「育児ネットめむろ」とのそよ風トーク

2月8日(金)  14:00~16:30
あいあい21 2階会議室

■参加者
・ 育児ネットめむろ  8人  事務局 2人(高谷・竹森)
・  町    宮西町長、後藤住民福祉部長
         (記録:広報情報係 渡辺)

事前に提出のあった次の4点について、町の考え方を町長から説明

1  次年度から新設の「子育て支援課」について
2  保育所について
   ・ 新築される中央保育所の機能
   ・ 病児、病後児保育
   ・ 待機児ゼロ
3  学童の分所(その後の経過)
   小学生の居場所づくり
4  乳幼児医療費の補助拡大

1 子育て支援課について

新年度に機構を大きく変える。職員(病院、特老の看護師等は除く)を205人(H16)から155人(H26)に減らす予定であるが、仕事が減るわけではないので、町民に迷惑をかけないためにも新たな組織機構が必要である。
特に「子ども育て」については、保健・医療・福祉の流れがあり、その次に教育もある。過去は、赤ちゃんが生まれて「保健」、幼稚園まで「福祉」、そして「教育」と縦割りの部分があった。
昔は学校に上がるまでは育てて当たり前で、行政はあまり関与しなかった部分もある。今は環境が変わり、知識はあるが体験がない親もいるので行政が手助けしなくてはいけないと考える。そういう意味でも、教育と保健、医療、福祉がつながる必要が出てきた。
出産時には、あいあい21の保健福祉課で手続きをして、保育所入所は、本庁舎の住民生活課に行かなくてはいけない。そういった部分も解消し、子ども情報を一か所でつなぐ環境づくりをしたい。
体にハンデのある人や特徴を分野が変わるとその都度話しなくてはいけないのは、親にとっては辛い部分もあるので、役場が一元化して情報を伝えてもらえるとうれしいという意見もあった。親の理解が前提だが、そういうシステムが必要と感じた。
子どもが生まれてから義務教育が終わるまでを一元化する発想が子育て支援課である。子育ての木委員会という関係課が集まる委員会を設置しているが、それを所管して子ども育ての環境を成熟させていくのも狙いである。

2 保育所について

 新築される中央保育所の機能として、「一時預かり」は考えている。
「病児病後児」は、てつなんに設置して一元化する考えだったが、今回の新築に合わせて需要と供給のことを分析させてほしい。
「待機児ゼロ」は、今後も考え方は変えない。
てつなん保育所建設時に、地域の子どもの人数分析が不十分な部分もあった。定数の120人を超えたら中央に行ってもらうしかないのが現状である。待機児ゼロを掲げるときに、その辺を考えなくてはいけない。
中央保育所建て替えは、平成21年を考えている。敷地面積、子どもの数などを分析した結果、定数は170~180人程度と考えている。建設場所の問題は、現在地は北西側サイドががけ地であるが、現在の保育所運営に支障をきたさないように建て替えが条件であるので、南側に建てることはできない。北側に建設となると、がけ地の補正やランニングコストもかかるし、自然林があり、リスもいるのでそれらを残したい気持ちもある。現在地では定数に対応するものを建設するには問題が多い。この現状を考えると芽高跡地が空いている。
例えば、芽高跡地に建設して、将来的には特老も同じゾーンに入れて、高齢者と幼児が交流できるゾーンになると素晴らしいと考え、第4期総合計画の中では基本的にはそういう考えである。あいあい21や病院が隣接する保健福祉ゾーンと考えている。定数については、てつなん120人と中央170人の調整も必要となる。さらに、南保育所のあり方など、今回の中央保育所建て替えにあたっては、次の3つの課題を考えなくてはいけない。

①定数  ②待機児  ③南保育園

さらには、「認定子ども園構想」があり、国は幼保連携をやろうとしている。
また、学童の問題も施設を作るとしたら、この機会しかない。単独で学童建設すると、子どもが減った時に施設が無駄になる。有効的に使うには一緒の方がいいと考えている。

3 学童の分所

1か所70人以上になったら補助金が出ないという方針が厚生省にある中で、学童の恒久対策を考えなくてはいけない。学童は厚生省の管轄であるが、文科省が、学校の空き教室を有効利用するために放課後子どもプランの話も出ている。芽室はまだ教室が空くほどではないが、それらも見極めながら検討していく。学童の定数超えの緊急対策としては、分所して、ひばり児童館を使いたいと考えている。

4 乳幼児医療費補助拡大について

次年度から、拡大する方向で考えている。現在調整中なので、拡大範囲は1週間位待ってほしい。

 

【意見交換】

意見
待機児ゼロは前町長の方針を継続している状況だが、ちょっと違うと思う部分は、お母さん方が子育てもしっかりやろうと思っているが、“待機児ゼロがあるからそろそろ働こう”という発想になる場合もある。もう少し、子どもと接してほしいと感じることもある。待機児ゼロのために緊急的に保育士が必要になるなど、本当にいいのかなと思う。

町長
考え方はとても理解するが、様々な事情の人がいる。お母さん方も安易に働こうとは思っていないと思うので、どっちも選べる環境は整えておきたい。もちろんそれが子育てに
マイナスにならないように考えたい。

意見
てつなん保育所には、病児病後児保育があるが、実際には利用しにくい部分もあると聞く。緊急時は、育児ネットめむろで対応もできるが、医者の診断が必要であったり、緊急時は難しい。帯広では病児保育もある。片親の家庭では、緊急時に迎えに行った場合に仕事がなくなるかもしれないという事情のある人もいる。

町長
確かに、働いているお母さんがすぐ迎えに来るのは難しい時代である。現実をしっかりと見極めることが必要と考えている。子育て支援課ができるが、保育士だけの判断ではなく、保健師なども含めて考え、民間団体などとも連携して、課題解決していく。どんな機能を中央保育所に持たせるかの議論を徹底しているので、施設建設の際に反映したい。

意見
「認定子ども園」は、平成21年度の中央保育所建設の時に考えているのか

町長
それまでに考えなくてはいけないので、意見を聞いて判断したい。無認可の存在をどうするかを見極めなくてはいけない

意見
熱が出てインフルエンザの可能性がある場合にも、育児ネットに連絡がくるが、対応しきれない部分もある。公立病院内にそういった仕組み・場所は作れないか?病児は個人の家では難しい部分もあるので、町とも連携したい。

町長
病後児ならいいが、病児は医師が必要である。病児は、町としても簡単に断ることもできないし、簡単に預かることも難しい。「病児」をどうするかは、考えなくてはいけない。

意見
職場の理解も大きい。女性の社会参加、男女共同参画条例もあるが、まだ理解は低い。

町長
その辺の理解は、規制緩和で非正規雇用職員が出てきて、環境が変わった。子どもを預けて働いている人がいるが、そういう中で、急に休むことができない状況もある。

意見
平成12年に芽室に来て3歳の子どもがいたが、とても子育てはしやすいという印象はある。芽室町に来てすぐ育児ネットめむろに入ったが、これがなかったら育児ライフは暗かったと思う。育児ネットの存在は大きく、親同士、子ども同士、子どもと近隣の親と知り合いになれて、すごくありがたいと思っている。
学童の分所により、現在ひばり児童館で実施している「ひばりワクワク広場」の場所がどうなるのか不安である。芽高跡地に福祉ゾーンというが、ひばりに変わるような場所を一緒に考えてもらえたらと思う。学童ではなく、子どもがみんなで遊べる場所があるとよい。塾や少年団に行く子もいるが、そうでない子もいる。今は図書館に行ったりするが、放課後に安心して遊べる場も必要だと感じる。ワクワク広場をやっていて、人と触れ合い過ごす場所は非常に貴重だと感じている。

町長
芽室小学校が、現在の公民館の場所にあった時は、現在のふれあい交流館が町民児童会館だった。今は高齢者対策のためにふれあい交流館になったが、ちょっと安易な考えもあったかもしれない。芽高跡地は広いので、近隣公園と絡めたゾーンにしたい。その中で子どもも遊べる空間作りも考えたい。

意見
開放授業ではなくて、自由に遊べる場所が希望である。

意見
学童は3年生までなので、3年生になると少年団等に入れる親も多いが、少年団も加熱している部分がある。学童の代わりに少年団という感覚の親もいるが、少年団が部活動の感覚で、遠征や試合など、親の負担も増えており、学童の代わりにはならない部分がある。
その対策として放課後クラブみたいな感じで年齢を問わず遊べて、役に立つ場、存在意義を確認できる場があるとよい。子どもだけでなく、大人とも触れ合える場になることで、自分が親になった時の不安も軽減されると思う。

町長
「協働」という言葉もある。行政が全部やるということにもならない時代であるので、
行政に何ができて、皆さん方に何ができるかというシステムづくりも必要と考えている。

意見
小学生の居場所づくりとして、ひばりワクワク広場を3年間やってきた。そこに来れば地域のおじさん、おばさんなどがいる場所になっている。でも、現在あそこから出て行かなくてはいけないかもしれない状況だが、「ひばり」の名前は残そうと話している。
ああいう場所は、現在、東方面に1か所で週に1回であるので、西方面にもそういう場ができればいいと思う。そして地域の人が関わっていくというのが理想である。ただ、協力してくれる人はいるが経済面が大変なのは事実である。国の補助金や基金も受けたが、教材などの購入に終わり、スタッフの交通費を出すのは難しい状況である。地域と一緒にやってく環境を整えるには受益者負担ももちろんいるが、多少の補助も必要だと思う
町長
文科省の子どもプランの考えはまさにこの考えであり、子どもプランの機能はいいと思う。芽小、西小、南小内に、それぞれワクワク広場のような場所があればよいと思っている。学校内にあれば、移動しないので安全面もよい。それも先生にやってもらうのではなく、ワクワク広場のような団体がやるのが理想と考えているが、それには時間がほしい。今までの経過などもあるが、放課後対策として、空き教室を作ってもいいと考えている。

意見
子どもプランの良い面もあるが、放課後まで学校内で遊びたくないという感覚もある。

町長
教室で勉強するのと、遊ぶのを、子どもは使い分けると思う。文科省も放課後子どもプランを打ち上げたが、うまくいかないので、柔軟になってきている。教育効果ばかりにこだわらず、子ども育ての観点はもっと広いという方向になってきた。制度が幅広くなり、子どもプランの可能性も広がるということで、教委とは検討はしている。子ども園構想も、子どものためにどっちがいいかを考えなくてはいけない。

意見
子どもプランは素晴らしいが、土曜でも日曜でも、何かそこに行けば楽しい場所の児童館みたいな場所がいい。

意見
児童館はたくさんあるが、その役目を果たしてはいないのでは。北見市などでは管理人に任せてやっている事例もある。ひばりも児童館である。自由に地域の人と触れ合える場が昔はどこにもあったが、今は作らなければない状況である。

意見
幼稚園、保育所、未就学児の対策はあるが、小学校にあがると急に手が離され、親に任させるイメージがある。小学校をどう過ごすかが人格形成に大きいと思う。民間と行政の力を半々でそういう部分を確立しなくてはいけないと。子育て支援課ができるので、そのあたりを検討してもらえるとうれしい

町長
そのとおりである。保健、医療から、教育の領域に入ったときに急に変わる。学童がその対策の一つである。学校教育指導カリキュラムとどう結びつくかが難しい。幼少連携がやっと少しその必要性が理解されてきているので、次は小中連携の議論もある。
意見
子育て支援課は、説明は分かったが人数などは決まっているか。教委との連携や、学校との連携を密にして、本当に機能的なものを築いてほしい。

部長
人数配置は、児童係が、現状の3人から4人になり、子育て支援係は、2人から6人(保健師などが加わる)、保育所は10人で、場所はあいあい21の中となる。

意見
学童は、学校の敷地内にあるのが理想である。何のため、誰のためという同じ目的に向いてほしい

町長
学校との壁があるのは事実であり、学校には学校カリキュラムがあり、1年前から予定を組むのでそれが壁になる部分はある。学校には口出しできない雰囲気があったが、今は違う。行政と学校も正面から意見交換できる雰囲気を作りたい。

意見
親が働いているときに、部活・少年団をできないという人もいる。また、お年寄りが、買い物や病院に行くのも難しい時代でもある。小さくても良いのでコミュニティバスがあるとうれしい。町だけで行うのは難しいが、スーパーなどと連携することも考えてはどうか。車の送迎は白タク規制のためできないので、バスができるといいと思う。

町長
八王子で市内を循環している例がある。ただ、自由な時間に自由な場所を走ることにはならない。定時に定めたコースを走らなくてはならない。過去に新得線のバスを町内に走らせたこともあるが、時間が合わないのであまり乗らなかった。スクールバスも民間バスと同じ認可が必要で、路線・定時が決まっている。気持ちは分かるが難しい問題である。
デイサービスの帰りなどにスーパーや愛菜屋に寄ることなどは考えているので、担当部署と検討する。

意見
お年寄りの交通と一緒に子どものことも考えてくれるとうれしい。現実に困っている人を目の前で見ることが多い

意見
学童の場所について、父兄アンケートも実施したと思うが、あと3年またはもう終わる人が対象である。過去に通わせていた親やこれから入る親に聞かないと、本当の中身が出てこない部分もあるのではないかと感じる。

町長
町としての考えを一本持っていないといけないと思っている。町の考えを示さないで「どうしましょう?」では通じないと担当にも言っている。意見交換をすればするほど、決断力を持たなくてはいけなくなる。確かにアンケートの意見は、当事者とそうでない人では違う。問題意識のない回答なども読み取らなくてはいけない

意見
数年前にひばりをてつなんに移動して、また戻るのはおかしいと思ったが、話を聞いて理解した。学童のあり方をしっかりしておかないと、ただ預けるところと思う親と、しっかりと考えている親もいる。
子育て支援センターも、本来のあり方を考える必要もある。町長はいろいろなことを知っていると思うが、下に伝わっているのかなと思う部分もある。

町長
子育て支援センターは、そのあり方を徹底して作ったわけではない部分があり、とにかく作ろうという感覚もあった。悩みながらも職員は頑張っている。

意見
学童も支援センターも、そこの地域に合ったものでいいと思う。

町長
その辺を子育ての木委員会でも考えたい。ホットボイスも、内容を読み取ると子育ての悩みを感じ取ることもあるので、支援センターから直接連絡した事例もある。

意見
支援センターに職員は3人いるが、4月からはそこに6人になるのか。

部長
基本的には、職員はあいあい21に移る。3人のうち1人はあいあいに来て、2人は残る。今のセンター長は、あいあい21にいて調整し、センターとあいあい21を行き来する。

部長
学童について、過去は福祉政策的に預かればいいという流れもあった。今は子育て全体を考える。説明会の際に町の方針は持っていたが、方針を決めてから説明しても意味がないという批判も過去にあったため、方針を示さない部分もあった。

意見
職員雇用も子どものことを考えなければならない。

部長
昨年からは教員経験者も入り、けじめや勉強・共同生活の面も教える体制になったという声も聞いている。これからも経験者やノウハウを持っている人に協力してほしい。

町長
昔は“鍵っ子対策”という言葉もあった。今は“子育て”という視点で考えるようになった。遅いけどここに来て、そういう流れになった。

意見
本当に遅い。今までの子どもたちは・・・。

町長
上美生地域でも学童を希望している。自分たちも行動するので、行政も少し手を貸してほしいという発想になっている。農村部こそ、場所の設定が難しいので子どもプランが理想だと思う。

意見
農村部こそ、子どもの集まる場所が必要かもしれない。時間になったら学校を出されるのは非常に不安である。

意見
商工関係の人たちと、懇談を持ったことがあるが、学童のおやつの話が出た。現在は町外から購入しているが、町内のお菓子屋さんを使ってはどうかという提案があった。まちの活性化にもつながるし考えるべきだと思う。

町長
ホットボイスでも同様の意見があった。担当部署で回答を作成したが、納得いかない部分もあったので協議はした。まちの商店街でそれに対応できるかという問題もある。
意見
事前に注文すればできると思う。

町長
個店対応だと問題もあるので、組合的なものになると思う。手づくりのおやつを出してほしいという意見もある。

意見
親の会などがあれば、考える場になる。

部長
親の会は、新年度には作りたい。

意見
子どもプランの話が出ているが、ボランティアの人が学校で何日間ということなので、実際にかなりの人が登録しないと難しいのではないか。

町長
週1回でも可能となってきているので、やり方はいろいろあると思う。

意見
町民も一緒に行動するうえで、潜在的な力をどう引き出すかを考えるのが必要である。育児ネットは有償ボランティアであり、ボランティアの考え方も変わり、善意だけでなく、交通費くらいは考えなくてはいけない部分である。

町長
ボランティアをやるときに行政が考えなくてはいけないことは、交通費と事故(損害)への保険である。全町民を対象に4月から保険をかける予定である。

意見
ボランティアは、続けていくのが大変だが、継続しなくては見えてこないものもある。続けていく手助けを少しでもしてほしい。

町長
継続できる環境づくりも大切と考えている。行政ができることを整理したい。

16:30終了