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◎ 日程第35 議案第106号芽室町奨学金貸付条例全部改正の件

○議長(広瀬重雄) 日程第35 議案第106号芽室町奨学金貸付条例全部改正の件を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
弦巻学校教育課長。
○学校教育課長(弦巻 潔) 議案43ページ、議案第106号芽室町奨学金貸付条例全部改正の件について御説明をいたします。
今回の改正は、46ページ、御覧ください。中段の説明欄に記載のとおり、奨学金貸し付け申請の際に定める連帯保証人の対象となる条件の変更及び奨学金償還の免除規定を追加するものであります。
47ページ、参考資料1で改正の概要について御説明をいたします。
2、改正の概要の(1)は、連帯保証人の要件の見直しで、現在の「申請者の法定代理人又は町内で独立の生計を営む成年者」を、改正案では、@として、「申請者の父、母又はそれに代わり学生を監護している者」、Aとして、「申請者及び他の連帯保証人と別世帯で、市区町村税の課税対象者である者」としています。
申請者が20歳未満の場合は、@とAを1人ずつ、申請者が20歳以上の場合は、@とAを1人ずつ又はAを2人と定めるものであります。
(2)は、若者の町内への定住を目的に、償還免除規定を新たに設けるもので、対象となる条件として、@大学等卒業後、町内に2年以上居住していること、A償還免除決定時にも町内に居住していること、B町民税の課税対象であること、C町税及び国民健康保険税を完納していること、D当該年度までに償還の遅延がないこと、これら全てに該当することとしています。
48ページを御覧ください。
償還の免除は、年間償還金額の2分の1とし、償還免除の期間は、最大3年分とするもので、いずれも規則で定めるものであります。
次に、49ページからの参考資料2を御説明いたします。
今回の改正は、ただ今御説明をいたしました連帯保証人の要件見直しと償還免除規定の新設の2点が大きな内容であり、その他は字句の整理等でありますが、一連の流れに合わせて条文を整理した結果、条項の移動が多くあり、一部改正では改正文が複雑になることから、全部改正といたしました。
このため、改正内容について、新旧対照表で条文ごとに主な改正点を御説明させていただきます。
第1条は、改正案に「大学、短期大学等」を「高等教育機関」とする略称規定を設けております。
第2条は、現行条例で規定しています「芽室町内に住所を有する者の子弟等」を、改正案の第2号で「父、母又はそれに代わり学生を監護していると町長が認める者(以下これらの者を「保護者」という。)が芽室町内に居住していること」と規定をします。
50ページにお進みください。
第3条第1項は、現行条例の奨学金の種類を第1号と第2号に分け、第2項は、貸し付け時期の例外として、「町長が災害等の特別な理由があると認めたとき」を、ただし書きで追加します。
第4条第1項は、申請時の提出書類を規則に委任するとともに、災害等の特別な理由があると認めたときは、申請期間を別に定める規定を、ただし書きで追加します。
第2項は、連帯保証人の要件で、先ほど参考資料1で御説明したとおりであります。
51ページ、第5条は、条番号の変更であります。
第6条第1項は、借用書等の提出期限を、現行条例では「決定を受けた日から10日以内」とあるものを、連帯保証人が遠隔地に住んでいる場合のことを考慮し、別に定めることとします。
第2項から第4項までは、項番号の変更であります。
52ページ、第7条及び第8条は、条番号の変更であります。
53ページ、第9条は、現行条例で償還方法を、「学生が学校卒業後、据え置き2年以内を含む12年以内」としていますが、改正案では、第2項で「償還期間を卒業した年度の翌年度から2年の据え置き期間を含む12年」とし、第3項で「10年の償還期間において均等分割した金額を償還する」こととします。これは償還を免除する場合、当該年度の返済額を対象として、その一部を免除するため、免除の対象期間内にまとめて返済した場合の不公平をなくすための規定であります。
また、第4項では、退学した場合には、据え置き期間を置かずに、退学した年度の翌年度から10年を償還期間とします。
第10条は、現行条例を新たに条立てするものであります。
54ページ、第11条第1項は、今回新たに規定する償還の免除規定で、先ほど参考資料1で御説明したとおりであります。
第2項は、項番号の変更です。
第12条は、現行条例を新たに条立てしたものであります。
第13条は、新たに規定するもので、償還の延長又は免除の申請があったときは、教育委員会に諮って、その適否を決定し、通知する規定であります。
55ページ、第14条は、第2号に「奨学生が繰り上げ償還を希望したときは」を追加いたします。
第15条は、条番号の変更です。
附則第1項は施行期日で、この条例は平成29年4月1日から施行すること。
第2項は経過措置で、この条例施行の際、現に貸し付けを受けている者の償還額及び償還方法については、なお従前の例によるものであること。
56ページ、第3項は準備行為で、町長がこの条例の施行の日前においても、第4条第1項に規定する申請の受け付けに係る周知その他、この条例に基づく必要な準備行為をすることができることを規定したものであります。
以上で説明を終わります。
○議長(広瀬重雄) これから質疑を行います。
質疑はありませんか。
正村議員。
○7番(正村紀美子) 7番、正村です。
今回新たに追加された償還の免除についてお伺いします。
連帯保証人の要件が緩和されたことについては、町外から芽室に転入された方が、実際に芽室で保証人を探すことに苦慮されているという実際の状況があって、そうしたことを改善するために、今回、連帯保証人の要件の緩和というふうにつながったんだと思っています。
それで、免除の要件ですけれども、納税者となって、一定の年数で町内に居住していることが要件になっていますね。連帯保証人の要件の緩和のように、十分に現状分析を行われていると思うんですけれども、改めてお伺いしたいのは、現状の課題というところでは、具体的にどのようなことが議論されて、要はどういうことが課題になって、どうしたことを解決されようとして、今回の免除という規定を設けられたのか、この点についてお伺いしたいと思います。教育委員会内で、どのような議論があったのかということをお伺いしたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 弦巻学校教育課長。
○学校教育課長(弦巻 潔) 免除規定につきましては、第4期芽室町総合計画の改定版におきまして、人口減少克服、地方創生という課題に対しまして、大学等の奨学金を活用して地元から大学に行ったお子さんが、卒業後、芽室町に戻ってくる方策を研究・検討しますということで、人口増ということをキーにして検討した結果であります。
以上です。
○議長(広瀬重雄) 正村議員。
○7番(正村紀美子) 7番、正村です。
地方創生の観点から総計の中に盛り込んだことが、今回の提案の発端となっているという御答弁でした。
それで、私、思うんですけれども、若者定住対策というところが、この奨学金とどういう関係になっているのかというところを、もう少し御説明いただきたいんですけれども、まち・ひと・しごと創生総合戦略の中では、町からの転出者というものを見てみますと、近隣の1市2町への転出者が多いんですね。これは大学等で町外に行く数よりも、近隣の1市2町への流出が断然多いわけです。それで、今回の奨学金と若者定住対策ということを考えるのであれば、まず定住対策とするのであれば、近隣へ流出している若者の対策というものを考えるという方向にすべきではないかと思うんですけれども、こういうことについては、教育委員会としては、どのような議論をなされたのかお伺いしたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 弦巻学校教育課長。
○学校教育課長(弦巻 潔) 教育委員会としましては、現在行っております奨学金の貸し付け、これの免除をすることによって、若者が少しでも芽室町に戻ってきてくれる、その呼び水になるということを期待して、今回このような規定を設けたところであります。
今現在、教育委員会としてできることは何かということを考えますと、この奨学金の償還の免除を利用するということで、今回、提案をさせていただいております。
以上です。
○議長(広瀬重雄) 正村議員。
○7番(正村紀美子) 7番、正村です。
奨学金の貸し付け状況を見ますと、平成26年度、入学金9件、奨学金が17件、27年度、入学金が9件、奨学金が19件、28年度の奨学金の貸し出し件数ですね、これは5件と15件というふうになっています。当初予算1,660万に対して、過去3年間、いずれも減額補正を年度途中で行っています。いずれも540万、440万、730万と、かなりの大きな額になっています。つまり、ここ数年は当初予算よりも貸付額が大幅に減少してきているということであります。
今、課長の御答弁では、呼び水になることを期待しているというふうにおっしゃっていますけれども、地方創生の部分については、数値目標というところも検討されていくということがあるかと思います。
そうした中では、この免除の規定をつくることによって、若者の定住対策として、免除をする町民というのがどれくらいいらっしゃると想定されているのかお伺いしたいなと思います。
もうこれで質疑は3回なので、これでやめますけれども、奨学金のこの条例については、初日提案、初日議決ということです。連帯保証人の要件緩和、そして今回質疑をしています償還免除の規定というところは、今回の条例改正の中で大変大きなものになっているというふうに思っています。
私は、連帯保証人について、緩和されたということについては評価をいたしますし、これは実際に奨学金の活用を希望されている町民の方にとっては、大変有効な情報であるというふうに思いますし、有効な施策であるというふうに考えます。
ただ、償還の免除規定の新設というところについては、やはり税金の使途について説明責任が問われるというふうに私は考えますから、十分な議論が必要だというふうに思っています。この件については、先ほど教育長のほうから、平成29年度の教育行政執行方針の中でも述べられておりましたし、今後、定例会、今日始まったばかりですので、また新たな場面の中で質問していきたいというふうに思っていますけれども、まずは先ほどお伺いした件について、教育委員会のお考えをお伺いしたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 弦巻学校教育課長。
○学校教育課長(弦巻 潔) 前段のほうで貸し付け金額が減っているということで、実際そのようになっております。それで、今回新たに2つ見直しをしましたので、より借りやすくなったということで、貸し付けが増えるということは予想されます。
それで、今現在、奨学金を返済している方で、芽室町に戻ってきている方というのが、年度によって変わりますけれども、大体25%ぐらいというふうに、こちらのほうでは捉えております。ですので、その方たちがその割合で戻ってきた場合には該当になる、年数の制限とかありますけれども、まずは該当になるかなというふうに考えております。
以上です。
○議長(広瀬重雄) ほかに質疑はありませんか。
梅津議員。
○12番(梅津伸子) 12番、梅津です。
これまでになかった制度が、減免ということで、一歩前進かなと。特に先ほども議論がありましたけれども、連帯保証人の条件緩和という点では、良かったというふうに思います。
ただ、果たして受けられる方が、本町に戻ってきたときの条件ということで言えば、どのぐらいこれが効果を発揮するかという点では、非常に厳しい条件だということで認識しております。実際にこれがどれほど、有効に活用されれば、それにこしたことはないわけですけれども、今、課長の御答弁で、これまでの経緯で年間、奨学金を活用した方が25%、町に戻ってくるという御答弁もありましたけれども、そうした中で、新年度予算との関係もありますけれども、この間、同じ金額、大学への就学支援ということで組まれているわけですが、何人ぐらいこれを伸ばして、人口増というお話もありましたけれども、そういうふうなお考えを持って提案されていらっしゃるのか、提案に至ったのか、その辺について、この25%を例えば50%にするとか、そういうお考え、当然あってのことなのかなというふうに思いますが、その点についての見解についてお伺いしたいというふうに思います。
○議長(広瀬重雄) 弦巻学校教育課長。
○学校教育課長(弦巻 潔) 卒業後、芽室町に戻ってくるかどうかというのは、当然、御本人の働き場所ですとかもありますので、先ほど25%ぐらいというお話をさせていただいたのは、こちらに戻ってきている方で、芽室町に住まれているというふうに確認できた方です。ですので、実際の償還免除につきましては、29年度の貸し付け分から該当になりますので、最短でも32年度からの該当になると思います。ですので、今年度の貸し付け状況とかも見ませんと、詳しい数字とかについての検討もできないかと思っております。
以上です。
○議長(広瀬重雄) 梅津議員。
○12番(梅津伸子) 12番、梅津です。
御答弁いただきました。当然、人口増対策の側面も強いということでありますから、25%、30%という、帰っていらっしゃる方が、今この条件ですね、これは11条ですか、免除とか減額の条件がありますけれども、こういった方たち、現状、奨学金を活用して、今、芽室に戻ってきた方の状況というのも、当然、念頭に入れて、こういう条件を提起されているのかなというふうに思うんですけれども、その点についてはどうなのか。この制度が本当に多くの方に活用されて、制度として生きていくと、力を発揮していくということを願う立場からお伺いしたいというふうに思います。
○議長(広瀬重雄) 弦巻学校教育課長。
○学校教育課長(弦巻 潔) 今現在、戻っている方についての詳しい調査等はしておりませんけれども、今回の免除の要件の中に、例えば課税対象というのもありますけれども、それにつきましても、あくまでも課税対象というだけで、幾ら以上の住民税を納めているというふうにはしておりません。そのあたりで、かなりハードルとしては低いのかなというふうに思っております。通常、100万程度の所得があれば課税になりますので、より利用しやすいかなと思います。ただし、町全体ですので、税金を納めていただいている、滞納がないというのは、もう当然、前提になりますけれども、芽室に住んで、一定程度の所得がある方については、該当になるというふうに考えております。
以上です。
○議長(広瀬重雄) 梅津議員。
○12番(梅津伸子) 12番、梅津です。
せっかく提案されている条例案でありますので、それは有効に生かされるようになりたいというふうにも思うわけですが、これについての検証ですね、例えば何年間ぐらいやって、これではどうも実際に生かされる効果はどうなのかということなんかも、当然、私は見なければいけない内容だなというふうに考えるものですから、その辺は当然やっていかれるというお考えだというふうに思うんですが、その点、いかがでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 弦巻学校教育課長。
○学校教育課長(弦巻 潔) 条例ですので、制度的に不備があるですとか、実態に合わないということがあれば、当然、見直しということは考えられると思います。
以上です。
○議長(広瀬重雄) ほかにありませんか。
(発言する者なし)
○議長(広瀬重雄) ないものと認め、質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と発言する者あり)
○議長(広瀬重雄) ないものと認め、討論を終わります。
これから議案第106号について採決します。
本案は原案のとおり決定することに異議ありませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
○議長(広瀬重雄) 異議なしと認めます。
したがって、本案は原案のとおり可決されました。
ここで13時30分まで昼食休憩といたします。
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午前11時55分  休 憩
午後 1時30分  再 開
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○議長(広瀬重雄) 休憩を取り消し、会議を再開します。

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