◎ 日程第10 会議案第31号「介護福祉士試験」資格取得方法
の見直しに関する意見書提出の件
○議長(平野勝一) 日程第10 会議案第31号「介護福祉士試験」資格取得方法の見直しに関する意見書提出の件を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
奈良國司議員。
○10番(奈良國司) 会議案第31号「介護福祉士試験」資格取得方法の見直しに関する意見書提出の件の提案説明をいたします。
ここに提案いたしました意見書は、同議長会並びに十勝議長会から要請がなされたもので、本年6月2日に厚生労働省社会援護局福祉基盤課福祉人材確保対策室から介護福祉士試験のあり方等介護福祉士の質の向上に関する検討報告書が提出されました。
検討された内容は、これからの社会福祉は個人が人として尊厳をもってその人らしく生活していけるよう、その自立を支援する必要があることから介護福祉士のさらなる質の向上を目指すというものであります。特に、この報告書の中に介護福祉士の資格取得方法について資格取得方法の見直しに関する環境整備の状況を踏まえ指定養成施設 ──専門学校のようなものですが──の卒業生が受験資格を取得する方法に統一することを検討
するということになっております。
このことに統一されますと、現行の受験資格のある高等学校福祉科の卒業生及び3年以上介護等の業務に従事した者は受験する機会を失うことになります。高校生は生活経験は未熟であります。報告書にも指摘されているように、高校生等の人生経験だけでは生活支援に対応できないなどとの側面があると記述されておりますが、専門学校の卒業生と人生経験においてどれだけの差があると判断できるか疑問に思います。
また、高等学校福祉科に入学してくる生徒は、将来は福祉にかかわる仕事につきたいという目的意識の高い生徒が多い実態です。さらに、資格取得後の就職先は大半が中学校の地域を中心に親元にある施設を選び、職場での仕事ぶりはまじめであり、高齢者の方に誠意をもって当たるという高い評価を得ており、高齢化した地域の若い人材として地域社会に貢献する存在となっております。
道内6市町村にあります道立、私立の高等学校福祉教育を推進し、専門性を高める原動力となってきた存在意義は大変大きく、受験資格という柱がなくなると福祉教育の存在価値も縮小するのではないかと危惧し、地域社会に及ぼす影響もはかり知れないものがあると考え、ここに介護福祉士の受験資格を指定養成施設の卒業生に統一しないよう、国及び政府機関に対し本意見書を提出するものであります。
以上、簡単ですが、提案説明といたします。
○議長(平野勝一) これから質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平野勝一) ないものと認め、質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平野勝一) ないものと認め、討論を終わります。
これから会議案第31号について採決します。
本案は原案のとおり決定することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平野勝一) 異議なしと認めます。
したがって、本案は原案のとおり可決されました。
なお、本意見書の提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣といたします。