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◎ 日程第3 請願第1号「市街地西地区の台風10号に係る支援策等の見直しについて」の請願

○議長(広瀬重雄) 日程第3 請願第1号「市街地西地区の台風10号に係る支援策等の見直しについて」の請願を議題といたします。
委員長の報告を求めます。
梅津総務経済常任委員長。
○総務経済常任委員長(梅津伸子) 請願第1号「市街地西地区の台風10号に係る支援策等の見直しについて」の請願の審査結果について御報告いたします。
本請願については、10月31日の本会議において当委員会に審査が付託され、11月14日、18日の2回にわたり委員会を開催し、審査に当たっては、担当の総務課長、総務課参事及び関係職員に説明員として出席いただき、請願に記載されている見舞金、義援金の支給対象世帯等の町の考え方等について説明を受け、質疑を行い、また、請願の提出者2人と請願の紹介議員についても参考人としてお呼びし、請願の詳細な願意や請願を提出するに至った実態等について質疑を行う形で審査を行いました。
御承知のように、8月30日からの台風10号による本町の被害は、9月21日現在、家屋の全壊1棟、半壊2棟、床上浸水37棟、床下浸水55棟となっているほか、道道、町道の損壊や橋梁の崩落等による通行止箇所が12か所となっています。さらに、公共施設等においても、国民宿舎や公営住宅、社会体育施設等が浸水等の被害を受けています。
また、日本の食糧基地と自他ともに認める本町農業は、本格的な収穫期を迎えた中で、畑の洗掘、流出、冠水、滞水による被害や、停電、断水による酪農家における搾乳被害のほか、国産スイートコーン缶詰生産のシェア75%を占める日本罐詰株式会社十勝工場のほか、多くの地元企業、工場が浸水により操業停止するなど、影響は多岐に及んでおり、被害は甚大なものとなっています。本町におけるこのような大きな被災は、開拓以降の歴史の中でも未曾有の出来事であります。
意見交換の後の討論においては、「台風10号の被害状況に鑑み、町は平成28年9月に災害見舞金支給規則を改正した。改正点は、見舞金の金額が従来よりも大幅に引き上げられたこと、これまで対象になっていなかった床下浸水についても対象にしたことの2点である。金額が引き上げられたとはいえ、見舞金は生活再建につながる十分な金額とはなっていないこと、災害により生活に欠かせない車両や家財道具、お金に換算できない財産などを喪失してしまった町民の方々のやりきれない思いには深く共感する。
一方で、見舞金は町民の税金によって支出されており、一定の根拠や明確な基準に基づいて支出しなければならず、基準に沿わない対象に支出することはできないという縛りがある。見舞金は町独自の対応であり、その原資が税金であることを考えると、分配の基準は公平かつ普遍的でなければならない。
請願は、車両を対象にしてほしいとの要望であるが、車両以外の財産や、車両保険に加入して補償を受けている人の公平性を確保することや、車両の被害の判定も明確にできる基準から金額を算定することは極めて困難であり、改正された見舞金支給規則の基準は明確であり、住宅の床上、床下浸水への見舞金の支給は妥当であると考える。
義援金は、芽室町災害義援金配分委員会によって審査され、配分が行われている。義援金は全国各地から今回の災害に対して御支援いただいたものであり、見舞金と同じく一定の基準をもって配分する必要がある。本町においては、義援金は災害見舞金支給規則に基づいて配分されている。
請願では、被害を受けた車両を義援金の対象にしてほしいとのことであるが、さきに見舞金で述べた理由から、現在の義援金の配分基準、対象は妥当である。
また、公営住宅において床下浸水された方も見舞金、義援金の対象にすべきについてである。
町は、床下浸水した西町団地の12世帯全ての床下修繕を行うため、現在対応に当たっている。修繕等に要する費用及び移転に係る費用、修繕期間の家賃などは全て町が支出することになっている。そのため、公営住宅の床下浸水の被害に遭った方への見舞金、義援金は除外されている。町が全て補償をしているにもかかわらず、更に支出することになれば、他の被災者と整合性がとれない。よって、この対応は妥当であることから請願の願意は妥当ではない。」という反対討論。
また、「今回の請願の趣旨は、見舞金、義援金の額に、車両被害者の方だけ高額なので少し上乗せしてほしい。また、公営住宅で床下浸水の被害に遭われた方にも見舞金、義援金を出してほしいというものであるが、公平性について何点か疑問が残る。
公営住宅については、持ち家の方との公平性の観点から、願意は妥当とは言えないことと、車両については、車両以外にも高額な家庭用品等の被害に遭われた方との整合性がつかないこと。また、自主的に車を移動された方や、多額の保険に加入されている方との公平性がとれないこと、さらに車両の被害程度を判定することが困難であることなどが言える。
被害に遭われた方の中には、すぐには買うことができない等の悲痛な声もあり、不条理とも思えるが、被災者の方全体の公正・公平性から見て、請願の趣旨は妥当ではないと言わざるを得ず、不採択とすべき。」との反対討論があり、採決を行った結果、全会一致で不採択とすべきものと決定したものであります。
以上、総務経済常任委員会の請願審査報告といたします。
○議長(広瀬重雄) これから質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
○議長(広瀬重雄) ないものと認め、質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 1番、渡辺です。
請願第1号「市街地西地区の台風10号に係る支援策等の見直しについて」の請願について、賛成の立場で討論を行います。
8月30日の台風被害は甚大で、浸水被害の多かった西地区では少しずつ復興が進んではいますが、ちょうど3か月がたった今現在も、いまだ以前の日常生活に戻っているとは言い難い状況が続いています。
私自身、西地区を全戸訪問して、住民の皆さんから話を聞く中では、避難指示が出て避難しようと玄関をあけたときには、既に水が川のように流れていたという証言を何人もの方から聞いています。多くの車両が浸水被害を受け、住民の暮らしに大きな支障を来しているのは紛れもない事実であります。情報が遅い、早いというのは人それぞれの捉え方によって異なります。情報伝達のあり方については、今後検証などを通じて明らかにしていく課題だと考えています。
これからも西地区で、西地域で安心して暮らしていけるようにしてほしい、生活再建のためにあらゆる手を尽くしてほしいというのが今回の請願の本当の意味での願意だと思います。西地域の方だけではなく、災害に遭われた住民の皆さんがこれからも安心して芽室町で生活できるように、生活再建のためのあらゆる方法を検討していくことが必要と考えます。
よって、願意そのものに対しては賛成できるものであると考え、賛成の討論といたします。
○議長(広瀬重雄) 反対の討論はありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
○議長(広瀬重雄) ほかにありませんか。
吉田議員。
○8番(吉田敏郎) 8番、吉田です。
賛成の立場で討論いたします。
災害の見舞金ですとか義援金の支給については、それは額についてはいろいろな考えがあると思います。しかし、今回の願意は妥当なのかという点で考えますと、委員長も先ほどおっしゃったように、大いに共感すべきところはあると。しかし、分配の基準ですとかの、その辺の適正かという観点から見ると反対せざるを得ないということなんですけれども、私の考えは、行政が行う福祉という、全てそうなんですけれども、いろいろな事情があって大変な方に手を差し伸べるのが、まさに行政の仕事ではないかと思っております。
ですから、今回は本当に困ってお願いしているわけですから、願意の点と、それから分配に車を加味してくださいという要望は、全くもっともなものだと考える立場から、賛成の立場で討論いたします。
以上です。
○議長(広瀬重雄) ほかに討論はありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
○議長(広瀬重雄) ないものと認め、討論を終わります。
これから、請願第1号について採決します。
本請願の総務経済常任委員長の審査報告は不採択とすべきものとなっておりますが、採決については原案の可否を諮るものであります。
これから行う採決については、請願の原案に対する可否を諮ります。
それでは、本請願を原案のとおり採択することに賛成議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(広瀬重雄) 起立少数と認めます。
したがって、本案は不採択と決定いたしました。
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