どんぐり会とのそよ風トーク結果報告書

2月7日(木) 18:30~20:15
あいあい21 かしわホール

■参加者
・ どんぐり会   11人
・  町    宮西町長、後藤住民福祉部長、佐野保健福祉課長、
         剣持福祉G主査
         (記録:広報情報係 仲野

【主なポイント】
●親が高齢化し収入が年金のみになった場合など、子どもの医療費負担
 が心配

●ケアホームが現実的になって安心した
●子どもたちの就職が課題。もっと仕事があったら良い。
●新規の会員が入ってきていない。町としてもPRを。

◆挨拶(会長)

・障害者自立支援法全般ということでテーマとさせていただきましたが、日ごろ皆さんが思っていることを題材に話をしていきたい。

◆挨拶(宮西町長)

厚生労働省に関わる事業について困惑している。制度はいろいろと変わるが町村にしてみると、責任の所在が変わっただけのものがあるなど困惑している。芽室町の問題としては放っておけないので、しっかりとやっていきたい。芽室町で生活する人が安定して暮らせるシステムを作っていきたい。

◆どんぐり会参加者から、自己紹介を兼ねて、各家庭の現状などをお話しいただいた。

(主な内容は次のとおり)
会員
先日新聞にも出たフリーダムの関係で近況を。

佐野課長
道新と勝毎に5・6日に記事が出た。内容に微妙な違いがあるので、正確な情報をお伝えしたい。フリーダム十勝に係る経緯は皆さまご存知のとおり(給付費等の過大請求のこと)ですが、結果的に「めむろハウス」をはじめフリーダム十勝の全ての事業所で4月1日以降はサービスを利用することができなくなりました。そこで、町は「めむろハウス」の利用者の保護者の意向を把握して、保護者の希望がかなうようにと調整をしてきた。また一方で、ハウスのスタッフ全員が“てぃんくる(めむろハウスをはじめとする8事業所の受け皿となるべく立ち上げたNPO法人のこと)”では4月1日以降に働かないという決断をしたという情報を得て、子どもとスタッフの“なじみ”の関係が崩れるので町として何かできないかと検討してきた。そのような状況で保護者から「芽室町として独自の受け皿をさがしてほしい」という要望書が保護者全員(11家族)の署名をもって提出されたため、4月1日から現在受けているサービスを子どもたちが継続して利用できるようにするにはどうしたらいいかと考えました。それには2つ方法があり、新たな法人を立ち上げる方法が1つ、既存の法人にお願いするという方法が2つ目ですが、これから新たな法人を立ち上げるには時間がないので、町として「社会福祉法人柏の里めむろ」に「めむろハウス」の受け皿となる事業所を運営していただけないかというお願いをしたものです。ですから、現在は「めむろハウス」で提供してきたサービスをどこまで「柏の里めむろ」が提供できるかといった点等を検討している段階です。また、子どもとスタッフの“なじみ”の関係を残すために、今の「めむろハウス」のスタッフを「柏の里めむろ」が全員雇用できるがどうかについても、前向きに検討していただいている段階です。芽室町が「柏の里めむろ」にお願いをしたというのが現状で正しい。「柏の里めむろ」としては、正式には理事会の議決を得ていないため、現在前向きに検討をしているというのが正しい情報です。

会員
記事に対してどうこうではないが鹿追町の子どもも利用しているようだが?

佐野課長
今後新たな事業者に委託するかはあくまでも市町村の判断だが、現状として鹿追町民も2人使っているので、鹿追町とも役場同士で調整をしたい。今「めむろハウス」を使っている人は継続して使えるように。

会員
鹿追の場合は、作業所がある。足寄などは今回のために法人格を取った。鹿追は対応が遅れているのではないか

町長
基本的にはそのとおり。これは芽室の子どもたちのことを第一に考えることなのだが、鹿追町の2人をなんとかしなさいということは言えないが、基本的には言われるとおり。

会員
法人で受け入れるとなったときに、「めむろハウス」の場所がいつまでもあそこではできないと思うが、町としてバックアップは考えているのか?市街地に持ってくるようなことができるのでしょうか。

佐野課長
施設長との間で調整中だが、現時点では現在の場所でと考えている。長期的な視点にたつと、「柏の里めむろ」が運営する施設等の近くがいいということになるが、具体的ではないがアットホームを増築して対応できないか、だとか、オークルのそばでできないかということもある。取りあえず、新たな基盤ができるまで今の場所使わせてもらうが、基盤整備が終わったら移転する考え。

会員
鹿追だから、とかどうだとかということでなく、できないことでなければ対応できるようにしてほしいと思う。「柏の里めむろ」が受け入れたほうが収入の面でもいいと思う。

町長
「柏の里めむろ」の経営が安定してほしいと思っている。法人として自立していってもらいたいと考えている。日中一時支援事業で鹿追の子どもたちを受け入れることで経営にプラスになるならいいのではないか、というのも現実。今いる子どもたちが困る状況はつくりたくない。将来の姿は課題としながら、課長の言った手法も選択肢として考えていきたい。

会員
オークルに通い始めて2年。女の子です。今年成人式となりました。やっぱり同学年の子と一緒にいるのはきついかなと感じる。前にいっしょだった子もいて、楽しく過ごせたようで親としては安心した。小学校の時が一番しんどかったけど、今が一段落ついて親も子もリラックスしている。経済的にもめどがついたし仕事もできているということで安心。

会員
オークルに通って2年の自閉の子がいます。歯医者によく通うが、医療費の自己負担が1割負担なのでまだいいが、これが親が年金生活などになったりすると、医療費負担が心配。

会員
オークルに通って1年になります。今は落ち着いて生活できている。小さなことでも不安になるとずっとこだわっていることがある。すこしずつその不安を取り除いてあげたいし、将来のことを考えてちょっとでもいろいろと教えていきたい。

会員
オークル4年目です。自分の仕事にもなじんできている。パニックになることがあり、そうなると見ている方も切ない。いつも親子が向かい合えるわけではないので、本人がパニックになったときの精神状態を見ているとつらい。本人は会話ができないから身振りになるが、うまく意志疎通ができない。本人が納得するのに時間がかかる。関わる人の重要性が課題。

会員
息子はお世話になって12・13年になります。アットホームではパウンドケーキを作っている。道新の配達もしています。そういう仕事はできるけど、どうにかケアホームに住んで自立できるようになってほしい。

会員
12月に28歳になる子と、30歳になる子がいます。昨年ケアホームにする建物を紹介していただいてお礼を言いたいと思います。希望がわいてきました。子どもと生きていける気持ちになっています。自分が60歳になるときには子どもを自立させたいと思っていたがもう少し先になるがケアホームが現実的になって安心した。

会員
中3までは視力があったのだが、緑内障で今は光がわかる程度。また言語もないが、自分のことは自分でできるようにと、かなりきつく躾をしてきたために、今では自分のことは自分でほとんどできるようになってきた。ケアホームを見せて、いつか暮らせるという話をしたら本人も喜んでいた。自分のことは自分でやっていけると思う。

会員
新聞によると日中一時支援の単価が2割アップすると書いてあり、そうすると利用者の負担が大きくなるのではと思うが、幕別町は利用者負担を安くしているので利用者には影響が少ないと新聞にでているがどうか。

佐野課長
単価自体を引き上げたのではなく、実態にあった単価設定をしたというのがただしい。自己負担については限度額もあるので、限度いっているひとはそれ以上上がらない。

剣持主査
柏の里めむろの利用者がいつも使っている時間帯の単価は変えない予定。関係する部分は、燃料高騰により送迎加算を540円から650円にする計画であり、1割負担なので54円の負担が65円になる程度です。

会員
息子は29歳。就職をどうしようかというのが毎回の話題。町の障害者雇用が少ない数字がでていた。障害者の雇用は大変なことだと思う。周囲の補助も必要だと思うが、町でどのような雇用を考えているのか。障害もいろいろだと思うが。

町長
今町で仕事をしている人は2人いるのだが、正職員や嘱託職員ではない。継続的に雇用されているのがその調査のカウントになるので、うちの雇用者は入らないことになる。今年の調査報告で、臨時職員が該当しないということになって、ゼロ報告となってしまったということ。実際に雇用しなければならない人は4人。障害の度合いによって1人を2人にカウントしても良い基準もある。採用計画を作って、法令を守ろうということでやっている。手助けが必要な場合もあり、対応可能な職場の選択も重要。これから採用をしようというところ。今は、パソコンが使えるのが条件にもなるが、たくさんの方が応募してきている。

会員
11月の厚生常任委員との懇談会でも聞いたことです。

会員
私も聞いていた。その後どうなったかなと思って聞いてみた。

町長
4月にはまちがいなく、雇用できると思っている。

会員
町も優しい職場であって、長く勤められるような体制を取ってほしい。

町長
臨時職員というのは6ヶ月しか雇用できない。そしてまた6ヶ月まで。それ以上の雇用になると正職員ということになる。それでは安定的に雇用できないので、嘱託職員のような形にしたいと考えている。その方が身分も安定する。

町長
ケアホームの事業は、子どもさんたちが親を離れて自立するための第一歩だと思っている。入所する人員の問題や運営主体の問題もあり、これからまた話をしていかなければと思っている。将来的にもう1棟建てるスペースもないわけではないし。

会員
掃除などは何人かで町の仕事をもらえるような形にはならないのか。

町長
オークルの人たちには墓地の草刈りなどをやってもらっている。町としてオークルの経営のためにも、やってもらっている。保護者にも迷惑をかけるかもしれないが、ちょっと手をさしのべてあげるだけで、子どもたちも作業ができる。

会員
手直しが必要な作業になってしまっているが・・・

町長
昨年で2年目になるが、でも必要なことだと思う。続けないといけない。

会員
2年目の方がうまくできていたと思う。きちんとやっていれば町からも仕事をもらえるようになると思う。

町長
ごみ袋も業者の方が安く上手に作るが、でも町はがんばっている子どもたちを支えたいし、周囲にもPRをしていかないといけない。

会員
高温のときの作業など、苦労を町民みんなにも知ってほしいな。

後藤部長
目立つような悪いところもなかったですし、自信を持ってやっていただきたいと思う。

会員
仕事がたくさんもらえるようになりたい。

会員
パウンドケーキは、農村女性まつりでも品切れになるくらい売れた。

町長
農協の収穫感謝祭のときも出店したが、パウンドケーキがだんだん知れ渡ってきたと思う。

会員
農村女性まつりでも、お客さんが来てすぐに「ここに売ってた!」と言いながら買ってくれた。

会員
フリーペーパーにも紹介されたのがよかった。

会員
どんぐり会は数年前から新しい会員がいない状況。保健師に依頼したらいいのか、学校の先生に言ったらいいのか悩んでいる。主に知的障害者の親の会として存続させていきたいが、知恵を貸してほしい。

会員
私が会に入ったのは、保健師からの情報がきっかけだった。小さい子を抱えて悩んでいる人もたくさんいると思うし、こういう会に入って悩みを共有したりするのは良い。

会員
知り合いの1歳半くらいの子どもが、「あいあい21」に来て少し騒いでいたら、保健師が「あの子、障害があるんじゃない?」と言っていたという話を聞いた。検診の中で言うのならまだいいが、そういうのはちょっと非常識だと思うが。

町長
今のお話が事実とすると大変申し訳ない話。前後の話もあったのかもしれないが、誤解を受ける言動は慎まなければならない。前段の入会の問題。逆に聞きたいが、何が一番のきっかけだったか?

会員
すでに入っていたお母さんから聞いて入った。今は、自分のことしか考えない人が増えて入会者が少ないのかもしれない。デリケートな問題もあることから学校の先生あたりも意識をしてもらえると良いかも。

会員
町のイベントも減ってきているし、自然とPRが少なくなっているのかもしれない。

会員
転勤で芽室に来て、同じ特殊学級にいた子のお母さんに教えてもらった。

会員
学校に通っている親御さんを誘っても断られることが多い。他の町村でもおなじような状況のようだ。

町長
役員があたるから団体に入るのはいやだ、と言う人も多くなっている。こういった組織の参加者自体が少なくなってきているのは事実。

会員
子どものことよりも自分のことが中心になっている親が多い。だから小さいときからの教育が大事だと思う。

会員
今の人たちって、パソコンで悩み相談をしたり、情報交換をしたりしている。団体への入会をすすめても、ネットで間に合っていると言われる。
町長
ネットには、子育てのチャットもある。夕食後、子どもが寝たあとの時間あたりから混み始める。その場で、悩みの交換をしている。ひとり一人は知識を持っているので情報交換になるが、実際の団体の話になると「役員が・・」となる。

会員
そういう人たちは、机上で空論をしているだけ。狭い世界で生きている。

町長
PRをどうしようかということは、町としてもやっていかないといけない。

会員
はっきりとした障害とわからない、ボーダーの人たちにとっては、そういう団体に入るだけで「障害」と区別されるような気になるのではないか。

会員
フリーダムに入っている入所者の親は、入っている?

町長
はっきりいって入っていないよね。

会員
会員では4人がいる。

佐野課長

形態が変わるとしても、保護者の一定程度の協力は町としてもお願いをしていきたいと思う。最初は連絡網からかもしれないが、協力体制をきちんとしていただきたいとは言っていきたい