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次に、寺町平一議員の質問を許します。
  寺町議員。
○6番(寺町平一) 今回は2つの項目について質問をいたします。
  質問項目1つ目、民生委員の活動範囲と空白地区の解消策についてお伺いいたします。
  我が国の民生委員制度は大正の中ごろからあり、平成29年、昨年ですが、創設100周年の節目を迎えたもので、長い歴史があります。民生委員は、社会奉仕の精神をもって、常に住民の立場に立って相談に応じ、及び必要な援助を行い、もって社会福祉の増進に努めるものとされています。また、民生委員は市町村の区域に置き、定数は厚生労働大臣の定める基準を参酌して都道府県条例で定めることになっており、北海道条例では、芽室町は49名の民生委員を置くことになっております。しかし、現状は地区選出が進まない空白の地区があります。
  2月中ごろ、私の地元の民生委員の方がみえて、1月末に他地区の住民から、ここ2日ぐらい食べるものがなく、腹ぺこでとてもつらいんだと電話がかかってきた。食べ物を持って訪問し、事情を訪ね、相談に乗ったと話を伺いました。その地区は民生委員がいなく、相談する先がなく、当地区の民生委員に電話が来たものと思われます。当地区の民生委員は役場保健福祉課に報告し、対応するようお願いしたということであります。
  当地区の民生委員の方は、生活困窮者の実情が見えづらい、だから身近に民生委員がいて対応する必要があると思っている。私は通常の範囲活動で正確な情報を収集し、行政につなぐ努力はしています。しかし、空白の地区の他の地区まで活動はとてもできないと話されていました。
  そこで、芽室町の民生委員の活動範囲及び定数について、どのように捉えているのかをお伺いいたします。
  また、民生委員の空白地区の住民の立場に立った相談を受け、必要な援助に向けた活動をもって社会福祉の増進に努める機能は保たれているのかをお伺いいたします。
  項目2つ目、任期満了に伴う宮西義憲町長の進退について伺います。
  宮西町長が町政執行責任者となり、3期目も残すところ3か月あまりとなり、本年7月には町長選挙を迎えることになります。
  町長は就任以来一貫して町民との対話を重視し、行政のトップとして活躍をいただいているところであります。この間、我が国の社会経済は一時的な政権交代、貿易自由化に向けた農業政策の変化、少子高齢化の一層の進展による人口構造の変化など、芽室町を取り巻く環境も大きく変化しているときであります。自治体行政は大きな転機を余儀なくされ、自治体の自己判断、自己責任による行政運営が強く求められているときであります。
  厳しい行財政のもとで、芽室町は自主自立の道を選び、歩み続けてきました。この苦難の道を、宮西町長は英知と行動力で町政のかじ取りをしっかりとしてやってくれています。その大きな指針が第4期芽室町総合計画であります。基本構想の将来像には、緑の中で子供に優しく、思いやりと活力に満ちた協働のまちを掲げ、着実に実践し、成果を上げているところでございます。
  具体的には、基幹産業である農業の振興と発展に向けた生産基盤の整備支援策、地域で支え合う福祉社会を目指して、高齢者福祉の充実と障がい者の自立支援、豊かな心を育む人づくりの推進では、学校教育の充実として少人数学級編制の実施と生涯学習の推進であります。特に、特別支援の必要な子供たちはもちろん、子育て支援事業を教育の領域に加えて一元化し、就労までつないだ子育てしやすいまち、誰でも働いて生きていけるまちは、全国の関係機関からも高い評価をされているものであります。
  また、町民が主役となった自治に基づくまちづくりのために、選挙公約に掲げたそよ風が行き交うまち、通称そよ風トークですが、これに町民との対話は高い評価と支持をいただいておりますし、私も同様に高く評価するものであります。
  さらに、緊急対策事業としては、一昨年の甚大な台風被害への迅速な対応により、復興・復旧がこんなにも早くなし遂げられたのは、関係省庁、道に働きかけた宮西町長の精力的な行動力と復旧に向けた熱意でなし遂げられたものであります。このことに関しても、多くの町民から、よくやってくれたとの感謝の言葉が寄せられております。
  行政運営に当たっては、この12年間は激動期と言っても過言ではありません。この激動期を宮西町長は、町民とともに芽室町の目指すべき方向性をしっかり捉え、誰もが芽室町で暮らしていたよかった、この町に住み続けたいとの思いを実現していただいております。だからこそ、今後も信頼の厚い宮西町政が継続され、健全な町政を期待する多くの町民の声を、これまでの3期12年の町政を総括しつつ、宮西町長、あなたはどのように受けとめ、どのように応えようとしておられるのか、現時点の思いについて伺います。
○議長(広瀬重雄) 寺町議員の質問に答弁を求めます。
  宮西町長。
○町長(宮西義憲) 寺町平一議員の御質問にお答えをいたします。
  1項目め、民生委員の活動範囲及び空白地区の解消と対応策についての、芽室町の民生委員の活動範囲及び定数をどう捉えているのかについてであります。
  本町における民生委員、児童委員の定数は、主任児童委員の3人を含め49人であります。活動地区は46地区に設定し、主任児童委員を除く46人の委員がそれぞれ1地区を担当しておりますが、現時点で、愛生町地区、本町、栄町、旭町地区、南が丘地区の3地区で欠員となっております。
  御質問の民生委員の活動範囲は、民生委員法第13条で、その市町村の区域内において、担当の区域または事項を定めて、その職務を行うと定められております。活動範囲は担当する区域と捉えております。
  また、委員の定数については、北海道民生委員定数条例により、主任児童委員を含め49人と定められております。この定数条例に基づき、平成25年度の一斉改選期に担当地区割の見直しを行い、地域性を加味しつつ、担当世帯数の隔たりを可能な限り平準化し、民生委員、児童委員一人一人の負担の軽減を図っているところであります。
  次に、空白地区の住民の相談に応じた援助や社会福祉の現況についてであります。
  空白地区の住民の相談に応じた援助につきましては、保健福祉課職員が高齢者、障がい者、成人の各分野別の訪問、相談業務を通じて、支援を必要とする方の情報収集に努めております。また、住民から直接相談があった場合は、相談内容に応じて、関係する課、係が各関係機関と連携し、適切な支援が行われるよう対応しているものであります。
  次に、空白地区の社会福祉の現況について申し上げますが、先ほど申し上げた相談対応を通じてその維持に努めておりますが、空白地区の支援を必要とする方が隣接地区の民生委員、児童委員に相談するケースも見受けられ、町としては十分に対応し切れていないと考えているとともに、改めて民生委員、児童委員の地域活動の重要性を感じているところであります。
  このことから、現在の空白地区解消に向け、民生委員児童委員協議会役員の協力を得て、該当地区の町内会長及び町内会役員へ選出依頼を今後も引き続き行い、空白地区の解消に向けて取組んでまいります。
  次に、2項目め、任期満了に伴う私の進退についてであります。
  御質問のとおり、早いもので今年7月には私の3期12年の任期が満了となります。私はこの12年間、町民の皆さんと行政の間で、人と人のつながりが基本となって、情報と情報が日常的に交流するそよ風が行き交うまちを掲げ、町民の皆さんと行政が課題やその解決策を共有する協働のまちづくりを進めてまいりました。
  御指摘がありました基幹産業、農業の振興を初め高齢化対策、そして少子化対策の子育てのしやすいまちや、誰でも働いて生きていけるまち、これは第4期芽室町総合計画の実現に向けた事業として、さらに、一昨年の台風被害からの復興・復旧は、町民皆さんの安全・安心、そして安定へ向けた緊急事業として全力を挙げて取り組んでまいりました。
  振り返ってまいりますと、国や道の行政機関はもとより、民間機関や企業等との連携やコラボレーションなど、多くの皆さんに支えられ、助けられた3期12年間だったことに感謝しながら、大きな達成感を胸にしているものでもあります。
  さて、その中で自分自身を顧みると、私は今健康ではありますが、この後、2年経過すると75歳となります。4年経過すると喜寿を迎えることにもなります。この現実を直視したとき、さらなる職務の遂行には年齢からくる不安というのを払拭できず、その気持ちで再スタートしても、もし健康を害するようなことがあったら、今日まで私を支えてくださった多くの皆様の期待を裏切ることとなり、私の大好きなこの町、芽室のまちづくりに大変な御迷惑をおかけすることにもなります。
  私はこの不安感を、2月8日に開催されました私の後援会の新春の集いの席上、正直に申し上げさせていただきました。その後、多くの方が私の自宅に来られたり、電話をくださったりいたしました。さらに、会議の席上、あるいは道路でお会いしたときなどにも多くの方にお声がけをいただき、御意見をいただきました。そのたびに、私は自分の気持ちを丁寧に説明をさせていただきました。あの日から今日まで、私はおおむね多数の皆さんから、決して積極的ではないかもしれませんけれども、御理解をいただいたと考えているところであります。
  したがいまして、2月8日に申し上げたとおり、年齢からくる不安を熟慮したとき、この町の将来にとりましても、今期をもって退任すべきが今私が選択すべき最良の道と決意しているところであります。
  以上申し上げて、お答えとさせていただきます。
○議長(広瀬重雄) 以下質問を認めます。
  寺町議員。
○6番(寺町平一) 民生委員の関係については了解しました。
  町長の進退について、再質問させていただきます。
  ただいま町長の考え方、気持ちを伺って、はい、そうだねと理解するのが正しいのか、理解せざるを得ないのか、はたまた理解しないほうがいいのか、私は迷っているところであります。
  先ほど質問の中で申し上げましたが、特別支援の必要な子供たちを含めた子育て支援事業は、就労までつないだ取組みは全国の関係機関からも高い評価をいただいていることは申し上げました。宮西町長が精力的に取組まれた結果であります。障がい者の雇用や訓練の場は町が直接行っているものではありませんが、地元の農業者、団体、企業などの協力があって成り立っているものであります。国とのつながり、地域とのつながり、実施事業者とのつながり、このネットワークが維持、継続されるのか。
  宮西町長は人と人とのつながりを大切にし、深く関わってきた事業でありますので、ここで身を引くこととなれば、このつながりが希薄になったり、継続が困難になったりしないか懸念するところであります。これらについて、町長の考えをお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 私も確かにおっしゃる気持ちも分かります。ただ、私は今回のこの仕事について申し上げれば、やはり芽室町のこの実績、大変国からも評価を受けていることは事実でありますし、関係機関の方、あるいは大学の関連する皆さんからも非常に評価を受けていることは十分承知いたしておりますし、その背景には、ただいま寺町議員御指摘のとおり、国や地域社会、あるいは協力していただいた事業体があったということは十分認識をいたしております。
  先般も、本当にやめるんですかと事業体のほうからちょっと連絡もありまして、私はこの議会で正式にこの表明が終わった後、事業体にも訪れ、説明を丁寧にさせていただくつもりではおります。それが一つであります。
  もう一つは、私は、この事業は国からも関係機関からも非常に評価をいただいていますから、誰が町長になろうとも、この芽室の町に資する大きな大きな事業であると認識していただければ、きっと継続していただけると強く信じているところでありますし、また、私自身もその思いを持って徹底して引き継ぎをさせていただく最大課題と、このようにも認識をいたしているところであります。
  行政は持続可能な行政でなければいけないということもありますので、その実現を私もこれから目指しながら、残る任期を全力を挙げて努めていきたいと、このように考えていることを申し上げ、お答えといたします。
○議長(広瀬重雄) 寺町議員。
○6番(寺町平一) 町長の気持ちは十分わかりました。
  この宮西町政の継続を望む声が大きいと僕は先ほど申し上げましたが、この路線を引き継いで町政運営を託する人物像を考えておられるのか、思いを伺いたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 非常に難しい御質問でありますけれども、私は、私の仕事を継承してほしいということよりも、芽室町の未来づくりを真剣に考えていただける方がぜひ担うべきものであると、こう考えてございます。それをまた選ばれるのは、これは私ではなくて町民の皆さんであると、このようにも認識しておりますので、人物像はどう思っているのかということでは私なりに感じるものはありますけれども、それを今この場でお答えするのは控えさせていただきたいと、このように考えております。
○議長(広瀬重雄) 寺町議員。
○6番(寺町平一) 以上で私の質問は終わらせていただきます。
○議長(広瀬重雄) 以上で寺町平一議員の質問を終わります。
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◎ 散 会 宣 告

○議長(広瀬重雄) 以上で、本日の会議に付された議件は全部終了しました。
本日はこれをもって散会します。
なお、3月定例会議の再開は、22日木曜日、午前9時30分ですので、御出席をお願いいたします。
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(午前11時55分  散 会)