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◎ 日程第2 一般質問

○議長(広瀬重雄) 日程第2 一般質問を行います。
早苗 豊議員の質問を許します。
早苗議員。
○4番(早苗 豊) 4番、早苗です。
通告書に基づき質問をさせていただきます。
質問項目は1点、各種分野におけるICT導入計画と農村地域における情報通信インフラの整備促進についてであります。
本町では、平成22年9月に芽室町高速情報通信網整備検討委員会を設置し、委員会の調査研究結果を踏まえて、平成26年3月より無線方式による通信網を農村地域に整備の上、高速情報通信網未整備地区の解消を図っています。しかしながら、当初予定していたとおりの全戸通信が可能な状況には至らず、また通信速度の遅さや接続の不安定さの懸念から、整備施設を利用した通信回線の加入者数も伸び悩んでいる状況であります。
日進月歩のICTを産業や暮らしの分野で有益、かつ効果的に活用することが、地方経済活性化のみならず、自治体サービスの充実化にも寄与するとの考えから、次の2点について町長の見解を伺います。
1点目、ICT利活用の前提は、確かな通信インフラが市街地及び農村地域に整備され、地域格差があってはならないと考えますが、今後に向けて格差解消策とそのスケジュールについて伺います。
2点目、芽室町まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本目標達成に向けては、ICTを活用し、情報共有化を進める考えはないのか伺います。
以上2点でございます。
○議長(広瀬重雄) 早苗議員の質問に答弁を求めます。
宮西町長。
○町長(宮西義憲) 早苗 豊議員の質問にお答えします。
各種分野におけるICT導入計画と農村地域における情報通信インフラの整備促進についての1点目、通信インフラの格差解消策とスケジュールについてであります。
御指摘のとおりICT利活用のためには、高速通信網の整備が前提であり、従前は市街地における光回線、美生・上美生地域の一部におけるADSL回線が民間事業サービスで提供されてきました。このエリア以外の農村部については、民間事業による通信網整備は採算性に課題があり実現の可能性がないことから、通信速度という点では光回線には及びませんが、町の事業として無線方式による高速通信網を整備したところであります。
無線設備の整備に当たっては、農村地域を詳細に電波の通信調査を行った上で、空白地帯のないよう整備したところでありますが、無線方式であるがゆえに防風林や屋敷林などによる影響で電波が受信できない場所があることは承知をしているところであります。
その解決方策として、インターネット利用者所有の財産であれば支障樹木の除去などにより対応いただいているところでありますが、近隣住民の財産が支障となる場合は調整に困難が生じている状況にあります。
それら課題の解消に向けて、インターネットプロバイダー事業者と協議を行い、今年度中に格差解消についての方針を定める考えであります。
次に、2点目のまち・ひと・しごと総合戦略におけるICT活用と情報共有化についてであります。
人口減少社会が到来しても本町の基幹産業である農業を持続可能なものにするためには、ICT技術の活用は有効な手段であると考えております。そのため、総合戦略案の産業雇用プロジェクトの中に、新規事業として農業ICT化推進事業を盛り込んでいるところであります。
この農業ICT化推進事業は、現在、北海道総合通信局を事務局に、北海道大学を中心としてGPS位置情報を活用した農業ロボット技術の試験研究を行っているところでありますが、研究ではGPS位置情報の活用にとどまらず、作業履歴などのビックデータを集積し、将来は播種から肥料・農薬のコントロールまで、集積データを活用しながら農作業の省力化を目指すものであります。これらビックデータの集積に当たり、町が整備した無線を活用することで、新たな整備コストの節減を目指すところでもあります。
さらに、JAめむろの組合員への情報伝達システムは現行FAXとなっておりますが、事務レベルでは将来的にはメールなどICT化を検討しており、その際には町が整備した無線を活用することが有効であると考えており、今後も協議を進めていく考えであります。
また、総合戦略の中には、観光客や公共施設利用者の利便性向上を目的とした公衆Wi−Fiの整備も盛り込んでいるところであります。
いずれにいたしましても、早苗議員御指摘のとおり、総合戦略の目標達成のためにはICTを活用した情報政策が重要であると考えております。
以上、お答えといたします。
○議長(広瀬重雄) 以下、質問を認めます。
早苗議員。
○4番(早苗 豊) 早苗です。
質問について具体的に御答弁をいただき、十分内容を私も今理解したところでございますが、二、三再質問をさせていただきたいと思います。
まず、1点目の農村地域のブロードバンド化についてでございますけれども、この事業につきましては、昨年、吉田議員がその利用状況について危惧するところがあるということで一般質問をされております。それから約1年たったわけでございますけれども、利用状況についてはさほど大きく伸びていないかなというふうに自分も今認識しているところでございます。
現在の評価として、利用者が伸び悩んでいる原因、これについては、現在、通信障害が第一ということで評価されているようでございますけれども、ほかに何か理由があるのではないかというふうに自分は考えるわけですが、その点はいかがでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) ただ今の通信障害のほかの要因ですね、伸び悩みがあることの要因を挙げるとすれば、昨年、確かに吉田議員の御質問にお答えさせていただいた段階では、まだあの段階では電波障害、障害物をどういうふうに個々に整理していくことができるかと、そういう観点に立っていたわけでありますが、前後しまして、実は携帯電話の普及が一気に広まってきたということが一つ要因としてございます。そうしますと、携帯電話の活用をしていけば、ブロードバンドを活用しなくてもいろいろと情報発信も受信もできるようなことになってまいりました。私ども、今の段階ではそれも一つ大きな要因として、要するにブロードバンドを使わなくても携帯を活用していけば活動はできると、こういうことが一つ大きな外的な要因としては、新たな要因として出てきた部分と、このように認識をしているところであります。
○議長(広瀬重雄) 早苗議員。
○4番(早苗 豊) 早苗です。
私も、今町長がお答えいただいたとおりというふうに認識しているところでございます。そもそもという言い方もおかしいわけでございますけれども、この計画は平成22年から検討委員会が立ち上がった計画であるというふうに承知しているところでございますし、実は町長の2期目の選挙の公約に上がっていた部分でございます。ということは、町民の要望としてはそれ以前から、実は平成18年、19年から、農民組織の方から口頭ではございますけれども、要望があったのかなというふうに思います。時系列で考えますと、要望があってから完成までおよそ8年近くがかかっているわけで、当初の検討委員会の検討結果と、実際に事業の実施が終わって完成を見たというときは、やはり社会情勢は大きく変わったのではないかなというふうに理解をしております。特に、この情報通信の分野の技術というのは、最初の質問にも書かせていただきましたが、大変日進月歩でありまして、なかなか将来の予測がつきづらいものかというふうに思います。そういう意味では、この事業の評価を踏まえた中で、どのようにしてその反省点を今後の施策に生かしていくのか、その部分の町長の見解をお伺いしたいと思っております。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) おっしゃるとおり、今このICTの活用、昨日の一般質問でもありましたけれども、SNSもそうでありますけれども、これらを活用して行政がどのように行政サービスを展開してくか、あるいは住民の皆さんの日常活動の利便性をどうやって向上させていくかということについては、非常に今まさしく日進月歩、日々進歩、進捗している部分がありますので、必ずしも今考えたことが今後もそのまま適用できるのか、通用するのかということについては、これはいろいろな要因があっての話ですから、中には後退するものもあり、中には大きく飛躍するものもあり、これの繰返しがまだ今の社会情勢の中では続いていくんだというふうに私も認識をいたしております。
ただ、例えば、確かに先ほど御指摘あったように、農業者の皆さんからの強いニーズがあったことも事実であります。8年間かかったって、これも確かに全戸に普及させるための電波調査なども徹底してやらなければいけない、しかもこのブロードバンドにつきましては直進電波でありますから、その特性をどうやって活用して生かしていくのかと、そういう意味での電波調査も徹底してやったものですから、年数がかかったことも事実でありますし、そのときに本当に携帯電話の情報が私たちも十分に把握し切れていなかったということも問題としてはあります。
先ほど1回目でもお答えしましたとおり、プロバイダーの事業者の皆さんといろいろ調査をして、今後の検討に当たっていきたいと、今年度中にある程度の見通しを上げていきたいと、こう考えておりますのは、今申し上げた、場合によっては前進する部分、さらに場合によっては後退する部分がひょっとしたら出るのかもしれない。そういう幅広い観点から、長期的な見通しをいかにこれにつなげていくかという、そういう視点は必要だと思っております。ただ、今まだどこまでどうかという可能性について論議もまだ入っていませんので、今具体的には申し上げられませんが、柔軟性は持たなければいけないと。そうでないと、本当に情報展開、あるいは社会変化に対応できないだろうと。ICTの問題のそれは大きな現実であると、このように認識をいたしております。
○議長(広瀬重雄) 早苗議員。
○4番(早苗 豊) 町長のお考え、理解をいたしました。
柔軟性を持ってという部分では、私この後、町長にお願いをしようと思ったところでございましたが、町長も柔軟性を持った対応をしていくということで今後進めるということでございます。どうかそのようにお願いをしたいと思います。
それでは、次の2点目の質問について再度御質問をさせていただきたいと思います。
芽室町のまち・ひと・しごと創生総合戦略の部分においては、御答弁で農業分野についてICTを活用して、具体的にどうしようという部分の構想があるということを初めて今日示していただいたかというふうに思います。
このまち・ひと・しごと創生総合戦略における基本目標では、まず第一に、安定した産業と雇用を創出し、誰もが活躍できる社会づくりを目指しますというふうにございます。平成31年の目標値として、雇用創出に80人、就業者は100人、起業者は5人というふうに総合戦略案ではうたってございます。この数字について今日云々するつもりはございませんけれども、この戦略案の中では芽室町内での情報通信事業者といいますか、情報通信に就労する方の割合が非常に少ないというふうに分析しております。いわゆる特化係数でいくとほぼゼロに近い状態でございまして、就労分布としては何となくいびつな形になっているかなというふうに私は思っております。
この分野での起業を目指す人や企業が増えるということは、新たな人材の移動につながるのではないかというふうに自分は考えるところでございますけれども、そのためにこのICTの積極的な活用と、同時にサービス提供者側の事業者を誘致するという考えはあるかないか、町長のお考えをお聞きしたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) まち・ひと・しごと創生総合戦略の中で位置づけている表現ですね、ちょっと分かりにくかったかもしれないんですけれども、実は情報通信業への就業者というのは、これは産業分類で言っている言葉でありまして、今、早苗議員御指摘のとおり、情報通信を自分で加工し発信する、あるいは受信した情報を自分で仲介して発信するだとか、いろいろな仕事って今どんどん出てきていますよね。そういう方のことをおっしゃっているんだと思うんですが、まさしくそういう方は御自分で起業もできますし、これらの方々はその扱う情報や何かによって産業分類の格付が、サービス業の中でのいろいろな細分類に格付されているんですね。ですから、情報通信関係就業者とでも言いますと幅広くなるかもしれませんが、単純に情報通信業の雇用者、就業者ということになりますと、そう幅が広くないと。ちょっとその辺での理解が難しかったかもしれないなと思って今聞いておりました。
ですから、俗に言うサービス業で、情報を活用したサービス業をこれから起業する人たちは当然多くなると思っていますし、それらの人たちが仕事の内容によってどの産業分類に位置づくかということは、ちょっとまたばらつきが出てくるぐらい多様性があると、このように認識しておりますので、そういう起業者が存在するし、そういう起業者をどんどん増やしていかなければいけない時代に来ているという認識は持ち合わせております。
○議長(広瀬重雄) 早苗議員。
○4番(早苗 豊) 私の理解不足も含めて御説明をいただきました。同じように、そういう分野での活躍する人、それを増やしていかなければならないという認識であるということを理解をいたしました。
このまち・ひと・しごと創生総合戦略、この戦略については、私たちは一言で言うと国の人口対策の一つというふうに認識をしております。国としては、どちらかというと首都圏からいかに地方へ人を移動させられるかということが一つの視点になっているということと、昨年から騒がれているとおり、消滅可能性自治体というような言葉を使いながら危機感を地方にあおらせて、地方同士で人の取合いをするような、そういう戦略を作りなさいといっているようなものかなというふうに思っております。その中でどうほかの市町村、ほかの自治体と違う戦略を打ち立てられるかということが、この芽室町の今後の人口増、また産業その他の発展に大きく関与するかというふうに思っております。
実は、このICTの利活用、ICTといいますか情報分野の活用については、芽室町、少しこれまで慎重になり過ぎていた部分があるのではないかというふうに自分は理解をしているところでございます。昨日の立川議員の御質問の答弁の中にもありましたが、例えば行政側から情報を発信したり、また情報を受け取る手段としてSNSを導入してはどうかというような御質問に対して、非常に慎重な姿勢で臨んでいるというふうに私は理解をしているところでございますけれども、何に慎重にならねばならないかというところでございます。できるところから始めるというのが、こういう分野の取組みの仕方でないかなというふうに私は思っております。
例えば、問題にならないでできることがあるのではないかというような発想に立てば、例えばSNS、ラインですとかフェイスブックですとか、今非常にメジャーなものございますけれども、まずそこのアカウントだけ取ってしまう。芽室町が始めますよ、アドバルーンを上げてしまういうことは今すぐにでもできるようなことではないか。それに対して、アカウントはあるけれども、何も発信してこないよねというような、そういう意見もあるかもしれませんけれども、それについては今何を言おうか考えている最中なので待ってくれと言ってしまえばいいだけの話でありまして、ああそうか、でもやろうとしているんだなという姿勢は、町民やそのほか芽室町に興味を持っていただいている方々に伝わるのではないかなと思います。
何か事を始めるときに、全てを網羅して、これで完璧という形で一斉に始めるというやり方もあるかとは思いますけれども、なかなか新しい技術、新しいツールですね、道具ですね、そういうものについて町民もすぐには対応できないという状況かと思います。少しずつならしていくという点では、発信する側も少しずつ、おっかなびっくりでもいいですから、そういう姿勢を貫きながら、やる気があるんだと、これからやるんだというところを示すのが大切なことではないかというふうに思います。その点について、町長はどのようにお考えでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 1項目め、まち・ひと・しごと創生のこの御質問がベースになりますので、まず前段にお話があったことについてちょっとお答えさせていただきます。
総合戦略の中で、国の今回の総合戦略に対する取扱いについては、私たち自治体としても、必ずしも100%全くそのとおりだという納得をして取り組んでいるということよりも、私どもの町そのものがその辺のことを意識して、既に子育て支援課を平成20年に立上げたり、いろいろ仕事を進めてきて今日に至っていると。ですから、総合戦略の国の指針が出てきたときに、それに対応していく対応力としては、私どもは柔軟性を持ってやっていたと、そんなような流れが一つあったということを御理解いただきたいと思います。
それから、後段で御質問がありました。これは前段とちょっと直接的には違うと思いますけれども、立川議員の質問に対して、私どもがちょっと慎重過ぎたという御指摘です。
それで、私どもの基本的な考え方としては、地方行政は実はかつてから人員の削減なんかにも取組んできたんですね。そのときも、例えば行政にITを取り込むこと自体、ここのスタートからまずこういう問題には、SNSもそうですが、ずっとこの問題については私どもは決して消極的な姿勢は持っていなかったつもりなんですね。ITや何かの導入も、どちらかというと自治体の電子構想については、芽室の取組みというのはかなりスピード感があった、早かったんですね。そういうところからどんどんやってきていますから、御指摘ありましたけれども、今も決して慎重過ぎるような姿勢ではなくて、私ども行政ですから、行政として例えばLINEにしてもフェイスブックにしても、どんな情報をいつどうしようと、誰を対象にということを常にやっぱり論議をしながら、そしていかに効率性を高めていくかと、この論議はしておりますけれども、そういう意味では今回も前向きな取組みはやっていこうということで、ICT計画も町でも作っておりまして、それらに基づいて内部論議をして、やれるものからどんどん取り組んでいこうと、基本的な姿勢はそこに持ってございます。ただ、スピード感としてはなかなか、皆さんからご覧になっていると、行政はどうしても遅いんだよなという指摘はあるかもしれませんけれども、実情としては慎重過ぎてちょっと対応しないということではなくて、やれるものからやっていこうと、こういう姿勢は持ち合わせております。
○議長(広瀬重雄) 早苗議員。
○4番(早苗 豊) 早苗です。
認識としては、町長も私と同じように認識しているというふうに理解をいたしましたが、町長もおっしゃられたスピード感という意味では、これは町民の考えるスピード感と行政が考えるスピード感にはかなり差があるのではないか。これはひょっとすると自転車と新幹線の違いぐらい、そのぐらいだと自分はいつも感じております。行政が何かやるとき、まず何かまずいことがあっちゃいけないと、ミスがあっちゃいけないということから始まるわけでございますけれども、情報の共有化というところは、そういうまずい部分も含めて町民と行政が共有をしていって、いい方向に向かっていくものだというふうに思っております。そういう意味では、このICTを利用した情報の受発信、共有化という部分については、今以上のスピード化を進めていただきたいというふうに思っております。
時間になりますので、私の質問はこれで終了させていただきます。
○議長(広瀬重雄) 早苗議員、答弁はよろしいですか。
○4番(早苗 豊) いいです。
○議長(広瀬重雄) 以上で、早苗 豊議員の質問を終わります。