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○議長(広瀬重雄) 次に、正村紀美子議員の質問を許します。
正村議員。
○1番(正村紀美子) それでは、通告に基づきまして2項目について質問をいたします。
まず1点目、子育て支援センターでのブックスタートの開催と、乳児をもつ家庭への支援の充実についてであります。
芽室町は、平成23年4月に「第2期芽室町子どもの読書活動推進計画」を策定しました。計画では、ブックスタートを「子育てを支援する事業の一つ」として位置づけております。ブックスタートとは、乳幼児への読聞かせの方法などを説明しながら、保護者に絵本を手渡す活動であります。本町では、主管課である社会教育課図書館係が子育て支援課と連携して10か月健康診査会場において実施をしております。子育てを支援していくためには、行政の縦割りを超えて図書館係と子育て支援課が協力、連携し、ブックスタート事業を進めていくことが大変重要であると考えております。本町の子育て支援事業を更に充実させる観点から、次の3点についてお伺いいたします。
1点目、ブックスタートは図書館、保健師、ボランティアなどさまざまな機関が連携、協力して実施することが望ましいとされています。子育てに関わる関係部署のかかわりは十分であると考えているか、町長の見解を伺います。
2点目、乳幼児健診は参加率も高く、絵本を配布することには適しておりますが、健診の合間に実施することや、会場の関係から読聞かせに適した環境とは言えないと考えます。その対応策についてお伺いいたします。
3点目、絵本の読聞かせの意義や楽しさを伝える施設として、子育て支援センターが適していると考えますが、ブックスタートを子育て支援センターで実施してはいかがかどうかをお伺いいたします。
2項目め、行政財産の目的外使用料算定の適正化についてであります。
ここで訂正がございます。本文中の「地方自治法第283条の4第7項」と、ありますけれども、これは「238条」の誤りです。
それから、この表の中ですけれども、めむろ駅前プラザのところです。土地算出根拠のところですが、これは平成12年度評価額に御訂正ください。
それから、芽室町中央公民館ですけれども、建物の算出根拠であります。こちらは建設費を減価償却した額に御訂正をお願いいたします。
では、質問項目に移ります。
地方自治法第225条は、「地方公共団体は、第238条の4第7項の規定による許可を受けてする行政財産の使用または公の施設の利用につき使用料を徴収することができる」としています。芽室町行政財産使用料条例第2条並びに3条は、土地と建物の使用料について規定しており、使用料は当該土地(建物)の時価に100分の4を乗じて得た額とあります。町は、行政財産使用申請書に基づいて、自動販売機の許可をしておりますが、担当する課によって使用料の算出方法が異なっています。
土地の時価については、毎年4月に税務課資産税係に問い合わせ、直近の路線価から算定した仮評価額を採用している課がある一方で、建設費を減価償却した額を採用している額もあります。平成12年度の評価額をそのまま採用している部署もあります。建物の時価については、平成12年度評価額を記した財産台帳あるいは建設費を根拠にしている部署もあります。
いずれにしても、条例で定める「該当土地(建物)の時価」とは異なる算出をしており、使用者の公平性が確保されていないことから、次の2点についてお伺いいたします。
1点目、使用料の算出方法は平成12年度以降続いてきたと思われますが、これまで改善されなかった理由をどのようにお考えでしょうか。
2点目、土地及び建物の使用料の算出について、今後どのように対処する考えであるのか、以上2点についてお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 正村議員の質問に答弁を求めます。
宮西町長。
○町長(宮西義憲) 正村紀美子議員の御質問にお答えいたします。
1項目め、子育て支援センターでのブックスタート開催と乳児を持つ家庭への支援充実についての1点目、ブックスタートにおける関係機関の協力、連携は十分かについてであります。
本町におけるブックスタートは、平成15年度から図書館の事業として、絵本を通じ親子が安らかな触合いの時間を持つきっかけづくりを目指し、実施しているものであります。実施場所は、保健福祉センターで行う10か月児健診の会場に設定し、健診の待合時間に図書館の職員やボランティアスタッフが乳幼児期の文字や絵本の相談、読聞かせのアドバイスなどを行い、子どもの読書振興活動にもつなげているものであります。同じ会場には、健診担当として子育て支援課の保健師、臨床心理士、歯科衛生士、栄養士、子育て支援センターの保育士がおりますことから、手のあいたときなどに適宜、ブックスタートを実施中の親子の動きを確認しながら寄添ったり、話し相手になったりし、また図書館職員へは事前に健診対象者を伝えて本の配布数を確認するなどの情報共有を図るなど、この事業の実施に当たっては可能な限り関係職員が協力、連携をしながらとり進めているところであります。
2点目のブックスタート事業の実施会場における改善策についてであります。
この事業の目的は、単に絵本を配布することではなく、絵本が持つ魅力を一組でも多くの親子に直接伝えることが重要であり、そのために、まず対象者である乳児のほぼ全員及びその保護者に会うことができる10か月児健診の活用は有効であると考えております。
ただし、ブックスタートは健診と並行して同じ会場で実施している事業のため、読聞かせの途中で問診や診察等に移動しなければならない事例も発生し、改善すべき課題ではありますが、読聞かせのみならず、一組でも多くの親子に本の魅力をお伝えすることを重視すると、総合的には現在の手法がベターと考えております。
3点目のブックスタートの子育て支援センターでの実施についてであります。
2点目でも触れましたが、ブックスタートは多くの乳児が絵本に触れ合う最初の入口として、健診受診率が極めて高い10か月児健診で図書に専門の知識を有する職員が専任でかかわることができる有効な場であると考えています。
子育て支援センターは、自由に誰でも、いつでも、気軽に足を運べる集いと相談の場であり、利用者数も年々増加しているところであります。また、子育て支援センターの最近の新たな傾向として、さまざまな個別相談の比重も高くなっていることから、現在のブックスタート事業を移動して行うより、ブックスタート期以降の成長期に応じ、本を通じた図書館との連携事業を新たに展開することが子どもの成長に沿った読書習慣の動機づけとして効果的と考え、現在その事務レベル調整を終えたところであります。
次に、2項目め、行政財産の目的外使用料算定の適正化についての1点目、使用料の算定方法は平成12年度以降続いてきたと思われるが、これまで改善されなかった理由をどのように考えているかについてであります。
行政財産使用料の算出にありましては、平成15年4月1日から芽室町行政財産使用料条例に基づき徴収しているところであります。その算出方法にあっては、正村議員御指摘のとおり土地及び建物については施設ごとに違いが生じておりました。
算出方法が改善されずに現在に至った理由でありますが、行政財産の使用料算定は条例に基づき行われますが、事務的には算出する財産の担当部署ごとに許可手続まで行っております。また、本町ではこの条例の第9条に定めた規則への委任について、適正な措置をしてこなかったことが原因であると考え、深く反省をするところであります。
次に、2点目の土地及び建物の使用料の算出について、今後どのように対処する考えであるかについてであります。
使用料算出根拠の詳細については、負担の公平性及び算定方法の明確化により当然統一されたものでなければなりません。このことから、今後においては条例に加え、規則等で使用料算出詳細を明確にし、使用者の負担の公平性が確保できるよう、新年度に向け早急に対処する考えであります。
以上、お答えといたします。
○議長(広瀬重雄) 以下、質問を認めます。
正村議員。
○1番(正村紀美子) では、ブックスタートの事業の関係について再質問をいたします。
このブックスタート事業というのは、どのようなものかということで私も再度確認をいたしましたけれども、ブックスタートの理念というのは単に本を配ることではなくて、赤ちゃんと一緒に絵本の楽しさを分かち合うというキャッチフレーズがありますが、赤ちゃんと楽しい時間を過ごしてほしい、また地域の皆さんがあなたの子育てを応援しているんだというメッセージを伝えることであるというふうに私は思っております。
それで、この絵本を配るというのは、この応援をしているというメッセージを具体的に親子に伝えていくため、子育てにかかわる関係機関やボランティアが親子に向き合って、その姿勢を示している行為だというふうに思います。自治体によって、その地域に合った会場ですとか、配布の方法は違っておりますけれども、この理念というのは変わらないというふうに考えております。
町長は、まずブックスタートについてどのような事業だというふうに御認識でしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) ブックスタートの理念はということで御質問があればですね、今おっしゃったことは全くそのとおりだと思います。ただ、ブックスタートそのものは、これは実施したとき私もちょっと関係職員の一人としていましたので、実施するときにはやっぱり実施するサイドの現実に合って、どうその理念を溶け込ませていくかということについては、やっぱりこの芽室町の実情に合った手法というのがあると思います。
特に、確かに赤ちゃんと楽しい時間を過ごしていってほしいだとか、あるいはまた赤ちゃん育てをする皆さんを支えていくんだと、応援していくんだということについては、私も何の理念の変化はないと思っていますが、そのことがブックスタートをやったときを境にして、例えば乳児そのものが本にあれだけ反応すると思わなかっただとか、そういうお母さん方も非常に驚きの声を上げた時期もございましたから、私はやっぱりこの理念の受けとめ方もいろんな幅はありますけれども、この理念そのものについては当初から今も変わってはいないと。ただ、芽室町の現実に合ったやり方をしてきていると、このように認識をいたしております。
○議長(広瀬重雄) 正村議員。
○1番(正村紀美子) 私も、そのように感じております。やはり現実に合ったやり方、理念に基づいたやり方というのがやはりあるというふうに思っております。
それで、10か月健診は母子保健法に基づいて定められている事業でありますけれども、これが親子の健康を守るという母子保健事業の根幹であるというふうに私は考えております。まさに、先ほど町長がおっしゃったブックスタートの理念と、この母子保健の部分をどう両立させていくかというところが、このブックスタート事業にかかわる大きな課題であったのではないかと、最初、当初の課題であったというふうに私は思っておりますが、ブックスタートと同じ会場に子育て支援課の専門職がたとえこのようにいたとしても、今町長が述べられたとおりの内容を行うというのが精いっぱいの状況ではないかというふうに私も思っております。
というのは、手のあいたときという、先ほどお言葉がありましたけれども、そのようなときではないと、なかなかブックスタート実施中の親子に直接的にかかわることができないというような課題があると思います。それで、この部分の課題をどう解決していくかということで、2点目の質問では聞いておりますけれども、ブックスタート事業というのは文科省が定めております子どもの読書活動推進に関する法律、これに基づいた計画ですね、それの中でもうたわれておりますけれども、1つの課が単独で行える事業ではないというふうに私は考えております。ブックスタートは、芽室町においては子育てを支援する事業の一つというふうに芽室町の子供の本に関する計画の中でも位置づけられています。読書に関する計画の中でも位置づけられておりますけれども、1つの課が単独でできる事業ではないということ、ここの部分が大きなこのブックスタート事業のポイントになっていると考えています。
というのは、これは子育てに関わる専門の職員が、それぞれが持っている専門性を生かしながら、子育てを応援しようという視点でつながることが大事かというふうに私は考えておりますが、町長どのようにお考えですか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 私も全くそのとおりだと思っています。ブックスタートそのもので全て完結するわけでありません。まさしく、ネームどおりスタートでありますから、そのブックスタートで子供が本に親しんでいく、あるいはその子どもが幼児期になって、あるいは学齢期になって、それぞれ感性を育てていくのにプラスに作用していかなければいけないと思っていますので、そういう意味ではスタート時にそれぞれの子育ての担当関係者の皆さんがその事業に対して同じ価値観を持つ、あるいは同じ認識を持つということはとても大切なことでありまして、そしてさらにそれぞれが持つ専門性の中で、このブックスタートから培われる本と乳幼児のつながりというものをどう考えていくかということはとても大切なことであると、私もそのように認識をいたしております。
○議長(広瀬重雄) 正村議員。
○1番(正村紀美子) ただいま関わっている課というのは、社会教育課の図書館係と子育て支援課ですけれども、図書館係におきましては子どもの読書推進というのが大きな目的の一つになっているのではないかというふうに、私はこの計画を読んで思っております。そして、子育て支援課は母子保健の推進という目的がやはり大きくあります。この違った目的を持ちながら、子育てを応援するという姿勢をどうやってつくっていくのかということの部分がやはり非常に大事だということで、ただいま町長が答弁されたように共通の理解を持つことが必要だということだと思います。
しかしですが、やはり行政内部で異なる課との連携というのは、言葉で言うほど簡単なものではないというふうに考えます。図書館は、確かに子育てという部分はありますけれども、図書館の利用者増加につなげていきたいという思いもありますでしょうし、一方で子育て支援課は母子保健事業の充実を目指すという大きな課題を持っているわけですから、大きな2つの目的をどう乗り越えていくのかというところでは、やはり共通の理解、認識に立つことは必要であるというふうに考えています。
それで、先ほど1点目の質問で私尋ねましたけれども、10か月健診の中でこのブックスタートをやるということを本当にこの協力体制が実際につくれるのかというところで、更に子育ての部分で深くかかわる必要があるのではないかというふうに思うのでお尋ねするのですけれども、このような今現在の関わりが協力、連携というところで十分なのかというところに私は疑問を持つんですけれども、この点についてもう一度町長にお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 確かに、御質問がありましたとおり、役所の仕事の中で横の連携、これは図書館係と子育て支援課がありますから、横の連携というのは簡単ではないということについては私も認識いたしております。ただ、ひと頃から見ますと、今私たちはそれぞれの関係セクションの中で完結主義で仕事ができる時代ではないという認識は相当職員にも浸透してございますし、私も年4回のヒアリングの中ではそれを徹底して論じているつもりでおります。加えて、子育てに関しては子育ての一貫的なサービスの提供という1つの理念がございまして、それこそ出生のときからずっと乳児期、幼児期、そして学齢期、ずっと捉えていきながら子育てをみんなで応援していこうということについては、例えば子育ての木委員会なんかもそうでありますが、関係職員が相当連携を強化する、その体制は出来上がってきていると私も思います。まだまだ正村議員からながめていても、十分でないなというところはあるかもしれませんけれども、相当今充実はしてきていると思いますので、これからもその努力は続けていきたいと考えているところであります。
そしてまた、健診の中で十分かということになりますと、先ほど現状ではベターだと考えているという言葉を使いましたが、ベストという言葉を使っていないわけで、実はやっぱりまだまだですね、改善、改革しなければならないことはあると思っていまして、その問題意識は十分持っているつもりでおります。
○議長(広瀬重雄) 正村議員。
○1番(正村紀美子) なぜ、このような質問をさせていただいたかというと、私町長の答弁を聞いていて1つ感じたことがあります。図書館、本という部分から見たブックスタートの部分は非常によくわかるんですけれども、子育て支援課として持っているブックスタートですね、その観点から、母子保健の観点からブックスタートをどのように捉えているのかというところ、この部分について私はもっと積極的に関わるべきではないかというふうに思っています。
ですので、町長が第1回目の答弁でいただきましたけれども、本のことをお話になりましたが、子どもの読書振興活動につなげていくというところの部分もありましたけれども、そこの部分はわかるんですが、では子育て支援課としてブックスタートにどう積極的にかかわるのかというのが見えてこなかったので、この点について再度町長にお伺いします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) ブックスタートは、あくまでもスタートであるということでちょっと私申し上げたわけであります。と同時に、また今御質問の中で私も一問一答の御質問がどういうふうに流れるかということもちょっとあったんですが、Bの中でのお尋ねもありますけれども、私ども先ほど関係課で事務レベル協議を調整を終えたというお話もちょっと触れさせていただきました。私ども、やっぱり母子保健の観点からの積極的な関わり、ブックスタートそのものはもっと母子保健の本当に早い時期でかかわってくるべきものだと思っています。ですから、これはスタートそのものは図書館係と協調して10か月健診時の現場を使わせてもらいますけれども、その後の子供たちが母子保健の観点から、私たちは母子保健だけだから本に関わりがないという観点でいいのかどうかということは、これは課題としてはあると思います。
そこで、新年度、今子育て支援センターの中で年齢からいいますと、ブックスタートを始めた10か月の子供たちより上になっていきますが、この子供たちの成長期に応じた図書への親しみ、こういう観点も当然導入していかないと、ブックスタート事業が生きていかないということもあります。
したがいまして、私たちが今、1回目で答弁申し上げましたとおり、新年度に向けて協議した内容というのは、例えば子育て支援センターでもって読聞かせ事業を図書館の司書を派遣して行ったり、あるいは読書や選書に対するお母さん方の相談業務に乗ったりということが、もっとできないのかということを実は協議してございまして、この実現に努めていきたいということをまず考えていると、これが1つであります。
もう一つは、そのことでもって子供の成長期に応じてブックスタートでスタートした本への親しみだとか、本の効用というものをしっかりとながめていき、教育効果も含めまして、スタート時点が10か月健診、そして今子育て支援センターでもそういう読聞かせ事業に取り組む、それが幼児期になったら保育所や幼稚園の読聞かせですとか、保育士さんによるそういう事業に結びつく、さらに学齢期になったら小学校。芽室小学校と西小学校ではボランティアの読聞かせも行われておりますけれども、そういう事業とも結びついていく。さらに、学校では学校図書担当者会議というのが年に1回行われていますが、そこにも子育て支援課の職員あるいは社会教育課の職員も参加して、そんなようなことをやりながら、成長期に応じた本への親しみがブックスタートから始まって一貫してずっとあるんだと、そんな方向に持っていきたいなと。したがって、その中で学校図書の充実の問題も結びついていると、こんな流れをとりたいなと、こういうふうに考えているところであります。
○議長(広瀬重雄) 正村議員。
○1番(正村紀美子) 今後のことについても、町長から先に答弁をいただきましたので、この件については是非進めていただきたいというふうに私も思いますが、ブックスタート事業が開始されたのは、先ほどもありましたように平成15年ということであります。対象となっている子供、親子をめぐっている環境というのは、やはりこの10年間で私は大きく変わってきたというふうに思っています。核家族化がどんどん進行しております。子育ての経験のない中で子供を育てていくということ、このことに対する支援ということが十分ではないけれども、次第に定着してきたころがまさにこの平成15年のころでありました。
つまり、子育ての社会化、子育てを家庭の問題としないで社会全体で育てていこうという国の動きも活発化してきたころであります。芽室町におきましては子育て支援センターも設置され、育児サポートシステムも順調に動き出してきたころであります。
それで、この子育ての社会化ということが言われ始めたころですけれども、その10年前と今と何がどう違うのかということですけれども、私は注目すべきことというのは認可保育所における3歳未満児の数というのが平成15年以降増え続けていることであるというふうに感じています。これは、保育所基本計画の中にもありますけれども、平成15年は27%が3歳未満児のパーセントです。これが24年度になると32%へ上昇しています。特に、最近ではゼロ歳から1歳児の途中入所が増えてきているという傾向があります。
つまり、これは何をあらわしているというと、在宅で子育てをする期間ですね、それが減ってきているということ、そして子供を保育所に預けて働く母親が増えてきているということを示していると思います。今最も大事にされなければならないのは、やはりこの乳児期の子育ての部分だというふうに私は考えています。
つまり、この乳児期というゼロ歳から1歳までのお子さんを持つ時期というのは、不安感や負担感を非常に抱えやすい時期であるという、親御さんがですね、時期であります。この時期に、やはり親をしっかりと支えるということが今後の児童虐待の防止にもつながっていくことだというふうに考えるからであります。また、この件についてはさまざまな調査、統計等もありますし、専門家を含めた方々も乳児期の支援の大切さというのを伝えているところであります。
それで、先ほど町長が答弁していただきましたけれども、図書への親しみを継続的に今後やっていくことが必要なんだということで、子育て支援センターに場所を変えてブックスタート後のフォローアップをしていくというようなお話だったと思いますけれども、まずはそこではなくて、乳児を持つ家庭、母親、父親、子供への支援というのを、まず第一に念頭に置いたブックスタート事業というのを組み立てる必要が私は今あるのではないかと考えますが、町長はいかがお考えになりますでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 私も全くそのとおりに思っておりまして、子育て支援事業、子育て応援事業をやっていく中で、私たちも子育てをやるお母さん方を、特に乳児を抱えているお母さん方を決して芽室町で孤立させてはいけないという理念が一つありまして、子育て事業の中で重視している柱が2本あるわけですが、1つは特別支援の必要な子供たちをどう支えるか、そしてもう一つは、赤ちゃんを育てるお母さん方、子育ての社会性という言葉を使っておられましたけれども、全くそのとおりでありまして、このお母さんを社会的に孤立させてはいけないということを行政でしっかりと支援させていただこうという、そういうようなことでやっているつもりでおります。
ですから、それは十分に母子保健の観点に立って、それぞれの子育て支援課の係が担当して担っている。そことブックスタートをやる事業が連携を取りながら、その子育て支援事業の中に本も持ち込んでいくと、こんなことを考えていまして、そういう意味で考えていることについては乳児を持つ親の支援に取り組むことが先か後かは別にいたしまして、これについても共に取組んでいるという認識は私は持ってございます。
したがいまして、これが内容的に100%かということになりますと、私たちもまだこの事業に取組んでからそんなにたっていませんから、まだ五、六年しかたっていませんから、本当に100%定着しているかと言われますと、それは相当難しさもあると思いますけれども、私たちは全力を挙げてこの問題には取組んでいかなければいけないと思います。特に、最近は乳児期をこういう施設に預けて仕事に行かれるお母さん方も、これは経済的にも社会的に否定できない現実として存在してございますから、そういうお母さん方も支えていかなければならないと思いますし、孤立させることにはならないということを考えながら業務に当たっているところであります。
○議長(広瀬重雄) 正村議員。
○1番(正村紀美子) 私は、そういう母子保健の観点からブックスタートを是非積極的に展開をしていくべき時期にきているのではないかというふうに考えております。
そういう意味では、100%に近い配布ができるこの10か月健診の場というところは、環境の部分も確かに多くはあるんですけれども、健診の合間を持ちながらやっていく中で、なかなか落ち着いた環境をつくれないということですね、こういう状況がある。そして、乳児をめぐるさまざまな状況、乳児期への支援を手厚くしていくというところを考えると、私はやはりこの10か月健診ではない場所で、つまり子育て支援センターでブックスタートを開催することということに大きな意味があるというふうに考えるものであります。
センターというところで、これ3点目になりますけれども、センターは親の情報交換ですとか、育児の相談、親子を支える役割を持っている施設であります。この先ほど来から言っております乳児期を抱える親子が負担感や不安感を持ちやすいこの時期に、やはり参加しやすい場所というのはセンターではないでしょうか。
先ほどの答弁でも、個別の相談の比重が多くなっているということがありましたけれども、これはセンターが親御さんから信頼されているあらわれだというふうに考えます。とはいっても、まだまだ家から出られない親御さん、あるいはさまざまな理由から支援をしている御家庭というのが芽室町にも存在をするわけです。そうした家庭を孤立させてはならないという町長の思いもあるということは十分理解をしておりますし、先ほどの答弁から感じられましたけれども、この部分とブックスタートという本を配布することを主眼にした支援のかかわりというのをどうつくっていくかということを今後の体制を強化していく中で、是非確立していっていただきたいというふうに思います。
ブックスタートは、絵本を配布することが目的ではないというふうに町長も言っておられましたけれども、やはり絵本を通じてあなたの子育てを応援しているんだということを具体的に親に伝えるという場ができるのは、やはり子育て支援センターという環境がふさわしいのではないかと思いますが、今までのさまざまな部分を総合して、再度町長に新センターでブックスタート事業を開催していくというお考えはないかお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 私どもも、今の状態で本当に全てがいいのかということになりますと、それは先ほども申し上げましたとおり、そうではない、反省点もあるとも感じています。
ただ、何回も申し上げますけれども、例えばですね、私たちも内部で論議したときにはこういう懸念もあります。ブックスタート事業をやるから、是非子育て支援センターにお越しくださいということでありますけれども、子育て支援センターに来ていただける方については、本当に家の中で悩み、苦しみ、不安感を抱いて閉じこもって子育てをやっている親御さんが来てくださるかどうかというところに非常に大きな、こちらの方の不安感もございます。
したがって、今のところ10か月健診時のあの集まる場所を活用させていただいているのは、あの機会というのは10か月児をお持ちのお母さん方のほぼ100%に近い皆さんがお集まりになりますから、あれが一つの動機づけ、きっかけとなって、あの場に来ていただいて本もあるんだと。この本のことから、相談なんかもできるんだということで図書館に寄っていただくだとか、あるいは図書館に来ていただくような、つまり外に出ていただくような動機づけになっていただくと、それはまた子育て支援センターに参加していくような、そんな流れにもなっていくだろうと、こんなようなふうにも感じているところであります。
ただ、御指摘がありましたとおり、私たちはやっぱり本もそうですし、母子保健もそうですが、子育てをやっているお母さんをみんなで支えているんだよと、応援しているんだよというメッセージを発信することが非常に重要だと思っていますので、今御指摘がありましたようなことは、先ほど担当者が新年度事業のことで相談して図書館司書を派遣した読聞かせなんかも子育て支援センターでやりたいというようなことも申し上げましたが、そのことも含めてですね、今のやり方がベストとは言わなかったのはその辺でありまして、いろんな変化は必要であろうという認識も持ってごさいますので、模索は続けていきたいと、このように考えていることを申し上げ、お答えといたします。
○議長(広瀬重雄) 正村議員。
○1番(正村紀美子) 100%に近い方々に本を配布できるというメリットというのは、やはり10か月健診というのはあると思います。
今、町長が答弁なさったように、本当にセンターに出てこれないお母さん、あるいはさまざまな理由を抱えて孤立している親子に対して、どう伝えていくのかということが課題であるというふうにおっしゃいました。この部分、私は逆にですね、まさに支援を必要としているからこそ、出てこれない親子であるという視点を持つことによって、絵本の配布をきっかけにして早期に親子にかかわっていくことができるのではないかというふうに思うのですが、いかがでしょうか。
大阪府では、健診の中で当初ブックスタート事業を行っておりましたけれども、読聞かせの意義や楽しさが十分に伝わらない、また効果的な方法はないかということを模索した上で、現在では子育て支援センターで本を配布するようになっております。これは、まさに支援が必要な親子、家庭を早期に発見できるというメリットを持つからであります。
今、子育て支援の部分では、全国的に出てこれない親をどうするかではなくて、アウトリーチの手法がさまざまな場面で取り入れられています。これは、集団的なアウトリーチということもありますけれども、そうではなくて個別に出てこれない御家庭に対して専門職員が絵本を持ちながら訪問する、おもちゃを持ちながら訪問していくというアウトリーチが広がってきているという実態があります。この部分を考えると、芽室町でもこのようなことが取り入れられないだろうかというふうに、要はアウトリーチですね、その部分が取り入れられないだろうかと考えますが、町長いかがでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) まず1つとして、アウトリーチの事業でありますけれども、私ども子育て支援センターで集団のアウトリーチでありますが、アウトリーチ事業にも今やっと踏込みができるようになってまいりまして、このアウトリーチ事業についてはこれからも大いに工夫していきたいなと思っています。
それから、御指摘がありましたアウトリーチで戸別訪問してはどうかと、本を持って戸別訪問をしていくと、こういうようなことを目指したらどうかということですが、今私どもの町でやっておりますのは子供さんのいらっしゃる家庭に対する戸別訪問というのはやっていきますから、そこでは今のところ本の持込みということはやってございません。それについては、母子保健の観点に立って、母子保健の専門事業としてやっていくわけでありますけれども、ただいま御指摘がありましたようなことももう少し私ども内部で調べさせていただいて、その効果なんかもいろいろと調べさせていただきまして、参考にできるものについては参考にしていきたいなと、こう思いますけれども、ちょっとまだ十分その辺については調べておりませんので、今個別のアウトリーチ事業で導入するということについては、そこまではちょっとお答えできないというふうに御理解をいだたきたいと思います。
○議長(広瀬重雄) ここで、13時30分まで休憩といたします。
─────────────────
午前11時59分  休 憩
午後 1時30分  再 開
─────────────────
○議長(広瀬重雄) 休憩を取消し、会議を再開します。
午前中に引続き、正村議員の質問を許します。
正村議員。
○1番(正村紀美子) では、アウトリーチの話が途中でしたけれども、アウトリーチにつきましては全ての家庭を訪問するということではなくて、やはり個別の事情がある御家庭を訪問して絵本を届けていくということでお伝えをしたところです。
それで、この部分については是非とも検討をされていくという答弁がありましたので、そのようにしていただきたいと思いますけれども、最後にこれまでの町長との議論を振返ってみますと、やはり現在ブックスタート事業が社会教育課図書館係の事業であるというところで、私は子育て支援課としてこの事業を推進していく方がより子育て支援の趣旨に合う、このブックスタートの理念にもかなうものではないかというふうに考えます。
ただし、9月の一般質問でもさせていただきましたけれども、現在子どもセンターの建築が来年度から始まりますけれども、そうした状況を考えると子育ての施設に関してはさまざまな今後の動きがあるというふうに思っております。そうした中で、是非ともいい方向でこのブックスタート事業が親子のための事業となることを切に願いますが、この点について町長にお伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 基本的には、私も正村議員と考え方は変わっていないと思いますが、ただ私も子を持っているんですが、子育て事業というものは他の事業と違ってですね、ハード事業と違って、この事業をこういうふうに進めればこういう形ができるというものとは異なりまして、時代の流れ、人々の環境の変化、いろんなものがそれを左右するという状況があります。したがいまして、今日現在これが一番いいと思って取組んでいることが将来ともそれが一番かというとそうはならないと、そんな認識も持ってございますので、そういう意味で1回目の答弁のときにベターだという言葉は使いましたけれども、ベストという言葉は使っていないということはその辺にもありまして、点検すべきもの、検証すべきものはやっぱりしっかりと時代に合わせて見据えていかなければいけないと思っています。
そういう意味では、その時々のお母さん方が、あるいは子育てをされる皆さん方がどんな課題をお持ちなのか、あるいは何を考えておられるのか、そこに寄り添うような子育て支援事業でありたいと、そう思っていますので、やはり常にベターだとは思いつつもベストは模索していかなければいけないと、こう考えていますので、今後も今御指摘ありましたとおり子育ての事業がよい動きになるように、そういう意味では私たちも徹底した模索を続けながら、ベストを目指していきたいなと思いながら、これからの事業にも取組んでいきたいと、このように考えていることを申し上げ、お答えといたします。
○議長(広瀬重雄) 正村議員。
○1番(正村紀美子) 私も、そのように、よりよい子育て支援事業、親子に寄り添う子育て事業を是非芽室町の中で実施していただきたいというふうに思っております。1項目めにつきましては、これで終わりたいと思います。
続きまして、2項目めであります。行政財産の目的外使用料の算定についてでありますけれども、第1回目の町長の御答弁の中では現在算出方法が適切な措置をしてこなかったということで、深く反省するという御答弁がありました。この点については、町長からの陳謝ということで私も受けとめますが、しかしながら行政手続法第1条によりますと、行政はやはり行政運営における公正の確保と透明性をここでうたっております。私は、この行政が持っている公平性と透明性は町民のためにやはりあるべきだというふうに考えますし、今回の使用料の算定の問題についてはきちんと謝罪をすべきところについては謝罪をすべきというふうに考えます。
今回の使用料については、民間事業者あるいは個人の方に対しての使用料ですので、この部分について町としてどのようにこの方々に対して御説明をされるのかという点について1点お伺いいたします。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 確かに、1回目の答弁でも申し上げましたとおり、例えば算出の詳細について一致していなかったということについては事実であります。ただ、それが条例違反に該当する行為なのかということになりますと、これはまた微妙な問題でありまして、条例違反ということまではならないだろうと今のところは考えてございます。
ただ、この問題については今後財務規則なども含めまして徹底して関連条例は何かというのを検証はしていかなければいけないと思っています。その中で十分考えていかなければならないと思っていますが、その状況判断によって私たちはどう対応するかということについても考えていきたいと、このように考えているところであります。
○議長(広瀬重雄) 正村議員。
○1番(正村紀美子) 私は、まず条例違反でないというふうに町長はおっしゃっていますけれども、この部分について私は今回争うつもりはないですけれども、そうじゃなくてやはり誤りがあったということで、私はきちんと謝罪をしていくという方向が町としての誠意をあらわすものではないかというふうに考えます。また、町民や事業者に対しての信頼を高めるものであるというふうに考えますので、是非この部分については速やかに御対処していただくのがよいかというふうに思います。
それで、この2点目の部分でありますけれども、今後規則等で使用料算出詳細を明確にするということで、早急に対処していくという御答弁がありました。それで、今御答弁の中にもありましたけれども、芽室町の財務規則があります。この中でも、財産台帳の管理ということで規則がありますけれども、今回私調べておりまして財産台帳から評価の金額を算出していったというところでは、根拠となっていたものであるというふうに思います。
それで、この財産台帳の管理という部分ですけれども、やはり公有財産の財産台帳の記録を適正化にしていく、この部分をどう確保していくかというところですね、管理事務の部分をどう実効性があるものにしていくのかという、チェック機能を強化していく必要があるというふうに考えています。この部分についても、恐らく今後の検討の中に入っているかと思いますけれども、どうチェック機能を発揮させていくのかということは課題だと思います。この点については、町長どのようにお考えでしょうか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) これも御指摘のとおりでありまして、私どもは今回一般質問をいただいて、指摘いただいた事項について十分反省をしなければいけないと、あるいは陳謝すべきものはしていかなければいけないという認識は持っておりますので、財務規則も含めて十分検証しまして、そして特に財務規則の中で、これも当然かかわりのある問題でありますから、財産台帳の管理事務の前に財産台帳の適正化ですね、これをまず徹底追及して、それができ上がった段階で管理事務の適正化に努めていかなければいけない、このように考えていますので、その辺の検証も含めて徹底することによって、チェック機能も適正化が図られると、このように考えてございます。
○議長(広瀬重雄) 正村議員。
○1番(正村紀美子) そのようにお願いをしたいと思います。
それで、詳細についてはこれから検討をしていくという部分なんですけれども、財務規則の中の第204条に、台帳登録価格という部分があります。(1)にですね、土地については固定資産税基準を準じて評定した価格、(2)建物については建築費用というふうに記されています。この部分から考えますと、多分これから検討されていく部分になっていくと思うんですが、この規則と整合性を持たせなければ、財産台帳の価格に反映されていかないと思うんですけれども、これまでの時価に対しての100分の4のところと財産規則の204条の規定ですね、この部分の整合性をどう合わせるかというところについても検証されるということでよろしいですか。
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。
○町長(宮西義憲) 今御質問がありましたけれども、これは、先ほども答弁させていただいたとおり、そういう流れの中で整理していかなければ、手順を誤ってしまっては何の意味もございませんので、徹底検証しながら、今御指摘のあったような流れを踏まえて、先ほど答弁したあの流れのスケジュールといいましょうか、手順の中で進めていきたいと、このように考えてございます。
○議長(広瀬重雄) 正村議員。
○1番(正村紀美子) 多分、財産台帳との整合性を考えていくと、205条の部分ですね、ここの3年ごとに見直すという部分もやはり該当されてくるんだというふうに思います。さまざまな部分が検討されなければならないという問題が明らかになったと思いますし、これは速やかに町長おっしゃるように対処されるべきであるというふうに考えます。今後、来年度になるかと思いますけれども、来年度は使用料について適正な算出方法がなされるべきだというふうに考えますので、そのように対処をお願いしたいと思います。
私も、規則をきちんと明示すべきだというふうに、芽室町の行政財産使用料の条例を読んだときに思いましたので、この部分についても速やかに対処をしていただきたいと思います。
今、町長から答弁がありましたので、2項目めの質問については、これをもって終わりにしたいと思います。これで質問を終わります。
○議長(広瀬重雄) 以上で正村紀美子議員の質問を終わります。