれている。今は、情報伝達手段の発達により、地域の人たちが集まらなくても文書が届き、常会も必要なくなった。しかし、そのことにより地域の様子や回りの人たちの様子が伝わらず、分からないことが多くなっている。

町 長
食品事故の発生などにより、食の安全が重要な課題となっている。食の安全を進めていくとその先にあるのはエコファームへの取り組みになる。

意 見
食の安全という考えもあり、土壌診断を実施している。必要なこととして位置づけて、また農業者の意識改革にもつながる。

意 見
16品目の残留農薬検査も行っている。農薬の使用ゼロとはならないが、消費者の意向もある。野菜に虫がついていたら、クレームになることが多い。しかし虫がつくのは、その野菜がおいしいということと、残留農薬が少ない、つまり安全ということになるのだが・・・・。

町 長
学校でも食に関する教育が必要であり、町内でも芽室南小学校などのようにすでに生産活動を実施している学校がある。

意 見
やはり先生方に食や農について感心を持ってもらいたい。そして子どもが農業を体験するコーディネーターになると良いと思う。

町 長
食に関連する事業を産業振興課が中心となり、執行する。また栄養士の連携により、「食育の日」に、病院、保育所、学校など町内の施設で、地元食材を使った給食の提供を行っている。学校給食ではさらに「めむろまるごと給食」がある。また明治乳業やニチロ食品では、地元食材を使った製品があり、これらを地元の給食が活用するとともにPRしていかなければならない。ただ地元企業が地元食材を使った商品は、どうしても価格への跳ね返りがあり決して安いものではないが、それは安全安心と考えると良いと思う。
3月下旬、東京都羽村市でテストケースとして、“十勝めむろ”ブランドで芽室産農産物の販売を実施した。JAめむろと芽室町観光物産協会、町が連携しての取り組みで、町全体が一丸となってブランドPRを進めるのが最善と考えている。今は国内産を選び消費しようとする消費者の機運が高まってきており、羽村の取り組みは次への足がかりと考えている。

意 見
生産とともに販路の確保・拡大が課題だと思う。多く生産しても販売ルートがなければどうにもならない。

町 長
十勝産の小麦を使ってパンを焼こうとしたグループがあった。さて十勝産の小麦粉はどこに売っているのか。探したが見つからなくて最後インターネットでやっと見つけた所は四国だったという。製粉した粉は、風味の劣化防止のため早く販売しなければならず、うどんが有名な四国は消費量も多いため十勝産の小麦を輸送して四国で粉にしている。生産した農産物を新鮮なうちに消費地に届け販売する、先ほどのJAめむろと芽室町観光物産協会、町が連携して農産物を売り込み、販売ルートを拡大する意味は大きい。

意 見
国の農業政策に一貫性がなく、来年が見えず営農計画が立たない状況にある。
ビートの葉とホーレンソウの区別がつかない、または枝豆と大豆の区別がつかない、そのような役人に国の農政、制度施策が立案できるだろうか。

町 長
国が食糧自給率50%と言っており、実現に向け国に働きかけようとしても十勝の農業を熟知した国政議員がいないと言える。食糧基地として十勝農業を発展させるためには、町村長がまとまり声を大にして国に働きかけていかなければならない。

意 見
例えば、農水省から北海道に職員が派遣されており、農業者が集まる機会にその職員を招き研修会や懇親会を行い、人のつながりをつくる。その職員が本省に戻れば尋ね行き、十勝農業について政策や現状を訴え議論する。農業者自身が国に働きかけていくこともなります。

意 見
話は変わりますが、道東自動車道に「十勝平原サービスエリア」が芽室町内にあるが、開通を見据え、そこでの道の駅あるいは農業に関係するようななにか構想はあるのか。

町 長
昨年、十勝の西北部(鹿追町、清水町、士幌町)の町がそこで農産物の販売を行っている。道東自動車道が開通し道央圏とつながると、当然観光客などが増える。その観光客にいかにして芽室インターチェンジから降りてもらうか。シーニックバイウェイのように清水、芽室、帯広へと自然や農業などの景観、ばん馬をめぐる観光ルートづくりなど、市町村が連携した取り組みが必要と考えている。芽室だけでなく回りと連携した観光を考えていかなければならない。

意 見
平成22年度予算について、“すまいる”3月号で特集があったが、詳しい内容を知りたい。あと、予算は余さず使い切るのか。

町 長
予算書については、議員協議会の資料や記者発表のときの資料があるので、ついでのときにでも寄ってください。また“すまいる”4月号でさらに予算の詳しい説明の特集をします。予算は使い切るというのではなく、予算編成のとき見積書などにより積算し予算を立て、議会の議決を受け成立し、それを新年度から執行していくことになる。事業を行い結果的に余った予算額は、予算の補正を行い当初予算が余った場合は減額することになる。したがって予算を余さず使いきるということではありません。

意 見
今回初めてそよ風トークを開催しましたが、1回限りではもったいないと思う。出来れば意見交換を主にまた開催したいと思います。

町 長
日程が合えばいつでも良いです。広報広聴係に言ってください。

15:20 終了