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○議長(広瀬重雄) 次に、渡辺洋一郎議員の質問を許します。
渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) それでは、通告に基づきまして質問させていただきます。
私の質問は1項目、移住・定住施策の取組みについてであります。
本町では、平成27年度に、「芽室町まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、人口減少に向けた目標と重点施策のもと、定住促進の取組みがされているところです。本町の豊かな自然や文化、地域コミュニティ等の素晴らしさを生かして、外部から人を呼び込むことは、経済、社会、文化等のさまざまな活動の活性化につながります。また、外部からの新しい目を通して地域を見ることで、今まで気づかなかった資源が再発見でき、移住者を介した地域のつながりが再構築されるなど、単なる人口増だけにはとどまらない効果があると考えます。また、現在住んでいる人が本町の魅力を再確認することは、定住促進につながると考えます。
以上のことを踏まえ、移住・定住施策の推進は、本町のあらゆる活動の活性化につながる重要な位置付けであると考えることから、以下の3点について伺います。
1点目、地域の人・モノ・環境の魅力を引き出して伝えていくシティプロモーションの推進や情報発信の工夫について、町としてどのように取組まれていく考えか伺います。
2点目、移住・定住希望者に対するワンストップの総合相談窓口の設置により、よりきめ細やかな対応が可能と考えるが、町としてどのように取組まれていく考えか伺います。
3点目、移住希望者への支援メニューの創設や、定住促進に向けたさまざまなメニューの充実、情報発信など、町としてどのように取組んでいく考えか伺います。
以上、1回目の質問とします。
○議長(広瀬重雄) 渡辺洋一郎議員の質問に答弁を求めます。
宮西町長。
○町長(宮西義憲) 渡辺洋一郎議員の御質問にお答えいたします。
移住・定住施策の取組みについての1点目、地域の人・もの・環境の魅力を引き出し、伝えていくシティプロモーションの推進や情報発信の工夫についてであります。
移住・定住を促進していくためには、芽室という町を知ってもらうことが第一であり、知って頂く情報は、観光交流と異なり、生活に密着したライフラインや行政サービス、仕事や生活環境など様々なものがあり、そのニーズは画一的なものではありません。その多様化の中で、実際に目で見て、肌で感じ、ある程度体験をした上で最終判断される場合が多いと考えております。
その最終判断に至るきっかけとして、御質問の情報発信手法の工夫が必要という考えは、私も同じであります。そのため、昨年度からシティプロモーションの概念の導入について、セミナー受講や先進地調査などの検討に入っているところであります。現在は、「町のPR=広報」という視点から検討に入っておりますが、移住・定住の取組みは全庁的かつ総合的なものでなければならず、今年度から策定作業に入る第5期芽室町総合計画の主要な課題に掲げ、今後の推進方策を検討してまいりたいと考えております。
次に、2点目の移住・定住者に対するワンストップの総合相談窓口の設置についてであります。
御質問のワンストップ窓口については、昨年度から検討に入っており、現在の課題として、1つに、ワンストップ窓口には、個別ニーズに対応できる専任職員の配置が必要であること、2つに、移住体験の条件づくりが必要であること、3つに、首都圏との安定的ネットワークづくりが必要であること、以上の3点があると考えております。
今後は、芽室町まち・ひと・しごと創生総合戦略推進の動向を見据えた、全庁的なコンセンサスを早期に確立することも念頭に、進めてまいりたいと考えております。
次に、3点目の移住希望者への支援メニューの創設や、定住促進に向けた様々なメニューの充実、情報発信への取組みについてであります。
本町では、人口減少局面に入った平成26年度から、緑町公営住宅跡地の宅地化に合わせ、新生活応援奨励制度を導入し、その後も奨励策の拡充を図ってきたところであります。また、平成27年9月に策定した芽室町まち・ひと・しごと創生総合戦略の定住促進プロジェクトを改めて申し上げますと、1つに、子育て世帯定住に対する新生活応援、2つに、空き家活用対策としてリフォーム費用の一部助成、3つに、中古住宅情報の提供、4つに、U・I・Jターン希望者に対する総合的な窓口の設置、5つに、若者定住に対する支援制度の検討を位置づけております。
今後も、これら施策を推進するものでありますが、推進のためには芽室町単独での取組みはもとより、平成28年1月に十勝管内全市町村、十勝圏複合事務組合、十勝町村会、ローカルワークコーディネーター、帯広公共職業安定所、北海道宅地建物取引業協会帯広支部、十勝総合振興局、金融機関が参画して設置した十勝管内移住・定住推進連絡会議において情報共有や意見交換を行い、関係者などとの連携による移住・定住対策に取組んでまいりたいと考えていることを申し上げ、お答えといたします。
○議長(広瀬重雄) 以下、質問を認めます。
渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) それでは、1点目から再質問をさせていただきます。
まず、その前に、今回なぜ移住・定住というテーマを取り上げたのかというふうに申し上げますと、私は以前、札幌に長く住んでいましたけれども、上富良野町に移住し、その後、東川町に移住し、2014年に芽室町に移住してきた経過があります。芽室町に住んで間もなく3年になりますけれども、芽室町は帯広市に隣接しているため、いろいろな面で便利さを感じられますし、市街地を離れると、日高山脈をバックにした雄大な農村風景が広がっているという、適度な町と田舎の特性を併せ持っているすばらしい町だと思っています。
一方で、その芽室町のすばらしい魅力を外部にどう伝えていくのか、伝え方をもっと工夫することで、芽室に住みたいと思う方が増えるかもしれませんし、今、芽室に住んでいる人自身が自分の町の魅力を再発見できるのではないかとも感じています。今回、私自身、移住者としての視点も含めて質問させていただきたいと思います。
それでは、まず1点目からですけれども、移住・定住の促進は、人口減少をいかに軽減させるかにもつながるというふうに思いますので伺います。芽室町は、昨年4月に1万9,000人を割り込み、今年の5月31日現在で、人口が1万8,790人と、この1年だけを見ても200人以上の減少が見られています。今後の人口推計について、町長は現時点でどのように捉えられているのかについて、まずお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 人口推移の問題はちょっと通告がなかったものですから、資料は持ってきていないんですけれども、ただ、私どもも芽室町の人口を第5期総合計画に向けて、今は第4期でありますが、第4期総合計画から第5期総合計画につなぐ中でどのような推移にあるかということについては、これは私たちも人口は、もう増加していく、そういう背景はないという、そういう認識を持ってございまして、第4期総合計画の目標年次、そしてそれ以降第5期に入っていく、このときにまち・ひと・しごと創生総合戦略の策定を行いましたけれども、その中でも人口というのは減っていくだろうという前提で考えておりますので、どういうふうに認識しているかということになりますと、そのスピード感の違い、想定した以上のスピード感ではありますけれども、一応減少していくという認識は持ってございましたので、それほどびっくりしているという状況ではございません。ただ、これらの問題に基づいて、産業・経済にも影響を与えてきますから、それらの動向をどう考えていくかということにつきましては、次期の総合計画の中で明確にしていかなければいけない大きな大きな課題と、このような認識を持ってございました。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 今の人口の推計の考え方については理解いたしました。
次に、シティプロモーションについてお伺いいたします。
シティプロモーションの目的には、主に地域イメージの向上と、交流人口の増加、定住人口の増加、この3点が挙げられると思いますけれども、まず地域イメージの向上という点についてお伺いいたします。
芽室町の魅力はたくさんありますけれども、その中でも認知度、知名度をアップさせるために、芽室町はこういう町ですというメーンとなるものが必要だというふうに思います。私が住んでいた上富良野町は、「四季彩のまち かみふらの」と、東川町は、「写真の町 東川町」というふうに前面に押し出しをしています。町長御自身は、芽室町は何の町だというふうに考えているのかについてお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) これは、私自身が考えているということもそうでありますけれども、町民の皆さんの総意で策定している第4期芽室町総合計画がそうでありますように、将来像の書き出しが「みどりの中で」という言葉になっています。あの「みどり」という言葉が何を意味しているかと言いますと、大自然であり、基幹産業の農業をイメージしていると、こういうことで私どもは受けとめております。私どもはまさしく「農業のまち 芽室町」と、このように捉えているところであります。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) まさに農業が基幹産業ですので、「農業のまち」というのは本当にそのままだなというふうに思います。
町長が、町のトップがどう捉えているのかという、戦略がはっきりしていれば、例えば外部からの電話を受けるときに、「農業のまち、芽室町です」というふうに出るだけで、既に1人に対して芽室町はどういう町なんだということがPRできるというふうに思いますけれども、そういったことはすぐにできるような感じもしますけれども、町長のお考えをお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 役所に電話をしてくるときの用件というのはいろいろありますよね。特に、私たち対外的に、特に道外から受ける電話ですとか、いろいろ対外者から受けるような電話のときには、芽室町の特徴は、あるいは個性はという中ではそういう言葉を使うときもありますけれども、必ずしも全ての電話に対して、「はい、農業のまち、芽室町でございます」という、そういう出方はまだしていないんです。ただ、やはり電話をくださる方の立ち位置、あるいはその目的、それに応じては、「農業が基幹産業のまち、芽室なんですよ」というような言い方はよくさせていただくということはあります。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) シティプロモーションは町の魅力を伝えるということですので、電話をかけてくる方1人に対して、もう既にその時点で、こちらからアピールしなくても、その言葉だけでアピールできるというメリットがあるというふうに思いますので、そういった点も含めて、今後研究していただきたいなというふうに思います。
それで、以前作られたパンフレットの中に、「なにもないけどなにかある」というようなパンフレットがありましたけれども、これからは、その「なにか」というのをしっかりと外部の方に伝えていく工夫が必要だというふうに思います。町としてのイメージ戦略ですので、先ほど町長の方からは「農業のまち」というお言葉ありましたけれども、町民の御意見も、これから総合計画を策定していく中で、またこれから十分に町民参加を踏まえて決めていかれるとよいのかなというふうに思いますけれども、町長のお考えをお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) シティプロモーションの概念というのは本当に広いですよね。ですから、例えばそのシティプロモーションを語るときに、あるいは研修するときに、あるいは検討するときに、これをこうですという定義というのは、実は幅が広くて、何にでも当てはまると、ある意味ではそう言ってもいいぐらい使えるものだというふうに私たちも思っています。ただ、私たち行政が使うときには、やっぱりその行政が使うときの目的、意識、つまり合目性というものを明確にしながら使っていくという必要はあると思っています。そういう意味では、先ほどもありました、まず前段であった「農業のまち、芽室です」という電話の出方ですね、これも私は決して否定するわけではありませんので、これらも、どういう、これからの芽室の町をアピールしていく中ではどんなプロモーションが必要なのかということでは、やっぱりお互いに話し合っていく大きな課題の一つであろうと思っています。
それから、後段で質問がありましたこれからの総合計画のあり方でありますけれども、御指摘のとおり、総合計画というのは、当然策定責任者は自治体の首長がその責任を担うことになりますけれども、当然これは住民の皆さんのニーズに合わなければいけないわけでありまして、それと地域社会の現実に合っていかなければいけない、そこに存在する課題を解決するものでなければいけない、こういう大きな流れを考えていきますと、当然住民の皆さんとの意見交換をベースにして策定していく。これは手法としては正しい手法であると。そして、私たちもその手法は第5期でも導入していこうと、こんな思いに立っているところであります。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 分かりました。
今、多くの自治体で、ホームページで移住の特設ページを作ったりですとか、あるいはPR動画を作成したりということで、それぞれの自治体で取組みが進められています。芽室町の取組みは、今現時点で町長はどのように評価されているのか、お伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) ホームページに対する評価なのか、ホームページの中にある移住・定住に対する評価なのかという、ちょっと私も十分聞き取れなかったのでありますけれども、ホームページそのものについては、あるいはその中にある移住・定住のページ内容にとっても、やはり私たちは自治体がホームページを活用するようになってからまだそんなに歴史的には長くないんです。それで、そういう意味では、私たちはこのIT社会に向けて、自治体が執り行うホームページのこの運用については、まだまだ創意工夫が必要であると、こう思っていまして、常に内容については変えていこうと、こんな認識も持ってございます。
なお、移住・定住だけに対して申し上げれば、芽室町移住・定住ガイドというものもアクセスしてプリントアウトできるような流れはとってございますので、今考えられる手法についてはやっているつもりでおりますが、それを私自身が評価するということになりますと、まだまだだというようなことは当然あるんだろうなと。したがって、先ほど冒頭にも申し上げたプロモーションの学習にも職員を派遣して、シティプロモーションというのは何なのだろうという学習もしているというのは、そういうことも役場を挙げてもっともっと水準を高めていかなければいけない、その変化に対応していかなければいけない、こういう認識を持ってございます。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 今、全国移住ナビですとか、北海道移住促進協議会のホームページなどがありまして、いろいろな自治体を項目別で検索できて、非常に便利なサイトがあります。移住を希望している方は何から情報を得るかといえば、今はまずインターネットからの情報だというふうに思います。町のホームページはこれからもまだまだ改善の余地があるというふうに、町長今おっしゃいましたけれども、ほかの自治体と比べても、情報量が少し少ないかなというふうに私自身も思います。今後、移住・定住の施策が重要だという認識をお持ちでありますので、しかるべき時期に充実させていくということになるかなというふうに思いますけれども、そういった認識でよろしいのかどうかについてお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 先ほどもお答えしたとおり、インターネット情報は、私たちも今どんどん更新しているんです。つまり、改善していかなければ、今の時代の流れ、スピード感についていけないわけです。ですから、移住・定住のニーズについても、策定したときはこの情報でよかった。でも、それはもう1年ももたなくて、変えなければいけないというような現実がたくさん出てきます。ですから、そういうときにはやっぱりスピード感を持って、それに対応できるような見直しの体制づくりをどうするかと、こういうことで、今、シティプロモーションの問題なども、あるいはシティプロモーションの概念も導入していこうと、このように思っていますので、やっぱりこのホームページ、あるいはインターネット情報、発信していく情報については常に検証していかなければいけない、このように考えております。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 理解しました。
今、定住人口を増やすと同時に、交流人口をいかに増やすかというのが町の活性化のポイントになるというふうに思いますけれども、町の総合戦略の中の基本目標にも、「新たな人の流れをつくる取り組みを進めます」というふうにありますけれども、交流人口を増やすために町長は、具体的にと言ったら難しいかもしれませんけれども、どのように考えているのかについてお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 1つとしては、通常私たちが取り進めてきた定住・移住の問題の中で、当然移住も定住もそうでありますが、その前提として交流人口があるという発想は常に持ち合わせてきたつもりでいます。
それで、今、一番私たち芽室町が力を入れているのは、まち・ひと・しごと創生総合戦略の中でも明確にしておりますけれども、実は、この町は障がいがあってもみんなが等しく生きていける町なんだということを非常に大きく発信しているところであります。それで、今年の2月の段階でも、首都圏でその発信をしてくれというような内閣府からのお話もありまして、実はそこでも発信してきたわけでありますけれども、是非とも、芽室へ行って仕事も体験してみたい、あるいは芽室へ行っていろんなことを学んでみたいという方がいらしたら、大いに来てくださいという発信もしてきました。そういう意味では、ちょっと一般的な観光と違う趣旨での発信も今重ねてございまして、この平成29年度、今年度実施する日程調整なども今入っておりますけれども、今のところ、一番力を入れているのがそのことでありまして、これは、実は特別支援学校の修学旅行や何かにもつながる可能性が潜在的にはうかがえると、こんな動きもあります。実現するかどうかは分かりませんけれども、そういうような、芽室町が農業をベースにして障がいをお持ちの皆さんも頑張って働いておられる町、そこに行って体験してみたい、しかもそのアテンドは働いている皆さんが直接やってくださるというようなことを今発信していると、このように御理解をいただきたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 分かりました。
周辺の町村間で人口を取り合ってもしようがないわけですから、都市部でそういった、障がいをお持ちでも働いて住めるんだというようなところをアピールできるという、都市部で移住を希望している方へどのように魅力を発信するのかが重要だというふうに思います。
2点目に移って質問を続けたいと思いますけれども、定住施策というのは、今現在町が行っているあらゆる事業、特に生活に直結する事業そのものが定住促進につながっているというふうに思うわけですけれども、そういった各課にまたがっている各種制度ですとか事業を一元的に案内できる総合窓口の設置が、今後必要になってくるのではないかなというふうに思っています。
先ほど、1回目の御答弁では3つの課題があるということでしたけれども、この3つは解決できる課題というふうに捉えているのかどうかについて、まずお伺いします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) そのとおりであります。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 総合相談窓口の設置は、移住を考えている町外の方にとって分かりやすくすることが必要だというふうに思います。
町の総合戦略の中でも、住まい・仕事・生活など関係部門への紹介、つなぎを行う総合相談窓口を設置するというふうに記されていますけれども、全庁的な合意を早期に確立していくということで、先ほど1回目、御答弁がありました。具体的な時期について、現時点でどのように考えているのか、お伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 今、職員に関しては、その取組みに向けていろいろ学習をさせていまして、研修にも行かせています。ただ、そういう意味では新年度、その総合窓口みたいなものを明確に、今、一応総合的には企画財政課というところが、企画調整係がやっていますけれども、やっぱり看板を明確に掲げるぐらいのやり方はやっていきたいと思っています。
ただ、最初、この問題についてはいろんな難しさがありますから、最初から100%ニーズに応えられるか、100%機能を発揮できるかということではなくて、来られる皆さんの相談内容によってどんどんこちらも学習を重ねていくと。そして、相談に来る内容がどれだけ多様性のあるものかだとか、そういうことも検証しながら、それに向けた取組みを展開していきたいと思いますし、庁内、役場庁舎の中における連携も確立していきたいと、こう思っていますので、最初から100%にはならないかもしれませんけれども、何とか新年度を目指して立ち上がるような、そんなスケジュールで、今研修に当たっているところであります。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 理解いたしました。
先ほど、1回目の御答弁で3つの課題の中で、専任職員の配置が必要だということでしたけれども、それも一つの方法だと思いますけれども、逆に相談者が一つの窓口に来て、個別のニーズに合わせて担当課の職員がその場に入れかわり立ちかわり来るというのもワンストップの方法だというふうに思いますので、できることから取組んでいただきたいなというふうに思います。
それでは、3点目に移って質問を続けます。
移住希望者への支援メニューの創設についてですけれども、先ほども課題の中で、移住体験の条件づくりが必要というような課題があったかと思いました。移住希望者がお試しで生活体験できるような仕組み、多くの自治体でも実施していますけれども、芽室町でも空き家などを活用して取入れられるのではないかというふうに思いますけれども、町のお考えをお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 確かにこのお試し体験という表現がございました。このお試し体験については、今、その制度を利用する方々のいろんな動きもございまして、必ずしもそれが適正かどうかということについてはいろいろ課題も、当然出てくるわけであります。それで、私たちはやっぱりお試し体験、事前に芽室町というところに少し滞在する中で体験していただくことは大切だと思っています。それで、芽室町を体験して、肌で感じて理解していただくというためには、やっぱりそういうことが必要なわけでありますけれども、それを行政が徹底してやっていくのか、地域社会とタイアップしてやっていくのかと、ここもあると思います。地域社会というのは、当然芽室の町民の皆さんが主役になっていくわけでありますけれども、今、ちょっとトライしていますのは、ある地域社会で、できればそういう移住体験をしたいという人たちの住宅がないということで、公的な建物を提供いたしまして、そこで地域の皆さんといかにコミュニケーションできるかというような方々で移住を体験したい方がいらしたら体験していただくと。つまり、私はやっぱり移住、あるいは定住については、来た地域社会にどれだけ溶け込んでくださるかと、これはやっぱり大きな意味合いがあると思うんです。そういうことが前提になれば、やっぱり地域社会、役場の職員ももちろん大切な要素になってまいりますけれども、地域社会の皆様方がどこまでそういう希望者に対応していくのかということが、これもまた非常に大きな要素だと思っています。したがって、その辺が上手にできればということで、今、そういう意味でトライしていますので、これからその辺がうまくいけばさらに拡大できるようなことも考えていきたいなと、このように思っております。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 分かりました。
行政が全てやるということではなくて、民間とのタイアップでしたり、モデル地区を作って取組んでいくということも必要だというふうに思います。
先ほど、障がいのある方も芽室町に少し滞在してみて、実際に住んでみてどうなのかですとか、働くだけではなくて、住まいの方がどうしても重要になってきますので、そういった点も踏まえてモデル地区を何地区か、町の中にもできるのであれば作った方がいいというふうに思いますけれども、モデル地区は今後増やしていく考えがあるのかどうか、その辺についてお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) この問題についても、いろいろと関係者の意見交換はしてございます。まだ公表できる段階にはありませんが、ただ基本的な考え方としては、例えばお体に障がいをお持ちであっても、あるいはちょっと特別支援の必要な人たちであっても、私たちは今、そういう人たちの施設ということで、建物を別に考えて建てていくという考え方は余り持ってございません。普通の住宅に、できればそういう人たちが共同生活できるようなシェアハウスのような、そんな方法を導入して、普通の住宅に普通に入って生活するような、そういうことができないかということを前提に考えてございまして、困難な課題もたくさんありますけれども、何とかそういう方向で実現できないかなということを、今検討しているところであります。
ただ、おっしゃるとおり、モデル事業ということも、当然これを実現していくためには必要なことでありますから、そういう意味では、モデル事業も別の、何か障がい者の皆さんが入る建物という、そうではなくて、モデル事業にあっても、そうやって地域社会にしっかり溶け込んだ施設を生活の場として確保していくような、そんな視点で今話し合いをしているところ、そういう状況であるということを御理解いただきたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 分かりました。
さまざまな自治体で取組んでいますので、そういったことも参考にしながら、芽室町に合った方法が何なのかということも研究していただいて、進めていただきたいなというふうに思います。
次のメニューの方に移りますけれども、私が住んでいた東川町では、新規の起業者に対して助成制度として、1事業者100万円を上限に3分の1を補助するという制度を平成15年から継続していまして、これまでに100件近い実績を上げています。特に若い方が空き店舗を利用してカフェなどをオープンさせて、今はもう空き店舗がないぐらいに埋まっています。私の知り合いも数人に今回聞いてきましたけれども、助成制度があったから起業を決めたという方がほとんどでした。芽室町でも商店街の活性化と併せて、空き店舗などを利用した新規起業者への支援なども十分可能性はあると思いますけれども、先ほどの若者定住に対する支援につながるという項目もありますので、その辺についてのお考えをお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) これは非常に大切な視点だと思っています。私たちも、今、市街地の問題について、芽室の市街地もそうでありますけれども、どの自治体にあっても、中心市街地の活性化の問題というのは、ハードもソフトも繰り返し整備していきながら、完成したときには上手に、うまく解決できたねと思っても、二、三年たつとまた時代の流れとともに変わっていくという、こういう要素がたくさんあります。芽室町も同じであります。
私たちも、実は今御指摘のあったような、起業家への助成制度というのは町で持っていた時代もございました。ただ、これも必ずしもうまく成功できなかった。そういう反省も踏まえて、今、私たちは商工業者の関係者、それから商工会にももちろん入っていただいていますけれども、それから行政がこれをやろうということで、やることを目的にするよりも、この町の商業地域、あるいは中心市街地に何が欠けているんだろうと、先進事例としてどんな事例があるんだろうということを一緒に学習しようというところからもう一度スタートし直しました。
今年度、そういう意味では、正式な名前は「まちなか再生会議」と、このような名前をつけて、実は機能してございます。私は、できるだけ先進地の視察なんかもそうでありますけれども、視察に行ったから直ちにそれを実行すればいいということではなくて、視察に行って、なぜあの先進事例は成功したんだろうだとか、なぜあの先進事例にはこういう課題解決策が浮かんできたんだろうという、その背景をお互いに帰ってきてから話し合うような、あるいは探り合うような、そして一人一人が自分の認識をぶつけ合うような、そういう学習を繰り返さないとなかなか難しいと思うんです。
それと並行して、今、渡辺議員御指摘のような、例えば起業家への支援ですとか、そういう発想が出てこないと、起業家の支援先にありきではなくて、ちょっとしっかりと芽室町らしい、この芽室町の特性に根づいたやり方を、できればそこで選び出していきたいなと、こんなふうに考えてございまして、今、そういう意味での新たな検討に入っていると、このように御理解をいただきたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 理解しました。
商店街の活性化も併せて、そういった若者が移住を考えられるような、芽室に合った方法をこれからも是非検討していただきたいなというふうに思います。
それで、ほかのメニューですけれども、例えば、芽室はカシワの木があれですので、カシワの木を使って、生まれてくる赤ちゃんへ記念品を贈るですとか、転入者へプレゼントを贈るですとか、いろんなメニューの創設が考えられるというふうに思います。そういったメニューを組み合わせながら、移住を希望している方は、この町は力を入れているなということですとか、この町に住んでみたいなというふうに思うわけですから、いろんなメニューを組み合わせていくことが必要だというふうに思います。
是非、次期総合計画策定に向けても、町民の皆さんが参加して、いろんなアイデア、意見なども聞きながら進めていっていただきたいなというふうに思いますけれども、町長のお考えをお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) これは、御指摘のとおりだと思います。そしてまた、今、複数のメニューを組み合わせてというお話でありましたけれども、これこそまさしくシティプロモーションという概念にも合致すると思うんです。そういう意味では、これから私たちもいろんな観点に立たなければいけないと思いますし、これは町民の皆さんの参加はもちろんでありますけれども、本当に各種団体、組織体の皆さん、あるいはまた議会の皆さんとも意見を交換させていただきながら、新しい町の将来像は、また作っていかなければいけないと、このように認識しております。概念がどんどん新しく変わっていきますから、やはり冒頭に御質問があったシティプロモーションの概念、これらを大切にしながら、その変わっていく時代にどう合わせた総合計画を作っていくか、この視点はまた大切な視点になると、このようにも認識しております。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 分かりました。
私が今回、質問に向けて調べたりですとか、住民の皆さんから意見をいただく中で感じたことは、今住んでいる住民の皆さんが芽室町を好きになって、住み続けたいと思えるかどうかではないかということです。そう思えれば、住民からの口コミで芽室の魅力が外部に伝わって、移住したいという希望者も増えるというふうに思います。
役場が1か所で発信するよりも、芽室の住民1万8,790人が発信する方がはるかに効果があるというふうに思いますので、そうさせるような仕掛けをするのが町の役割ではないかというふうに考えます。
平成28年度のまちづくりに関する住民意識調査ですけれども、「住み続けたいと思いますか」という設問に対して、「住み続けたい」と答えた方が67.4%、「分からない」と答えた方が25.6%、「住み続けたくない」が4.4%でした。
今、芽室町で行っているさまざまな事業は、移住・定住施策に少なからずつながっていると思いますし、そうした事業を充実させていくことですとか、町の魅力を発信していくことでますます魅力あるまちづくりができるのではないかというふうに考えますけれども、最後に町長の思いですとか、考えをお聞かせください。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 自治体に対する、あるいは行政に対する評価というのは、当然厳しい評価があって当たり前、ある意味ではそういうふうに言えると思います。アンケート調査も、実は全数調査ではありませんから、私たちはこの傾向というものをどうやって見ていくのか、そしてそれをどう分析していくのかと、これはやっぱり大切にしていかなければいけないと思っています。それで、毎年このアンケート調査を実施しております。
そのほかにも、私たちはいろんな機会を捉えて、いろんな人たちの意見をいただくんですが、今、私たちが常に言葉としてお聞きするのは、直接・間接を問わず、芽室町はやっぱり、子育てのしやすい町だよねと。だから、うちの嫁さんも実は住んだんだよという、そういうお言葉なんかもどんどんいただく機会もありまして、これも私たちには生の声として大変うれしい声であります。
ただ、私たちもまちづくりをやっているわけでありますから、そういう声の方ばかりでは決してありませんので、同じ要素も、見る人、お立場の違いがあったらそれが批判に見えるときもありますから、やっぱりそういうものは謙虚に受けとめていかなければいけないとも思っています。したがいまして、これからも機会を捉えて、移住・定住の問題のみならず、この町の本当にシティプロモーションをどういうふうに演出していくのかと、あるいはどういうふうに描いていくのかということについては、皆さん、お一人でも多くの御意見をお聞きしながら、その中から取捨選択して絵を描いていくと、こういうことが大切なことだというふうに認識をいたしております。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 分かりました。
今回の質問では、シティプロモーションの導入ですとか、ワンストップ窓口の検討を行っていること、あるいは十勝管内、自治体ですとか、各関係機関とも今後情報共有、連携しながら移住・定住対策を進めていく考えであることが確認できましたので、引き続き今後の取組み経過を見ながら、改めて質問させていただきたいと思います。
以上で質問を終わります。
○議長(広瀬重雄) 以上で渡辺洋一郎議員の質問を終わります。