○議長(平野勝一) 休憩を取り消し、会議を再開いたします。
次に、廣瀬俊幸議員の質問を許します。
廣瀬俊幸議員。
○12番(廣瀬俊幸) 議長のお許しをいただきましたので、通告の合併新法に基づく道の方針について、町長に伺いたいと思います。
道は、10月11日開催の北海道市町村合併推進審議会に対して、地方自治の将来像として、例えば第2次保健医療福祉圏ごとに一つの市が望ましい。その基礎的自治体の3要素として、権限、財源、人材、これを挙げ、当面新法の5年間は3万から5万の市をつくるなどの案を明らかにいたしました。道の方針は、一つとして、一方的に自治体の姿を示したこと。さらには小さくても輝く自治体づくりの無視、そして今、いろいろな町が取り組もうと、そして取り組んでいる多様な自治、連携、連合などへの努力、これが無視されている方針、このように言わなければなりません。
例えば、道の資料では、広域行政の活用の記述が見られ、市町村自治体を基礎にして広域連合を充実する、若干のそうした説明はあるものの、これらの姿ではなく、町村会の提言もありました連合自治体構想や模索、これらに対して意を払うのではなく、この案は今後本町にとっても大きな関心を払わずにはいられないと、このように思うものです。
いずれにいたしましても、今後のまちづくりをどう進めていくかと、こういうことについては、市町村住民が自主的に自らが決めるべきものであります。そして、道の資料で強調している人口問題や少子・高齢化問題、さらには道の産業動向が、道が打ち出した方針で全道の市町村が合併すれば好転していく、そういうものでないことはだれの目にも明らかであります。
このようなことから、まず、町長に伺いたいのは、今回、第2回の審議会に出された道の案について、率直にどのような見解を町長は持っておられるのか、まず伺いたいと、このように思います。
これで、第1回目の質問とさせていただきます。
○議長(平野勝一) 廣瀬俊幸議員の質問に答弁を求めます。
常山町長。
○町長(常山 誠) 廣瀬俊幸議員のご質問にお答えいたします。
合併新法に基づく道の方針についての私の見解についてであります。
北海道は、市町村合併構想策定に取り組んでおりまして、ご質問のありました、将来的に第2次保健医療福祉圏域を基礎自治体の姿とする考えや、適切な住民サービスや効率性の観点から3ないし5万人の人口規模が望ましいとする考えは、北海道市町村合併推進審議会の検討資料として提出され、道内各地域で開催された地域懇談会や説明会でも議論されているところであります。
まず、第2次保健医療福祉圏域を基礎自治体とすることについては、あくまでも道が考える未来のイメージであり、少なくとも合併新法の期間より将来の話であるとの見解も出ております。また、人口規模3万人から5万人が適切であるという考え方も、既存の各種データをもとに机上で検討されたものであります。
私の見解といたしましては、これまで2、3年苦労して自主・自立のまちづくりを進めるという結論を出し、具体的な自立推進プランの取り組みを始めたばかりの状況の中で、直ちに合併新法に基づく合併議論を始めようとする考えは全く持っておりませんし、多くの議論をいただいた議会や住民の皆さんにも到底理解を得られる状況にないと考えております。
さらに、三位一体改革の二期改革、これは一般的に2007年から2009年度と言われておりますけれども、この二期改革や道州制、支庁改革、道内分権などの具体的な姿が見えてこなければ、現実に合併議論を再開することは難しいと考えております。
道が仮に合併構想をつくるにしても、机上の構想ではなく、地域の実情や市町村の意見なども十分聞いた上で策定すべきものと考えております。
以上であります。
○議長(平野勝一) 以下、質問を認めます。
廣瀬俊幸議員。
○12番(廣瀬俊幸) 答弁をいただきました。それで、一問一答で再質問をさせていただきたいと、そのように思います。
午前中トップバッターの西尾議員は、今回の道の案と、それから本町が進めようとしている自主・自立プランと、これらの関係で伺いました。
それで、私も、まず何といっても、道もまくら言葉ではどういうまちづくりをするか、合併するかしないかと、市町村の自主的判断ということだけは言っているわけですから、そうであれば、そういう案が出てくることがおかしいと思いますし、規模も、その他も明確にしながらということでありますので、そういった自主・自立のそういう意欲をそぐというようなことで非常に怒りを覚えましたし、それから芽室の、本町の中身の評価はいろいろあるにせよ、そうした中で十勝一市構想ですか、そういったこととどう結びつくのかという町民の戸惑い、えっという気持ちですね、それもあれですし、僕が今質問させていただいております道の今後の合併の方向に対する案ですね。こういったものとも、本町の今進もうとしているところとは矛盾していると、そういうことで、そういうことから取り上げさせていただいたんですが、町長もこの案について、いろいろ何回か道に意見を言う機会があったかと、そのように思いますが、そうした席ではどのような意見を、もし述べられておれぱ、どのようなものであったか、まず、その辺からお聞かせ願えればと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(平野勝一) 常山町長。
○町長(常山 誠) 私が今まで道の具体的にはまだ姿は見えなかったわけですけれども、考え方というのを支庁別に説明会がありました。その当時、私も町村長の一人として出席をして意見を申し上げました。一部新聞にも紹介がありましたけれども、私は、まず申し上げたのは、5年以内に合併新法で、さらに強力に道庁は合併を推進するために、この構想案を出すというけれども、そんな状況にはないと。
合併新法は、合併特例債の恩典もなくなったし、交付税の10年間特別に配慮するという措置もなくなったし、あめ玉が一番魅力があると一般的に言われていたそういう構想もなくなった中で、しかも、2、3年みんな各自治体で合併するかしないかを検討した中で話がまとまらなかった、あるいは合併しないで自立でいくと、いろいろなケースがあるにせよ、合併ができなかった中で、まだ舌の根の乾かないうちに、それは道庁が示されたからすぐ合併に向けて話し合いをして、その話し合いをするということを、それは住民にも議会にも説明できないと、そういうことを申し上げました。しかも、道庁が考えている人口3万から5万というのは、たまたま北海道で言えば、今の都市で言えば、稚内、留萌、紋別、網走。そういうところが大体、市のつくところの自治体なんですね。そういうところはかなり昔からの歴史があって、そこには国なり道の行政機関があって、企業も、そこにいくつもの企業の支店、出張所、あるいは中核となる病院があって、成り立って初めて、その地域が一つの自治体とし成り立っているんであります。今道庁が進めようとしているのは、3,000人、5,000人、7,000人の町をみんなくっつけて3万から5万といったって、そんな機械的に合併するといったって、それは現実に難しいと。
仮に、5万の都市をつくるといったって、それはやはりどこかの中核になるところへ人口を集めるということになりますと、そんなことできっこない。その地域にそれぞれ人が住んで産業をやっているというのは、私はしっかりその地域で、その農業なり林業なり水産なりいろいろなことを守って生活しているんだから、そんな集約なんてできないと、そういうことを申し上げました。
したがって、当面は、道庁は声出すと言っているけれども、現実にはそんな状況にないということを申し上げたわけであります。
以上です。
○議長(平野勝一) 廣瀬俊幸議員。
○12番(廣瀬俊幸) 今まで道に述べられた意見、それから考え方ということについては理解できることが多かったんですが、だとすれば、もう一つ心配しているのは、新法になってから合併に対する都道府県の権限が1ランク上がったといいますか、言葉で言えば勧告、そうしたことも合併についてできるようになったと、そのことが一つあります。
そうしたことを行使してくるということになれば、これも自主・自立で芽室のまちづくりと、芽室だけに限りませんが、そういうことが非常に脅かされると、そういう点で非常に危惧を抱いていたものですからあれなんですが、町長のような見解といいますか、では道がああした案を出してきた背景というのは何なのか、何なんでしょうか。
それと、もう一つ、一問一答なんですが、もう1点お聞きしたいのは、第2回の審議会に提出したような、ああいう案を提案すること自体、やっぱり自主・自立と、一方ではみずからが決めると、市町村にそういうことを言っているわけですから、そうしたならば、ああいう案を出してくること自体が不見識といいますか、そういうことではないかと私は思うんですが、そういうことは考えられないかどうか、その2点伺わせてください。
○議長(平野勝一) 常山町長。
○町長(常山 誠) 合併に対する国の考え方は、私もよく全国の危機突破大会だとか、三位一体改革の危機突破大会、町村長大会に行きますけれども、総理大臣、あるいは総理大臣代読、所管の総務大臣の話は、合併に終わりはないと、永遠だと。行財政改革も永遠の課題だと。そういうことになりますと、その一環として、合併の旧法の段階からも、全国3,000の町村を1,000にするというのは、それは自民党の中でも決めたわけですし、大半の政党はそうだということに合意が得られたわけですね。
そういう方向の中で、一度終わったけれども、そこであきらめないで、平成の大合併というのは3,200から1,800になるわけで、もっと1,000までいったらまだ800ぐらい多いわけですから、やはりこの大合併をしますと、確かに経費の面だけから言えば削減になる、節減になる部分はあると思います、率直に申し上げて。そんなようなこともあって、あるいは地方分権時代ですから、権限を地方におろすと、財源もおろすと言っていますけれども、財源はそんなにおりてきていません。そういう大きな流れの中で、国の1つの流れとしては、そういう方向の中で国が新しいまた法律をつくって、そして、都道府県知事にこういうことをやりなさいというふうに法律で決めたわけですよね。その中に勧告という言葉が入っているわけですね。
ですから、各都道府県も国からやはり交付税をもらって、指導監督を受けている面もありますから、いくら対等だと言ったって、実際は上下関係あるわけですよ。国が一番上にあって、都道府県があって、その次は市町村に、みんな対等だと法律で格好いいこと言っていますけれども、現実はそういうふうになっていないわけですね。そういうふうになりますと、やはり国からそういう強力な指示を受ければ、知事の段階ではやらざるを得ない。ところが、知事の中には、ご承知だと思いますけれども、自治体の知事によっては、そういうことをやらないと、自主性に任せるというところもあります。あるいは様子見だというところもありまして、すべて足並みそろっていないんですね。
ただ、北海道の場合は、財源も厳しいし、国からも交付税いっぱいもらっているものですから、これは公式な話ではないですけれども、そんなに我々の言うことをきかないならいろいろなことでいろいろやりますよというのは、具体的には申し上げられませんけれども、やっぱりあるわけですよね、いろいろな、そういう世界の中には。
そんなようなことで、知事はやっぱりやらざるを得なかった。しかも、合併の達成率は全国下から3番目でしたか、東京、神奈川、大阪に続いて4番目ですか、15.1%、一番落第生、合併という面では、国から言わせたら落第生だと言われているわけです。ですから、そういうこともあって、やっぱり知事はつくらざるを得なかったのではないかと、私は率直にそのように思っております。
そんなようなことでございますので、やはり何か格好つけなければいけないと、格好つけなければいけないと言ったら少々語弊があるかもしれませんけれども、わかりやすく言えばそういうことだと思うんですね。したがって、いろいろな皆さんの審議会で意見も聞きながら、道の責任でもってたたき台をつくるという、そういう流れの中で、この一連の作業が行われているんだというふうに私は思っております。
以上です。
○議長(平野勝一) 廣瀬俊幸議員。
○12番(廣瀬俊幸) 今、答弁で、嫌々道がやらざるを得なかったかのような、ある面そうであればあれなんですが、ただ、だとすれば、先ほど来想定外という言葉も出ておりますが、とにかく法的には勧告権も道は持っていると。今、国が言っていることだからやらざるを得なかったと。国が道に強力に言ってくれば、この法で認められている市町村合併に対する権限の行使に及ぶと、現在の町長から言わせれば想定外のことかもしれませんが、そうなったときに、今まで道が出してきた方針にこたえられているように、意見を申しておられるような立場で、芽室の実態、その他からいって、そういう姿勢をぜひ貫いていただきたいと、今後も機会あるごとに、機会を見つけてといいますか、そういう方向に対する芽室町長としての意見等をぜひ発言を、意見を道の方に言っていただきたいと思うんですが、それらについてはどういう見解をお持ちか伺いたいと思うんですが、答弁をよろしくお願いします。
○議長(平野勝一) 常山町長。
○町長(常山 誠) 先般の帯広で行われた説明会に、首長と、それから議長の代表がそれぞれ数名ずつ出たわけですけれども、そのときに十勝町村会の会長の金澤会長から、道の勧告はしないでくれとはっきり申し上げました。基本的にほかの首長も、その考えは同じだというふうに私は認識をしております。
以上です。
○議長(平野勝一) 廣瀬俊幸議員。
○12番(廣瀬俊幸) 今、そういう方向で、私の思いの方向で答弁をいただきました。そういうことで、ぜひ町民の代表として、芽室町長として、その方向を貫いていただきたいと、そのように思います。
それで、あともう一つ、私が心配しているのは、先ほどからもまちづくりの今後の方向について非常に心配しているのは、以前にも、以前といいますか、質問の中でも先ほど言いましたが、自主・自立のプランですね、芽室町の。中身についての見解はいろいろあってもということで、ああしたものをつくり上げる、それから町民検討会議の皆さんの努力や、その他、職員の皆さんの努力や、そういったことであのプランができ上がって、それに基づくまちづくりを進めると。
そういう中で、例えば、まちづくりに対する、それから町の施設に対する町民の愛着が深まるとか、それから今後の行政のあり方に対する関心が高まると、そういうようなまちづくりについてのプラス要素と、そういうものもできてきていると。
そういう中で、先ほど言いました十勝一市構想や、道の、町長の見解から言えば、そういう事情の中で道が出した案というようなことであれしましたが、見解がありましたが、この新聞報道、マスコミ報道なんかによって、自主・自立プランでとにもかくにも芽室町は進むんだという中で、ああいうニュース報道をされると、今、町長が考えられておられるような、そういうまちづくりの方向とは別の心配といいますか、別の方向になっていってしまうのかなという、そういう多くの町民の皆さんの思い、そういうものに多く町民の皆さんの心配といいますか、意見、いろいろやってきたけれども、全然違う方向にまちづくりがいってしまうのかなとか、そういう誤解と言ったらいいんでしょうか、そういう心配が町民の皆さんの中に広がっていると思うんですが、そういうことは感じられていないか。単なるマスコミ報道なんていうようなことでとらえられていないと思うんですが、その辺の事実上の町民の皆さんの誤解と、そういう心配はされたことがないかどうか、そういったものが往々にしてあると私は思うんですが、その辺はいかがでしょうか。
それと、対応、そういうことがあるとすれば対応をしなければならないと思いますが、その辺はいかがでしょうか。
○議長(平野勝一) 常山町長。
○町長(常山 誠) 今、廣瀬議員おっしゃったようなこと、私しばしば町民から聞かれます。何だ自立と言っておきながら、何か一市に向かって進むというんでないかと、どうなっているんだと、しばしば聞きました。
しかし、私はそのとききちっと説明しました。あれは将来方向の選択肢の一つとして、最大公約数的に言えば、財政が非常に厳しくなって、国の制度も大きく、行政の仕組みも変わるときに、次の段階、合併しなければいけないということ、自立が立ち行かなくなる見通しにかなりの確率でなったときには、そういうことも相談しようということを、そういう話をしたんだということでありまして、具体的なときはまたいろいろな動きがありますよと。したがって、そのことはそうか、すぐではないんだし、将来そういういろいろな町民の皆さん、わからないよなと、先のことなんてどれだけ金削られるかわからないし、そうだよなと、そういう話がありました。
したがって、そういうようなことを誤解解くために、一般的な広報や何かではそれなりに書いているつもりでありますけれども、再度何かそういう誤解を解くようなことをきちっと広報を通じて町民の皆さんにお知らせをするということも、私の考えを伝えるということも必要かなというふうに思っております。
以上であります。
○議長(平野勝一) 廣瀬俊幸議員。
○12番(廣瀬俊幸) 今、最後に答弁がありましたので、ぜひ町民の誤解されているといいますか、間違った方向でとらえられている芽室の町民の方のために、そういう方向で、さらなる努力をぜひお願い、町長に面と向かって言ってくる人はまだいいんですよ。そう思っていて言えない町民も、その陰には大多数いらっしゃるということをぜひ、今答弁がありましたが、認識されて、そういう方向でいろいろな面でとらえていただきたいと、そのように思います。
そして、先ほどの、前質問で言ったとおり、道のそういった方針、想定外の圧力があっても、先ほどの答弁どおり、今後において芽室の町長として自主性を発揮されることを特に要望をして、私の質問を終わります。
○議長(平野勝一) 以上で廣瀬俊幸議員の質問を終わります。
14時45分まで休憩をいたします。
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午後 2時36分 休 憩
午後 2時45分 再 開
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