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○議長(広瀬重雄) 次に、渡辺洋一郎議員の質問を許します。
渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) それでは、通告書に基づきまして質問をさせていただきます。
質問項目は1項目です。
公共的施設における「車いす使用者用駐車施設」の整備についてであります。
公共施設や商業施設など、不特定の方が出入りする公共的施設には、法令等に基づき、通常より幅の広い車いす使用者用駐車施設(駐車区画)が設置されています。ところが、この駐車区画は、どのような方が自動車をとめることができるのか、法令等のよりどころがありません。また、外見からでは分からない障害等がある方を含めて、その駐車区画の利用対象の方であることを判別する方法も法令等に規定されていません。対象がはっきりしていないことや、そもそものルールが存在しない等から不適切な利用も発生し、本来利用が必要な方が利用できない、あるいは外見から判断しにくい障害のある方が駐車することをためらってしまうなどの問題点等が生じていることから、次の2点について町長の見解を伺います。
1点目、本町において、公共的施設における車いす使用者用駐車施設を利用できる対象者のルール作りが必要と考えますが、見解をお伺いします。
2項目め、思いやりのある優しいまちづくりのために、町民の方にどのように周知するか、また不適切な利用に対する対策を本町としてどのように講じていくのか、見解をお伺いします。
以上、1回目の質問とします。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員の質問に答弁を求めます。
宮西町長。
○町長(宮西義憲) 渡辺洋一郎議員の公共的施設における車いす使用者用駐車施設の整備についてお答えいたします。
まず、1点目、公共的施設における車いす使用者用駐車施設を利用できる対象者のルール作りについてであります。
車いす使用者用駐車施設は、平成18年度に施行された高齢者、障害者等の移動等の円滑に関する法律、いわゆるバリアフリー法に基づき、一定規模以上の公共施設、商業施設等を新設または改良する場合に設置が義務づけられており、その駐車施設の設置に関しては、車の乗降に広いスペースが必要な車椅子使用者に配慮し、通常より幅の広い3.5メートルと規定されています。
しかし、当該法令では、利用対象者の範囲を車椅子使用者に限定するものでなく、高齢者または障害者等で日常生活または社会生活に身体の機能上の制限を受けるものとし、障害機能やその程度などの具体的な定めはありません。また、施設整備に関する規定であるため、利用対象者であることを判別する利用許可証の発行も規定されておりません。
一方、道路交通法では、身体障害者等駐車禁止除外指定車標章制度により、主に内部障害を含む重度の身体障害者や精神・知的障害の方を対象に、駐車禁止規制が行われている道路での駐車が可能となる標章が発行されています。しかし、この標章もまた、車いす使用者用駐車施設を利用する場合の法的根拠とはなっておりません。そのため、車いす使用者用駐車施設の利用にあっては、法令等の規制ではなく、利用者のモラルや施設設置管理者の判断に委ねられ、不適切な利用がされ、本来利用が必要な方が利用できない状況もあると考えております。
この問題を解決する上で、全国的な取組事例としては、利用できる対象者の範囲を設定し、利用証を交付するパーキング・パーミット制度の導入が主に府県単位で進められています。平成26年2月1日現在で31府県3市が導入し、さらに利用者の利便性の向上を図るため、隣接する自治体間での相互利用協定に発展していますが、北海道、あるいは道内市町村単位での導入は図られていない状況であります。
今回の御質問の趣旨である車いす使用者用駐車施設の利用に関する問題を解決するためには、道路交通法の身体障害者等駐車禁止除外指定車標章制度に準じて、障害者の利用に限定した町独自のルール作りも1つの手法と考えられますが、利用者の町外施設の利用には効力を有するものではなく、逆に混乱を招くおそれがあるため、結果としては利用者モラルへの継続的な訴えを続けてまいりたいと考えております。
次に、2点目の思いやりのある優しいまちづくりのために、町民の方にどのように周知するか、また不適切な利用者に対する対策を本町としてどのように講じていくかであります。
この御質問も、1点目と同様の課題に基づくものでありますが、本町の公共施設駐車場では、障害者用駐車スペースを設け、障害者の施設利用への配慮をしているところでありますが、1点目と同様に一部不適切な利用があり、本来駐車すべき障害のある利用者が駐車できない状況もあると考えております。
また、施設管理者としては、外見から判断できない障害のある利用者もおり、注意喚起等の対策には苦慮しているところでもあります。
全国的な先進事例としては、1点目でお答えしたとおり、パーキング・パーミット制度の導入事例もあります。しかし、本町においては、まずは適正な利用を図るために、利用者のマナー向上、譲合いの精神について広報紙等で注意喚起をしてきたところであります。
常設の障害者用駐車スペースは、バリアフリー法の定めに基づき最小限で設置している現況でありますので、町民の皆さんには、思いやりや譲合いの気持ちで障害のある利用者の駐車に御理解をいただきますように、今後も広報紙等で啓発を継続してまいります。
なお、障害者用駐車スペースは、一般的には青地に白抜きの車椅子マークで表示されていますが、このマークは国際シンボルマークで障害のある方が利用できる建築物、駐車施設であることを表示する世界共通のマークであり、車椅子使用者に限定したものではありません。そのため、表示方法については、マークのみでなく、「ここは、車椅子使用者など身体の不自由な方の専用駐車スペースです。」などの説明を付加することが有効と考え、今年度中に策定する芽室町公共サイン整備計画に基づき、公共施設管理者とその設置についても協議してまいります。
以上、お答えといたします。
○議長(広瀬重雄) 以下、質問を認めます。
渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) それでは、1項目めから再質問をさせていただきますが、2項目めとかぶる点もありますので、その点については御了承願います。
まず、車いす使用者用駐車施設の設置をどのように行っているかについてお伺いをさせていただきます。
少し法律的なことになりますけれども、国は平成6年にハートビル法を制定しております。このハートビル法では、デパートやスーパーマーケット、ホテルなど、不特定多数の人が利用する建築物を特定建築物として、その建築主は建物の出入り口や階段、トイレなどに高齢者や身体障害者などが円滑に利用できるような措置を講ずるよう努めなければならないというふうにされました。平成14年の改正では、不特定でなくても多数の人が利用する学校などを特定建築物として範囲の拡大が行われ、併せて特別特定建築物の新築について、基準に適合することの義務づけがされました。戻りまして、平成12年には、駅、鉄道車両、バスなどの公共交通機関、駅などのバリアフリー化を進めるためのいわゆる交通バリアフリー法が制定されています。こうした法律が制定される中で、建築物や公共交通機関、公共施設などにおいてバリアフリー化の整備は進められてきました。そして、平成18年12月20日から、いわゆるバリアフリー新法、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律が施行されております。
説明が長くなりましたが、まずお伺いいたします。芽室町にある公共的施設の車いす使用者用駐車施設については、これらの法律に沿った基準で設置、整備されているという認識でよろしいかお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 今御指摘のとおり、これはずっと法的な編成については時代の流れがありまして変わってきておりますので、平成18年以降の問題、以前の問題、それらを踏まえて担当の建設都市整備課長から答弁させます。
○議長(広瀬重雄) 木村建設都市整備課長。
○建設都市整備課長(木村淳彦) 建設都市整備課長。
ただ今お話ありました平成18年度にハートビル法と交通バリアフリー法が合体いたしましてハートビル法新法ができたということなんですが、それ以降、公共施設の駐車場に関しては、この法を適用しながらという駐車場はありません。ただ、従前につきましては、ハートビル法だとか交通バリアフリー法も含めまして、約50台に1台というようなガイドラインの中で駐車場を設けて設置しているところであります。ただし、施設の用途についてはそれ以上というところもあります。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 分かりました。
バリアフリー新法には建築する際のチェックリストがありますけれども、このチェックリストには駐車場(第17条)において、1、車いす使用者用駐車施設を1つ以上設けているかとあります。(1)幅は350センチ以上であるか、(2)利用居室までの経路が短い位置に設けられているかとなっていますけれども、設置に関して、建築時にこのチェックリストに記載されている項目に沿って整備されているのかどうかお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 今、担当課長が申し上げましたとおり、私どもの町では平成18年以降のバリアフリー法が新しくできましたよね。これ以降、その基準に基づいて設置しているものはございませんので、そういう意味ではないということになります。ただ、私たちは当然その時々の法令に遵守してそれぞれ施設整備なり進めますから、当然やっていくとすれば、これは3.5メートル以上のものにしていくと、こういうことは考えているところであります。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 分かりました。
それでは、建築する際は建設都市整備課の方が主に担当になるというふうに思いますけれども、建築後の管理整備、また利用状況の確認などについてはどこの課が担当しているのかお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) これは、年間通してどこが管理しているかということだと思います。これは、それぞれの施設には、当然夏、冬の除雪なんかは特にそうなんですが、やっぱり利用しやすい環境づくりもありますので、施設そのものの管理がどこが主体かということは、それぞれの施設に応じて変わっているということで御理解をいただきたいと思います。
例えば、分かりやすく言えば、公民館の前の駐車場は教育委員会で管理していただいていると御理解いただければよろしいかと思いますし、病院の東側に新しく整備もいたしましたけれども、あの施設の駐車場は病院で管理していると、このように御理解をいただきたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 理解いたしました。建物を作るときには法律にのっとって駐車施設を整備しているけれども、その後の管理についてはそれぞれの施設での管理をしているということで、一元的には管理されていないということになっていると思います。そのように理解いたします。
私は、法律に沿って設置されているにも関わらず、それを町として一元的に管理していない。担当課がどこにもないということについてまず課題があるというふうに考えております。
今回、一般質問に当たりまして、町内にあります公共施設、不特定多数の方が利用する商業施設、銀行など駐車スペースをほぼ確認してまいりました。少し紹介させていただきますけれども、国道沿いにありますスーパーでは入り口に2台分確保して、青色で塗装するなどして一般の駐車スペースと区別しやすくするなど工夫されております。町なかに最近新しくできた銀行では、入り口に車椅子の表示された駐車スペースと、高齢者運転者マークを表示した2台分を確保しています。いずれも対象者については明確な規定はないということでありました。
公共施設についてでありますけれども、役場本庁舎には階段の下に1台分のスペースがあり、その後ろにプラスチック製の案内板が置いてあります。そこには、車椅子マーク、妊婦さんのマーク、高齢者のマークの3種類のマークが表示されています。役場以外のところには、アスファルトに車椅子のマークが表示されているもの、または駐車スペースの後ろに例えば公民館ですとか総合体育館のように車椅子マークの案内板のあるものなど様々ありました。案内板のないところは、今の冬の時期、地面のマークだけではどこが駐車スペースなのか判別できません。今回見た中では、芽室駅東側の公共駐車場の1台分のスペース、ここにつきましては雪が積み上げられてとめることができなくなっていました。また、駅南側の公共駐車場でもエレベーターまでの通路が除雪されておらず、とても車椅子で通行ができる状況にはありませんでした。これは、公民館も同様であります。
町で管理する公共施設についてですけれども、それぞれの施設で管理するという点が管理や整備が行き届かないことにつながっているというふうに思いますけれども、どのようにお考えでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 管理整備については、やっぱり主管のところが一番現況をよく、常に現況がよく見えていますので、管理していくときにはやっぱりそこが管理していくのが私は一番効率的だと思います。
ただ、御指摘ありました今回の公共サインのような問題については、こういうどこの施設でも共通して取り扱われているものが、施設ごとに格差があってはいけない。これはちょっと別の問題の捉え方でありますけれども、その論議は既に内部でも出ておりまして、やっぱり老朽化の放置も感性だけで物を見ていったら、Aという人が見たときは、あれはもう古いから取替えなさいよと。Bという人はいや、まだまだと。これではいけないわけで、そういう意味では、1回目でもちょっと触れましたけれども、私ども今公共サインの整備計画というのを作っておりますけれども、これは全体的な表示板、看板も含めて、どこにどんな課題があって、どうしていったらいいんだということで、横軸でやっぱり、いつも言いますけれども、各所管課が所管しているものを横軸で結んでいって成果を上げようと、こういう発想を持ってございます。今回その中で芽室町公共サイン整備計画というものを作りましたので、その中でもこの話は出ておりますので、今この整備計画の実施をどうやっていくかという中では、先ほど1回目でも答弁しましたが、この車椅子使用者の皆さんの分かりやすい表示だとか、それをどう取り扱っていくかということについてはやっぱり反省すべきものは反省し、改善すべきものはしていこうと、こんな考え方を持ってございまして、これについてはこれからやっぱり徹底した取組みを展開しようという話合いになってございます。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 理解いたしました。
今ありました公共サインの整備計画も、現在パブリックコメントを行っている段階でありますけれども、統一した案内表示にするですとか、スペースを青色で塗装するなど、ほかの区画ときちんと判別できるような工夫が必要かなというふうに考えます。
また、1つつけ加えますと、車椅子の方やその介助者に関して言えば、雨の日など、傘を持つことができない状況にありますので、雪国であるという点からも、利用頻度が高い施設については屋根などを設置するなどの対策も必要と考えます。そうした対策をとっていくことが、利用する方にとって住みやすい町になると思いますし、不適切な利用の防止的な効果につながることも期待できるというふうに思いますので、是非検討していただきたいと思います。
それでは、次に利用対象者についてもう少しお伺いさせていただきます。
先ほど1回目の答弁の中で、結果的には利用者モラルへの継続的な訴えを続けていくということでありましたけれども、利用対象者を明確にせず、どのように訴えていくのか、少しその不具合があるようにも思いますけれども、このことについてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) この問題の一番難しいところは、利用者の行動圏が当該市町村内だけでとどまらないということであります。そのことを念頭に置いて一応しっかりと考えていかなければいけないわけであります。そのことを前提で考えていきますと、例えば芽室町だけで芽室町だけの利用者を定めていった場合、それがよその町へ行って同じ認識で行動されても、これも困るわけでありまして、逆に混乱起きてしまってもいけない。
それで、この問題については、実は先ほど渡辺議員御質問のとおり、ハートビル法から始まって法令のいろいろな変遷がありまして、平成12年、平成18年にそれぞれバリアフリー法の改正になっていった。それ以降、この問題は全国的にいろいろ提起されているところでありますけれども、なかなかこれを定められない理由というのはそこにありまして、町村がばらばらに定めてしまうと、これはなかなかうまくいかない。それと、目視でもなかなか分からない障害をお持ちの方もたくさんいらっしゃると。そのことを考えていくと、なかなか定められないという現状があります。
そこで、私ども先ほど申し上げましたけれども、定めないでどうやって周知するのかということ、全くそのとおりなんですけれども、これはやっぱりそのマークのあるところ、あるいは先ほどブルーに塗っていくということや何かも御指摘いただきましたけれども、そういう駐車場の利用対象者は誰なんだということをほかの皆さんもみんなが気を使っていく、そこに私たちは訴えていきたい。こういうことでありまして、さっきも申し上げましたが、車椅子のマークが書いた駐車場でもなかなか分かりにくいので、それでもこの場所の利用というのは車椅子を活用している人ばっかりではなくて、お体に障害のある方は皆さんが活用する場所なんですよという表記をつけ加えていこうだとか、今そういうふうにでもしていかないとなかなか理解はされないんだろうなと思っています。したがいまして、やっぱりこの訴えについては、ほかの町村に行ったときの行動圏も念頭に置きながらやっていかなければならない出来事と、このように考えているところであります。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) なかなか難しい問題であるというふうに私も認識はしております。
ハートビル新法の義務づけ措置等に関するQ&Aというのがありますけれども、その中で車いす使用者用駐車施設の利用について、車椅子使用者だけにその利用を限定しているものですかという問いがあります。その回答には、当該駐車施設の構造及び配置上の内容が車椅子使用者にとっても利用しやすく、配慮されたものであるため、車いす使用者用駐車施設と規定していますが、法令上、車椅子使用者だけでなく、身体の機能上の制限を受ける高齢者、障害者等であれば車いす使用者用駐車施設を利用することは可能ですというふうにあります。ほかの市町村の関係ももちろんありますけれども、私が求めているのは町独自のルールを設置して、それを住民の方に周知していくと。そのことが有効性を持ちますし、周知も明確なものになるというふうに考えますけれども、再度その辺についてお伺いさせていただきます。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 今、渡辺議員、車椅子のお話出てまいりましたけれども、これも全くそうなんですね。例えば、一般のドライバーの皆さんで、ブルーに白抜きの車椅子の絵が描かれたところは車椅子を使用した人しか利用できないという認識の方もたくさんいらっしゃるんですね。例えば、お体が不自由でも車椅子はまだ使っていないと、そういう人はあそこはやっぱり車の使用者なんだという認識がありまして、実はそうではないという御指摘が今ございました。これは、私ども1回目にも答弁したとおりでありまして、これはそういう国際シンボルマークでありながら、その辺の理解、認識がまだまだ十分普及されていないという問題が逆に出てきているように私たちも考えています。
ですから、さっき言いましたように、ルールを決めることは本当に行動が、これは芽室での行動、これは帯広へ行ったときの行動と、ここのところの混乱が非常に難しくてできていないという、これは全国的な実は考え方でありまして、国土交通省も実はそういうふうな考え方で見解を述べているわけで、なかなか難しさがあります。ですから、その難しさというよりも、むしろこのマークはこういう意味なんだよだとかというその表記もあわせて、絵でシンボルマークを書くだけでなくて、その表記をここはこういう人たちがとめられるんですという表記もあわせてやっていきたいなということが1回目の答弁でも申し上げた公共サインのこれからの整備計画の中ではそういうことも念頭に置いて取組んでいきたいなと、こういうふうに考えているところであります。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 理解いたしました。
公安委員会の方でも発行していますその駐車禁止除外標章も非常に複雑でありまして、北海道の公安委員会では歩行が困難なことにより社会生活が制限される人として4つ挙げております。申し上げますと、冬期間の凍結路で歩行に支障がある方、また訪問先付近に車をとめるところがなく、長距離を歩行することにより身体に影響がある方、歩行の際にふらつくことがある方、4番目としてその他身体の障害により道路の通行に支障がある方というふうになっておりまして、具体的に対象となるのは身体障害、知的障害、精神障害のある方になっております。歩行が困難なことにより社会生活が制限される人は車椅子使用者だけではありませんので、先ほど町長の答弁にもありましたように、外からは分からない内部障害の方、あるいは知的障害の方、精神障害の方もいらっしゃいますけれども、こうした方々は車椅子使用者に比べれば車を乗り降りするスペースは3.5メートルなくても済む場合もありますけれども、外見上理解されにくいということもありまして、その利用することをためらっている方、またあるいは周りの目を気にしてとめられない方も実際にいるというふうに思います。
誰が利用できるのかをきちんと、多少あいまいではあってもきちんと周知していくことは非常に大切なことだなというふうに思いますけれども、その対象者を検討するということがあるのであれば是非つけ加えていただきたいのが、障害者や介護の必要な高齢者、あるいは体調の悪い妊産婦ですとか、一時的にけがをして歩行が困難な方などについても、ちょっと表示の仕方が難しいというふうに思いますけれども、長距離の歩行が困難というふうに捉えることができるというふうに思いますので、「子育てにやさしいまち」というふうに標榜するのであれば、是非そのあたりも検討すべきというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 今、渡辺議員御指摘のとおり、パーキング・パーミット制度、この制度はまさしくそういう意味での制度として、例えばこの中には1年未満という利用者証もあります。5年以上だとか、そういうものもありまして、1年未満なんていうのは非常にある意味ではいいなと。ただ、これを今度行使していくだとか、その辺の難しさですとか、例えば高齢者を定義したときに、具体的なイメージでいきますと、例えば私たちも内部論議の中でも非常に難しいなと思っている理由の1つに、例えば公民館で柏樹学園がありますよね。あのときに車に乗って来られる皆さんというのはやっぱり当然該当する。全員が該当してしまうことになります。そうすると、いうなれば車椅子のマーク書いたところに誰がとめてもいいわけでありまして、そういう意味では。だから、そういう意味ではもう非常に難しさがあって、とにかく皆さんのモラルとしてどう考えていくかということをやっていかないと、むしろ一人一人制限していっても規制できなくなってしまう要素が極めて強いという、そういう問題がこの実はパーキング・パーミットにあります。
それと、北海道で隣の町村とも一緒にやれていないというのはなかなか、隣の町には隣の町の事情、うちにはうちの事情というのをやっていきますと、本当に町外へ出たときに逆に混乱起こすような、そういう事例もないわけではない。ただ、私たちもそういう現況を踏まえて、じゃ今のままでいいのかといいますと、これでいいとは思っていませんので、さっき言いました公共サイン整備計画を実現する段階では駐車場なんかも、今看板のカラーなんかも全部話し合っているんですが、そういうものも含めてどういう表示にしていったらいいか、あるいはどういう表記をプラスワンで加えていった方がもっと利便性が上がるんじゃないかということについては、これはこれからも検討していきたいなと思っていますし、それは踏込んでいきたいなというふうに考えております。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) それでは、2項目めに移りますけれども、若干かぶっていきますので、引続き質問させていただきます。
町民の方にどのように周知するか、また不適切な利用に対する対策を町としてどういうふうに講じていくのかについてでありますけれども、これまで適正な利用を図るために、利用者のマナー向上、譲合いの気持ちについて広報紙等で注意喚起をしてきたということでありましたけれども、具体的にこの駐車スペース等に関する文言が入っているのかどうか、また広報紙以外での周知はあったのかどうかについてお伺いさせていただきます。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 具体的に資料は持ってきていないのですが、法律がどんどん変わってきていますから、今まで。平成12年にも18年にも変わってきていまして、新バリアフリーは18年。そこへ来るまでに変わってきていますので、その基準の変化なんかもありますから、施設ができたときの施設パンフレットや何かにもそういう新しく変わったものや何かはできるだけ表記するようにしていますけれども、今どこどこでこれをやりましたということはデータを持ってきていないんですが、広報紙なんかはやっぱり幅広く皆さんに周知していく中では、施設の利用者ばかりでなくて広く皆さんにも分かっていただくという意味では一番有効かなと思っています。
これからも広報紙をベースにして、あとさっき申し上げました一つ一つの表記をどうするのかということについて取組んでいくときには、こういう施設も将来的には取組んでいきたいというできれば発信できるような状況があればそれらも踏まえて、実際には取り組む前から何年後にはこうしたいみたいなね、そんな情報の発信の仕方も工夫していきたいなというふうに考えております。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 広報紙等で周知すること、これソフト面、モラルを向上させていくですとか、思いやりの気持ち、譲合いの気持ちを持っていただいて障害理解を深めていくということにもつながっていきますので、これは必要であるというふうに思います。ただ、そのなぜ3.5メートル必要なのかですとか、どういった基準でこの駐車スペースが設置されているのか、これを周知することも非常に重要なことだというふうに思います。内部障害の方も対象になるんですよということもきちんと町民の皆さんに分かっていただくということも重要になってくるかなというふうに思っております。
一方で、1回目の答弁でありましたそのサインですね。公共サインについてですけれども、いわゆる説明文を看板で表示したりですとか、これもハード面の整備としては、特に目に見える形で整備をしていくということは周知にもなりますし、不適切な利用を防ぐということにもなりますので、是非積極的に表示をするように取組んでいただきたいというふうに思います。
不適切な利用に関して少しお伺いしますけれども、町内の公共施設におきましても一部不適切な利用は見かけることがあります。青地に白抜きの車椅子マークを車につけた方もよく見かけますけれども、あれは先ほど町長もおっしゃったように、国際リハビリテーション協会が作った世界共通のシンボルマークであります。このマークを管理している公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会のホームページには、使用についてこのように書かれています。駐車禁止を免れる、または障害者用専用駐車場が優先的に利用できるなどの証明にはなりませんので、御理解の上御使用くださいとあります。このマークは、障害者手帳の提示がなくても、誰でも、私でも全国のカーショップで購入できるものです。日本国内で道路交通法で定められたマークは、肢体不自由者であることを示す四葉のマーク、あと70歳以上の高齢者をあらわす高齢者運転マークがあります。町として、不適切な利用に関してこれまで何か対策を講じてきたのかどうかについてお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 1回目でも答弁申し上げたんですけれども、非常に難しい問題でありまして、今御指摘のマークのほかに、聴覚障害の方にはチョウのマークも支給されている。ですから、非常に難しい。そしてなおかつそれ以外に、内部疾患の方であれば外見からの見分けは一切つかない。ですから、例えば障害者手帳を表示していただけますかだとか、そうでもしなければなかなか分からないだとかいろいろな問題がございまして、なかなかこれについては指導はしにくいということがあります。ですから、この不適正な利用が不適正なのか、理解ができなくて利用されているかというのは、なかなかこの辺の判断も難しい。それがゆえに、法的に一元化できないだとか、国を挙げて定めができない、なかなかルール化しにくいという、そんなようなところにつながっていっているわけでありまして、私どももそういう意味では管理者責任としていろいろなPRや何かはしますけれども、不適切だと思われる方を指導しただとか、そういうケースは今のところございません。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) なかなか外見から理解しにくいという、分からない、判別しにくいというところで、なかなか対象なのかどうなのかも分かりづらいという点は理解いたしますけれども、先ほど来出てきたパーキング・パーミット制度ですけれども、分からない方のために少し紹介させていただきます。
この制度は、平成18年に佐賀県が全国に先駆けて開始した制度ですけれども、これは車いす使用者用駐車施設を必要とする方に利用証を発行して適正なスペースを確保するという制度です。この利用者証というのは、ルームミラーにひっかけるような形状ですので、車外からもすぐに分かるようなものであります。身体障害者の方はもちろん、そこそこの実際によって変わってきますけれども、高齢者や妊産婦、けが人など、広く歩行困難な方を対象として、車ではなく人に利用者証を交付したことが特徴です。障害者の方や高齢者は5年という有効期限でありましたり、妊産婦やけが人などは1年未満というような対象になる方もいますので、そういう有効期限を人によって変えているという特徴があります。パーキング・パーミットを導入している県などでは、思いやり駐車場、譲合い駐車場、あったかパーキングなどの名称を用いながら、その駐車施設を必要とする人に共通する利用証を交付することで駐車場を利用できる人を明らかにして、障害のない人の駐車をなくすことはもちろんのこと、車を運転する方々の意識を変えていくことを目的としています。また、利用証を発行することで、外見から判断できない内部障害の方も利用証を車に掲示することで気兼ねなく利用することができるようになるメリットがあります。
私は、芽室に住んでいる人々が、モラルが向上されて譲合い、思いやりの心を持ってみんなが安心して暮らしていける町を作っていきたいというふうに思っていますけれども、今後パーキング・パーミット制度をすぐに導入してくださいとは言いませんけれども、町としてルールがないことによって、車いす使用者用駐車施設の不適切な利用、あるいは本来利用が必要な方が利用できない、外見から判断しにくい障害のある方が駐車することをためらってしまう、こうした問題点について解決を図るには有効な方法の1つであるというふうに考えます。
1回目の答弁の中で、先ほどもありましたけれども、町外との兼合いも利用する際に出てくるということ、混乱を生じるおそれがあるということでしたけれども、私は町独自のルールを作って、芽室町ではこうなんですということを作って、町内のルールということで定めていくことも1つ方法であると思いますけれども、その点についてもう一度お伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) これはさっきまでお答えしたことが全てなんですけれども、ただ町のルール、ルールということでこだわられると、そこに1つ問題出てくるのは、例えば公民館前の駐車場、そのマークのところに何かイベントがあって町外から来た方もおとめになると。町外から来た方は、該当者であっても、パーキング・パーミットをやりますと逆にとめられなくなってしまうんですね、町外の人には利用証というのは渡しませんから。だから、そういう意味で混乱って、町外を超えてしまうと混乱という言葉を使ったんですけれども、この問題は現実的に生じている問題でありまして、したがってなかなか北海道内の町村でも取組みにくい。北海道も取組んでいませんし、北海道の町村ではどこも取組んでいないのはその辺のことを考えてのことなんですね。ですから、これで、それと何点か課題はあるんですけれども、あるいは罰則規定がどこもないものですから、これで罰則規定を設けるなんていう話にはなりませんから、ですから、やっぱり実効性がないだとか、あるいは最終的にはそこで訴えなければならないのはやっぱりモラルのほうに行ってしまうんですね。ですから、そういう意味で私どもはモラルが一番いいのかなとは思っています。
ただ、さっきも言いましたように、公共サインの論議をいろいろしていく中で、今のままの表記で本当にこれ分かりやすいんだろうかという、いろいろな看板含めていろいろな検討をやっていますから、その中ではさっきも申し上げましたが、検討はしていきたいなと。どういうふうな複合表記、あるいはね、その今までのマーク以外に何かがあったほうがもっと分かりやすいだとか、もっと効果的じゃないかと、そういうことはこれからはどんどん検討していく時代には来ていると、こういう認識に立っております。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 理解しました。まずは、公共サインの整備計画の中でどういった表記方法がいいのかですとか、その看板もどういったものが目立って区別がつきやすいかですとか、そういったことも含めて、芽室町において北海道の先駆けとなるような、障害者だけじゃなくて妊婦さんですとか高齢者に優しいまちづくりの1つとして、公共的な施設における車いす使用者用駐車施設のあり方について改めて検討していただきたいことを申し上げまして質問を終わります。
以上です。
○議長(広瀬重雄) 以上で渡辺洋一郎議員の質問を終わります。
ここで13時15分まで休憩といたします。
─────────────────
午前11時42分  休 憩