◎ 日程第11 会議案第16号米軍再編と3兆円負担に関する要望意見書提出の件
○議長(平野勝一) 日程第11 会議案第16号米軍再編と3兆円負担に関する要望意見書提出の件を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
廣瀬俊幸議員。
○12番(廣瀬俊幸) 提案させていただきました会議案第16号について、説明をさせていただきます。
ご承知のように、米軍再編にかかわる日本の負担が3兆円とのアメリカ側の発表は、当時、国民はもとより政府・与党内にも大きな衝撃を与えました。その後、日本政府は沖縄を初めとする米軍基地負担軽減のため、応分の負担は当然としております。
しかし、グアムについては他国の領土の基地にかかわる問題であること、日本国内基地移設についても、日米地位協定でさえ、日本国内の既存の施設を米軍基地使用のときの賃借料や、その補償は日本負担、このようになっており、今回の米軍の再編ではほとんどこの要件は発生しないと、このように見るのが当然であります。
日米で合意された米軍再編の計画は、アメリカの世界戦略の一環であり、日本及びその周辺から全世界を視野に入れた日米同盟へ踏み出すものであり、決して日本の負担軽減との思いから出てきたものではありません。このようなことから、国民の批判をしっかりと受けとめ、米軍再編強化のための経費負担を撤回するよう、衆参議長及び関係先に意見書を提出しようとするものであることを述べて、説明とさせていただきます。
○議長(平野勝一) これから質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平野勝一) ないものと認め、質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
奈良國司議員。
○10番(奈良國司) 10番、奈良です。
私はこの要望書、意見書に対して、反対の立場から討論をさせていただきたいと思います。
現在、日本の国を守るのは、やはり日本が守らなければならないのが原則ではないかと思いますが、いずれにしろ、今、北朝鮮からの脅威を受けておりますが、はっきり言って日本の防衛庁というものは、何もできてはおりません。ただテポドンが発射されるようなことを黙って見ているような状況でございますので、はっきり申し上げまして、負担は本当は軽い方がいいです、金もかからない方がいいと思います。だけれども、これは日本の防衛という見地から立って大きく考えたときには、私はやはり反対といたします。
○議長(平野勝一) 賛成討論はありませんか。
梅津伸子議員。
○11番(梅津伸子) 11番です。
本要望意見書提案に、賛成の立場で討論させていただきます。
賛成する理由は2つあります。まず第1、それは、今、奈良議員の方からも反対理由の一つとして言われた、北朝鮮のいわゆる脅威といわれる問題に対してですが、今、世界は、第二次世界大戦以降もベトナム戦争とか、今イラクでも戦争が続いている状況があります。そういう中で、武力による紛争解決をしないで、外交努力で、話し合いで国際紛争を解決するという流れといいますか、世界じゅうで強められています。
ちょうど北朝鮮のテポドンの問題で言いますと、今、渦中ですが、ここ何日間かの報道を見てみましても、けさもNHKのニュースでも言っておりましたが、こういう状況です。まず北朝鮮に対しては、ミサイル発射の準備をやめるように、アメリカの大使、それから外相も、6カ国協議に北朝鮮が復帰するよう求める、同時に国連に解決の方向を求めるというふうに発表したことが報道されています。日本の麻生外相も、テレビのニュースでは、ミサイル落下の可能性もあり得るとした上で、直ちに武力攻撃とみなして報復とはならないと、このような見解を示したとニュースで述べられていました。この間、本当に平和、国際紛争の解決に当たっては、武力はやめようという動きが大きく波打つように進んでいます。アジアの信頼を醸成する会議というのが持たれて、非核地帯の創設を支持して、これも国連に働きかけをして、話し合いで物事を解決する方向を強めていこうという流れが強くなっています。
同時に、イギリスのシンクタンクがこの間報告したと、これもニュースで報道されていましたが、こういうくだりがあります。国際的な、先ほど申し上げたような取り組みが進んでいることと、本当に符合するなというふうに考えたんですが、オックスフォードリサーチグループというところが、これは英国の代表的な方たちがまとめた中身ですが、今、地球、人類にとって何が一番脅威かということに対して、対テロ戦争は違うと。逆に、対テロ戦争のために軍備力を増強するとか、そういうことが本物の脅威、地球の温暖化、それから核軍拡、こういった問題の焦点をそらす役割を果たすんだと、こういうふうに指摘しています。これは研究を積み重ねた上で国際的に発表されていますので、多くの方々が目を向けていると思うんですが、その中で、こういう資料が出されています。9・11テロが起きた2001年、テロ犠牲者の5倍の1万4,000人のアメリカ人が、1年間でエイズで亡くなっていると。70万人以上が心臓病で死亡していると。こういうふうに、本当の脅威が、確かにテロはよくないです、ただ、それに対して武力でという時代ではないよと。もっと目を向けて地球の人類が力を合わせなくてはいけないということが必要だということを指摘しているんだと思います。
それを文字どおり、現場のさまざまなところで話し合いで解決しようという動きが、今強くなってきているという中で、日本がこのような世界に例のないような協力をするということは認めがたいと、認めてはいけないことではないかというのが反対理由の1点です。
少し長くなって申しわけありません。もう1点は、3兆円という金額です。昨今、生活保護を受けれなくて、北九州市ではこの時代に孤独死、飢餓という理由があります。そういう中でこの3兆円の、日本の国が条約上義務のない負担ですけれども、グアムにアメリカ軍人の住宅をつくると、1戸8,000万円と言われています。そういう中で、日本の国内ではどうなっているか、自殺者が3万人を超えた8年連続になっていると。去年の統計で、経済苦で自殺をしたという人が、この中で7,700人いらっしゃると。こういうアンバランス、やはり日本の政府、国の仕事というのは、国民が安心して暮らしていける、そこにこそ最大の責任、役割があるだろうというふうに思います。そういう点で、2つの理由で3兆円は負担すべきではないという立場で、意見書提案に賛成討論といたします。
○議長(平野勝一) 反対討論はありませんか。
(発言する者なし)
○議長(平野勝一) ほかにありませんか。
(発言する者なし)
○議長(平野勝一) ないものと認め、討論を終わります。
これから会議案第16号について採決します。
本案は原案のとおり決定することに賛成議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(平野勝一) 起立少数と認めます。
したがって、会議案第16号は否決されました。
お諮りします。
陳情第49号「30人以下学級」早期実現等教育予算の拡充を求め、義務教育費国庫負担法堅持を求める意見書の提出に関する陳情、会議案第17号道路整備に関する意見書提出の件及び会議案第18号「30人以下学級」早期実現等教育予算の拡充を求め、義務教育費国庫負担法堅持を求める意見書提出の件の3件を日程に追加し、それぞれ追加日程第1、追加日程第2、追加日程第3として議題といたしたいと思います。異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平野勝一) 異議なしと認めます。
したがって、陳情第49号「30人以下学級」早期実現等予算の拡充を求め、義務教育費国庫負担法堅持を求める意見書の提出に関する陳情、会議案第17号及び会議案第18号の3件を追加日程として議題とすることに決定いたしました。
暫時休憩いたします。
─────────────────
午前11時34分 休 憩
午前11時37分 再 開
─────────────────
○議長(平野勝一) 休憩を取り消し、会議を再開いたします。
────────────────────────────────────────────────────────────────