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◎ 日程第3 一般質問

○議長(広瀬重雄) 日程第3 一般質問を行います。
次に、渡辺洋一郎議員の質問を許します。
渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) それでは、通告に基づきまして質問させていただきます。
質問は1項目です。地域公共交通、コミュニティバスの取組みについてであります。
芽室町は、市街地の一部に路線バスが運行され、農村地域においてはスクールバスが運行されているものの、高齢化の進展が顕著になる中、交通空白地帯が多数存在し、車を利用できない町民にとって日常生活に支障を来す状況となっていたことから、平成23年11月からコミュニティバス「じゃがバス」の本格運行を開始しました。平成27年度の利用実績は1日当たり50.8人、1便当たり10.2人です。また、十勝バスと相互で行っている乗り継ぎ割引を利用された方は延べ61人、運転免許返納による1年間の無料パスは9人に交付され、267回の利用がありました。
年々利用者数が増加している一方、目的地やニーズの多様化の課題、高齢ドライバーによる交通事故の問題、農村地域でも地域公共交通を希望する声も多くあります。高齢化に伴い、買い物や医療機関への受診などの負担軽減を図る上でも、コミュニティバスの果たす役割は今後ますます大きくなると考えられます。
そうした中、芽室町における今後の地域公共交通のあり方や町民生活等の変化を的確に把握しながら事業を進めていく必要があると考えることから、以下の5点について伺います。
1点目、コミュニティバス「じゃがバス」の本格運行から5年が経過しましたが、これまでの事業の分析と評価をどのように行っているのか伺います。
2点目、農村地域における地域公共交通のあり方について、町としてどのように実態把握及び検討され、今後どう取組まれていくのか伺います。
3点目、高齢ドライバーによる交通事故が社会問題になっている一方、地方に住む人にとって車は必需品でもあります。町としてどのように問題認識されているのか伺います。また、運転免許返納者の足の確保をどのように考え、取組まれていくのか伺います。
4点目、より多くの人がバスを利用できるよう、町としてどのように取組んでいく考えか伺います。
5点目、芽室町地域公共交通総合連携計画が来年度見直し策定される予定ですが、町内会、商店、医院などとの協働や観光、商工業なども含めた多様な主体との協働による取組みについて、どのように進めていく考えか伺います。
以上です。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員の質問に答弁を求めます。
宮西町長。
○町長(宮西義憲) 渡辺洋一郎議員の御質問にお答えします。
地域公共交通(コミュニティバス)の取り組みについての1点目、コミュニティバス「じゃがバス」の事業分析と評価についてであります。
本町のコミュニティバス「じゃがバス」の運行にあっては、事前に実証運行を3回実施し、路線選定やバス停の位置決定までに、町内会の皆さんと徹底した議論を重ね、平成23年11月から本格運行したところであります。運行当初は、運行時間に対する戸惑いも見られましたが、今では運行ダイヤに生活スタイルを合わせて、じゃがバスとタクシーを組合わせて使うなど、利用者の皆さんが自ら工夫し、安定した状態にあると考えております。
次に、2点目の農村地域における地域公共交通の今後の取り組みと3点目の農村地域の運転免許返上者の足の確保についてをまとめてお答えいたします。
今日、高齢ドライバーの交通事故が社会問題となっており、市街地、農村地域を問わず芽室町にとっても大きな課題と認識しております。この問題の背景にあるのは、自動車を手放すことは、移動手段を失うことであり、広域な地域社会で日常生活ができない不安が、運転免許返上に踏み込めない要因であると考えております。特に、農村地域の高齢者を中心とした、俗に交通弱者と言われる人々の移動手段の確保は、地域に住み続ける視点では、重要な課題であり、既に確立してきた、御自身の生活リズムを失うことでもあり、その不安を解決することが必要となります。
現状の生活形態は、御家族による送迎とスクールバスの混乗により、一定の移動手段が確保されていると考えますが、今後はさらなる高齢化の進展や、御家族による支援の限界などを考えると、早急に検討しなければならない課題と捉えております。
そのため、今定例会議初日の町政執行方針の中で、運転免許証を返納する高齢者対策を確立すると述べたところでありますが、平成29年度中に芽室町地域公共交通活性化協議会における協議・検討を進め、基本方策を固めたいと考えております。
次に、4点目の利用向上に向けての取組みについてであります。
現在、運行しているコミュニティバスは、民間事業者が採算性を理由に運行していない公共交通空白地帯に住む交通弱者の移動手段として、公費を投入して運行しているものであります。人口動態などを踏まえると、当面、高齢者を中心とした利用者が減るという想定はしておりませんが、高齢者の生活圏域を維持することで、日常生活に充実感を持つなど、閉じこもり防止などの介護予防の側面もありますことから、運行路線やバス停の検証を継続しながら、地域社会と一体となった運行に努めていきたいと考えております。
次に、5点目の多様な主体との協働による取組みについてであります。
コミュニティバス運行に当たり、平成23年度から平成29年度までを計画期間とした芽室町地域公共交通総合連携計画を策定しており、その計画目標は、1つに、町民の快適かつ安全・安心生活のサポート、2つに、多くの人が利用しやすい環境づくり、3つに、多様な主体との協働による取組みの推進としております。平成29年度は計画期間満了年となりますが、前段で申し上げたとおり、コミュニティバスの運行を継続する考えであり、平成30年度以降の次期計画を平成29年度中に策定していく中で、先ほどの2点目、3点目の農村地域の移動手段の確保についても、盛り込んでいきたいと考えております。
また、次期計画にあっても、現行の3つの基本目標を大きく変える考えはありませんが、御質問にあったような多様な主体とコラボレーションすることで、お互いの利用・利益が向上する取り組みを進めていきたいと考えておりますことを申し上げまして、お答えといたします。
○議長(広瀬重雄) ここで会議時間が1時間を経過しましたので、10時40分まで休憩いたします。
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午前10時20分  休 憩
午前10時40分  再 開
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○議長(広瀬重雄) 休憩を取り消し、会議を再開します。
以下、質問を認めます。
渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) それでは、1点目から再質問させていただきます。
先ほど1回目の御答弁でもありましたように、5年経過しての事業分析と評価でありますけれども、町民の皆さんにも少しずつ浸透してきて、安定している状態にあるということでした。芽室町の地域公共交通活性化協議会においても、毎年度、事業評価されているというふうに思いますけれども、私は課題として挙げられるものには、この後、2点目、3点目でも取上げているように、農村地域の公共交通のあり方ですとか、運転免許返納者への対策、あるいは町民の意見を反映したバス停の設置ですとか、路線の再検討などが挙げられるというふうに思いますけれども、町として課題ですとか、改善していかなければいけない点として捉えているものについては、どういうものがあるのかについてお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 今の御質問、市街地にはコミュニティバスを走らせているんですよね。農村部の課題というのは、じゃがバスの課題ではなくて、要するに高齢者の足の確保の課題、ちょっと問題の内容が異なりますよね。
それで、今、市街地で運行しているコミュニティバスの課題を語れということになりますと、私は今現在、やっぱりニーズも多様化していますし、生活パターンもいろいろですから、1台のバスが来まして、当然用事があってバスに乗るわけですから、そして次のバスで帰るまでの時間帯が上手にクロスしているかどうか、これは1台のバスが路線を循環していますので、なかなか自分の思いどおりに帰ってこない。帰りのバスの時間が合わない。今、町の中のコミュニティバスの課題として挙げられることいえば、それが1つあるんだろうと思っています。
ただ、これについては、当然、バス台数を増やせば解決するわけですが、今の段階では、そこまではちょっと、結論はしていませんけれども、そういう意味で、1回目にもお答えしましたけれども、ハイヤーを上手に使いながら、買い物して荷物もあるから帰りはハイヤーに乗ろうだとか、いろんなことを工夫される方もいらっしゃいまして、それぞれ皆さんも自己防衛もしながらバスを利用してくださっているということであります。
ですから、今のところ、ものすごい大きな課題ということまでは至っていないかなと思っていますが、ただ、高齢化社会は進展しますので、その問題がこれからの課題であると、こう認識しています。
それから、郡部の問題については、まさしく高齢化社会が進展していく中で、農村地域にお住まいの高齢の方も、いても当然でありますし、またあるべきだとも思いますので、そういう皆さんが農村地域で安心して居住できるためには、やっぱり高齢化社会の中で、新しいバスのあり方というか、足の確保のあり方、こういう問題が大変大きな課題である、こう認識しております。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 農村地域の足の確保の問題というのは、これから高齢化が進むにつれて、ますます大きな問題になってくるのかなというふうに思います。評価については、1回目の答弁で述べられていますので、これで2点目のほうに移って再質問したいというふうに思います。
農村地域における地域公共交通のあり方についてでありますけれども、これは各自治体それぞれ需要に応じたデマンド型の乗り合いタクシーなど、地域の特色を生かして実施しているところであります。芽室町がじゃがバスが市街地を走っていますけれども、農村地域にはなくて、スクールバスは利用できるようになっています。このデマンド型の地域交通のことに関しては、平成25年度に一度検討したということですけれども、ニーズが少なくて、費用対効果が少ないということで、その当時は、当面は実施しないという方針を町としては出されております。これは実際には、自家用車を持っている方が非常に多いというふうに思いますし、高齢化が進むにつれて、これからはそういった車を手放す人も増えてくるというふうに思いますけれども、町としてそういったニーズ把握をどういうふうに行っていくかについてお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 確かに平成25年に芽室町としては農村地域の地域公共交通の交通の確保をどうするのかという課題を持ちまして、デマンドバスの検討をしてきております。先進事例も視察に行きまして、担当課で3人ほどの職員が行きまして、現地を見、そして実態も把握して、まとめも行っております。ただ、その時点では直ちに運行するというまでには、費用対効果あるいはニーズの高まりの問題で、直ちに運行するということには至っていませんでしたけれども、その問題が1つ。
もう一つは、やっぱりこれからの高齢化社会の2025年に向けた進展、これを考えていくときには、これはもう絶対大きな課題になる、そういう認識は持ってございまして、それ以降も、それぞれの高齢化社会に伴う皆さんのニーズをしっかり押さえていかなければいけないという認識は持ってきました。
それで、今回、平成29年度、新年度を迎えるに当たりまして、1回目の答弁でも申し上げましたけれども、町の町政執行方針でも、こうします、ああしますということはまだ一切、結論づけたとは思っておりませんけれども、そのことも念頭に置きながら、農村地域に高齢者になっても住んでいけるような環境づくりというのはどうしたらいいのかという観点に立って、この足の問題については検討しなければいけない。それを平成29年度中に一定方向を出すような、そんな進め方をしていきたいなと、このように考えているところであります。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 昨年、議会が行った各学校のPTAの皆さんとの意見交換会の中でも、多くの意見が出されていました。一部紹介しますけれども、農繁期に高齢の家族を病院などに送迎することはなかなか難しくてできないことですとか、免許証返納しても農村地域に住む高齢者の交通手段がないので、そういったバスの確保を検討してほしいというような声が出ていました。交通手段がないことへの不安の声も聞かれています。
先ほど御答弁のありましたように町政の執行方針では、運転免許返納する方に対する対策を確立するというふうにありますけれども、この農村地域の足の確保、交通手段の確保についても、平成29年度中に基本的な方策を出すということでよろしいんでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 先ほども申し上げましたとおり、既に町は高齢化社会そのものの課題として、その大きな、芽室町のこの地域特性、つまり広大な農村地域に散居性の住居構造を持っている地域社会、そういうこと等を考えますと、絶対に農村地域の問題だとして捉えなければ、農村地域に高齢者の方がお住まいになることが継続的にできないという課題が出てきますよね。そのことを予測していますので、当然そのように御理解いただいて結構かと思います。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 理解しました。
農村地域の方、全戸にアンケート調査を実施してもいいというふうに私は思いますし、住民の実態とニーズを踏まえて、平成29年度検討していただきたいというふうに思います。先進事例も、自治体もたくさんありますので、ぜひ前向きな検討をしていただきたいというふうに思います。
それでは、3点目に移って質問させていただきます。
高齢ドライバーによる交通事故についての認識の部分であります。帯広警察署の資料によりますと、芽室町内における交通事故発生状況は、過去5年間で95件、そのうち25件が重傷事故で6人の方が亡くなっています。その重傷事故25件のうち、第1当事者の年齢別の状況を見ますと、65歳以上が9人と最も多く、その9人のうち6人は75歳以上という状況になっています。交通事故に占める高齢者の割合が増加して、高齢運転者が第1当事者になる交通事故が全国的にも増えています。運転に不安を感じながら生活の足が確保できないという理由で、運転を続けている方も多いと思いますし、実際に私の周りでも、子供にやめるように言われているですとか、運転が不安になってきて免許を返納しようか悩んでいるというような方が何人もいらっしゃいます。
町として、そうした不安の声を聞き取る機会が必要だというふうに思いますけれども、まちづくりに関する住民意識調査の項目に追加するなど、そうした取組みが必要だと思いますけれども、町長のお考えをお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 先ほどの最後の質問に、全戸にアンケート調査、29年度、前向きにということもあっての3点目へ移行しましたけれども、両方とも関係あると思いますので、誤解のないように受けとめていただきたいのは、29年度中にアンケート調査までやりますという答えではなくて、基本的な方策、何が一番、どういうふうに考えていくのが一番いいかという検討をしながら、私ども、今、29年度は御存じのとおり第5期総合計画のアンケート調査なんかもやるような時期になっていくと思っていますので、そういう問題とも、単独でやるんじゃなくて、そういう問題とも関わり合わせながら、どうしていくのが一番いいのか、アンケートも2回も3回も回答するよりも、1回で総体的な回答ができれば一番いいですよね。そんなことも配慮しながらと思っています。
そういう中で、方法としては、アンケート調査をとるということも、これも1つの方法かと思います。これも当然、ニーズとしてはありますし、今回、道路交通法が改正になりましたよね。道路交通法が改正になりまして、高齢者に対する免許の問題、返納の問題も含めたいろんな調査も高まりを見せてきていますので、3月12日ですね。そういう意味では、私たちもそういうことも念頭に置きながら対応していきたいと思っていますので、手法としてはやっぱりアンケートなんかも重要なニーズ調査であると、このように認識をしております。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 高齢運転者に対する事故防止対策については、この後、同僚議員も質問予定ですので、私のほうは運転免許返納後の足の確保に絞って、再度質問を続けていきたいというふうに思います。
今、町長から御答弁あったように3月12日に施行されました改正道路交通法では、75歳以上の高齢ドライバーに対する認知機能や認知症の有無をチェックする体制を強化する内容となっています。その結果、3年に一度、免許の更新時ですとか、一定の交通違反をした際などに医師の診断の対象となるドライバーの数ですけれども、これまで年間4,000人程度だったものが、約5万人に増えるというような推計も出されています。
高齢化率は芽室町でも毎年1%ずつ増加しておりまして、既に昨年4月時点で27%に達しています。2025年には約30%を超えて2040年には約36%になると推計されています。さらに言えば、認知症の方の割合も、ほかの自治体と比べると芽室町は多いというふうに言われています。こうしたことから、芽室町でもこうした道路交通法の改正で対象となる方が一定増えることが想定されますけれども、町としてはどのように捉えているのかについてお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 町の捉え方は、先ほどから何回も申し上げておりますとおり高齢化社会でありますから、当然、高齢者の、あるいは認知症の将来の数値については、それぞれの計画書の中でも数を出してございますし、そういう中では、当然、今御指摘のようなことは起こり得る問題と。それがゆえに、起こり得る問題であるがゆえに、なお一層のこと、やっぱり対応策というのはしっかりとしていかなければいけない、こう思っています。
したがって、2回目のときにも触れましたけれども、デマンドの問題なんかも含めて、いろんな観点から、農村地域で生活をされる皆さんの生活の維持をどうするのかという観点に立って、これらの問題については十分な検討が必要であると、こう認識をしているところであります。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 運転免許返納者は、農村地域に限らず、市街地に住んでいる方も日々の運転に非常に不安を抱えながら運転しているという状況もありますので、市街地に住んでいる方も返納される方が増えてくるというふうには思います。
それで、今、運転免許返納者への優遇措置として、じゃがバスに関しては1年間の無料乗車券を発行していますけれども、この5年間の推移を見ますと、1年目5人、次が8人、9人、5人、12人ということで、全部で39人の方がこの制度を利用しています。この制度を利用していない人もいるというふうに考えますと、この5年間で50人以上の方は返納しているんじゃないかなというふうには思うわけですけれども、町として運転免許証を返納した方の数字というのは把握されているんでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 運転免許証を返納した人の数を逐一町が調査しているということはございません。データとしては持ってございません。ただ、運転免許証の返納、なかなか今まで進んでこなかった背景には、やっぱり足の確保が、どうするのかという問題が1つと、もう一つは、私どもが認識しておりますのは、お年寄りになりまして自分の、俗に身分証明書にかわるものがなくなることが怖い、生活の中でです。そういう方も実はたくさんいらっしゃるという、そういう分析もございます。それが今回、返納証明書、何か返納したときにもらうカードがありますね。あれが身分証明書のかわりになるという、新しい道交法でもそういうふうに変わってきますので、その種のものが代替機能として発揮されれば、また考え方も少しずつ変わっていくと思います。
そういうようなニーズをしっかり捉えながら、この問題には対応していきたい、このように考えてございますので、これからはやはりその辺の調査もしていく必要性があれば取組んでいきたい、こういうふうに思っております。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) これから道路交通法も改正されましたし、返納者がある一定増えることが想定されますけれども、この1年間の優遇措置制度というのはもっとアピールしてもいいんじゃないかなというふうに思うんですけれども、その辺については、町長、どのようにお考えでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 継続的に続けていかなければいけないと思いますし、今回、非常に道交法が改正になって話題にもなっていますので、アピールするタイミングとしては、またいいタイミングかなというような認識も持っております。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 私、個人的には無料にとは言いませんけれども、十勝バスですとか、拓殖バスは、全路線で60歳以上で運転免許証を自主返納した方はバス運賃が半額になる制度を行っています。芽室町でも例えば75歳以上の方で返納した方は半額の50円にするとか、免許の返納者の交通手段の確保を考えたとき、何かしらの町としての施策が必要だと思いますけれども、町長のお考えをお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 今ここで、これから検討する話なものですから、こうしますよということにはなりませんけれども、ただ、私ども実はワンコインで乗れるバスにしてきた背景には、これもまたいろんな理由がありまして、これは料金収入を得ることばかりではなくて、やっぱりバスに乗るときのいろんな問題を、このワンコインを払うことで理解、認識していただくようなこともたくさんありますので、そういうようなこともあってのお話だったんですが、これが非常に評判がよかったということもあるんですね。ですから、必ずしも安くしていけば利用者が増えるかということとはちょっと問題点が違うような気もしますので、その辺の問題についてはやっぱりいろんな関係機関とも十分話し合って、これからの対応はしていきたいと。1年間かけて方向性を決めていきたいというのは、そんなことも話し合いながら考えていきたいなと、こういうふうに考えております。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 住民のアンケートの中でも、料金については安いですとか、適正な価格だというような意見が非常に多いですので、ただ免許返納者のそういった促進をする上でも、料金だけじゃなくて何かしらの施策が必要なんじゃないかなというふうに考えています。
そうした免許の返納の一方で、免許を返納した方あるいは更新できなかった方にとっては、交通手段がなくなるばかりではなくて、生活形態が変わったりですとか、大きな喪失体験によって、さらに認知機能の低下ですとか、そういったことが起こる可能性もあります。免許の更新ができなかった高齢者の情報を地域包括支援センターと共有して、生活面のサポートをしたりしている自治体もあります。運転をやめることで活動も、社会参加も低下してしまわないために、周囲の方あるいはその地域そのものがどう関わっていけるのかですとか、運転を引退した高齢者がどう周囲や地域に影響を持ち続けるのかですとか、車のない生活を高齢者自身も、家族も早期から考えておくことが大切だというふうに思いますけれども、町としてそうしたことの学習会ですとか講演会、そうした意識啓発を図ることも必要だというふうに思いますけれども、町長のお考えをお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) これは私も全くそのとおりだと思っています。1回目の答弁でもお答えしたとおり、私たちは今日現在の生活形態をいかに変容させないか、今の状態をいかに持続性を持たせるかということをやっぱりしっかりと考えていかなければいけないと思っています。ですから、この問題について取組んでいくときには、当然、地域、これから別の問題として地域包括ケアの問題を去年から本格的に取組んでいますが、包括ケアの中での位置づけですとか、それから認知症予防の位置づけですとか、いろいろな問題を私たちは並行して進めていかなければいけないと思っています。
ですから、1回目も認知症予防の効果もあるとお答えしたのはそういうこともありますし、私も今も忘れないんですけれども、このバスを初めて運行したときに、トークの中にお年寄りの方が2人いらしたんですね。そして、その2人が一言だけしゃべらせてくださいといってお話ししたのは、実は私たちはもう人と話しするのはあきらめていたと。だけど、お互いに行き来できるようになったんですということを語ってくださったので、会場の中は本当にシーンとなったくらい、皆さん感動したんですけれども、そういうお声も現実におありになるわけで、私たちはやっぱりそういうことも考えながら、総合的な観点に立って、ただバスの問題だけではなくて、本当に高齢者の皆さんの生活の維持、それをどう考えていくのかということを十分考えていきたい、このように思っております。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) それでは、4点目に移って質問を続けます。
より多くの方がバスを利用できるような取組みをどうしていくかというところでありますけれども、今年の1月から2月にかけて行われたまちづくりに関する住民意識調査の結果が先日、14日にホームページのほうにも公表されていますけれども、設問の1つに、バスやJRなど公共交通機関の利用に満足していますかという問いがあります。これは平成23年の時点では、満足している、どちらかというと満足していると回答した方の割合が42.4%でした。前回が37.3%、そして今回が32.9%という結果になっています。不満、どちらかというと不満という回答が18%、どちらともいえないという方が35.8%というふうになっています。じゃがバスを本格導入したのがちょうど平成23年ですので、そこからこの5年でちょっと残念な結果ではありますけれども、10ポイント下がっているというふうになっていますが、このことについてはどのように捉えているのかについてお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 10ポイント下がった、数字の上ではそうなっていますね。私ども、この10ポイントの差というのは、実は今日までの推移も、時系列で均衡に増加していっているだとか、均衡に減少してきているという傾向じゃなくて、アンケート調査の母数が700人なんですね。ですから、700人アンケートですから、そのときの対象者によって、無作為抽出でやりますから、対象者によってはやっぱりこういうことは起こり得ると思っています。
ただ、私も実態をいろいろ、ドライバーさんだとか、自分も仕事の関係で車に乗ったときに話し合う機会がありまして、ドライバーさんとはよくお話しするんですけれども、今年なんかは特に、実はかなり乗った日がありまして、バスが時間どおり運行できないような悩みが二、三回あったんですね。そういうことを考えますと、いろいろな評価もありますけれども、本当に利用者の皆さんは、明らかにじゃがバスの存在というものを自分の生活にしっかりと組入れてきている傾向はますます強くなってきているなということは言えると思うんですね。ただ、アンケートではちょっと10ポイント、残念ながらそういう結果になりましたけれども、現実的にはしっかりと安定した利用の仕方をそれぞれがお考えになっておられるなと、そういうふうには捉えているところであります。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 私も先日、第4便の時間帯にバスに乗って状況を見てきました。そのバスには16人の方が乗りおりしました。1便平均10人ですので、多い便だったのかなというふうに思います。スーパーに買い物に行く方、あるいは病院からの帰り道の方、あとは若い方でも総合体育館に行く学生なんかもいました。年齢を問わずに利用されている一方で、バス停がどこにあるか分からないですとか、乗り方が難しそうというような声も中には聞かれますけれども、住民の皆さんにとって、じゃがバスがもっと身近に感じてもらえるような取組みが必要だと思いますけれども、町長はどのようにお考えでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 私ども、芽室町の地域公共交通活性化協議会という組織を作って、このコミュニティバスを運行したんですが、そのときには1日平均、1便当たりの乗車目標10人に置いたんですね。実はコミュニティバスで10人乗るというのは、相当な高い目標だったんですね。今、うちの町は既に10人超えていまして、確かにおっしゃるとおり完璧だとは私は申し上げません。ですから、ワンコインで乗っていただくという理由も実はそこにありまして、じゃがバスには100円持って乗れば乗れるんだと。その認識が広がっていけば、普通の市バス、そういうのも乗り継ぎしていく場合には、お金を持ってこうやって乗るんだということが身についていくだとか、いろんなことが意味合いとしてはあるんですね。
そういうことで考えていきますと、このじゃがバスが持っている意味合いでは、私ども、これからの周知というのは、これからもどんどんしていかなければいけないと思っていますし、また子供たちが、特に幼稚園に行っている子供たちが、あのバスに乗りたいといって夏休みだとか、そういう休み期間中にママと一緒に手をつないで乗るだとか、いろんな利用形態がありますし、転入してきた方があのバスに乗って芽室の町を一回りして、ああ、芽室ってこういう町なんだということが分かるだとか、いろんなお客様もいらっしゃるということ、かなり聞いていまして、そういう意味では、私たちも非常にうれしく思っているんですが、このアピールの問題については、啓発してし過ぎということもありませんし、1人でも知らない人がいたら大いにアピールしなさいと、こういう御意見も当然出てきますので、アピールはこれからも続けていきたいと、このように考えております。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 都市部と違って、十勝は特に車社会でありますので、バスになれていないというような側面も1つあるのかなというふうに思います。例えば、毎年9月20日はバスの日というふうにされていますので、そういう日に合わせて1日無料で乗れるようにして、バスに親しむ日にするようなイベントをするとか、昨年も実施した期日前投票のじゃがバス利用もそうですけれども、バスに触れる機会を、いろんなアイデアを町民から寄せてもらって検討するというのも1つできるかなというふうに思いますけれども、その辺についてはお考え、いかがでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) これはおっしゃるとおりバスの日でどんなことを話して、私たちも公共交通網ですから、余りアピールということは、実は正直なところ余り考えていなかったんです。だけど、どんどん声が、芽室のじゃがバス、コミュニティバスは、じゃがバスというネーミングもそうであるけれども、バスのカラーリングも非常に分かりやすくていいねだとか、地元のまちるだいすけ君を描きこんだ、あれもいいねというようなこともありまして、意外と人気高いんですね。そういう意味では、これからも油断することなく、まさしく今の御指摘がありましたバスの日に無料にするだとか、これもできないことではありませんので、ぜひまた念頭に置きながら、今後の29年度の検討の中にも加えていきたい、このように考えております。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) それでは、5点目に移って続けていきます。
この計画が来年度見直し策定に当たって、多様な主体との協働による取組みでありますけれども、地域との協働でいけば、各バス停の除雪など、地域が主体となって取組んでいっているというような仕組みもありますし、町内商店との協働でいけば、コミュニティバスを利用して地元商店を利用できるというようなこともあると思います。
町内委員との協働では、今回、あって思いましたけれども、病院の前にとまって、そういう利用者が病院に通っていらっしゃる方がいるということも分かりました。
こういった町内会ですとか、商工会、あとは各商店会など、関係団体との十分な連携とか協議というのは必要不可欠だというふうに思いますけれども、この地域公共交通活性化協議会の中には、そういったメンバーの方は入っているのか、あるいは意見を聞くような機会は設けているのかどうかについてお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) コミュニティバスを運行するときには協議会を設置しなさいというのは、これは義務化されていまして、法定行為であります。その中に、協議会設置する中には、今、御指摘のような商工会の関係者の皆さんだとか、芽室町で言えばJAの皆さん、それから消費者協会、あるいは町内会連合会、民生児童委員協議会、育児ネットめむろとか、そのほかに交通関係機関、団体の皆さんが入るんですが、そういう皆さんがメンバーとして入ってございます。そして、当然そこで検討されますので、今御指摘のような問題点を十分意見交換しながら運営に当たっていると、こういうことでございます。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 分かりました。そうした連携とか協議が利用率の向上ですとか、新たなアイデアを生むことにもつながると思いますので、ぜひ継続して続けていただきたいというふうに思います。
最後になりますけれども、時にコミュニティバスは採算性の議論になりますけれども、そもそも採算性があるものであれば民間で路線を走らせているというふうに私は思います。民間では整備できないけれども、交通弱者がいて、そのカバーをするのが行政の役割であるというふうに思いますけれども、芽室町における地域公共交通の役割と重要性、今後の町の考え方について改めて町長にお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) この地域の皆様方の生活をどう維持していただくのかという観点は、当然高齢化社会の中でも、高齢化社会を迎えるがゆえの視点、課題、これは当然あると思っています。何回も申し上げますけれども、ずっとこの問題については、私たちも課題意識を持っておりまして、これからの高齢化社会に向かってどんなことが課題になっていくかという中で、本当にこれは大きな問題だと思っています。そこの中で、今までコミュニティバスを運行してきまして、そしてコミュニティバスの運行も、今作っているシステムをそのまま固定化しているわけではなくて、先ほどから何回も言いますけれども、路線そのものも、ぜひこっちへこういう理由があるからこういうふうに走ってほしい、何とか変更できませんかという声や何かにも随分応えてきながら今日に至っている、こういう経過があります。
こういう経過がありますけれども、いずれにしても、ワンコインで乗っていただく中での採算性ということになりますと、これはもう当然とれないわけでありますが、ただ、採算性はとれませんけれども、公共の仕事として、交通弱者と言われているような皆さんの生活が維持できないような環境はやっぱり作り上げるべきではないと、そういう観点に立ってのこの問題の取組みと。この視点はこれからも外してはいけないと思っていますし、当然であるというふうな認識でございますので、1回目に答弁したとおり、これからもそういう観点に立ちながらいろいろと検証を加え、そして29年にはしっかりとした方向性を見出したいなと、このように考えているところであります。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 理解しました。地域の公共交通は日常生活ですとか、地域のコミュニティーづくりなど、住民生活を支える重要な役割だというふうに思っています。この取組みをぜひ今後も継続していただきたいというふうに思いますし、一方で今課題として上がってきた問題についても、随時検討を続けながら、そしてぜひ住民の皆さんを巻込んでいただいて、住民の皆さんが身近に感じられるような地域に根差した芽室らしいコミュニティバスのあり方について、これからも検討を続けていただきたいということを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。
○議長(広瀬重雄) 以上で、渡辺洋一郎議員の質問を終わります。

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