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○議長(広瀬重雄) 次に、吉田敏郎議員の質問を許します。
  吉田議員。
○2番(吉田敏郎) 通告に基づきまして、1項目質問させていただきます。
  子どもの読書活動推進と図書館のあり方について。
  本町の図書館の中学生、高校生の登録率は90%以上ですが、小学生の登録率は約70%にとどまっています。小学生が更に読書習慣を身に着けてもらうことは大変意味のあることと考えます。自分がどんな本を借りたのか履歴を知りたい、大人しか持てない通帳を持ちたい、記帳された必ずを自慢したいなど、子供を刺激する読書通帳サービスの導入は平成22年に始まりまして、北海道でも美瑛町立図書館が導入しており、子供の読書活動推進に効果を上げているようです。子供の図書館へ足を運ぶきっかけづくりや読書意欲の向上のために、読書通帳サービスの導入を検討すべきと考えますが、見解を伺います。
  2点目は、図書館の年間予算は、過去10年間の平均で約5,500万円をもって維持管理しております。図書資料購入費としましては約980万円、これは平成25年度の予算ですけれども、清掃については約250万円で委託しています。図書館を支える各種ボランティアなどの協力を得て清掃費の削減を行い、図書館資料購入費に充てて更なる蔵書の充実を図るべきと考えますが、見解を伺います。
  以上、1回目の質問です。
○議長(広瀬重雄) 吉田議員の質問に答弁を求めます。
  武田教育長。
○教育長(武田孝憲) 吉田議員の御質問にお答えいたします。
  子どもの読書活動推進と図書館のあり方についての1点目、「子どもの図書館へ足を運ぶっきっかけづくりや、読書意欲の向上のために「読書通帳サービス」の導入を検討すべき」についてであります。
  子供の読書活動は、子供たちが言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、想像力を豊かなものにし、人生をより深く、生きる力を身に着けていく上で欠くことのできないものと考えられております。
  教育委員会では、このことを踏まえ、平成23年4月に第2期芽室町子どもの読書活動推進計画を策定し、全ての子供があらゆる機会とあらゆる場所において、自ら進んで読書活動を行うことができる環境整備に努めているところであります。
  芽室町図書館においては、夏休みや冬休み期間を中心にした子供向けの講座の開催、作品展などの展示、図書館まつりの開催など、多くの子供たちが参加し、楽しんでいただける事業を実施しております。
  また、小学校の総合的な学習における図書館見学や、中・高校生の職場体験実習等の受入れも積極的に行っており、これらの取組みが児童生徒の図書館を利用するきっかけづくりにつながっているものと考えております。
  さらに、町内各小・中学校の学校図書館においては図書標準の充足率が100%に達していることや、本町進出企業から学校図書館へ図書の寄贈などの支援もあり、朝読書を初めとする日常の読書活動のみならず、総合的な学習の時間や各教科の調べ学習などにおける読書環境が整っていることから、読書推進に大きな役割を果たしていると考えております。
  平成25年度の小学生の図書館利用者カードの登録数は1,049人で、年間貸出し利用者数は延べ4,641人であり、本町図書館、そして学校図書館を利用する小学生の読書意欲は必ずしも低いとは思っていないところであります。
  子供の読書活動は、本町図書館の利用だけでなく、充実した各小・中学校の学校図書館の利用において、それぞれ連携しながら推進していくことが重要であると考えております。
  御質問の読書通帳サービスについては、システム、通帳、機器など500万円以上の導入経費のほか、毎月の保守委託料がかかること、また導入した町の図書館の状況をお聞きしたところ、利用者数、貸出冊数など、導入効果が現段階では見られない状況などから、教育委員会としましては、児童・青少年用図書等の整備や各種講座の充実など、子供の読書活動の機会に関する情報発信に努めることが大切であると考えており、現時点では本システムの導入については考えておりません。
  次に、2点目の「図書館を支える各種ボランティアなどの協力を得て清掃費の削減を行い、図書館資料購入費に充て、更なる蔵書の充実を図るべき」についてであります。
  本町図書館運営に欠かすことのできない図書館ボランティアについては、5サークル、個人23人と1グループが、おはなし会、布の絵本、すまいるの音訳テープ制作、購入書籍の登録、本の修理・装備、返却本の配下作業ほか、図書館事業全般にわたり、平成25年度で年間延べ245回の活動をいただいております。
  ボランティアサークルの皆さんの中には、別なお仕事、育児、子育て中の方もおり、また他のまちづくり活動などにも積極的に参画される中で、図書館のためにという善意により、それぞれが時間を作ってボランティアをしていただいているところであります。
  現在委託している清掃業務につきましては、日常業務も多種多様で、特別業務における専門的技術が要求されることもあり、教育委員会といたしましては、公立図書館としての今のサービスを維持していくためにも、図書館ボランティアサークルの皆さんには現在の活動を継続し、図書館運営に協力していただくことが重要であると考えていることから、清掃業務の協力は考えておりません。
  なお、平成25年度末蔵書数は13万2,101冊となっており、10年前に比べ1万5,000冊以上増えていることから、図書館の所蔵スペースにも限界がありますが、今後も利用者及び住民の要望に応え、図書資料などの充実に努めてまいりたいと考えております。
  以上、お答えといたします。
○議長(広瀬重雄) 以下、質問を認めます。
  吉田議員。
○2番(吉田敏郎) この質問をするに当たりまして、いろいろとインターネットですとか、実際に導入している図書館に行って自分なりに調査してまいりました。このサービスは、500万円ほどのかかる銀行のATMみたいな機械を購入しなければできないサービスでありますし、ここ二、三年に始まった事業でありまして、北海道ではまだ美瑛町しか入れておりません。ほかの二、三、道内の図書館で導入を検討しているところがあるようですが、いずれにしてもまだまだ一般的なサービスとは言えないと思います。そして、その中で子供の読書のきっかけになる効果があったというところと、そんなになかったというところもあるようであります。
  その中で、新しいサービスを導入するという提案なんですけれども、今、現状の芽室町図書館につきましては、約5万人が利用しておりますし、在庫もいっぱいありますし、貸出数も19万冊ですか、目標が。ですから、町民1人当たりでいいますと、利用回数は1人2回弱、それから1人当たりの貸出数は8冊弱ということになっております。
  やっぱり、小さいときに読書の習慣をつけるということに対して、今回やったらいいんじゃないかという提案なんですけれども、これにつきましてはどういう基準で町の方で決められるのかと。いろいろな新しいサービス、いいことというのはいっぱいあると思うんですけれども、どういう段階でどのようなことを考えながら決めるかということを教育長にお聞きしたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 吉田議員、確認させていただきますが、どういう基準で決めるかという、何を決めるかということが抜けていると思うんですが、今回の読書通帳サービスを導入しない、現在のところ導入する考えがないということを決めるのがどこでということでよろしいですか。再度質問をお願いします。
○2番(吉田敏郎) すいません。新しいサービス、世の中にやったらいいということはいっぱいあるんですけれども、全て財源ですとか費用がかかることであります。その中で財源との兼合いを考えましていろいろなことを決定されていると思うんですけれども、今回読書通帳サービスは今のところは考えていないということなんですけれども、そこのところをもうちょっと詳しくお聞かせください。
○議長(広瀬重雄) 武田教育長。
○教育長(武田孝憲) 教育長、お答えいたします。
  1回目の御質問でもお答えしてはおりますけれども、本町においては図書館もそうなんですけれども、学校図書館というのを学校図書館法で設置すると決められています。それの充実も、基本的な予算については町長部局の理解を得ながら予算化をしていただいて、100%を超えているという状況であります。また、図書館においては図書館の中で、平成23年4月には第2期の芽室町子ども読書活動推進計画というのを策定しておりますし、国からもいろいろと読書活動に対する指針というのも出ております。そういうものを見ながら、各町の図書館なりにいろいろな考え方はあると思いますけれども、本町においては読書推進計画なり図書館運営協議会等もありますし、そういった中で本町の図書館としてどういう部分がサービスとして重要なのか、そういうことを考慮しながら判断しているという状況であります。
○議長(広瀬重雄) 吉田議員。
○2番(吉田敏郎) この読書通帳サービスというのは、機械を入れるというやり方をやっているところも多いんですけれども、機械が高額なものですから、機械を入れないで、要はレシートみたいなものが貸出しの記録として今本町の図書館でも出すことができます。それをお薬手帳でしたか、薬局でいただく。あんな感じで何らかの冊子みたいのに張りつけて読書通帳のかわりにすると。そして、ある程度それが満期といいますか、その冊子がいっぱいになったらちょっとした御褒美ですね。音更なんかは除籍をする予定の絵本を子供にあげるとか、ちょっとした文房具をあげるとかして子供の読書活動の意欲向上のための政策をやっているようですけれども、本町では多分やっていないと思うんですけれども、その辺についてのお考えはいかがでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 武田教育長。
○教育長(武田孝憲) 教育長、お答えいたします。
  図書館が取り扱う利用者情報の1つということで貸出記録というものがあるわけなんですけれども、その利用というのは基本的に貸出し、返却の資料管理に限定するというのが、個人のプライバシーの情報だとか情報の管理からそういうものが大事でありますので、最終的には返却された時点でシステムからそのデータというのは消去されるということになっております。
  本町にあってはそういうことで、同じような形で返却時にそういう貸出記録というのは削除されておりますし、御希望の方には貸出しする時点で窓口の方で本の貸出レシートというのを配布しておりますので、年間そういう希望する方が数名ということでありますので、実態としてはそういう状況にあるので、基本的に個人で活用していただく、そして保存していただくということが今のところ適切なのかなと思っております。
  以上であります。
○議長(広瀬重雄) 吉田議員。
○2番(吉田敏郎) 読書通帳につきましては終わりまして、2点目の再質問に入りたいと思います。
  本町の場合、図書館を維持するためのコストとして、予算というか費用として年間5,500万円ぐらいかかっているんですね。そして、図書資料購入費、これはDVDですとか絵本とかいろいろありますけれども、あと雑誌もあります。約1,000万円前後ですね、年によって違うんですけれども。そして、清掃につきましては業者さんに委託して約250万円でお願いしているということになっております。
  公共施設の維持管理にはいろいろな費用がかかるという中で、図書館の質を落とさないでサービスを更に充実させる方法はないものかなということを私は常々考えておるところであります。
  本町の場合、お元気でボランティアをしてもいいとか、したいとか、主に御年配の方ですけれども、そういう方はかなりいるんじゃないかと。そして、現に図書館においても様々なボランティアの方の活動に支えられて今があると思います。その人方が考えていることは、図書館を今よりよくしたい。図書館の活動を通じて子供たちだとかのお役に立ちたいということを考えていると思うんですよね。そこで、そういう方のお力を借りて、今までは読聞かせですとか、本の修理ですとかいろいろなことをやっていただいているんですけれども、一歩進めて清掃などもやっていただくようなお伺いをしてみてはいかがかなと私は思うんですけれども、先ほど御答弁で特殊な掃除もあるので、なかなかボランティアの方では難しいということでしたけれども、その特殊な内容というのはどういうものかということも含めてお考えをお願いしたいです。
○議長(広瀬重雄) 武田教育長。
○教育長(武田孝憲) 教育長、お答えいたします。
  後段の具体的内容については、社会教育課長の方から答弁をさせていただきたいと思います。
  まず、基本的にボランティアということでありますけれども、ボランティア活動というのはあくまでも自主性だとか自発的な活動でありますので、人から強制されるものではなく、自分からできることをないかという気持ちを大切にしながら、自分にできることをそれぞれの生活なりその活動の中で実践していくというものであるというふうに思っております。このことから、ボランティアについては個人の自由な意思に基づいて行われるものでありますので、組織に強制されたり義務として押しつけられたりするものではないというふうに考えておりますので、今行われている図書館ボランティアについては、様々な読聞かせだとか、そういう形で図書館の活動に十分貢献していただいておりますし、そういう形での評価も受けておりますので、そういう活動を是非大切にしていただきたいということで教育委員会は支援をしておりますので、その活動については継続していただきたいというふうに考えているところであります。よって、ほかの清掃という考えは今は持っておりません。
○議長(広瀬重雄) 木村社会教育課長。
○社会教育課長(木村淳彦) 社会教育課長。
  特別な業務といたしましては、いわゆる館内のワックスがけだとかいろいろなことについては機械を持出してやらなければならない。それから、ガラスの清掃だとか、非常に危険を伴う特別な清掃も業者に担っていただいているということであります。
  それと、図書館につきましては、子供から大人まで幅広い方が利用する施設ということで、最低限の衛生管理を行っていく必要があることから、当然常勤で常に清掃体制を整えていかなければいけないということも御理解いただければと思います。
○議長(広瀬重雄) 吉田議員。
○2番(吉田敏郎) 公共施設にかかる費用が芽室町の場合適正か、適正じゃないかなんていうことはなかなか分かりにくいことでありますし、それを論じるのは難しいと思います。
  ただ、1つ。ほかの町との比較というのが一番簡単なやり方なんですけれども、例えば近隣でいいますと、清水町というのがちょうど人口1万人で芽室の半分なんですよね。そこのことを述べますと、書籍などの購入費は芽室の4分の1です、人口が半分ですけれども。それから、年間利用者も4分の1ですね。掃除代も4分の1なんですよ。1日2時間しかお掃除していないんですね、やっぱり業者の方にお願いしているんですけれども。そして、本町の場合は、一応開館している間は朝からずっとやっていただいているということなんですけれども。ですから、来客数が4倍だからといって掃除に4倍かかるのかというのもあるんですけれども、その辺はよその町のことですから、私はそれを真似しろとか、それがいいとか悪いとかは言う気はありませんが、そういう実態があるということなんです。
  それで、先ほどの特殊な掃除とおっしゃいましたけれども、もちろんボランティアの方に窓ふきですとかワックスがけとか、そういうのはなかなか難しいと思います。ただ、やはり一番メーンの書棚のほこりを取るとか、図書館内の本格的清掃じゃない部分をボランティア、もしくはほかの町ではNPOですとか図書館の運営に協力いただける町民、市民の方にお願いするという例は至るところであります。芽室町の図書館は公立でやっていまして、町がやっているんですけれども、図書館には協議会というものがありまして、今町民の方が8名参加されて、年に何回か図書館についての御意見などを伺っておりますけれども、例えばただ御意見を聞くだけでなくて、もうちょっと協議会に、実際の運営をお任せする方向で協議してみるとか、そういうことも必要なんじゃないかと思うんです。今は町が主体になっておりますので、掃除などの委託も町の考えではできないということなんですけれども、これまた運営者が変わりますといろいろな考えがあると思うので、その点のことについては教育長はどのようにお考えでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 武田教育長。
○教育長(武田孝憲) 教育長、お答えいたします。
  図書館の運営を学校図書館運営協議会にということのお話だと思うんですけれども、確かに運営協議会の構成委員というのは学校長だとか、ボランティアサークルの皆さんだとか、あと社会教育委員というふうになっております。そういう方に日常的業務がいろいろある中で清掃をお願いするということにはならないと思いますし、日常の業務というのはかなりあります。そういう部分は年間を通して継続的に行う必要になってきますので、そういうことから図書館運営協議会にお任せということには全く違う考え方だなというふうに思っております。
  以上です。
○議長(広瀬重雄) 吉田議員。
○2番(吉田敏郎) まちづくりは、そこの構成員である町民と行政とセットでお互い補いながらみんなで一緒に作っていくものじゃないかと。芽室の図書館は誰のものだというと、やっぱりこれは町民のものなんですね。そして、その中で今、財政のことを今までよりもより考えなければいけない時代になってきていると。だけれども、本町は総合計画の一番の重点のところにも書いてあるように、子供を大事にする町だと。「みどりの中で、子どもにやさしく、思いやりと活力に満ちた協働のまち」だと、こういうふうに総合計画で述べている町というのは非常に少ないと私は思っております。それだけ力を入れているというふうに思いますので、今日のこの議論をきっかけに、これから今までとはちょっと違った取組みになりますので、これから町民も交えて考えていくきっかけになればいいなと思います。
  最後に、町民、あとはボランティア、運営委員会ですとか、そういう町民の声をもうちょっと今までよりも多く聞いて、財政難の中で何とか図書館の質を落とさないようにしていくということに関しまして、教育長のお考えをお聞きして質問を終わりたいと思います。
○議長(広瀬重雄) 武田教育長。
○教育長(武田孝憲) 教育長、お答えいたします。
  平成24年10月に文科省通知の中でも図書館の設置及び運営上の望ましい基準というのが示されております。また、平成25年5月に国が策定しました子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画というものも定められております。その中では基本的にボランティア活動の促進がうたわれてありますけれども、本町が今まで図書館の中で活動していただいている図書館ボランティアの皆さんについてもいろいろな意見を聞きながら、図書館運営協議会も含めて、その中で意見交換もしております。そういった中では、今の図書館の状況が、ほかの管内の方々も利用されております。その中ではいろいろなすばらしい評価も受けておりますので、そういうことも踏まえながら、今後も今のサービスを維持をしながら更に向上に向けて進めてまいりたいというふうに考えております。
  以上であります。
○議長(広瀬重雄) 吉田議員。
○2番(吉田敏郎) 以上で質問を終わります。
○議長(広瀬重雄) 以上で吉田敏郎議員の質問を終わります。
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◎ 散 会 宣 告

○議長(広瀬重雄) 以上で本日の会議に付された議件は全部終了しました。
  本日はこれをもって散会します。
  なお、12月定例会議の再開は明日17日午前9時30分ですので、御出席をお願いいたします。
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(午前 11時56分  散 会)