◎ 日程第4 行政報告
○議長(平野勝一) 日程第4 行政報告。
町長から行政報告の申し出がありましたので、これを許します。
常山町長。
○町長(常山 誠) 議長からお許しをいただきましたので、3件の行政報告をさせていただきます。
まず、1項目目は職員の地域担当制度についてであります。
この制度の概要につきましては、本年3月24日開催をされました議会の議員協議会において、制度提案の経緯、制度の目的などをご説明させていただきました。その後、実施に向けた具体的な方法などについて、役場内の行政改革推進本部で実施要領、担当地域、担当職員の配置などについて検討を重ねてきたところであります。
その要領案につきましては、お配りをいたしております別紙資料1のとおりであります。
また、地域区分及び担当職員につきましては、2ページのとおりであります。この地域区分の考え方といたしましては、市街地は、市街地町内会連合会の常任理事選出のブロックに従い40行政区を6ブロックに、農村部は、公共施設再配置計画案の区域を基本に37行政区を4ブロックとして、町全体を10ブロックに地域分けをいたしております。今回の地域担当制度につきましては、初めての試みであり、試行的な要素を含んでおりますことから、不都合が生じた場合には、その都度内容の変更について弾力的に対応し、必要に応じて行政改革推進本部等で検討し改善するなど、実効の上がる制度として定着をさせていきたいというふうに考えております。
次は、2項目の口蹄疫の防疫対策についてであります。家畜伝染病口蹄疫の患畜、疑似患患の発生に伴う本町の防疫対策についてであります。
去る5月11日、本別町の農家が飼育する肉牛2頭から口蹄疫ウイルスの遺伝子の断片が検出され、当該牛2頭とその同居牛全頭が口蹄疫に感染した疑いがある疑似患畜と診断されました。その後の再検査において、当該牛の2頭については患畜と確定され、またその2頭と同居牛の全頭
705頭については疑似患畜と診断されました。このため発生農家から半径10キロメートルが家畜移動制限地域となり、また道及び十勝支庁にそれぞれ口蹄疫防疫対策本部を設置いたしました。
口蹄疫につきましては、人には感染することなく、また感染牛の乳・肉を接種しても人体に影響ありませんが、しかし患畜は産業上の利用価値を失い、畜産業に及ぼす影響が非常に大きいことから、最も恐れられている偶蹄類の動物の伝染病であります。このため本町におきましても、5月12日に家畜伝染病自営防疫協議会臨時代議員会を開催をし、今後の防疫体制などについて協議をいたしました。協議の中では、この偶蹄類の家畜を飼育している農家、畜産農家でも馬やニワトリは偶蹄類ではないわけですから対象外でありますけれども、その他の乳牛、肉牛、豚の99戸に対し、本別町で口蹄疫疑似患畜が発生したので、防疫体制の徹底と協力につ
いて周知をすること、また畜産農家の自己防衛策を支援するため、消毒剤の無料配付をすることを決め、13日までにそれぞれ防衛対策を実施、終了したところであります。そのほか口蹄疫蔓延防止のため、畜産農家に対しては消毒マニュアルを作成し配付を行い、畑作農家と関係機関に対しては防疫体制の協力を依頼してまいりました。
一方、町営牧場の受け入れにつきましては、当初5月20日を予定しておりましたが、移動地域内における再検査の結果の公表がおくれたことから、慎重を期すため、町の自営防疫協議会並びに町営牧場利用者互助会と協議をし、移動制限地域内の安全が確認されるまでは入牧を延期することを決定いたしました。その後において、十勝支庁からの情報や近隣市町村の動向を見ながら入牧準備を進めておりましたが、5月25日に、家畜保健衛生所から制限地域内で実施した血清検査で全頭について異状がないことが確認された旨、連絡がありましたので、29日に公有牧場において肉牛の受け入れを開始し、6月3日をもって新嵐山牧場及び新得町牧場への入牧を終了いたしました。
なお、道では、このまま推移すれば6月9日には安全宣言をいたしたいとしておりますが、本町におきましても、今後とも的確な情報収集に努め、関係機関と連携を取りながら防疫の強化に万全の体制で取り組んでまいります。
次は、3項目目の農作物の成育状況についてであります。
ことしは例年に比べ積雪量が多く、このため雪解けがおくれ、積雪期間が長くなりましたこともあり、小麦の一部に雪腐れ病が発生をいたしました。しかし、生産者の賢明な融雪努力により、ごくわずかな廃耕が10ヘクタールで終わりました。また、春耕期の気温につきましては、4月は平年より低温の日が多く続きましたが、5月に入り最低気温が上昇いたしました。しかしながら、5月中旬からの長雨により、農作業は大幅におくれてのスタートとなりました。
作物別の概要といたしましては、お手元にお配りした6月1日現在の成育状況に基づき、ご報告を申し上げます。
まず、小麦につきましては、融雪後の初期発育におくれはありましたものの、その後の天候回復により草丈係数はほぼ前年並みとなっております。また、馬鈴薯につきましては、植えつけのおくれとその後の日照不足、過湿から萌芽が心配されましたが、排水不良地の一部で種イモに腐敗があるものの、最近の好天により全般の成育はおおむね順調であります。大豆、小豆につきましては、若干播種がおくれましたが、好天により順調に出芽をしております。また、菜豆につきましては、播種作業はほとんど終了いたしました。てん菜につきましては、定植おくれが今後の成育おくれになることが心配はされましたが、好天により回復が早く、草丈係数は平年並みと順調な成育をいたしております。
一方、スイートコーンにつきましては、播種のおくれがあるものの、5月の最低気温の上昇により成育状況がよく、平年並みに戻ってきております。飼料作物につきましては、牧草が昨年の猛暑の影響から、裸地が多く、また全体的に軟弱に成長しており、収穫量が心配されますが、飼料用トウモロコシは、天候の回復により順調な成育となっております。野菜類はナガイモ、ゴボウとも播種作業のおくれと作業の遅延が心配されましたが、いずれもその後の天候の好天により、平年並みの成育となっております。
いずれにいたしましても、今後の好天を願うとともに、農業関係機関あげて、適時適切な技術情報の提供と指導に努めてまいる考えであります。
以上であります。
○議長(平野勝一) ただいまの報告に対し、特に質問はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平野勝一) ないものと認めます。
以上で行政報告を終わります。