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○議長(広瀬重雄) 次に、渡辺洋一郎議員の質問を許します。
渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) それでは、通告書に基づきまして質問させていただきます。
質問項目は1項目です。
芽室遺産である10線防風林の計画的整備と今後の活用についてであります。
新生から上伏古に至る10線防風保安林は、全長9,200メートル、幅65メートルに及び日本一の長さを誇ります。
本町の開拓期、日高山脈から吹き下ろす西風の影響を避けるため計画的に植栽され、大正11年、農作物の生産性向上に寄与しているなどとして、国の防風保安林指定を受けました。以来、耕地の保護、農作物の生産増進、小動物の生息及び移動のルートとしてなど、地域の快適な生活環境を保全する重要な役割を果たし、四季を通じて十勝を代表する農村景観の一つでもあります。平成18年には芽室遺産の一つに指定されました。
しかし、西側はカラマツを主体として統一されているものの、現在は東側半分がアカエゾマツ、ミズナラがあり、道道側には桜が植えられ、さらには当時の植栽の際に伐採しなかったシラカバなどが自生している状況にあり、多様な木々が生い茂るなど雑然とした状態になっています。
そこで、次の2点について町長の見解を伺います。
1点目、防風保安林としての機能を維持し、次世代に引き継ぐために計画的な整備が必要と考えますが、見解を伺います。
2点目、芽室遺産に指定している10線防風林について、今後「芽室の宝物」として、その魅力を町内外に発信することが観光振興を図ることにつながると考えますが、見解を伺います。
以上、1回目の質問といたします。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員の質問に答弁を求めます。
宮西町長。
○町長(宮西義憲) 渡辺洋一郎議員の御質問にお答えいたします。
芽室遺産である10線防風林の計画的整備と今後の活用についての1点目、防風保安林としての機能を維持し、次世代に引き継ぐための計画的な整備についてであります。
10線防風林を含めた町有林の整備は、芽室町森林整備計画及び、さらに具体的な整備を記した芽室町森林経営計画に基づき、その生育に応じた森林施業を実施しております。
10線防風林は、防風保安林としての機能は発揮できておりますが、この機能を維持し、次世代に引き継ぐためには、今後とも森林整備計画及び森林経営計画に基づく適切な整備を実施してまいります。
次に、2点目の芽室遺産としての10線防風林の魅力を町内外に発信し、観光振興を図ることについての見解であります。
防風保安林としての機能とは別に、通行上の見通し確保と景観保全のバランス確保の観点から、現在の整備状況としては、本町の管理区間である13号から17号にかけて、道路ののり面部分と林内の草刈りを一体的に行っております。北海道の管理区間である13号以北の道道については、道路のり面の草刈り等と町が管理する林内草刈りの実施を一体的に行わなければ効果が得られないことから、北海道と継続した調整を行っております。今後は、北海道とその調整が整いましたら、町も歩調を合わせて計画的に整備したいと考えております。
なお、芽室遺産は次世代に引き継ぎたい財産として選定したものであります。その一つである10線防風林について、環境保全や観光振興の視点からの適切な維持管理とその活用方法について関係機関、町民の御意見などを踏まえ、さらに一層充実を図るよう検討してまいりたいと考えております。
○議長(広瀬重雄) 以下、質問を認めます。
渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) それでは、まず1点目から再質問をさせていただきます。
芽室町森林整備計画に基づいてこれまでも整備をしてきて、現在も生育状況に応じて計画的に実施しているということでありますけれども、こちららから南の方に向かっていきますと、手前のゼロ号から13号までは道道62号線でありまして、歩道とのり面に関しては道の管理ということになると思います。しかし、林内の草刈り、のり面の草刈りと一体的に行うということで効果が得られるということでありますけれども、特に13号までの区間が今の状態を見ますと、歩道の草も林内の下草も伸び放題という状況ですし、頭上は道路に覆いかぶさるようにうっそうと木が生い茂っていて、看板も隠れてしまっているような状況です。
歩道については、防風林機能とは別に景観の問題というふうに認識はしておりますけれども、近年3年間程度の整備状況と、また今年度はどのような整備計画になっているのか、まずお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 答弁調整のため、休憩いたします。
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午後 3時09分  休 憩
午後 3時11分  再 開
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○議長(広瀬重雄) 休憩を取消し、会議を再開します。
宮西町長。
○町長(宮西義憲) 大変時間をとらせて申し訳ありません。
ただ今の質問に対しまして、担当の手島農林課長から答弁させます。
○議長(広瀬重雄) 手島農林課長。
○農林課長(手島 旭) 先ほども答弁で申し上げましたとおり、通行上の見通し、それから景観保全のバランス確保、この観点から平成26年度に13号から17号の林内草刈りを行っております。この1回でございます。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 平成26年度に13号から17号の林内の草刈りということでありますけれども、今年度はどのような整備計画になっていますでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 農林課長から答弁させます。
○議長(広瀬重雄) 手島農林課長。
○農林課長(手島 旭) こちらは林内の整備ということではありませんけれども、西側のカラマツの間伐を行います。これにつきましては平成27年度ゼロ号から9号まででございます。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 先ほど町長の御答弁の中で、町全体のほかの森林も含めてというふうな答弁があったと思いますけれども、木の成長の度合いに応じて、あるいは保安林でも特別な扱いの例えば伐期の問題などもありますので、私はほかの森林と国から指定をされて芽室遺産にも指定されている10線防風林については、分けて整備を考えていく必要があるのではないかというふうに考えていますけれども、そのあたりについてはどのようなお考えになっているか、お伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) これは、当然分けて考えなければいけないと思っています。それで、実はこれは是非御理解しておいていただきたいんですけれども、私ども、あそこの10線の防風林については、伐期の問題でありますけれども、例えばカラマツの適正伐期というのは標準的には30年と、こう言われているんですが、トドマツは40年、例えばあそこの10線防風林については、私たちは伐期の問題については、長伐期施業を推進すべき森林にしてございます。長伐期整備というのは、例えばカラマツであれば48年以上、トドマツであれば64年以上とこういう年数がありまして、そういう意味では御指摘のとおり、ほかの森林と全く同じだという認識持たないであそこについては特殊な防風保安林と、このように考えて施業計画もそのように記載し、対応させているところであります。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 理解しました。
先ほど平成27年度今年度、ゼロ号から9号までの西側のカラマツの間伐を行うということでしたけれども、これは伐期が48年を迎えているということで間違いないんでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) これは、先ほど担当課長の方から間伐という言葉を使いましたけれども、間伐は生育させるために少し間を空けて、そして光の通しも良くして、そしてほかの森林の成長を促そうとこういうものでありまして、伐期が来ているということとはちょっと違うと、このように御理解をいただきたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) それでは、その間伐を行う際にどういった大体の樹齢が何年ぐらいのものを間伐していくのか。生えている状況にもよるかと思いますけれども、その辺はどのようにお考えなんでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 一応、私ども森林というのは主観的にカットしていくものでなくて、やっぱり施業計画というのをしっかり持っていまして、その施業計画にでも明確にうたい込んでいますで、その年数につきましては、詳しく担当の農林課長から答弁させます。
○議長(広瀬重雄) 手島農林課長。
○農林課長(手島 旭) 芽室町森林整備計画にも書いてございますけれども、今回につきましては、間伐の時期としてカラマツでありますが、4回目39年以上の樹齢のものを間伐しております。
以上です。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 理解しました。
少し視点を変えまして、防風保安林の機能をまず十分に果たすことを目的として整備をしていく必要があるというふうに考えますけれども、西側のカラマツだけであれば、非常に統一感があって景観的にもすばらしいんですけれども、平成13年、14年、アカエゾマツ、ミズナラが植栽されて、その後南側では桜も植えられています。
防風効果自体は非常にあるというふうに考えますけれども、今の状態でいきますと、余りにも木の種類が多くなってきていて、長期的な視点で見ますと、先ほどの伐期の問題などもありますので、果たしてそれでいいのかどうかというようなふうにも考えるんですけれども、そのあたりについては現在、どのようにお考えか、お伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) これは、私も非常に頭の痛い問題です。この防風林が非常にすばらしい防風林なんでという声は議会の皆さんも通して、前からいろんなところから御意見、町に対してもいただいています。そのいただいた御意見の中で、過去の経過をちょっと振り返ってまいりますと、針葉樹だけでなくて広葉樹も当然そうあるべきでないかというふうなこともございまして、そして広葉樹を一部入れてきたと、こんな経過がございます。
ただ、今、渡辺議員御指摘のとおり、これ広葉樹を入れていきますと、今度、伐期との関係を上手にバランスよく考えていかないと、防風保安林として更新をしていくときに、どういう順番でどこから伐採するのかということに非常に大きな課題が生じます。今、私たちもその辺の課題が非常に頭の痛いところでありまして、もう既にそうやって広葉樹もまぜて植えてきていますので、それで年数も経過してきていますので、このあたりを支障のないように、しかも防風保安機能を低下させないように、どうやって更新するのかということはまだまだ年数先でありますけれども、もう今からしっかりと考えていかなければいけないという課題意識は持ってございます。
ただ、今まだ結論が出ていませんので、そのことを詳しく申し上げるわけにはいきませんけれども、伐期のバランスが非常に今、大きな課題として受けとめていると、ここまでをお答えさせていただきたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 理解しました。
現状、そのバランスも非常に難しいというところであります。既に植栽しているアカエゾマツですとかミズナラについては、今後生育を見守っていくというふうにまずなるかというふうに思いますけれども、自生しているというんですか、自然に生えてきたアカシアですとかシラカバなどを木をどうするのかという点については、また今後も検討が必要というふうに考えます。
森林整備計画において今後の課題、あるいは中長期の目標を明確にして、植栽した木と自生した木をどのように整理しながら整備をしていくのか。また、その防風保安林としての機能も今後、継続的に維持していくためにどういったような植栽と伐採をしていくのかということをしっかり計画に盛り込んでいくことも重要というふうに考えますけれども、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) これもまた非常に難しい問題であります。単純に申し上げますと、10線防風林は防風保安林でありますから自生している木も実は防風効果があって、そして保安林に支障のある木だとは認識されないんですね。ですから、保安林としてはあれで十分機能を発揮しているし、あれで十分、この後の育林にも支障はないという判断が立ちます。
ただ、この後の御質問にもありますとおり、芽室遺産の指定の問題もありますので、要するに観光資源として考えたときに、あの防風保安林をどこまで整備していくのが一番観光資源としての望ましさと、保安機能としてのこの望ましさ、このバランスですね。基本的にはですから、今の施業計画からいきましても、今やっております森林整備計画に記載している内容からいっても、今のまま自生林があるものも決して防風保安林としては支障はなく、しかも防風機能はあれで十分維持できているし、育林としても問題ないと、こういう判断であります。
ただ、もう一つ、観光の観点を加えるとそれをどこまで加えていくのか、この問題との調整をどうしていくのかということがありまして、その辺は私たちも悩んでおります。ただ、かつてからあの防風保安林が指定をされた大正時代から、あの状況が要するに明らかに防風保安機能、だから今のままでいいんだよ、それをみんなで大切にしようよと、それが観光資源だよという観点が本当は一番望ましいんですけれども、もうちょっとやっぱり望んでいく分がだんだん高くなってきますよね。
ですから、その辺の調整の接点をどこで求めるかという課題はあると思います。ただ、そこは専門家ともお話し合いをしながら結論を出さないと、私どもだけで出せない結論なんで、その辺はこれからも少し調査に時間を要したい部分だなと、このように考えております。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 分かりました。防風林としての機能と景観的なものとのバランスが非常に難しいというふうに思いますので、その辺はそろそろ考える時期なのかなというふうにも思いますので、是非検討していただきたいというふうに思います。
次、防風林の中にあります桜並木について質問させていただきます。
この桜、植林してからこれまで相当数が枯れているというふうに聞いております。桜並木も大分大きくなりましたけれども、補植をしたりですとか、下草刈りをしたりというふうに整備している様子は何回も通っていますので、見ています。ただ、いまだに枯れ木もあるように思いますので、枝払いもしておりますけれども、払った枝がそのまま積みっ放しになっていて景観的には余り良くないような状況があります。
桜が枯れるというのは、どういったことが原因となっていて、それに対する対策は現在どのようになっているのか、お伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 桜並木は、林内、林班とはちょっと違っていまして、言うなれば、道路の路肩敷地に植えているものであります。桜についてはあそこに自生していたわけでなくて、桜並木を作ろうということで植えてきた経過があります。植えている木は在来種であるエゾヤマザクラなんでありますけれども、植えてから御指摘のとおり枯れるという現象が出てまいりました。それで、非常に私たちも初め枯れたときは、除雪の影響か何かかなということで補植も行ってきましたし、植栽のときにライオンズクラブの皆さん方も非常に御協力くださったということもありまして、ライオンズクラブの皆さんも枯れた苗木の補植や何かをどんどんやってくださったり、そういうこともやってきました。
やってきたんですけれども、実はその枯れがおさまらない。しかも、かなり高木になってもいきなり枯れてくるという木も出てまいりまして、何が原因なんだろうということで、専門家にも二、三度見てもらったんですが、最終的には原因が分からないと、除雪の影響でもないと。全体的な木の並びがありますから、除雪の影響でもないと、そんな指摘も受けました。
そして、二、三年前から、これひょっとしてこのまま補植を繰返していってもだめなのかもしれないなと、じゃ、今ある大きな木だけ大切にちょっとの間してみようかということでやってみたんですが、実はその木がいきなり枯れてくるという現状が出てきまして、非常に私たちも悩んでいます。原因は、今も分かりません。
ただ、植えたのは在来種でありますから、そんなに問題ないと思うんですが、これは本当は植えて満開になったときには、それこそ10線道路から美生道路、あちらは道道ですけれども、道道も桜植えていますので、両方の桜並木を散策して自転車ロードにでもして使いたいなと思ったんですが、それが実現できないという状況下になっております。
そして今度、道道の方の話別ですが、美生道路の方の桜並木も私たちも注目しているんですが、あそこも予想よりはちょっと遅い開花、やっとここ二、三年咲いてきたという状況でありまして、桜に対してこれから何か在来種であったんですが、うまく育てないちょっと気象の変化なんかが存在するのかなということで考えてはおりますけれども、なかなか専門家でもまだ結論が出ていないと、そういう意味では、十分な対策がとれていないという状況下にあります。
いよいよになると、これはもう10線の方は御指摘のとおり、余りにもみっともない状況を続けていくわけにいきませんので、最終的には残っている木、本当にそこだけちょっと残して、あとは除去するより仕方がないのかなと、そんなことも今のところは念頭に置いているところであります。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 原因がいまだにはっきりしないということで、対策がなかなかとれていないということですけれども、桜並木については、多くの町民の方からしっかり整備して次の世代に残してほしいというような声もたくさん聞こえています。町民の皆さんが思いを込めて植えた桜だと思いますので、原因が分からないので何とも現時点では難しいかもしれませんけれども、何らかの対策を今後、検討していただきたいというふうに思います。
ぜひ桜の季節が楽しみになるような、これからの世代に引継いでいく芽室の財産として整備をしていただきたいということを希望して、次の2点目に移りたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員、ここで休憩を挟みたいと思います。
会議時間が1時間以上経過しましたので、15時40分まで休憩といたします。
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午後 3時29分  休 憩
午後 3時40分  再 開
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○議長(広瀬重雄) 休憩を取消し、会議を再開します。
渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) それでは、2点目の芽室遺産として観光振興につながるとの観点から再質問をさせていただきます。
まず、芽室遺産の目的は3つありますけれども、読み上げさせていただきます。
1、芽室町の魅力を芽室遺産として町内外に発信することにより、人的交流を促進し、新たな産業と観光の振興を図ります。
2、行政と地域住民が協力し、芽室遺産を中心とした住民活動を活発化させることにより、地域振興と人材の育成を行います。
3、芽室町の歴史と伝統を再発見することにより、ふるさとに誇りを持つ郷土愛を育みます。そして、今後の活用については、決定された芽室遺産は芽室町の町自慢として町内外にPRを行い、活発に情報発信を行いますというふうに、このようになっておりますけれども、平成18年3月に芽室遺産に登録されてから約9年半がたちました。町としては、これまでどのような方法で町内外に活発に情報発信を行い、観光の振興を図ってきたのかをお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 町として内外に発信していくということでありますけれども、これはまず例えば職員の名刺ですとか、あるいはいろんな行政に関する印刷物の表紙でのアピールだとか、そういうようなことを通して逐一、まして防風保安林というのは本当に長距離でありますから、この防風保安林についてはアピールはしてきているつもりでおります。
ただ、つい先日もホットボイスで、これは遠くからでありますけれども、全く別の農林関係の発刊物に載っている中で、もっとこれはアピールした方がいいんじゃないかと、またそういう声もありましたけれども、これでいいということには全然ならないわけであります。これは価値観の問題ですから、でもこれからもそれは随時続けていこうということで考えております。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 理解しました。
ニュースなんでもよく取り上げられていますし、町が発信するというよりは外が発信してくれているというような状況もあると思いますので、是非町が主体的にもっと町内外に積極的に発信をしていただきたいというふうに思っています。
芽室に住んでいる方にとっては、当たり前の風景としてあるのかもしれませんけれども、町外から来た方にとっては、果てしなく続くかのような景観は非常に魅力的な景観であります。私も町外から遊びに来た友人を案内して、10線の防風林から上美生に抜けて嵐山へのルートをよく利用しますけれども、大変喜ばれる一方でうっそうとした、こちら側から行くと、ちょうど道道ですので、草刈りがされていない部分から始まってしまうというところで、ゼロ号から13号までの状況を見て、もっと草を刈って整備した方がいいんじゃないかですとか、もっとところどころに案内板を設置したりですとか、野鳥などを観察できるようにしたらいいのにというような声も寄せられます。
芽室町にある数少ない観光資源の一つでもあるというふうに考えますけれども、観光資源としての視点から、町外の方へどのような魅力を伝えていきたいというふうに考えているか、お伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) この防風保安林については、まさしく果てしない景観である、その言葉は非常に適正な言葉だと思うぐらい距離からいっても、木の高さからいっても、そういう評価は私たちも耳にしております。
ただ、問題はさっきもちょっとお答えしましたけれども、芽室の遺産に指定されてから特にそうなんでありますが、観光的な価値観と防風林機能、この接点ですね。下草刈ってもいいんじゃないかと、刈ったほうがもっときれいじゃないかって、私たちもこれは内部でよく話しするんですけれども、全くそのとおりであります。
ですから、これはよその森林で観光林みたいなところへ行くと、下歩けるですとか、散策ができるだとか、そういう空間がありまして、それが非常にまた見通しもいいという状況にありますが、防風保安林の機能からいきますと、実はそれは余り好ましくないわけでありまして、それをどこまでをその価値観として認めていくかと、この辺ですね。
ですから、私たちは初めは町の遺産に指定したときには、あのままのあり姿、これは防風保安林でありますから保安機能をなくすわけにいきませんから、あのままのあり姿が評価されての町の遺産とこう思ったんですが、今、どんどん御指摘のようないろんな方々の御意見、価値観も多様化していますから、それに対して御意見があることは私たちも存じ上げているんですが、なかなかじゃ、どこまでどうしたらいいのかということについては、なかなか結論が出ていないという状況であります。
ただ、これはやっぱり芽室遺産にも指定されていますので、その辺の一番いい管理形態がどこにあるのかということは、また専門家とも意見交換はしていかなければいけないと思っています。今まだ結論は見出せていないんですけれども、そういう意味では、本当にあそこは桜のお話も先ほど御指摘いただきましたけれども、いろいろ課題がありますので、どういうふうに整理しながら、あれを町の遺産として次世代に伝承していくかということは大きな課題であると、こう認識しております。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) あそこを訪れた方たちが自然と親しむ機会と併せて防風林の大切さですとか、広くは森林の大切さについて理解を深める学習の場としても活用できるかなというふうに思います。
活用の方法はたくさんあるというふうに思いますけれども、一例を御紹介させていただきます。
嵐山から出発して防風林に向かい、そこから南下して上美生に抜けるルートをサイクリングコースとして案内することによって、キャンプ場に滞在している方ですとか、あるいは町外から来て、芽室町に滞在する方などに芽室の魅力を知っていただくための一つのアクティビティーになるというふうに思います。嵐山にレンタサイクルを設置することも、今後の検討をしてもいいのかもしれません。このルートは約15キロ、自転車であれば、途中休みながらゆっくり走っても2時間あれば、十分回ってこられる距離です。
芽室遺産として観光の振興を図るために、町として現在、検討していることがあれば、お伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 確かに今、御指摘がありましたとおり防風林の機能というのは、先ほど私もちょっと触れましたけれども、防風林だったらいいということではなく、防風林そのものが多様性を持っている、これはもう当然であります。特に、最近は例えば動物との、あるいは草花との、大事な共存共栄でありますけれども、下草もっときれいにしたほうがいいんじゃないかということでなくて、やっぱりそういうものを大事にしながら、防風林としてともに多様性にどう生きていくのかということを大切にしていかなければならないと思っています。
それで、御質問がありましたサイクリングロードとの関わりであります。御提言としては、私たちと同じことをお考えなんだなと思ったんですが、実は私たちもサイクリングロードをやっぱり嵐山まで芽室の市街地からということは、これは過去から芽室の町も何回か検討してきたことはあります。いつかここでもお話ししたと思いますけれども、実はそのためには、例えば一番最初に目につくのは、交通安全だとかそういうことでいきますと、使っていいラインというのは、例えば美生川の堤防敷を使っていこうだとか、でも残念ながら、美生川の堤防敷は、嵐山のところまではつながっていないんですね。そういう問題があって、それは難しいと。その後、検討したのは今、ピウカ川の管理道路、これもサイクリングロードとして検討したんですが、これも実は全線つながっていないということで難しさがあったと。
そこで、過去の経過でちょっと恐縮なんですが、例えば10線に桜を植えて、そしてあの歩道を上手に活用して嵐山へ出て、そして美生道路にも桜を植えて、それを周回路にして、サイクリングロードに使いたいなということもあって、10線にも桜を植えてきたと。そして、道道の美生のあのラインにも桜を植えてきたと、こういう経過があります。
ところが、残念ながら育たないという問題でして、先ほど結びの言葉で何らかの対策をというお言葉をいただいたんですが、その後もちょっとここで話したんですが、原因がちょっと分からないということで、なかなか対策打てないというのが実は本音でありまして、専門家に私どもの公式な見解だけでも3回ほど見ていただきましたが、3回とも原因が分からないと。もう一度は、ライオンズクラブの皆さんが実は積極的に補植作業をやってきてくださったんで、ライオンズクラブの皆さんが自らある造園業者の専門家に見てもらったんですが、その方も最終的には、これは結論が出なかったという状況であります。
したがって、今のところ、町としてどう考えているかということになりますと、非常に抱いていたサイクリングでゆっくり自転車で行くようなラインづくり、周回路ができにくいという状況になってしまっていると思います。
ただ、ここの嵐山と美生道路のラインについては、まだ諦めているわけでも何でもありませんので、ここについては今御質問があったような、そんなルートでは使えるようにしていきたいなという思いは、今持っているところであります。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) 先ほど、ホットボイスの件もありましたけれども、できれば10線防風保安林の近辺に住む方ですとか、また広くは町民の皆さんの意見を聞いたりですとか、あとは町外の方から見た芽室の魅力について、先ほどの同僚議員の質問にもありましたけれども、ホームページなどで積極的に発信をするとともに、意見を募集をするという方法なんかも取入れていってはいかがかなというふうに思います。そういったたくさん声を拾い上げられるように取り組むことも重要と考えますけれども、お考えをお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 10線防風保安林については、ホームページにも何度か載せてございまして、これはホームページの中でも非常に評判のいい一つであることは間違いない。ですから、これからもそれは継続していきたいと思っていますし、やっぱり私たち、桜は防風林とは直接関係ありませんけれども、でも10線防風林そのものは、やっぱりこれからも芽室遺産として、そしてまた非常に貴重な防風機能、これを持ち合わせていますので、そしてしかも長伐期の指定をしていますので、これから木もしっかりと施業を管理していきたいなと思っているラインでありますから、大切にしていきたいなと思っています。
ですから、機会を捉えてホームページの発信などは、かなり長い間やっていますけれども、これからも継続していきたいと、このように考えております。
○議長(広瀬重雄) 渡辺議員。
○1番(渡辺洋一郎) それでは、最後になりますけれども、私は10線防風保安林の景観が非常に大好きでありますし、芽室に住む者として芽室の魅力の一つとして、町外の方にこれからも案内したい場所の一つであります。
防風保安林としての機能を維持させるために、今後、計画的な整備をしていくこととあわせて、芽室遺産として魅力を活発に発信して観光資源としても有効に活用していくことを是非積極的に取り組まれることを希望いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。
○議長(広瀬重雄) 以上で渡辺洋一郎議員の質問を終わります。