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◎ 日程第3 一般質問

○議長(広瀬重雄) 日程第3 一般質問を行います。
次に、早苗 豊議員の質問を許します。
早苗議員。
○4番(早苗 豊) 4番、早苗です。
それでは、私の一般質問をさせていただきます。
本日は2項目、2点の質問でございます。
まず最初に、高齢運転者による事故防止対策についてでございます。
本町では、安全・安心に暮らせる生活環境づくりを目指して、警察や交通安全推進委員会などによる交通安全指導と啓発事業を各年代層別に行っております。とりわけ高齢者を対象とする事故防止対策については、町内の老人クラブの協力をいただきながら実施している加齢に応じた事故防止対策の啓発活動は一定の効果を上げていると私も考えております。
全国的には高齢者運転者による事故率が高くなっており、その対策として免許証更新時の高齢者講習や運転免許証自主返納制度などを実施している自治体も増えております。本町のような公共交通機関が少ない町で暮らす町民にとって、自動車は生活の道具であり、不安を抱えながらも仕方なく運転されている高齢者がおられるのも事実です。私たちが地域で安全・安心に暮らせる環境づくりに向けて、高齢者運転者に対する具体的な事故防止対策を今後どのように展開していくのかを伺います。
次に、2項目めでございます。地域資源を活用した観光の振興についてです。
本町の観光振興は、地域資源を「農業」や「食」、「景観」などを生かして進めていくこととしており、施策に求められる成果としては、芽室町が道内・道外・海外に発信され、交流人口の増加で消費の拡大につながることとされております。
施策に係る取組みとして、芽室遺産の活用、体験・滞在型観光の研究開発を上げて事業実施をしておりますが、今後どのような体験・滞在型観光が事業実施できると考えているかをお伺いいたします。
以上、2項目を質問項目とさせていただきます。
○議長(広瀬重雄) 早苗議員の質問に答弁を求めます。
宮西町長。
○町長(宮西義憲) 早苗 豊議員の御質問にお答えいたします。
1項目め、高齢運転者による事故防止対策についてであります。
本町における高齢運転者への事故防止対策については、第4期芽室町総合計画に基づき、毎年、関係機関・団体と連携を図りながら、交通安全指導及び各啓発事業を推進しているところであります。
その具体的な取組みとしては、高齢者交通安全講習会や、冬道交通安全運転講習会などがあり、これらは、町・警察・自動車学校・交通安全推進委員会が連携して実施しているものであります。
また、これら事業は、各単位老人クラブでも、年間事業計画に位置づけするなど関心が高く、毎年多数の参加者があり、一定の成果につながっていると捉えております。これら高齢者の事故防止対策にあっては、今後も地道に継続していく考えであります。
なお、今後の継続した取組みにあっては、従来の取組みに加え、高齢ドライバーの推移と日常行動圏との関連、車両性能と高齢ドライバーの実態などを踏まえて、本町独自の公共交通網及び住民生活と個人行動のニーズを検証し、日常生活の利便性を維持しながらも、高齢者が交通事故の加害者にも被害者にもならない対策について、国や北海道、そして本町の地域公共交通活性化協議会などの関係機関とも連携強化し、その方策を見出していきたいと考えております。
次に、2項目め、地域資源を活用した観光の振興についてであります。
本町の観光行政は、第4期芽室町総合計画の後期実施計画で示したとおり、活力ある農業を核とした産業連携による取組み及び芽室遺産などの景観を生かした観光振興を進めているところであります。
具体的には、観光物産協会が道東自動車道「とかち平原サービスエリア」で芽室町の物産品を販売して行う誘客と啓発及び各種イベントでの物産販売から販路拡大につなげる取組みを初め、芽室遺産である新嵐山スカイパーク展望台からの個性的農村景観と、地元の新鮮で安全・安心な食をコラボレーションした「天空カフェ」など、本町の「農業」「食」「景観」を啓発するとともに、新嵐山スカイパークの利用促進を目指しているものであります。
御質問の今後における体験・滞在型観光でありますが、既存の観光資源に加え、これまで観光資源と気づかなかった地域資源に着目したニューツーリズムの観点から、本町の農村風景を含む「景観」と、大自然が生み出すおいしくて新鮮な「食」を、サイクルツーリズムでネットワーク化し、五感で体験する観光事業の発掘に取組むものであります。
現段階の計画としては、平成29年度から31年度まで3年間の事業とし、初年度は、そのためのサイクリングルートを確立し、町民による試走で改良を加えながら、本格的ルートに定着させたいと考えております。
また、その主なターゲット層を国内の女性とし、距離は短めに設定し、おしゃれ感覚で、気軽に安全に楽しめるルートを十勝管内関係機関とも協議し、作り上げたいと考えております。さらに、このルートを、サイクリングコースや道案内ルートを作成して共有するサービスの「ルートラボ」へ登録し、SNS等で発信することで、広く町の景観や食の認知度向上を図ることを目指すものであります。
滞在型観光については、現在、道外を含む特別支援学校などの修学旅行や関係団体の視察研修を受入れる「就労キャリア教育観光事業」を推進しております。この事業は、農業体験・農産物加工体験などを通して、町内事業所で働く障害者自身からアテンドを受け、働くことの本質に触れるプログラムを提供するとともに、国民宿舎新嵐山荘で、ホテル業務を体験しながら宿泊する取り組みを並行するところであります。
以上、お答えといたします。
○議長(広瀬重雄) 以下、質問を認めます。
早苗議員。
○4番(早苗 豊) それでは、1項目めの高齢者の運転の事故防止対策について質問をさせていただきます。
今、芽室町が行っている高齢運転者に対する事故防止策、これはいわゆる事故を起こさないように、事故を起こしてはいけませんよというような、いわゆる交通安全に対する啓発の活動が主体になっているかなというふうに思っておりますし、年齢を重ねられている方々にとっては、十分内容を熟知しながら運転をされているというふうに思っております。
実は、今回、この質問をするきっかけとなったのは、今年度、議会が町民との意見交換会を実施した中で、PTAの方々と意見交換会をさせていただいたときに受けた意見でございます。実は、そのPTAの方が、大変危険な思いをされたということで、今日の意見交換会ではぜひともこれだけは言っておきたいと言われたことでございます。具体的な危険に遭った内容はここでは申し上げませんけれども、その方がやはり夜間、普通に道路を走っていたときに、高齢の方が運転している車が突然目の前にあらわれてきた。ライトもつけずに、夜間、危うくその方と事故を起こしそうになったということであります。当事者の方はそれほど大変なことになったことに気づかなかったようだということがあったので、なおさらその方はこんなことがあっては困るなということがあって意見を述べられたと思うんですけれども、現行の事故対策として行われている、いわゆる免許の運転更新時期に行われている75歳以上の方々の特別講習だけでは、とてもじゃないけれども、足りないんじゃないですかという意見をいただきました。できれば毎年でもいいですから、同じような内容を芽室町独自でやってもらえないんでしょうかねと、そういう提案をされて、自分としてはその時、確かにそういうことができれば少しでも事故防止に役立つかなというふうに考えたわけなんですけれども、その後、よくよく考えてみると、運転されている方というのは、それぞれ安全運転に注意されて運転をされているわけです。これは高齢の方でなくても私たちもそうですし、また若い方もそうなんですけれども、事故を起こしたくて起こしているわけではない。でも、何となく事故を起こしそうになる。また、危険な目に、町民の方々を巻添えにするかもしれない。これは不可抗力でございます。
そんな中で、どうやったら事故を防げるんだろうかなというようなことを少し考えてみたわけなんですけれども、1つには、確かに、もう運転は危ないのでやめてしまおう、免許を返して運転しないで何とか過ごしていこうというふうに考えられる高齢者の方もいるかもしれません。実際に、私の母も、今年1月に、高齢者の免許更新時期が来まして、適性検査を受けなさいというはがきが来て、私に初めて相談しました。どうしたもんじゃろうねと。大きな事故を起こさないうちに免許を返して、それで何とか過ごしたほうがいいかねというので、自分も心配だったわけですから、当然、いや、それにこしたことはないという返事をしたんですが、その後、返ってきた返事が、車を返したら、今度はやっぱり自転車に乗らなければならないので、自転車は今一体幾らぐらいするんだねという話になって、反対に今まで自転車に乗ったことないのに今度は自転車に乗りたいと言い出したので、ますます危ないことになるのかなというふうに思った次第でもあります。これは笑い話でもないんですけれども、要はやっぱり運転をして移動したいというのが本当の気持ちなのかなと思います。
そこで、どうやったら少しでも安全に運転していただくことができるのかなというようなことを、もう少し掘り下げて町としても考えるべきではないのかなというふうに思うわけなんですけれども、その辺のことについて、町長、どのようにお考えになるか、少しお伺いしたいなと思います。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 高齢化社会という中で難しい問題、大きな問題だと思うんですね。その要因も、1つに絞り込むということはなかなかできないんだと思うんですが、ただ、現実に運転をどうしたら安全に運転できるかという問いでありますけれども、当然、安全に運転できるということは身体能力も含めて、本当に健康な水準でなければいけない。そこがまず1つありますよね。私は、ちょっと極端な言い方かもしれないんですが、そういうドライバーの皆さんの身体能力を含めた能力をいかに継続していくか、機能低下を防いでいくかということが1つと、判断能力も含めてです。もう一つは車両の性能です。車両の性能というものをこれからどうしていくのかという、この2つが相まっていかない限りは、どうやったら安全に運転できるのかという答えは、この2つの平行線にしかないのかなと思っているんですね。
ですから、もしそれがだめだったら、それに対してどう対応していくかという意味では、今の現状からいうと、そんな安全な、ドライバーがいなくても目的地に走っていけるような車というのはまだありませんから、そういう意味では、やっぱり返納みたいなことが出てこざるを得ない。そうすると、その皆さんの生活圏を、前段の渡辺議員の御質問にもお答えしましたけれども、そういう皆さんの生活を守っていくとしたら、代がえの交通機能を私たち公共としてどう維持していくのか、こんな観点しか、今のところはないのかと。そういう意味では非常に難しい問題だと、こう認識しております。
○議長(広瀬重雄) 早苗議員。
○4番(早苗 豊) 確かに非常に難しいことでありますし、運転する当事者の問題と、今、町長のおっしゃられたように車両の性能がどうなっていくのかということも考えなければいけないという話かと思います。今、実際、世の中に出てきている新しい車というのは、これまで非常に地球の環境に対して優しい車だということを売りにして車がつくられてきておりました。当然、CO2削減に貢献するような車については、税制面でも優遇されるような形で来たわけなんですけれども、ここ最近においては運転者の疲労軽減ですとか、運転者をサポートするシステムをたくさん搭載した車両が出てきているのかなというふうに思います。まだまだ町長おっしゃられるように無人で目的地までつけるような、そういう車両にはなっていないわけですけれども、これまでの世の中の技術革新を考えると、そう遠くない先にそういう車両が出てくるのではないかというふうに自分は考えるわけです。
そういう前段として、今、ついうっかり見過ごしても前方の車両に近づく前に車が自動的にとまってくれるですとか、ふらふらと横に移動しようとしたらきちっと警報音を鳴らして教えてくれる車ですとか、そういう車両が実際に今販売をされている状況であります。こういうのを実は、意識を持ってそういう車両があるんだということを探していかないとなかなか出てこないんですけれども、高齢者の方々というのは、余りそういう、何となく便利そうなんだけれども、ITだとか、そういうコンピューターがいっぱいついている車はどうも苦手だということで、さわりたがらないというような部分もあります。自分としては、そういうハードなもの、車にもう少し安全に運転できる装置があるんだ、そういう車が今出てきているんだということで、そういう車を選ぶのも1つの手ですよというような、そういう啓発活動もこれまでの交通安全に関するいろいろな事業と同時に、町はできないものかなというふうに考えるんですけれども、いかがなものでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 確かに、これからの社会を想定していくと、私たちもいろいろな要件というものを捉えていかなければならないとは思っていますが、御指摘のとおり今、危険を自ら感知して自動的に停止する車もかなり出てきていますよね。それも本当に、昔から研究していたという話も、私たちも余り記憶がなかったんですが、最近、一気にそういう車がどっと出てきて、各車両メーカーでもそれには取組んでいって、しかもバス、トラックの大型車にまでそれをみたいな、そんな研究も随時進んでいる、こういうことで私たちも捉えています。
それで、これを、例えば車両性能として、そういう車であるんだということを公共として周知できないかということでありますが、これはできないことは全くないと思います。ただ、気をつけなければいけないのは、ある特定のメーカーしかそれができないというようなものを、例えばそういう事例があった場合には、それをどう周知するのかということについては、何か芽室町がそこのメーカーにてこ入れしているのかみたいな、こういうイメージは払拭しなければなりませんけれども、その辺の工夫さえすれば周知できないことはないだろうと、このようには考えています。
○議長(広瀬重雄) 早苗議員。
○4番(早苗 豊) 今、町長も周知できないことはないということで、ぜひとも周知していただきたいというふうに思うところでございますけれども、同じように交通安全の事業として、例えば自動車学校等にも協力を得てやっていただいているということでございますけれども、今、町長がちょっと危惧された特定のメーカーですとか、そういうところだけに町が何かしているのではないかというふうに捉えられかねないようなことはできないということなんですけれども、例えばですけれども、芽室町には日野のテストコースがございます。日野自動車といえばトヨタ自動車と非常に近い関係があるということがあったりもします。町内にもそれぞれ自動車販売に関わる業界の方の団体もありますので、例えば高齢者の方に限ってということではないんですけれども、例えばそういう、こんな車がありますよ。試乗会のようなものを開いていただいて、そこに老人クラブ連合会等を通じてでもいいんですけれども、どうですか、参加しませんかというような、そういう呼びかけぐらいはできないものでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) これは、私も先ほど、全くできないのではなくて、やっぱりそういう配慮が必要だということを申し上げたので、例えばおっしゃるようなことはできます。それは当然、私たちも今まで、交通安全の、特に冬道のドライバーの皆さんですとか、今のブレーキングシステム、あれだってそんなに古い話ではないわけでして、あれができたころも、実は自動車学校などと一緒になって交通安全講習会なんかやりますよね。自動車学校などと協力しながら、それの実体験の講習会をやったり、そういうこともしてきた経過もありますので、そういう意味では、誰が主体者になるかというよりも、それで問題解決できることも出てきますし、誰が主体者になるかということにこだわらないで、やっぱり広く芽室町として、いかに町民の皆さんに安全・安心を身につけていただくかという、そういう観点に立てば、方法は、工夫さえすれば幾らでもあると、こういうふうには考えています。
○議長(広瀬重雄) 早苗議員。
○4番(早苗 豊) 工夫すればいかようにもできるというふうに町長もおっしゃっておられますので、今後の事故対策のための啓発活動の1つとして組入れていただければというふうに思います。
それから、実はこの事故防止対策について、今、私が言った視点としては、実際に運転される高齢者の方々のためにどうしたらいいのかなというような観点でお話をさせていただいたんですが、実は先ほど申したように、非常に危ない目に遭ったという一般の町民の方もいらっしゃるわけです。
そんな中で、国は制度として、いろいろと高齢者の方々が運転している中で、周りにいる方に対して、これは高齢者が運転している車なんですよということで、高齢者用のマークをなるべくつけなさいというようなことで周知しているわけですけれども、実際には75歳以上の方皆さんがそのマークをつけて運転しているかというと、芽室町でも全員ではないのかなというふうに思います。そういう意味でも、町としては高齢者運転者マーク、私は高齢者ですよというようなマークをやはりつけてほしい、これはあなたのためじゃなくて私たちのためなんだという、そういう意味合いを込めて、啓発をしていただけないかなというふうに思うわけなんですけれども、その点についてはどうですか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) おっしゃるとおりこれらの啓発について、当然、初心者の問題もありますよね。この問題については、当然、交通安全運動あるいは交通安全講習会だとか、そういう場を通して、これからも、今までもやってきましたし、これからも継続はしていきたいと思っています。
ただ、なかなかそれが、特に初心者の場合はまだつけてくださる方は、調べたことはないんですが、恐らく率としては高いとは思うんですが、なかなか御年輩の皆さんについては、ちょっとマークそのものもいろいろな経過がありましたよね。そういう中では工夫もされているわけでありますけれども、どのぐらいのパーセンテージがつけられているかどうかというのは、私たちもちょっと分かりませんけれども、これもやっぱり地道に啓発するものはしていかなければいけないと思っていますので、これからも交通安全の講習会などを通して、啓発行為は続けていきたいなと、このように考えております。
○議長(広瀬重雄) 早苗議員。
○4番(早苗 豊) ぜひとも啓発活動を続けてほしいということもありますし、実はどこでも買えるといいますか、ホームセンター等でも売っているものなんですけれども、このようなマーク、そんなに金額の張るものではないのかなというふうに思います。そういう意味では、例えば役場に来庁したときに、どこかその辺ですぐ購入できるですとか、例えば柏樹学園等で中央公民館等に来られる方々に、これをつけて今日運転してきましたかというような形で啓発して、いや、そんなもの持っていない、どこに行ったら買えるのか分からないと言われたら、ここで買えますよというような、そういうこともできるのかなというふうに思います。つけていない方に、ぜひともつけていただけるようにいろんな工夫をしていただければというふうに思います。
あと、高齢者の運転者等専用駐車場区間制度というのが国にはあります。実際、各都道府県にそういう区間を設けているところがあるわけで、十勝管内では帯広市の郵便局前にそういう区間が設けられています。この区間、なぜこういう区間が設けられているかというと、非常に運転に自信のない方々、高齢者の方ですけれども、そういう方々が車をとめて用事を足すために、安全に用事が足せるためにということで、そういう方々専用の駐車区間帯を設けて、これは申請書を持っていなくてはそこにとめられないというような、いろいろと面倒くさい制度なんですけれども、そういう考え方に基づくと、例えば公共の駐車場だけに限らないんですけれども、運転することに対してだんだん自信がなくなってこられる高齢の方々が、駐車場にとめるとき、どのような思いをしているかというと、非常に不安を感じているわけです。数字には出てこないんですけれども、そういう高齢者の方々の集まりのところで話を聞いたりすると、やはり駐車場で、実はちょっとこすってしまったんですとか、狭い駐車場の場所には行きたくないんだとか、そういう話を聞くわけです。
そうすると、芽室のいわゆる公共と言われる場の駐車場の駐車帯はどういうふうになっているのかなというふうに考えてみると、非常に区画線が狭いというようなことがあって、めむろーどにしかり、中央公民館前の駐車場もそうなんですけれども、一時よりは少し広くなったのかなというふうには思いますけれども、自分でも非常にとめづらいような、そういう駐車帯になっています。どうしても駐車台数を確保するためにはそうせざるを得ないというようなこともあるのかと思うんですが、障害者用のスペースとは別に、そういう高齢者の方が安心してとめやすい駐車帯を行政が率先して設けていく。これは広い駐車帯であったり、ワンウエーで出入りできるような駐車帯であったりとかあるかと思うんですけれども、そういう配慮をして、少しでも事故が起きづらいというような、そういう駐車帯を考えられないものかなというふうに自分は思ったりもしたんですけれども、そういうことは実現可能でしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) まず1つ、例えば高齢者専用駐車場を都市計画施設の整備ということで国や道の補助を受けてやりますよということになりますと、簡単にはいかないと思うんですね。ただ、今のように、要するに高齢者の専用駐車場の区間だという特定区間にするということになりますと、それはどうなるのかというのはまだ十分調べたことはございませんので、今ここで明確な答弁はできませんけれども、1つとしては、公民館の前の駐車場については広くしました。あれはやっぱり狭かったということで広く変えたんですけれども、さらに障害者用の駐車場という区間をとって、この駐車区間についてはさらに広くしまして、そして、障害者もお年寄りの方もみんなとめられますよと言っているんですが、例えば柏樹学園なんかのときにはそういう方がたくさんいらっしゃるものですから、なかなか御指摘のような声も消えないということです。
それで、実際に今後、補助事業や何かでこの特定の駐車場の適用ができるかどうかという問題も、よく調べさせていただいて、そして今後の問題については対応できるものはしていきたいなと思っています。ただ、どうしても公的な部分については、多数とめなければならないという1つの役割もありますので、それがバランスがとれるかどうか、十分検討させていただきたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 早苗議員。
○4番(早苗 豊) 公道におけるそういうスペースを作るということになると、いろいろと問題があるかというふうに思いますし、現実には難しいのかなというふうに思います。ただし、公共といいますか、駐車場の中でそういうスペースがあれば非常にありがたいというふうに思う方々は、実は高齢者の方々だけでなくて、自分たちもそうなのかなと思います。どのような駐車場も、おしり同士、くっつけてとめなければならないというような、そういうスペースの作り方、バックが苦手な方、自分も苦手なほうなんですけれども、そうやってとめなければならないというようなところではなくて、前から、車の頭からとめて、出るときはそのまま真っすぐ前に出られるような、そういう駐車帯が例えば少しでもあるだけでも、かなり事故防止には役立っていくのかなと思いますし、意識としてもその場所に行こうかなというふうに思ってもらえるのかなというふうに思いますので、できることならそういう配慮をした考え方を持っていただければというふうに思います。
特に今後、新しい庁舎を考える上では、自分としては今後の高齢化社会を見据えた中では、そういう配慮があってしかるべきだと思いますし、単に近くに駐車できる台数だけを考えるという視点と、もう一つの視点として、あってしかるべきというふうに考えておりますけれども、町長、どうでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) ただいまの問題については、これは十分対応可能だと思うんですね。さっきもちょっと言いましたけれども、公民館駐車場の中にもちょっと広くした、さらにその中にお体の不自由な方の駐車場、前にも議会でお話が出ましたけれども、お体が不自由な方ばかりでなくて、その駐車スペースは高齢者の皆さんも使えるんですよと、こういうふうにしているんですね。ただ、これがどこまで周知されているかということについては、これからもまだまだ周知していかなければいけないと思っています。
もちろんこれからの公共施設については、高齢化社会を迎えるわけでありますから、役場庁舎も含めて、当然、お体の不自由な方、そして高齢の方が対応できるような駐車場のスペースあるいは区画というものは、十分考えていかなければいけない。これは今後の実施設計の中でまたしっかり考えていかなければいけないと思っていますので、考え方としては、これはあってしかるべき考え方だと、このように認識をいたしております。
○議長(広瀬重雄) ここで13時30分まで昼食休憩といたします。
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午前11時57分  休 憩
午後 1時30分  再 開
                   ─────────────────
○議長(広瀬重雄) 休憩を取消し、会議を再開します。
午前中に引続き、早苗議員の質問を認めます。
早苗議員。
○4番(早苗 豊) それでは、昼食休憩を挟みましたので、再度質問を続けさせていただきます。
午前中、いろいろと高齢運転者による事故防止対策については町長とも議論をし、その中で、ある程度一定の考え方を聞いてきたかなというふうに思っております。最終的には、これからの高齢化社会に向けて、私たちも含めてですけれども、やはり長く自分たちのことは自分たちでできるような、そういう生きがいを持って暮らしていける、そういうまちづくりに資する交通安全対策になるようにということを念願するものであります。
続きまして、2項目めの質問に移らせていただきます。
芽室町の地域資源を活用した観光振興についてということでございます。これまでの芽室町の取組み、そして新たな資源を活用した取組みにつきましては、1回目のお答えで大変分かりやすく説明をしていただいたかなというふうに思います。その中で、恐らく私たちにとっては初めて耳にした言葉かなという部分がございました。そこには、これまで観光資源と気づかなかった地域資源に着目したニューツーリズムの観点というお話がございました。このニューツーリズムの観点からというところでございますけれども、もう少し町長のお考えといいますか、このニューツーリズムに対する考え方を御説明をしていただけないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) この概念については、環境庁あたりも少し前から取上げている概念でありますから、私自身の作り上げたものではないわけでありますけれども、ただ、私たちも今までこれが観光資源だというふうに捉えていたものが、もうそうではなくて、例えば最近であればグリーンツーリズムなんかもありますけれども、例えばエコツーリズムだとか、ヘルスツーリズム、ああ、これも観光になるんだみたいなことが結構出ていますし、それが地域、地域における個性と上手に結びつきまして、そして、それが非常に盛んになっていっているというようなことが言われます。
つまり、今までのように物見遊山的なものを観光資源と捉えるのではなくて、言うならばテーマを設定し、そのテーマに基づいて行動していくと、こういうような概念かと思いますけれども、そういう意味では国内旅行などもそうでありますけれども、旅行に対する概念がどんどん集団において、たくさんの人が一緒になって何かを見に行くものじゃなくて、やっぱり個々の価値観に基づいて行動するような旅行パターンに変わってきている。それに応ずるような新しい価値観ということで私たちは認識してございまして、そういう意味では今まで余り気にもしていなかった、例えば芽室で言えば、道路沿いの馬鈴薯の花の開花時期になったら、それを写真に撮りにくる人たちが集ってくる。今まで我々の概念には、そういうものが観光資源になるとは余り考えていなかったわけでありますが、そういうようなものを新しい価値観として捉えていくのであれば、町もそれらに応えるようなことにチャレンジしてみたい、こういう観点からということで御理解をいただきたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 早苗議員。
○4番(早苗 豊) ありがとうございます。まさしく新しい観光資源のあり方、捉え方という点ではそのとおりだと思います。ニューツーリズムという言葉が、平成20年ごろから使われ出した言葉かなというふうには記憶しておりますけれども、そんな中で対極にあったのが、やはりマスツーリズムだったということだと思います。これは今、町長がおっしゃられたように大勢の団体の観光客がどっと来て、どっと帰る、これは物見遊山的な、そういう観光をされている方が多かったということですし、そういう方々をターゲットにどうしたらいいのかというような考え方で観光資源ということを考えているかなと思います。
同時に、いわゆるこの資源のあり方をどうするかという考え方としては、今までは送り出す側から見た観光という概念だったのかなと思いますけれども、これからの観光というものは、どちらかというと受け入れる側、着地側、来ていただくほうがどういう概念を持って、何をプログラム化していくかというのが非常に大切になってくるのかなというふうに思います。折しも、観光を通じた交流人口の増加をいろんな市町村、自治体が競い合うようにいろんな仕掛けをしてきている時代であるというふうに自分は認識しておりますし、これは町のほうも同じような認識の中で、いかに芽室町としての交流人口を増やせるかというところに着目しながら、この観光振興を図っていくということになっているかなというふうに思います。
そんな中で、やはり芽室町が考えなければならないというのは、来ていただく方々にどう体験する場を設けられるのか、そして、どうやって学習する場を作って差し上げられるのか、それと一番大切かなと思うところは、どのような方々とどのような立場で、人と人とが交流できていけるのかというふうに考えるわけでございます。自分たちがどこかに旅行に行って、1月ぐらいたってから思い出せることというのは何だろうねというと、やはり現地の人たちと交わした言葉ですとか、やっぱり人と人とのつながりがあったことを思い出すことのほうが多いんじゃないかなというふうに思っています。
そういう意味で、今回新たに今年度から始めるというサイクルツーリズムですけれども、その考え方の中に、3年間の計画でということでありますけれども、どのようにして人と人との交流をつなげていくのかなというところが非常に自分としては心配するところでありますけれども、具体的なところはまだこれからかと思うんですけれども、考え方として町長は人と人とのつながり、いわゆる来ていただける方々と町民の方々とのつながりというのは、どのようにして広がっていくことができるのかなというふうに考えているか、その辺をお伺いしたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 今の問題、大変難しい問題でして、はっきり言いまして、まだそこまで担当課と私の考え方は合ってございません。この後、4月、8月、それから秋とヒアリングを続けていきますので、その中でまた具体的にしていきたいと思っています。
早苗議員御指摘のとおり、今までの考え方で体験あるいは観光で、体験ですとか、学習で提供するプログラムというのは、そこへ参加して、そこには人的なものも含め、物的なものも含めて、いかに体験の中でいろんな人だとか、いろんな物に触れ合いながら思いを残していくか、自分の満足感を高めていくか、こういうようなものがありましたけれども、最近、さっきニューツーリズムのお話をしましたけれども、ニューツーリズムの概念としては、五感で感じたもの、そのものがもう体験だというような、そういうふうにシフトしていって、その中には人的なものがない場合も起こり得るんですね。ただ、そのときには非常に難しさとしてあるのは、相手のニーズをどこまで把握して、それをいかにプログラミングできるかということと、それとこちらが提供しようとするものと、その相手のニーズがどこでマッチングできるかということが1つ。これはどこでというのは、今までは旅行社という媒介がありましたけれども、旅行社がこのニューツーリズムの概念の中にどこまで関わっていくかというのは、実は旅行社は、この種のものは余りペイしないというのが、経済的に成り立たないと。そういうような採算性の問題がありまして、旅行社もこの問題については今、非常に課題意識を持っていながら、100%踏み込めていない部分も出てきています。ですから、この辺が1つの大きな課題になるのかなと思っています。
ですから、今ここで私はこう考えていますというのは、ちょっと具体的には申し上げられませんが、今、担当課のほうでもいろいろ感じているのは、まず芽室にはおいしい食がたくさんあると。ですから、例えばサイクリングでその食と食を結んでいくような地点、コースの設定、これらを踏まえ、そしてその食の中で、さっき芋の花の写真の話をしましたけれども、今回のプログラムは、例えば時期的にいって、そういう農作物の美しさなんかもプログラムに加えるだとか、あるいは収穫期であれば、また別のメニューを加えるだとか、そういう付加価値をどこでどう生み出していくかというようなことも念頭に置きながら、いろんな想定しなければいけないことがまず1つあると。
もう一つは、芽室の町には既に農産物を使ったいろんな加工施設だとか、例えば手づくりパン屋さんですとか、いろいろなものがあります。そういうものだとか、食、おいしいレストランがありますので、それらをいかにネットワーク化していくかだとか、そういうようなことも念頭に置きながら、いろいろコースを考え、そして今ニーズとしてあるものに結びつけながらチョイスしていくような、そんなことがベースになるのかなと。今のところはまだそんな段階であります。
○議長(広瀬重雄) 早苗議員。
○4番(早苗 豊) まさしく町長おっしゃったようなところが1つの大きいポイントになると思いますし、当然、その観点でこのサイクルツーリズムの方向が決まっていくものだし、具体的な指針になるというふうに自分も思うわけであります。
しかしながら、例えば十勝圏域という中で考えると、どこも同じなんですね。芽室町だけが持っている資源じゃないわけなんですね、今おっしゃられたようなこと。そうすると、じゃ、どこで芽室町独自のよさを発揮させていくのか、どこで芽室町に着目していただくんだということになると、どうなんでしょう。そこが結構大事かなというふうに自分は思ったわけなんですけれども、その点について、自分なりに例えばということで、自分がもし旅行者という立場で、北海道に行こうかなというようなことを漠然と考えました。どうやって探そうかと思ったときに、自分もいろいろネットを調べるのが嫌いじゃないほうですから、そこから調べてくると、北海道といえば札幌や函館、行ったことあるしなみたいな感じて、じゃ、道東の、どこだ、十勝って聞いたことあるとなれば、例えば十勝の観光連盟のホームページを見ましょうとなります。そうすると、十勝観光連盟ですから、19市町村全部入っているわけですし、メーンに出てくるのは帯広市なんですね。帯広市、確かにフードバレーだの、何だのかんだの、一生懸命やられていますし、そこで食というのがやっぱりテーマに、キーワードとして出てくるわけなんです。
そんな中で、付近町村、じゃ、芽室町はということで、芽室町のところをぽちっと押してみると、芽室町は実はコロポックルの伝説の町だというふうに出てきちゃうんですね。ああ、そうか。初めて、芽室町はコロポックルで売っているんだなと。売っているんだという言い方は変なんですけれども、伝説があるんだということを知って、そうなると他町村との差というのはここなのかなというふうに思ったわけなんですけれども。実はそこから先がなかなかないんですね。観光物産協会が入っている場所、あそこが名前、コロポックルというふうに使われているんですけれども、なかなか物産協会のホームページ、一番最初は、なぜコロポックルなのかなというところが入ってくるわけでもないですし、ちょっと待てよ、コロポックルを題材にしたお土産は、嵐山山荘とかに売っているのかなというと、そうそうたくさんでもないのかなと思ったりもすると、どうも今進めようとしているところと、これまで芽室町を売ろうとしていたところがちょっとちぐはぐになってしまっているのかなというふうに思ったわけなんですけれども、町長、どうでしょう、その辺は。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) これは御指摘のとおりだと思います。今まで芽室町の観光資源は何と聞かれたときに、先ほどの1回目の答弁の前段でもお答えしましたけれども、どちらかというと、物見遊山的なという、風光明媚なところも含めまして、そういうのを見て歩く楽しみということで観光というものが成り立っていたと。こういう歴史的な背景がありますから、そういう観点に立つと、まさしく芽室の観光資源というのは、今までの組み方でよかったのかという、そういう新しい観点が出てきます。その新しい観点の中で、1つについては後段でまた御質問あると思いますけれども、体験的な意味合いでは、1つ大きく、その中のこの部分にと絞り込みをしまして、今もう既に今年度から取組んでいるところでありますが、もう一つは、並行して、やっぱりニューツーリズムの概念、これにチャレンジしていかないと、今までから一歩も脱皮できないじゃないかとなっていくと思います。
それで、その概念は概念として、その中でおっしゃるとおり芽室の個性をどう加え込んでいくのか、これは例えばそのコースの中に、何を、どの地点を加えていくのかということと一致してくる部分が出てきます。そこのところの検討から始めていくことによって、おっしゃるとおり最終的には誰が啓発するのか。十観連含めて芽室町の観光物産協会のお話も出ましたけれども、誰が啓発していくのか、誰が主体を担うのか、そのことまで全部整理しないと、最終的には成果品になりませんので、とりあえず3年間をめどにという意味合いは、その辺にもちょっとあると思いまして、必ずしも3年やったから大成功になるかということについては、ちょっとこれからの検討次第によっては、なかなか難しさもひょっとして出るのかもしれない。でも、黙っていたら何も変わらないので、チャレンジは徹底してやっていきたい。こんなことを今考えているところでありまして、最終的にはその辺は大きな、今御指摘いただいたようなことについては、何がそのうちの一番大きな売り物になるのか、あるいは商品になるかということについては、まだまだこれからの段階というふうにして考えていかなければいけない、こう思っております。
○議長(広瀬重雄) 早苗議員。
○4番(早苗 豊) 確かに、本当にこれから何が一番の売りになるかというところは考えていかなければならないというお話で、本当にそうだろうなというふうに思います。そんな中で、やはりほかの自治体に負けたくないというのは、町民みんながそう感じていることなのかなというふうに思います。そういう意味では、この計画の3年、3年を1つのサイクルとして、3年でPDCAのサイクルをきちっと回して、さあ、4年目からとなるように鋭意努力していただきたいなというふうに思った次第です。
それから、先ほど体験型の観光については、後ほど質問があるかなというふうに町長おっしゃられました。私が体験型の観光というところに少しこだわりたかったというのは、実はその体験型の観光で交流人口が増えるんですよ、増えているんですよというか、増えつつあるんだというのは、実は芽室町でも実際にそれを肌で感じておられる、そういう方がいらっしゃるかなと思います。
具体的には、これは芽室町だけではないんですけれども、首都圏の高校の修学旅行生を受け入れる事業を芽室町の協力を得ながら、各農村部の農家の方々が行っております。この事業ももう数年たって、ある程度実績といいますか、定着をした事業であります。芽室では農家民泊研究会というところが受け皿になってさせていただいているわけですけれども、その中で、やはりたった1泊とはいえ、高校生が農家の家庭に泊まって、実質24時間程度なんですけれども、そこで一緒に農作業をしたり、同じ釜の飯を食べたりということをしただけで、ぐっとこの町が近くなったという、そういう感想を多く聞くわけですし、中にはその修学旅行がきっかけで、それ以降、毎年この芽室町に訪れている、そういう方々もいるというのも実際であります。
そういうのは1つの町の財産といいますか、実績として、よし、大丈夫だというような方向で、きちっと前に進んでいければいいのかなというふうに思いますし、これが単なる農業体験とか、農家での宿泊というだけでなくて、ひょっとすると田舎を体験するということが子供たちにとってすごい体験になる。これはどういう体験か、私は子供じゃないので分からないんですけれども、やはり都会では隣の人との関わりが非常に少ない中で、家を出るときは鍵を閉めるのは当たり前だ。田舎へ来たら、鍵を閉めないでそのまま買い物に行くのも当たり前だと。そんなところはすごいねと。それこそ、自分たちでは考えつかないようなことが、すごく新鮮であって、隣近所との関係は意外とひょっとしたそういうのが当たり前の関係なのかなということを感ずかれた高校生もいたということがあるわけでして、そんな田舎の町のあり方も1つの財産だという視点を持っていただいてもいいのかなというふうに思っていますし、まさしく人と人との交流というのが、相手方にとって物すごいインパクトを与えるものだというものは、これは皆さん感じていただけることだと思いますし、町もその点を十分認識した中で、今後の事業展開をしていただきたいというふうに思います。
もう一つ、その体験型というところで、今、町がまさに進めようとしている部分であります。嵐山荘を利用した就労体験型の交流事業でありますけれども、これも単に、恐らく来ていただいて、宿泊をしていただいて、何か場所を見学していただいて帰っていただくというだけが目的ではないのかなというふうに思いますけれども、ここからの発展性について、町長、どのように今考えていられるかお聞きしたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) この取組みについては、私も2つの大きな流れがあるというふうに認識しています。まず1つは、非常に残念なことなんですけれども、例えば特別支援学校という学校が首都圏にもあるわけでありますけれども、修学旅行の受入れが、なかなか修学旅行に子供たちを連れていきたいという学校側のニーズと、受入れサイドの思惑が一致しないということが結構少なくはない。そういうような問題が1つあります。その問題が1つあるわけでありますけれども、私どもの町は、既に就労の問題についてはかなり取組みを展開してきておりまして、その問題がかなり全国的にも高く評価されるような取組みになってきております。それで、1つは、修学旅行に行く場所がないということと、もう一つは芽室町でその取組みが非常に前向きに展開されてきていると、この実績があると。
ですから、私はまず1つは、修学旅行の子供たち、行き先が本当になくて困っている中で、芽室という町に来ていただいて、そして、そういう就労の場も既にあるから、そういう体験プログラムを組んで、しかもそこで働いている子供たち、もう既に一般就労に移行した子もいますし、民間に就労移行した人もいますから、そういう人たちに直接アテンドしていただきながら、実際に働いてみると。働くということが、余り現実的でない日常性の中にいるという方もたくさんいらっしゃいますから、そうじゃなくて、働けるんだと。こんなに実は基礎能力があるんだということに気がついてもらいたい。この流れがまず1つである。
もう一つは、芽室町でそれをやっていまして、今までも取組んできているわけでありますから、しかもその子供たちが、今回、東京で発信したときもそうだったんですが、さらに来ておられましたので御存じだと思いますけれども、芽室で働いている子供たちというのは体に障害があっても、誰にも強制されていることではないわけでありまして、非常に笑顔を絶やさないで働いている姿にびっくりしたという、そういう声が会場からも非常に多かったと。現実に、そうやって働いているということは、その子たちが持っていた潜在能力にたまたま合った仕事を提供できた。たまたまという言い方が正しいかどうか分かりませんが、これはかなり検討した結果だったんですが、そのプログラムがあれば、普通に働ける人たちがまだまだたくさんいるんだという、この現実、この現実をもっと啓発していきたい。
この2つがありまして、しかもこの2つは、芽室の町に来るとこの2つがクロスされて、実体験につながっていくというプログラム提供もできるんじゃないかと。こんなことがありまして、それだったらうちの町でやってみようよと。これは国の省庁もそういうことが芽室でできるんだったらぜひやってもらいたいというような後押しもありまして、今回の取組みになっていると。この問題については、この2つが何とか全国に芽室から発信できれば、非常に大きな影響力もあると思いますし、そういう子供たちがまだまだこれから頑張って働いて生きていけると、そんな国になるんじゃないかなと、そんな思いで取組んでいるところであります。
○議長(広瀬重雄) 早苗議員。
○4番(早苗 豊) 大変分かりやすく御説明いただいて、理解したところでありますし、まさしくこの取組みも、新たなニューツーリズムの1つだというふうに自分は考えるわけであります。このニューツーリズムという考えを取入れながら、観光庁もいろいろと後押しをするプログラムを作っているかなというふうに思います。
そんな中で、きちっとしたプロモーションの計画を立てなくてはというような、そういうマニュアルもあるかなと思います。その中で、来ていただく人に対するアプローチと来てもらうための、いわゆる交通手段、流通関係の部分、それとどう知っていただくかということでは、メディア関係にどうするんだという部分があるのかなと思います。それとやっぱり、もう1点としては、受け入れ側としての、これは言ってみれば観光事業者というと、何となく事業者なんですけれども、この部分は、どちらかというと人、受け入れ側にいる人たちの意識をどう成熟化させていくかというところも大事になるのかなというふうに思うわけであります。ぜひともその辺の部分も、この就労体験事業とサイクルツーリズムも含めてなんですが、受け入れ側が、そういう方たちが来られるというところにどう協力して、温かく迎え入れるようになるのかという、その辺のプログラムを、これは恐らく商工観光課ですとか、保健福祉課だけがどうこう、一生懸命やっても恐らくできない部分ではないのかなというふうに思います。そういう意味では、全庁的なつながりをもっと深めて、ぜひとも成功できるような、そういう体制づくりをしていただきたいなというふうに思うわけですけれども、その辺については、何か横断的な組織体を作り上げるのかどうか、お考えがあるのかをお聞きしたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 御指摘いただきましたとおり受け入れサイド、これについては確かに横断プロジェクトのような対応は絶対に必要だと思っています。それで、実は東京であの発信のセミナーを開催して、昨日、関係課でその反省会をやりました。事業検証をやって、そしてまた新年度に向かってどう具体的に進めていくかというお話もしました。その中で、芽室がなぜこれをここまでできたかという、これは東京でも物すごい注目されたわけでありますけれども、基本的には、保健、福祉、医療、これを連携させて、さらに子供の発達のライフステージに応じて、行政サービスが、それに今度は教育が加わって、この教育が加わること自体が珍しいとあちこちで言われるんですが、さらに教育の義務教育の期間が終わった後の就労という事業を加えて、そういう意味で商工観光が加わってきた。さらに、うちは農業をベースにしていたものですから、農林も加わっていると。メニューによっては、農業委員会も加わっていると私も説明してきましたけれども、そういうような意味では関係課の横の連携は、この事業を作り上げるときからずっとできている。したがって、今回も帰ってきて、行った課は、東京へ行ったのは3つの課で行きました。3つの課で行ったんですが、帰ってきた後、やっぱりいろんなニーズが寄せられていますから、東京で、こういう場合には芽室さん、どう考えますかみたいなことも寄せられていますので、3つだけでは当然対応できないわけでありまして、今まで結んできたあらゆるところにどういうふうに情報を集約してそっちにも手を回すかだとか、そんな検討も昨日はさせていただきました。
これからこの問題、芽室町が継続してしっかりと受けとめていくとすれば、やっぱりそこのところを大切にしていかなければなりませんし、それも既に就労の関係については、民間への障害者雇用のお手伝いということも、実は町でもやっていますので、いろいろ民間の方にも協力していただくようなことを将来的には考えていって、そして今ある横断プロジェクトを前面に押し出しながら、この事業については対応していきたい、進めていきたい、このように考えているところであります。
○議長(広瀬重雄) 早苗議員。
○4番(早苗 豊) 理解をいたしました。ぜひとも町長部局は当然でございますけれども、教育委員会も含めた形でこの広がりをきちっとしたものになるよう進めていただけるものだというふうに私も期待をいたします。
この就労体験事業並びにサイクルツーリズムにも関わる部分でございますけれども、どうしても芽室町の観光の拠点、起点というものはどこなんですかということになると、やはりこれは商工観光課だけでなく町民も嵐山のエリアといいますか、嵐山スカイパークを想像されるかと思います。このスカイパークのあり方については、今、現在進行形でどのようにやっていくのかということを検討委員会のほうで進められているという途中ですので、改めてここで質問をするということは避けたいなと思いますけれども、やはりあそこを核として、嵐山パークと一言で言うんですけれども、一体どこまでをパークと呼ぶのかというのが今ちょっと疑問になっているところであります。核としての宿泊施設とスキー場とその周辺のパークゴルフ場と、今残念ながら流されてしまったわけですけれども、オートキャンプ場、これを嵐山パークという位置づけにするのか、それとも公共の育成牧場までを含めて嵐山パークと呼ぶのか、もっと広げると、いわゆる展望台からの眺め、それも含めてパークと呼ぶのか。この辺については、町長、どこまでをパークという認識で私たちいればいいのか、教えていただきたいんですが。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) これは、嵐山スカイパークというネーミングになっておりまして、この嵐山というのは、実はスキー場がある山ではなくて、その向かい側の美生側のふちの山を嵐山と、正式にはそうなんですね。そして、スキー場のある山、雨山というのが正式な名前なんですが、ただその中で嵐山スカイパークという名前をネーミングしたときには、やっぱりあそこからの景観も含めまして、全体を含めようと。したがって、あれはスカイという名前も入れてきたと、そんな経過もあったんですね。
ただ、その後、いろんな価値観の変遷も出てきますから、それがいいのかどうかということもありますけれども、私はやっぱり嵐山がまさしく360度、十勝の大平原をイメージできる場所はそんなにないんですね。そういう意味では、非常に貴重な価値観を持ったところだと思っていますし、おっしゃるとおり、ひところ、ふるさと会の子供たちを受け入れたときに、嵐山の公共牧場でちょっと農業体験に近い状況を作ってあげただけで、非常に子供たちの体験の帰りの成功体験というか、物すごい充実していたという言葉もあったんですね。ですから、できれば私は、今のところはやっぱりメーンはスキー場、そしてパークゴルフ場、そしてオートキャンプ場となっていましたけれども、できればそうやって公共牧場のスペースだとか、それからもう一度しっかりと、天空カフェもやりましたけれども、あの眺望なんかも含めて嵐山スカイパークの価値観、観光資源として位置づけていきたいなと思っています。
ですから、オートキャンプ場もちょっと台風でやられてしまいましたけれども、今、全てあきらめたわけではございませんでして、何とか再生の道はないのかということで、今、模索中でありまして、これらも含めて再度考えていきたいなと。基本的にはそう思っているところであります。
○議長(広瀬重雄) 早苗議員。
○4番(早苗 豊) ありがとうございます。オートキャンプ場、実は自分はもうだめかなと思っていたんですけれども、何とかならないかということで、町長も模索されているということで、ぜひ何とかなってほしいなと思いますし、公共牧場も1つの財産だというふうな認識をされたということですので、また新たな公共牧場の展開も期待をするところであります。
あと1つ、この場で御質問するのも迷ったところでありますけれども、新聞報道等で芽室町でも、また新たな資源を作り出したいんだということで動きがあるかと思います。具体的には、最近の気候の変動を逆手にとって、芽室町でも本格的なワイン種のブドウが作れるのではないかということで、実際にそういう果樹の栽培に着手した方もおられますし、それを利用してというか、いわゆる新たな芽室産のワインを作った中で、1つのバレー、ワインバレーのようなものを芽室町に作り上げようという民間の人たちの研究グループができ上がったのかなというふうに思っています。
そういう新たな取組みに対して、これまで町はなかなか積極的に関与するというよりは、ある程度の実績が出てきたところで、よしという形で何らかの応援措置をしていきましょうと、そういう感じだったわけですけれども、今回、今、動こうとしているワインバレーの研究会に対して、町としてはどういう思いを持ってこれから接していくのかなというところを少しお聞きしたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 今、御質問にありました研究会、確かに芽室町のワインバレー研究会ということで立ち上がっていまして、代表の方数名が私のところに御挨拶にもまいりました。ただ、そのときに、日にちは今、明らかではありませんけれども、そのときも私ちょっと申し上げたのは、その段階でのお話はまだ抽象的なお話だったものですから、おやりになることについては、これはもう大いに結構なことだと私は思っています。チャレンジして、失敗してもいいじゃないかというのは、ちょっと私の考え方でありまして、チャレンジすることについては大いに結構なわけであります。ただ、現実論とどんどん結びつけていかなければいけませんし、何よりも、今おっしゃったとおり私が申し上げたのは、ワインですから、ブドウの栽培が可能なのかどうなのか。つまり原酒の元になるブドウの栽培を真剣にやれるかどうか。ある意味では品種改良まで含めてやるような、そういうお考えを持てるか、持てないかということも並行してやっていかなければいけないと私は感じますよという御意見を申し上げたのが1つと、それと具体性、具体的にイメージングできたときに、その中で、もし町に何かやってもらいたいということがあれば、言っていただければ協力させていただきますと。この2つをそのときには申し上げました。
その後、実は私もこういう立場でいますから、北海道でワインの、ワインバレーの発足だとか、そういうところに関わった方々を知らないわけでも何でもありませんから、ある段階ではそういう方々を紹介してあげたこともあります。
それと、ワインのブドウ原酒の、町には人材育成基金がございますけれども、ブドウの品種改良も含めた栽培の研究をしたいという申請が出てきましたので、それはそれで人材育成の基金の充当はさせていただきました。
そういうようなことをやっていまして、今の段階で、こういう具体的な基本計画をみたいな段階には至っていないと思いますけれども、そういうものができたときにはまたそのときの支援が、町として何ができるか、今の構想の段階での支援は何ができるか、それは逐一、そのときのステップ、ステップに応じて着目はさせていただきたいなと、このように思っている段階であります。
○議長(広瀬重雄) 早苗議員。
○4番(早苗 豊) ありがとうございます。いわゆる新たな取組みに対して、これについても町としてはその段階その段階で、できること、できないことを精査しながら、応援できるところは応援していくということで、これからも進んでいくという認識を、私、今、持たせていただきました。
これは特に、これも自分の考えでありますけれども、これまでまちおこし、まちづくりのために何かをしてあげているんだというような、そういう観点から観光施策につなげていこうという動きもある一面、いろんな団体であったのかなと思いますけれども、やはり観光施策というものは、1つの事業として成り立つよう、町としてもきちっと応援をしていただきたいなと思います。これは単なる人集め事業ではないんだよと。その事業できちっと生活が成り立っていくんだよという視点で、今後もぜひとも支援をしていただけるものというふうに理解して、今日の私の一般質問の終わりにさせていただきたいと思います。
もし最後に、町長の思いがあればお聞かせ願いたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 今、最後にお話しのあった部分というのは、これは私は非常に大事なお話だと思っていまして、私も先ほどは申し上げませんでしたけれども、なぜ1回目に2つ申し上げましたと、その2つはなぜ申し上げるかという理由として、やっぱり事業としての確立がなされなければ、夢物語で終わってしまったのでは意味がないわけで、そしてやっぱり生産者にブドウを作っていただく以上、ブドウを購入して商品になって、そして商品が売れなければいけない、つまり販路の拡大までいかなければいけないわけでありまして、そういう意味では何をお作りになるのか、本当にワインなのか、何なのか、そしてとりあえず3年間ぐらいは何をやるのかだとか、そういうお話も、私の個人的な見解としては述べてございます。全く私も、これだけワインが全道各地でも取組みの展開がありますから、おやりになるのであればやっぱり負けないようなワインづくりになっていかなければいけないと思いますし、ワインバレーでなければいけない、そう思っていますので、これからもそういうお話はさせていただきながら、協力するものはしていきたいと、このように考えているところであります。
○議長(広瀬重雄) 早苗議員。
○4番(早苗 豊) これで一般質問を終わらせていただきます。
○議長(広瀬重雄) 以上で、早苗 豊議員の質問を終わります。

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