「どんぐり会」とのそよ風トーク

平成21年2月4日(水)18:30~20:00
保健福祉センターかしわホール

■参加者
・会員 10人
・町 町長、福祉係長、福祉係(田川・角)
記録(広報広聴)

1 開 会
2 町長あいさつ
3 自己紹介
4 意見交換 (障がい者が地域で働き、暮らすために)

会員 町村レベルでの施設利用が順調にいくようにお願いします。
町長 芽室はどんぐり会のみなさんが、バックアップしてきた経過がある。世代交代ができていない課題はあると思うが、こういうバックアップは行政だけでできるわけではないし、皆さんたちだけでできることでもない。単独の町村だけでやるべきものと、広域でやるべきものの使い分けをしなければならない。鹿追なども積極的にやっているようだが、そういう使い分けも必要。かしわの里が立ち上がったことも大きいと思う。
会員 職員もがんばってもらっている。
町長 お褒めのことばをもらえるとうれしい。明日からまたがんばると思う。
会員 去年の11月に親戚がなくなったときに、短期入所を利用しようとしたが、急なことでもあり、不安を感じた。親も歳を取っていくので…。本人も32歳になったが、自立すべきと思う反面、親から離れられない。年金も月8万円程度。在宅よりも施設のほうが…と悩む時期もあった。今後、ケアホーム利用で本当にやっていけるのだろうか?このような方法があるよというアドバイスをしてほしい。将来のことを考えると施設のほうがいいのだろうか…
福祉係長 今は1棟の建設だが、受け入れを考えるともう1棟程度の建設は可能な敷地。法人とも連携して考えていきたい。町として法人の動きに支援するかたちで進めていきたいと考えている。施設については、定員いっぱいで運営している。利用したいときにすぐ利用できるという状況ではない。待機の期間は一定程度必要。
町長 事業主体にならないとはいいつつも、町からの働きかけもしている。国の制度も不安定で先が見えない。(ウェルカムめむろ)あそこの場所に、ケアホームができて、土とふれあうようなことも考えたい。ショートステイを使いながら、在宅でという方法やケアホーム入所などいろいろな手法がある。その方の状況に合わせたサービス提供が必要。ケアホームがあればすべて解決するというものではないので、就業の場も検討しなければならない。法人とも連携をとってやらなければならない。
会員 先が見えないと不安がある。
町長 ケアホームは必要だし、ウェルカムめむろもそのスタート。
会員 国の考え方も不安定ということになると、セフティーネットが十分にならない。
町長 町も二面性をもっている。厚生労働省の対応にも憤りを感じる。実情を知らない。基礎的な自治体としては、国の方向性がわからないから何もできないということにもならないが、現実には補助金なども必要。全体を見たシステムづくりが必要。(いろいろなサービスを組み合わせた)システムの構築が必要。
理想的に言えば、ケアホームから仕事に行くというようなこともある。
町長 ウェルカムめむろを始めたきっかけは、どんぐり会とのトーク。ケアホームも含めて何とか成功させたい。
会員 年金生活だが、兄弟には帰る家だけはしっかり残してほしいと言っている。
町長 ゴミ袋をかしわの里にやってもらっているが、単価自体は民間企業より高い。しかし、高くてもいいんだという説明も必要。高い分の差額は補助を出したのと同じという考え方もできる。そういう支援があってもいいと思う
会員 自立支援法で施設も大変苦労している。保護者も多少負担があっても自立に近づけばいいと思うが、法改正で施設は相当厳しいようだ。
町長 法改正も正しいかどうかという思いはあるが決まってしまうとそれに沿ってやらなければならない。要望もしながら実際のサービス提供に取り組んでいる。働く場所を作ってあげたい。役割分担で実行していくことが必要。
会員 オークルの職員数も足りない。年数回ショートステイなども利用しているが、職員も休めない状況で大変そうなので、頼めないような気もする。オークルがやっていかなくなると困るのは私たち。
町長 かしわの里もまだスタートして間もないが、軌道に乗ればと思っている。町の支援によって相乗効果があるのであれば取り組み、見直しをしていきたい。直すべきことは直さなければならない。その辺は言ってもらっていいと思う。
会員 将来的にケアホームの話があってうれしい。
会員 保護者が負担してでも、職員雇用に結びつけることも考え方としてはある。全部町に出してくれということにもならないと思う。
町長 該当される皆さんが多いということであれば、全部は飲み込めない。増加させようとすれば、ステップとしていろいろな手法を考えなければならない。
会員 4人という枠は、職員増によって増とすることができるかもしれない。
町長 かしわの里とも連絡したいが、定員を増やせば職員も増やさなければならない。しくみについても確認させてください。
町長 町もオークルなどとつながっているので、意見を伝えていきたい。具体的にどうするかということになればそのときにまた話し合いしていきたい。
会員 働くことなんですけど、パニックを起こすこともあるのでなかなか就職できないが、オークルだけでなく、一般企業で働く歓びも与えてあげたい。こんなかたちであれば働けるのではというケースも見たこともある。
町長 確かに働くことが課題だと思っている。かしわの里が今やっている仕事だけでなく、拡大できるか?理想として企業のような機能を果たせればいいと思っている。製品をマーケットに乗せなければならないので、いろいろと検討している最中。働く歓びを知ることができれば変わっていくと思う。補助は必要かもしれないが、淡々と仕事をこなしている姿をみると、できることがあるのではないかと思う。
(日本理化学工業の話を紹介)
かしわの里にもこのような事例のように定着してくれないかなあと願っている。
会員 氷灯夜の氷作りをしていて、作業をしている方々とのふれあいなどで非常に勉強になった。すごくほめてもらってバスで居眠りするほどがんばって、いい経験になった。キャンドル作りもいい。
町長 キャンドル作りはいいですね。障がい者だけでなく、子ども自体にも社会参加・社会体験で得るものがなく、経験していない。今はお膳立てしてあげなければならない。
かしわの里でも話をしなければならないですね。
会員 体系(制度)が変わりますよね。介護ということばがついているんですが、違和感があります。制度がころころ変わるのでどうしていいかわからない。(介護保険のように)お金があればサービスを受けられるような流れが障害者施策にも反映され、お金がないとサービス受けられなくなるようになるのでは?先行きが不安。
町長 介護ということばについては、おかしいと思ったら発信すべきですよね。あきらめないで、訴えていくことも必要です。高齢者施策なども国民の声で変わった例が出てきている。声を上げるものは声をあげなければならないと思います。年金については「申請主義」であって、タイムラグが出る場合がある。
お金のある人だけ、サービスが受けられるというようなことがあってはいけないと思っている。そうはさせられない。複合的なサービスが受けられ、収入も雇用などによって確保されるようなことが必要。このような会合での意見交換も重要なこと。
会員 ケアホームに入っている人たちの一部は、昔このような制度になる前に、貯金ができて、今はらくらく暮らしている。月3,000円くらいの給料では、ケアホームには入って暮らすことはできない。どうしたらいいのか?
町長 自立支援法が本当に「自立支援」だったのか?生きていく最低基準はなんなのか?がんばっても最低基準に満たない人たちをいかに救っていくかということが大切。
会員 いつか安心できるか?と思っていたんですけど…
町長 結果的に「改悪」になってしまっている。サービス低下した部分は埋めなければならないと思っている。この部分を行政が埋めなければならない。
会員 中福祉中負担などと言っているが、何が「中福祉なのか」と思う。
町長 財源がないからといって黙っていていいということにはならない。
町長 先ほど前が見えないとおっしゃっていましたが、、LDやADHDなどに対する発達支援システムの中でも雇用まで結び付けようとしているが、雇用については市町村の仕事ではなく、公共職業安定所(国)だったが、今は市町村も雇用問題に取り組まなければならない。アットホームも福祉的な面と企業的な面の機能を持つことが理想である。
会員 テレビで見たが、障がいのある人を使って、スーパーに卸せるような商品を作って、給料をもらってみんなで生活できるような例があった。そういうような施設があればと思う。
町長 あきらめるのではなく、こういう話を聞いて、先進事例を調べるというようなことにもつながるので、是非、声を出して欲しい。
私はさっき言ったように土に触れるということがいいと思う。お互いに知恵を出していきましょう。
ウェルカムめむろの整備やかしわの里の今後など、いろいろと模索している。完成型とは考えていないので、こういう場をまた設定していただきたい。