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◎ 日程第3 陳情第8号「「いじめ防止対策推進法」の改正を求める意見書」の提出に関する陳情

○議長(広瀬重雄) 日程第3 陳情第8号「「いじめ防止対策推進法」の改正を求める意見書」の提出に関する陳情を議題といたします。
委員長の報告を求めます。
青木厚生文教常任委員長。
○厚生文教常任委員長(青木定之) 陳情第8号「「いじめ防止対策推進法」の改正を求める意見書」の提出に関する陳情の審査結果について報告いたします。
本陳情については、12月1日の本会議において当委員会に審査が付託され、6日、9日の2回にわたり委員会を開催し、6日の審査に当たっては、陳情の提出者である小林雅通氏を参考人として招致し、陳情の趣旨等の説明を受け、質疑を行う形で審査を行いました。
また、9日の審査に当たっては、本町の学校現場におけるいじめ防止対策の推進について、学校教育課の職員に説明員として出席いただき、資料をもとに説明を受け、質疑を行う形で審査を行いました。
御承知のように、平成23年10月に起きた大津市のいじめ自殺事件をきっかけに、平成25年9月にいじめ防止対策推進法が施行され、現在、同法附則にある施行後3年をめどに法改正を含めた必要な措置を講ずることについて、厚生労働省の審議会であるいじめ防止対策協議会において、いじめ防止対策推進法の施行状況の議論の取りまとめを作成しているところであります。
自由討議の後の討論においては、「陳情の願意は、いじめの原因は学校にあり、そのいじめを隠蔽、加担、放置した教職員、学校に処罰規定を新たに設けるよう法改正を求めるものです。陳情者からは、いじめをなくすために必要なことは、1つに、学校教師への責任と処罰、2つに、いじめを解決した教師への表彰制度、3つに、規律教育(ゼロトレランス)の3点の発言がありましたが、いじめというのは学校だけの問題ではなく、社会全体の問題だと考えます。一人の先生が悪いわけでも、一人のスーパー教師が解決するわけでもありません。法律や罰則、管理統制と厳罰化だけではいじめはなくなりませんし、教師を罰するという考え方は、いじめの責任を個人に帰することになります。
現在、教職員は授業以外の業務が多く、一つの事柄や一人の生徒にかける時間が取れない現状があります。もっと子供と向き合う時間が欲しいというのが多くの教職員の要望です。そうした現場の状況を変えていくことの方が必要なのではないかと考えます。また、家庭、学校、教職員、教育委員会、地域などが情報をしっかりと共有できるように、今の取組みを習熟させていくことの方が重要だと考えます。
陳情の記書きの内容については、既に地方公務員法に規定する懲戒処分の対象となっており、更なる処罰規定を設ける必要性はないと考えることから、陳情の願意は妥当ではないと考え不採択とすべき」という反対討論があり、また、「本町においても法律の内容を踏まえ、いじめ根絶に向けた取組みを学校、家庭、地域、関係機関が連携し、共通認識のもと一体となって推進すべく、芽室町いじめ防止基本方針を策定し取り組んでおります。また、平成18年3月に芽室町子どもの権利に関する条例を策定、家庭、学校、地域、企業、町などがそれぞれの役割を担い、互いに協力し、地域の子供は地域で育てることを基本に取組みを進めています。本年、いじめを含めた子供の権利を救済するための子どもの権利委員会の体制を整備し、関係機関及び関係団体の連携の強化に努めております。
いじめ問題は、学校も含めた社会全体に関する課題であります。特に学校現場は教職員の多忙化という現実があり、子供たちと向き合う時間が持てないのも事実です。そのような状況でも、子供の願いや希望を聞き、安心して生活できる学校づくりに懸命に取り組んでいるのも事実です。
陳情にもありますが、いじめを解決するにはまさに教職員の情熱が不可欠であることは言うまでもありません。教職員は地方公務員法及び教育公務員特例法のもとでの身分を有しており、任免、給与、分限、懲戒、服務及び研修等について規定されております。よって、いじめ防止対策推進法に新たに処罰規定を設ける必要はない」との反対討論があり、採決を行った結果、全会一致で不採択とすべきものと決定したものであります。
以上、厚生文教常任委員会の陳情審査報告といたします。
○議長(広瀬重雄) これから質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
○議長(広瀬重雄) ないものと認め、質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
○議長(広瀬重雄) ないものと認め、討論を終わります。
これから、陳情第8号について採決します。
本陳情の厚生文教常任委員長の審査報告は不採択とすべきものとなっておりますが、採決については原案の可否を諮るものであります。
それでは、本陳情を原案のとおり採択することに賛成議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(広瀬重雄) 起立なしと認めます。
したがって、本陳情は不採択と決定いたしました。
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