◎ 日程第8 会議案第29号陸上自衛隊駐屯地等廃止 ・ 削減反対
に関する要望意見書提出の件
○議長(平野勝一) 日程第8 会議案第29号陸上自衛隊駐屯地等廃止・削減反対に関する要望意見書提出の件を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
唯野義勝議員。
○9番(唯野義勝) 会議案第29号陸上自衛隊駐屯地等廃止・削減反対に関する要望意見書の提案説明をいたします。
ここに提案いたしました意見書は、十勝町村議会議長会からの要請に基づき提案するものであります。
陸上自衛隊は我が国の平和と安全を守るという使命のほか、災害時における救援復興活動、国際平和協力活動などさまざまな活動を通して今日の平和な日本社会を支える重要な役割を果たしております。十勝においても、陸上自衛隊第5旅団により災害、救援活動と地域住民の期待は極めて大きいものがありますが、北海道内の隊員及び駐屯地の削減・廃止が叫ばれています。これが推進されると、地域住民の心に不信感と失望を生じさせるとともに、地域住民との深い信頼関係によりまちづくりを進めてきた自衛隊が駐屯する各市町村にとって、まちづくりの根底が覆されるという地域にとっては切実な問題が生ずるものであります。
よって、政府に対し防衛計画の大綱見直しに伴う影響に最大限の配慮を行うよう意見書を提出するものであります。
以上、提案説明といたします。
○議長(平野勝一) これから質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平野勝一) ないものと認め、質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
梅津伸子議員。
○11番(梅津伸子) 11番、梅津です。
私は、この意見書案に反対の立場から討論をさせていただきます。
この間、政府が防衛計画の大綱を決定いたしました。隊員の大幅な増というふうにはなっていません。このこと自体が、私どもは日本全体の軍縮が進む方向を求めていますので、その方向にかなうかどうかは全くわかりません。ただ、はっきりしているのは今回の防衛計画の大綱の骨格がアメリカの先制攻撃戦略に全面的に対応して、ブッシュ政権が求める対テロ戦争の参加を正面に据えていることがはっきりしています。削減されても、そういう意味では自衛隊の役割がこれまでと変わるという状況には全くなっていません。
今回の削減方向に決してくみするものではありませんけれども、私は国民の憲法で保障された暮らし、教育、福祉、それを何よりも大事にする国政の実現を求める立場から見て、これまで予算が削減されてきているとはいえ、来年度予算も約5兆円近い予算が組み込まれています。軍事予算が組まれています。そういった税金の使い方、これが国民の暮らしや福祉、ひいては町民の皆さんの福祉や教育や暮らしに直接かかわってきているものと考えます。
そういった意味で、これから求められるまちづくりは自衛隊存在そのものに頼るのではなく、やはり地方の住民が本当に安心して暮らしていけるまちづくりを独自につくっていく、そういった方向が求められている時代に入っているのではないかと思います。そういった意味で、この意見書案に反対とさせていただきます。
○議長(平野勝一) 賛成討論はありませんか。
阿部昌利議員。
○14番(阿部昌利) 私は、この意見書提出に関して賛成の立場で討論をさせていただきます。
今、反対者のおっしゃっていた趣旨、そういうことのない社会というのは、これはいつの時代も、どこの国にしても、そういう形がとれるのであれば一番いいというふうに思っている一人でもございます。しかし、特にことしは外敵といいますか、外での戦争、またその脅威、そしてまた国内においては台風、あるいは震災、こういうことが多く起きていたわけでございまして、軍ということでなく国を守るという自衛隊に対して、これは安心して、そしてまた災害あるいは国際的ないろんな紛争が起きているときに、やはり災害から復興あるいは住民を守る、そしてまた世界秩序の安定化ということに向けて私は必要であると思っておる一人でございます。
また、今、国も地方も大変な時代でございますので、また地方においては駐屯地等々の問題もこの芽室町にはないにしても、十勝、北海道、そしてまた日本全国にそういう状況下にあるという時代にいつも必要な自衛隊の縮小に対して、やはり地域住民としても、議会としてもこのことをきちんと真摯に受けとめていくべきだというふうに思っており、賛成討論とさせていただきます。
○議長(平野勝一) 反対討論はありませんか。
廣瀬俊幸議員。
○12番(廣瀬俊幸) 12番、廣瀬俊幸です。
本意見書に反対の立場で討論をさせていただきたいと、そのように思います。
以前の梅津伸子議員と同趣旨でありますが、私から特に強調したいのは、今回の自衛隊の削減がアメリカの世界の軍事戦略、それからハイテク化、こうしたことでの縮小で、実質的に軍事力がこれで減るということでは決してないと。軍事費においても、従来の軍事予算、これは減ったということも一部では言えるわけなんですが、その分、海外派遣費用が大幅に増加を来すと。トータルでは決して国民の望む方向では減っていないと、このことを強調しなければならない。そういう国民の多くが望む平和の方向とは違うことでこうした状況が出てきていると言わざるを得ません。
そして、まちづくりは本当にその町の特徴を生かしたまちづくりを本当に行っていく。それを阻害する、それをおくらせる、そういう要因にもなるということから、本案件に反対するものであります。
○議長(平野勝一) 賛成討論はありませんか。
ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平野勝一) ないものと認め、討論を終わります。
これから会議案第29号について採決します。
本案は原案のとおり決定することに賛成議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(平野勝一) 起立多数と認めます。
したがって、本案は原案のとおり可決されました。
なお、本意見書の提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、外務大臣、財務大臣、経済産業大臣、国家公安委員長、防衛庁長官、陸上幕僚幹部幕僚長といたします。