町立芽室病院だより 第22号 

町立芽室病院増改築 眼科・耳鼻咽喉科新設を盛込む

 町では平成11年度当初予算で議決を受けた、町立芽室病院増改築整備事業の基本設計の内容を、10月25日、芽室町議会厚生常任委員会で報告いたしました。
 今回の基本設計については、広報「すまいる」6月号(病院だより)の中で、増改築に向けた基本的な考え方を説明し、町民からの要望をお聞きするなど、住民の要望を取りまとめながら進めてきました。その内容について説明いたします。

 外来患者数の増加など、需要の増に対応するためと、病室を6人部屋から4人部屋にし、個室を増やすこととするなどから、3,201.5平方メートルの床面積を増やし、総床面積を10,959.4平方メートルとし、診療科目は眼科と耳鼻咽喉科を新設し8科にする計画です。また、透析室は患者数が多くなっており、当面、病床が不足状態となるため部屋を拡大し、リハビリテーションの充実も図る予定です。総事業費は増築に係わる内部改修及び医療機器の整備も含め、14億5百8万1千円で、来年度中に着工し、全工事完了は平成13年度中を予定しています。

 増築は病院の東側と南側部分。東側は外来・管理部門、南側は病棟となります。住民要望がもっとも多かった眼科、耳鼻咽喉科を年次計画で新設し、内科・小児科・整形外科で診察室を増やす予定です。
 そのほか、住民から提案のありました家族待機室、車椅子トイレの改善、おむつ交換も出来る授乳室、お子さんの遊び場、一般の待合室から小児科及び産婦人科を区分、畳のある待合室、外来診察室出入り口をカーテンからドアにするなど盛り込むことを予定しています。

●増築説明会開催!!
 今後さらに皆様からのご意見、ご要望をこの計画に盛り込みながら進めますので、次のとおり説明会を実施いたします。
 多数のご参加をお待ちしております。
 日時:12月18日(土)
 場所:町立病院 3階研修室
< 昼 の 部 >
< 夜 の 部 >
午後1時30分〜午後3時
午後6時30分〜午後8時

●ご案内 〜休日・夜間に急病になったり、ケガをされた時は!
 当院は救急指定病院となっています。夜間あるいは休日でも救急の場合は診療を行っていますので、具合が悪くなったり、ケガをされたときは、ご連絡ください。   (.62-2811)

●年末年始のお知らせ
 12月31日(金)〜1月5日(水)までは、通常の外来診療はお休みですが、救急診療は行っていますので、救急の際は早めにお申し出ください。
 1月6日(木)から通常どおり診療いたします。


気管移植 (外科医長 森山 博史)

 今日、移植医療が各方面で話題となっています。心臓や肝臓移植ほど注目はされてはいないものの、呼吸器外科領域においては気管移植は非常に関心が高いテーマの一つです。

 さて、気管ですが、成人でおよそ10〜11aの筒状の臓器です。一見単純な臓器にみえるこの臓器ですが、いざ悪性腫瘍などに冒されると非常に治療が困難なこととなります。その理由としては、空気という外界に直接暴露されるため感染しやすく、また、欠損が大きくなると長さに余裕がないため、病変部位を切除して縫合するということが難しくなることがあげられます。最悪の場合は、喉に穴を空け、気管を直接体外に出す永久気管瘻造設といった手術をしなければいけませんが、声を失い、生活もかなり制限されることから、今日までに様々な治療手段が考えられてきました。

 人口材料や皮膚などの生体材料による代用気管による検討も随分前から進められてきましたが、その強度、耐久性、抗感染性などに問題があり、広く臨床応用されることはありませんでした。結局は、気管を補填するものとしては気管に勝るものはないのですが、自己気管には限りがあり、また、他人のものでは拒絶反応が生じると言う問題のなかで苦悩を重ねてきたのです。

 現在、私たちは大学で凍結保存同種気管移植という方法を研究しています。これは、数ヶ月間凍結保存した期間を移植する方法ですが、この方法の画期的な点は長期間保存が可能なため、必要な時にすぐに使用できる点、さらに、凍結保存を行うことによりその抗原性が減弱し、副作用の強い免疫抑制剤を用いなくとも拒絶反応がしにくいといった点です。まだ、動物実験の段階ですが非常に良好な成績をおさめており、臨床応用が考えられています。この移植法が世の中で日の目を見ることを夢見て現在研究に取り組んでいます。


かぜを予防しよう! 〜インフルエンザは乾燥が大好き

 ウィルスは気道の粘膜に付着し、増殖し、細胞を壊し、かぜの症状を起こします。かぜの流行は、くしゃみ・咳などにより、ウィルスが飛び散って、人から人に感染することによっておこります。
 湿度が30%以下になるとウィルスは活発に活動し増殖します。加湿器、蒸発皿を使用して部屋を乾燥させないようにしましょう。
 人混みに出かけたときは、手洗いとうがいをしましょう。水だけでのうがいでも良いのですが、うがい薬や、お茶を用いるとより効果があります。
 日常生活の乱れは、かぜをひく誘因になります。日頃から栄養を考えた食事と十分な休養をとり、かぜの感染から身を守るよう心がけましょう。



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