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          ◎ 日程第14 会議案第35号憲法の平和的民主的原則を擁護す
           る意見書提出の件 

 ○議長(平野勝一)  日程第14 会議案第35号憲法の平和的民主的原則を擁護する意見書提出の件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。
 廣瀬俊幸議員。
 ○12番(廣瀬俊幸)  会議案第35号について説明をさせていただきます。
 意見書にも提案させていただきましたように、近年、日本国憲法についてさまざまな議論が高まっています。我が国の憲法は、戦争放棄、国民主権や基本的人権など、国民の暮らしはもとより世界的にも先駆的な内容を持っており、ますますこの21世紀、その中身が国際的に光り輝く時代に入ったと、このように認識しております。例えば、意見書案でも触れさせていただいておりますが、国民の一部に心配があります環境プライバシー権については第13条で今までも裁判などで十分役割が果たせてきております。これは法的整備の中で十分対応できるものと、このように思います。
 いま一つ、日本国憲法は数十年、50年以上たって古くなったと、こういうものでありますが、当時この点については世界の大戦を経て教訓となりましたどのような国際紛争も平和的解決、これに徹すると。こういう国連憲章、これの精神に合致したものであり、この国連憲章は今の国際状況を見ましても、ますますこの方向で世界の世論、運動が大きくなってきていること、このことからも明らかであり、日本国憲法を擁護する方向で今後とも努力しなければならないと、そういう意味での提案であることも申し述べ、説明とさせていただきます。
 ○議長(平野勝一)  これから質疑を行います。
 質疑はありませんか。
 唯野義勝議員。
 ○9番(唯野義勝)  9番、唯野です。
 ただいま憲法の平和的・民主的原則を擁護する意見書の内容の説明を受けたわけですけれども、内容において日本国こそ21世紀における国際不安のために力を発揮するという項目がある中で、この中で憲法第9条、第13条、第25条を抽出した根拠、理由等についてお伺いいたしたいと思います。
 ○議長(平野勝一)  廣瀬俊幸議員。
 ○12番(廣瀬俊幸)  質問者の意味は、もっともっとほかに憲法の条文で大事なものがほかにもあるだろうと、そういうことかと推察をするわけなんですけれども、もちろん私もここの意見書に掲げさせていただいたもののほかにも重要な憲法条文があることはもちろんそうなわけで、ただ長文になりますので、その中でどれかを抽出するということにならざるを得ないということも、それで例えば憲法9条、これはほかの大事な条文とも不可分に9条だけ直せば戦争できる国になるかというとそうではない。基本的人権も抑圧といいますか、制限しなければならないし、報道の自由も制限しなければならないし、そういうようなことになっていくのではないか。そういうような非常に危惧をしているものです。
 そんなようなことから、他に大事なものがあるのは十分認識しているつもりなんですけれども、そういうような事情もあって意見書の中では整理といいますか、限られたものの記述にとどめさせていただいたということでご理解をいただきたいと思います。
 ○議長(平野勝一)  よろしいですか。
 ○9番(唯野義勝)  はい。
 ○議長(平野勝一)  ほかにありませんか。
 広瀬重雄議員。
 ○4番(広瀬重雄)  4番、広瀬重雄です。
 端的にお伺いいたします。最後の部分で、平和的民主的原則を守り抜くために確固とした立場と態度を強く要望するとありますが、具体的にどういうことを考えられているのか。この文章からはちょっと提案説明もあったんですが、何を政府に要望しようとされているのかお伺いしたいと思います。
 ○議長(平野勝一)  廣瀬俊幸議員。
 ○12番(廣瀬俊幸)  端的に言って、これは現憲法を確固として守ってくださいと、そういうことです。それで、なぜかと申しますと、憲法の最後の方の条文で、これは日本国憲法を守るのは国であり、政府であり、衆参の国会議員、それから公務員であるということが憲法上も明記されていると。こうしたことから言っても、これは矛盾といいますか、そうした現憲法を守らなければならない人にこのことを最後に要望するということは、当然あってしかるべきことですし、それを要望しなければならないと、そういう立場からのものであることを申し述べてお答えとさせていただきます。
 ○議長(平野勝一)  よろしいですか。
 ○4番(広瀬重雄)  はい。
 ○議長(平野勝一)  ほかにありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
 ○議長(平野勝一)  ないものと認め、質疑を終わります。
 これから討論を行います。
 討論はありませんか。
 柴田正博議員。
 ○5番(柴田正博)  5番、柴田です。
 今、質問も聞いておりましたけれども、今この問題については国、日本の中で国民を守るという部分で、税金もそうですし、あらゆるものが国によって国民生活の基盤となすものの形成であるだとか、憲法の問題にしても国民を守るということが第一の目的になっていると、そのように国の中でも話し合われているというぐあいに私は認識をしております。わざわざ擁護する意見を出さなくても、その立場に立った議論が国会の中でされているということから反対をいたします。
 ○議長(平野勝一)  賛成討論はありませんか。
 梅津伸子議員。
 ○11番(梅津伸子)  11番、梅津です。
 意見書案に賛成の立場で討論をさせていただきます。
 反対討論の中でおっしゃられたように、今さらあえてなぜこういう意見書を出すのかと、私も全くそのように思います。本来は憲法99条で「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官、その他の公務員は、この憲法を尊重し養護する義務を負ふ。」と、このようにうたわれています。このことがきちんと日々の政治、社会で守られていれば、こういう意見書をわざわざ提出することもないのではないかと、このように私は考えるものです。
 一つの訴訟があります。同じような訴訟が全国今広がっているようですけれども、この北海道に関係して言えば、箕輪登元衆議院議員、郵政関係、そして防衛族と言われてきた方です。この方がことしイラクの問題で国を提訴しています。そのさまざまな報道もされていますから、ご存じの方もいらっしゃるかと思うんですが、防衛政務次官、党国防部会副会長を務めた防衛族ではあるけれども、憲法や法律の拡大解釈、無理解が続けばこの国はまた軍事国家に戻ってしまう、このように述べられています。
 私どもと箕輪さんの立場は全く異なります。箕輪さんは自衛隊をきちんと位置づけて生きて来られた方です。そういう方も今こういうふうに黙ってはいられないという状況が現実に起きている。このことがこういった意見書をわざわざ提出しなければならない、したいと考える根拠です。
 この間、政府与党の一つであります自民党が憲法大綱を発表いたしました。その中身、既に皆さんご存じかと思うんですが、現職の自衛官に元防衛庁関係者が依頼して原稿をつくらせたと大問題になりました。憲法で今規定されています参議院の格を下げると、廃止論ということもありまして、廃止論、選挙しないでということで大問題になって、結局このことが引き金になって破算いたしました、出直しということです。
 私も詳しくではありませんけれども、全文を見ました。その中身を見ますと、まさに戦前の日本に逆戻りする内容が、先ほど提案者からもご説明ありましたけれども、国民の憲法、保障された権利を全く奪ってしまうと、そういった内容が現実に盛り込まれています。また、生活権保障25条、13条、これらのことも、今、国が財政難を理由に国民、地方自治体に大変大きな問題を財政難ということで国の役割を言ってみれば手を引いていっていると、そういう状況があります。そういった中で、改めて今この憲法の平和的、民主的な原則を養護する意見書を上げることが必要と考え賛成討論とさせていただきます。
 ○議長(平野勝一)  反対討論はありませんか。
 尾藤精志議員。
 ○16番(尾藤精志)  16番、尾藤です。
 私は反対の立場から討論をさせていただきますが、憲法については、終戦後憲法制定当時からの足跡を振り返ってみますと、常に私は矛盾を感じております。今、憲法を守れと言っておられる方々は、当時は占領軍から押しつけられた憲法だから反対と言っていた人たちが、私は多いというふうに見ております。戦後約60年、それから自民党でも今結党50年に向けて憲法論議をしようと言っていますが、やはり50年とか60年という年月がたちますと、世代交代の時代の年月であります。
 やはり、今の若い人たちも含めて、今意見書を提出しようとする方々が心配するような方向に必ずしもいくということではない。ただ、時代に即するかどうかということが私はあると思いますから、大いにまず我々の選んだ国会議員で国会の場で憲法というのは大いに議論をして、その動きを見ながらいろんな地方に住む我々が意見を出す必要があると考えたときは出してもいいと思いますが、私は今の段階でこの意見書を出すことには反対という考えでありますから、以上申し上げて反対といたします。
 ○議長(平野勝一)  賛成討論はありませんか。
 齋藤幸子議員。
 ○3番(齋藤幸子)  私はこの意見書に賛成の立場で討論をさせていただきます。
 先ほど、先輩議員からの反対の討論もありましたけれども、戦後58年を経過しまして、戦後の日本を再出発の価値のある最もそういった価値を鮮明にあらわしたのが今の憲法ではないかと、そのように考えております。現在の憲法は、この意見書の中にもありますとおり、3つの原理であります国民主権、基本的人権、そして平和理念をうたった戦争の放棄ということで、世界の多くの国からも評価を受けております。
 そういったことで、私は時流であるからとか、戦後もう58年も経過しているのだから時代に合った論議をというようなお話も、そういった議論も知っております。しかしながら、今の段階でこの現行の憲法というのは非常に私たちには広く政治的にも、経済的にも、国民の生活上でも日本に定着をしている重要な憲法だと考えておりますので、この意見書の擁護をする意見書ということでありますので、私は賛成をするという立場で討論をさせていただきます。
 ○議長(平野勝一)  反対討論はありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
 ○議長(平野勝一)  ないものと認め、討論を終わります。
 これから会議案第35号について採決します。
 本案は原案のとおり決定することに賛成議員の起立を求めます。
             (賛成者起立)
 ○議長(平野勝一)  起立少数と認めます。
 したがって、本案は否決されました。